うな重さんのマイ★ベストレストラン 2011

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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お店の印象・評価は気分はもとより季節や天気、懐具合など多面的な要素で決まるという事をつくづく感じます。例えば、楽しい旅でめぐり合った味は忘れられないもので、京都を堪能した後の廣川やう桶やは格別なものに感じました。

今年は、期待に沿うお店にあまりめぐり合えなかったこと、それに伴って新規開拓のペースを落としたことから再訪が増えたので半分は昨年と同じ顔ぶれになりました。再訪して良いところはやはり良いのであります。つまるところ足下の自分のお気に入りの店に行くのが気楽で手軽でシアワセだということでしょう。

マイ★ベストレストラン

1位

小川家 (伊豆急下田 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2011/01訪問 2011/01/28

長閑で至福の時が流れる小川家さん

今日は天気もよく、道も空いていて新緑の伊豆路は大変快適なドライブでした。ここ小川家さんは伊豆急下田駅の南方約600メートルほどの町外れあります。下田港に注ぐ稲生沢川の河口付近の漁船が係留されているあたりから街に入った位置。不案内な方はナビもしくは地図の利用がいいでしょう。店の前に数台の駐車スペースあり。下田は海と山に囲まれていいところですね。

建物はいい感じに古びた木造。暖簾をくぐると右手に調理場があり生きたうなちゃんがニョロニョロしています。左手にテーブル席が4卓ほど。今回は開店直後の11時半頃にうかがいましたが下はほぼ一杯で二階に通されました。こちらの座敷はL字型になっていて、5組くらいは入れそう。窓があって明るくて潮の香りがして。海沿いの木賃宿にでも来たような長閑な気分になれます。メニューはうな重と白焼き、蒲焼、柳川と肝煮。以上。大変シンプルです。うな重の竹と梅、白焼き、肝煮を注文しました。

肝煮はすぐに出てきました。甘辛に煮た肝は適度な苦味を残し美味。思わず追加を頼んでしまった。次に出てきたのが白焼き。何やら銀色の弁当箱のような器に塗りの蓋。店員さんが中にお湯が入っているので気をつけてくださいと。この箱は2重構造になっていてお湯の箱の上にもう一つ入れ子のブリキ箱が乗っていてそこにうなちゃんが入っているのですね。なるほど、皿に盛られてくる白焼きはすぐに冷たくなってしまうが、コレなら冷めない!素晴らしい。なぜか蓋には「野田岩」の文字が。麻布の名店と関係があるのかしら。前置きはさておき、いただきます。この白焼き、脂の乗り、焼き具合ともに秀逸。やわらかいが身が崩れるほどでなく、旨みが凝縮されていました。モチロン臭みなどはなく、いままでいただいた白焼きで間違いなく3本に入る一品でした。

入店から約40分程でメインのうな重が運ばれてきました。今回はフリーでしたが、予約を入れておけば待ち時間を短縮できるそうです。うなぎは待つのも楽しみのうちですけどね。このうな重は色、艶、姿が非常に美しい。十分な大きさの身はやわらかく、それでいて密度が濃い。脂の乗りも適度。気持ち甘目が抑えられたタレは一口目はあっさりと感じたけれど食べ進むうちにちょうどいい按配になる。コレも計算なんですかね。ご飯もやや固めでよかったです。こちらのうな重は松竹梅とありますが、違いは量とのこと。竹は1尾分、松は1.5尾分です。最小の梅はいつぞや食べた掛川の甚八よろしく半ぺらかと思いきや、そこそこです。小食の方はこのチョイスもありかと。

接客は素朴ではあるが、変に作り笑い満開なのよりは好感が持てました。とにかく、この小川家さんは会心の一撃でした!

座敷には文庫本が置いてあり、お読みになる方はご自由にどうぞ、とある。ここのご主人の生き方を文章にした作品らしい。せっかくなので頂戴してきました。読んでみよう。

*********************

後日談・・・件の本を読んだら野田岩の謎が解けました。ここのご主人、その昔、野田岩にいらしたんですね。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 肝煮 315円

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2位

うなぎ屋 廣川 (嵐山(京福)、トロッコ嵯峨、嵐電嵯峨 / うなぎ、どじょう)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/05訪問 2011/05/06

再訪記;京都で出会った江戸好みのうな重

2011年5月
家族旅行で京都へ出かけるにあたり、前回訪問時の好印象が忘れられず、夕食に廣川さんへ伺うことにしました。ゴールデンウィークの中日、しかも家族5人となれば飛込みではありつけない可能性もあると思い、あらかじめ電話で予約を入れました。予約の電話では日にち、時間と人数を申し述べ注文は当日その場ですることになります。また予約の場合は2階席となり席料がかかるということで、恐る恐るお幾らですかと訪ねると1組1000円とのこと。これで席が確実に確保されるならOKですね。

予約の10分ほど前に到着し名前を告げると2階へと通されます。2階には個室が二つ、半個室が一つ、テーブルが二つ、それと通り側に面したカウンター席があります。大きく切られた窓からは嵐山の新緑が両手で抱えられるように見られます。シックな内装と相俟って、これほど贅沢で、静かで落ち着く空間を、私はうなぎ屋さんでは他に知りません。

前回は並にしましたが、量的に物足りなかったので今回は上うな重3500円にしました(上で1尾分)。うなぎは相変わらず深蒸しの柔らかく上質なもので好印象は変わりませんでした。最近妙に舌の肥えてきた息子も同じ上うな重を軽々と平らげ大満足だったようです。うまい鰻を食わせてやると豪語していたオトーサン(私)も沽券を下げずに済みました。

さて、接客に関しても前回同様、上品な挙措、丁寧で柔らかな言葉遣いなどが素晴らしく、大変気持ちよく食事を楽しむことができました。一つだけ庶民の都合で申せば、廣川さんは決して安いお店ではないので、家族5人での食事となると出費は相当なものになります。しかし旅先のたまの贅沢で一家で幸せな気分に浸れたのでバリューは十分だと思います。

****以下前回レビュー2010年7月****

京都は嵐山の廣川さん。こちら渡月橋から北へ延びる通り沿いで世界遺産天龍寺のハス向かいになります。このあたり、休日ともなれば原宿か渋谷かというくらいに人で溢れかえる場所ですが、今回は平日の夕方で人影も疎ら、天龍寺も拝観時間を過ぎ、商い中の店も極めて少なかったっけ。嵐山は私の曾遊の地で、懐かしく散策しましたが、ここにこんな有名なうなぎ屋さんがあるとはついぞ知りませんでした。食べログで見つけてかなり評価が高かったので気にはなっていましたが、超メジャー級の観光地のメインストリート沿いということで、正直、一抹の不安もありました。が、良かったんです!

お店はとても京都らしい数奇屋風。入り口の脇から紅葉などが細やかに配置された小さな庭が見え、「あずま」のイナカモンはこれだけで、おおっ、京都っぽい!と思ってしまいます。暖簾をくぐり廊下を行くとゆったりとテーブルが配置された一階のフロア。二階は予約の客向けとのことで、個室もあるようです。空いているお好きなところへどうぞ、と言っていただいたので、件の庭が良く見える窓際の席を選びます。

メニューはうな丼、うな重、蒲焼、白焼きの他にうざく、うまき、肝焼きなどの一品、定食、コースもあります。うな重2400円と肝焼き600円、それとオプションの肝吸い400円を注文しました。

10分ほどで肝焼きが来ました。串になっていて割りと大振りの肝が連なっています。食感は柔らかく、かなり苦味が効いていて大変おいしい。サザエなどの巻貝系の先っぽの部分があるでしょう。あそこの感覚にちょっと近いものを感じました。

それから5分程度でうな重が供されました。器は小判型。蓋を開けるとうなぎは3/4尾分です。箸を入れるとすっと入ります。身の大きさはホドホド、厚みもホドホドですが癖のない脂が良く乗っていて蒸しの具合もよくしっとりやわらかで上質。タレは甘辛のバランス均衡タイプで特に甘さが心地よく上品。関西の京都にあって完全な江戸好みのうな重なのです。またゴハンのコンディションも素晴らしく、べたつかず適度な硬さで大変良かったです。おいしく、ペロリといただき、完食後もっと食べたいと思いました。うな重の並だとご飯含め量が少なめなので、食べる方は上なり、特上にしたほうがいいかもしれませんね。

接客もさすが、多くのお客さんの対応をしているのでしょう、スムーズで無駄がなく感じがいい。肝吸い別売り・うなぎ3/4尾で2400円は少々割高感はあるものの、内容・土地柄からすると十分納得のいくものです。帰りがけに、レジのおねいさんが、はんなりと「お荷物にならなければお持ち下さい」と団扇をくれました。これが結構ちゃんとしたもので、こういったセンスの良さにも感心しきり。いいお店でした。正直オドロキでした。

  • 2011年5月
  • 窓からは嵯峨野の緑
  • 上うな重3500円

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3位

祇をん う桶や う (祇園四条、京都河原町、三条京阪 / うなぎ、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/08訪問 2011/08/12

花町御用達、う桶!

JR東海のCMではありませんが、このところ折あるごとに「そうだ 京都、行こう。」とつぶやいています。夏休みなので家族との小旅行で、新幹線は利用しませんがさしずめ「父さんが連れて行く京都」・・・ですね。もちろん寺社も行きますが楽しみの一つが食事であります。今回は祇園の風情を堪能すべくう桶や う さんにうかがいました。ここ祇園は言わずと知れた花街。近在のお茶屋さんへのうなぎの仕出しのためにう桶を始めたとのことで、好物のうなぎと祇園らしさとが一体となったわくわくするようなお店です。話のタネとして考えていたう桶のうなぎが思いの他おいしくて極めて満足度の高い食事となりました。

◆外観
花見小路の一本西側の風情のある通りにあります。町屋風の建物で桶の描かれた暖簾と「う」の字の行灯がとても洒落ています。家族での訪問なので席の予約をしておきました。暖簾をくぐるとすぐ左手がオープンな調理場。左側の急な階段を上った2階の座敷に案内されます。4人用の座卓が6卓ほどの小ぢんまりとしたやや明かりを落としたシックでシンプルな塗り壁の部屋です。

◆メニュー
ご存知う桶が3人前、4人前、5人前があります。ほかに蒲焼、白焼き、うな丼、う巻、うざく、肝焼き、だしまきなど一品料理。4人桶11340円と白焼き2300円、だしまき1000円、肝焼き1260円を注文しました。

◆料理
肝焼きは内臓1式が串に連なっています。蒸しが入っているのか、レバー部などはとろんとして大変おいしかった。絡んだタレが非常に甘さを控えたもので肝の味を引き立てます。アテには最高です。だしまきは京都らしく、余計な味付けをしていないシンプルでふわとろな玉子焼きでした。大根おろしでいただきます。白焼きは小ぶりながら臭み・小骨が極めて少なくふわっと柔らかい仕上がり。だしまきも白焼きも飢えた鬼たちの箸が止まらず一瞬で食卓から消えました。

さてお待ちかねの桶です。仲居さんが桶の蓋を開くとシアワセがカタチになって現れます。4人前なので半身が8枚ズラッと並んでいて壮観!!これを仲居さんが器用に取り分けてくれます。蒲焼はやや小ぶりながら脂の乗った上質な身で深蒸しのふわとろ。タレは甘さを控えたさらっとしたもので、完全な江戸好みです。これもまた、おいしくて皆であっという間に平らげました。正直これほど旨いうなぎにありつけるとは思っていませんでした。肝吸い、お新香も4人前付きます。これら脇役も上々でした。

◆接客その他
妙齢の女性が2階の座敷を担当されているようでしたが、応対、立ち居振る舞いとも非常にいい塩梅でした。客との距離の置き方も秀逸でさすが馬の目を抜く祇園の有名店と感心するばかり。立地、建物、料理、背景、接客どれをとっても非常に満足度が高く、ミシュランも伊達ではないと思います。また訪問したいと家族一同意見の一致を見た次第です。

◆行き方
祇園西花見小路四条下ル。花見小路の一本西側の細い通り沿い、建仁寺寄りです。

  • (説明なし)
  • う桶4人前11340円
  • だしまき1000円

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4位

天然うなぎ しま村 (高田 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2011/09訪問 2011/09/01

しま村でゼイタク天然鰻ランチ。

職場の後輩K君のオススメ、横浜市港北区のしま村さんにうかがいました。こちらは鰻卸商が母体となっており、天然・養殖モノ共に全国から選り抜いたうなぎを使用しているとのことです。天然鰻は5月から12月までが収穫期ですが極力、天然鰻を提供したいというのがこの店の構えのようです。
なお、当店は2011年ミシュランガイドで星1つを獲得しています。

◆外観、店内
外観はコンクリートと黒いガルバリウム鋼板の組み合わせでモダンシックな佇まい。通りに面した窓から焼き場で職人さんがうなぎを焼くところを見られます。エントランスには笹が植えられ、無機質な建物に彩りを添えています。暖簾のない入り口を入ると立派なキャッシャーがあり、その向かいには冷蔵ケースに真空パックになったうなぎが売られていました。
右手に進んだ客席エリアはいくつかの小部屋に仕切られ、それぞれの部屋に3から4卓ずつテーブルが並んでいます。私たちが通されたのは3卓の部屋で、窓からはちょっとした坪庭が眺められました。木目の壁と大きくきられた窓から見える坪庭、モダンな照明ととてもおしゃれな空間です。2階には座敷もあるようです。

◆メニュー
養殖うな重は特上、松、竹。天然は極上、特上、松、竹。天然極上は「時価」でした!他に「鰻釜」という釜めしの釜に鰻を乗せたひつまぶし様のものや、5880円からのコース各種。一品も充実していて志ら焼き、うざく、う巻き、串焼き(肝、レバー、ひれ、かぶと)など、およそうなぎ料理なら何でも揃っている感じです。今回は連れと2人だったので養殖の松(3885円)と天然の松(6825円)を1つずつ頼み半身をトレードしました。後はお決まりの肝焼き(1本367円)を。注文時、養殖と天然は調理時間が違うが、できた順に持ってくるか、同時にするかと聞かれました。そうか、天然の方が時間がかかるのでしょうね。

◆料理
まず、肝焼き。タレのかかりが少なめで歯ごたえのあるタイプです。処理が丁寧で雑味の少ない上品なおいしさでした。その後、セットの鰻入り茶碗蒸しがきて、いよいような重です。うな重が供されたのは注文後35分、思ったよりも早めでした。角を面取りした8角形の重箱の蓋を開けます。天然と養殖を比べると同じ松でもやはり養殖のほうが一回り大き目です。どちらもとても美しい焼き上がりですが脂の多い養殖もののほうが照りというかツヤがあります。
まず天然。私は天然鰻は過去数回しか食べたことがありませんが、いずれもあまりいい経験ではありませんでした。しかし今回いただいた天然鰻は過去食べたものと比較すると出色のクオリティです。身のモロさ、独特の香りという共通点はありますが、凝縮された鰻の旨みは素晴らしいものがあります。適度な水分も残っていてパサつき感がなくおいしくいただきました。こちらは四国は吉野川産だそうです。
さて、私がしま村さんの懐の深さを感じたのは天然ものよりもむしろ養殖うなぎの方でありました。愛知は一色産のうなぎは大き目で肉厚の身で、深蒸し。トロッとトロける食感と脂の旨み、甘みは他の追随を許しません。皮も存在を忘れるほど柔らかに仕上がっていました。もちろんうなぎは柔らかければいいというものではありませんが、この柔らかさ、旨さは素晴らしいと思います。タレは甘さをやや抑えた都会的な上品な味で、それも控え目な付け具合。あくまでもうなぎの身の良さで食べさせているといったところでしょうか。ゴハンも、硬めの炊け具合、旨みとも秀逸で非常においしかったです。粗挽きの山椒、脇役の肝吸い、お新香もなかなかのレベル。

◆接客
和服の女性の立ち居振る舞いは丁寧でお客の様子をよく見ています。時間配分にしても、肝焼き→茶碗蒸し→うな重→デザートの間のとり方が絶妙でした。もちろん、お茶のタイミングもピタリで、こちらが考えるタイミングのちょっと前に来てくれるのでまったくのストレスフリーでした。計算だとしたらコイツは大したものです。お値段は安くはありませんがうなぎ、サービスともに十分以上に釣り合うと思います。

◆行き方
厚木街道(国道246号線)新石川交差点から県道102号線を綱島街道方面へ。第三京浜をくぐって約1.5キロ、高田交差点左手。
県道から店舗を挟んだ裏側の路地沿いに10台程度の駐車場あり。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 天然鰻お重箱松 6825円

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5位

○庵 (西富士宮、稲子、富士宮 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥4,000~¥4,999

2011/07訪問 2012/04/15

休業情報アリ:隠れ家の鮨処○庵 再び・・・・

先般(2012年4月)予約電話を入れたところ、大変残念なことに事情により店を閉めているとのお話でした。詳細は不明です。事務局には休業報告をしておきました。

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私が今年であった中で最も気に入った店のひとつ、○庵さんにランチで訪問しました。ここは眼下に豊かな緑が広がり、昼は昼で極めて気分の良い場所です。テラスに出ると蝉の声をBGMに爽やかな風が吹き抜けます。雲の切れ目に富士山の頂上が見えていました。小高い丘から見下ろしたところから富士山がどーんと立ち上がっているので山が高く見えます。晴れていれば窓が額縁になることでしょう。

●ランチメニュー
基本は3700円のおまかせすし。和菓子のデザートと抹茶が付きます。予約時に予算他の相談に乗ってもらえるので電話で確認してください。

●料理
おまかせすしはトロ*2、イカ、赤身、貝、穴子、玉子、イクラの8貫。ネタはオーソドックスですがふわとろの穴子、程よい脂のトロ、濃厚な玉子などいずれもおいしくいただきました。そして、無農薬魚沼産コシヒカリと赤酢のシャリは相変わらずマイルドながら深い味わいがあり素晴らしい。お椀はなめこの赤だし。ミョウガが効いてこれも美味であります。
食後には麩ちまきと抹茶で贅沢な気分にさせてくれます。抹茶をいただいてホッと一息ついていると最後に小さなチョコレートと冷茶が供されました。こういうところも手抜かりがありません。
大食漢の方は量的に物足りないでしょうが、バクバクと食べて満腹になるということを目的にするお店ではないのでこれでいいと思います。

●その他
ランチで訪問しても好印象はそのまま。素晴らしい景色を眺めながらの食事が楽しめます。たまの、ちょっと贅沢なランチには最上のチョイスだと思いました。

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以下2011年2月レビュー

富士宮駅から北西に約4キロ、小高い丘に青木平という別荘地があります。富士山が一望できるこの別荘地は陶芸家が工房を構えたり、ギャラリーがあったりと少しく浮世離れした独特の雰囲気があります。○庵(まるあん)さんはそんな青木平の更に奥まった所にあるお店で、完全予約制、10歳以下のお子様は不可、一番安いランチの鮨が3700円と、気軽には寄り付き難そうな気配を醸し出しているすし屋さんです。しかし実際に訪ねてみれば大変に気分の良い食事をすることができる名店だと思います。

◆予約
完全予約制なので、普段はめったにすることのない予約という行為が発生します。席が空いていさえいれば当日の予約も可能です。電話をかけ予約を希望する旨を伝えると、人数と希望日時を聞かれた後にどのメニューにするかを問われます。鮨会席は8400円から15750円まで3種類とのこと。一番安い鮨会席(それでも8400円!)をオーダーしました。予算に応じた対応も可能とのことでした。また、食べられないあるいはきらいなネタはないかとの確認もしていただきました。

◆行き方
県立富士宮北高等学校の南、県道414号線(大月線)の朝日町交差点を西方向へ400メートル進み、交差する県道184号線を右(北)へ。道なりに4キロほど進むと青木平別荘地の看板が出ているので左へ。道なりに500メートル程先のT字路を左、更に500メートル先の交差点を右へ。ここから約300メートル、リズム幼稚舎の手前を右に曲がり100メートルほど進んだ突き当りです。別荘地内は少々わかりづらいかもしれませんが電柱看板が何箇所か出ていますのでそれを見落とさないように注意を払えば辿り着けます。
道路の突き当たりがガレージになっておりそこに駐車します。スペースは2台ほどでしょうか。

◆外観、店内
ガレージの左側に店へ至る石段があります。静謐な竹やぶに囲まれた石段は非日常的な風情です。石段の途中には小さな門がありそこをくぐると左手に別荘風の一軒家が。玄関は一般家庭のような感じで普通に靴を脱いで上がります。店内は富士山に向いて大きな窓が切られており晴れていれば富士山が両裾までよく見えるそうです。今回は夜だったので、富士山が見えない代わりに富士宮の夜景が見えました。
ベージュの落ち着いたシンプルな内装ですが、活け花などが効果的に配されとても上質な空間です。奥が掘りごたつの席、手前がテーブル席。基本はこの2卓のみです。大きなテラスがありそちらにもテーブルが置かれており、暖かい季節なら夕暮れの富士を眺めながら・・・といった心憎いシチュエーションも演出できそうです。
BGMははじめジャズ、その後グールドのゴールドベルク変奏曲でした。自宅以外でこの曲に巡りあったのは初めてでした。

◆メニュー
「おまかせ鮨」は5250円と8400円、ランチの鮨は3700円でコーヒーと茶菓つき。
「鮨会席」は8400円、11550円、15750円の3種で鮨のほかに数品の料理と茶菓がつきます。
ある意味かなり思い切った価格設定ですね。都会ならいざ知らず、富士富士宮のそこいらのすし屋さんよりは明らかに値が張ります。
日本酒は各種を取り揃え酒匠の資格を持つ女将さんが好みを聞いて見繕ってくれます。

◆料理(配膳順に・・・)
牡蠣のオリーブオイル漬け・・・牡蠣の旨みが凝縮して大変に美味。オイルとの相性も素晴らしかったです。
炙りからすみ・・・からすみを軽く焼き生臭さを上手に消していました。日本酒の友に最高です。
エビ芋、蕗みそ、きんぴら・・・特に蕗みそは香り高く春の味です。うまかったなあ。きんぴらも優しく仕上がっています。
数の子松前・・・大きな数の子がふんだんに入った松前。
タイラ貝の炙り・・・ムール貝の仲間だそうです。非常に大きく、磯の香りと優しい歯ごたえ、香ばしさが秀逸でした。
鮨(トロ×2、イカ、赤身、穴子、ウニ、赤貝、タマゴ)・・・シャリにほんのりと色がついています。これは赤酢を使用しているからとのことで、○庵さんのこだわりです。米は魚沼産のコシヒカリ。赤酢のまろやかさと卓越した握りの技でこれしかないというシャリでした。もちろんネタも新鮮。プリッとした赤貝、とろけるような穴子、醤油に脂がふわっと広がるトロなどいずれも文句なし。
抹茶と生麩ちまき・・・食後にはコーヒーと抹茶が選べます。久しぶりに抹茶を喫しました。サッパリとした食後感を得られます。

◆接客その他
大将と女将さんとで切り盛りをされています。こちらの大将が大変気さくで、会話も楽しませていただきました。それでいて客に入り込みすぎない絶妙の接客です。大将は焼き物がお好きとのことで、器にもこだわりがあります。お酒を注文すると、ぐい呑みが籠にいくつか乗せられ、その中から好きなものを選んで使います。料理の説明も簡潔かつ丁寧で大変好感が持てます。
支払いは2名で2万円。決して安くはありませんが、料理、雰囲気、居心地の良さなどトータルで価格以上のバリューがあると思います。きっと再び訪問することになるでしょう。満足でした。

  • (説明なし)
  • テラス席
  • ランチ3700円

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6位

活鰻 三味 (西焼津 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/12訪問 2012/09/22

再訪記:ハイレベルなうなぎ屋さん。降参です!

西焼津の三味(しゃみ)さん。2010年6月に訪問して、目からウロコのクオリティに脱帽しました。今回ほぼ一年ぶりの再訪をしました。久しぶりに出かけて失望するケースもありますが、三味さんはやはりおいしいうなぎを堪能できました。

◆外観、店内
モダンなうなぎ屋さんらしからぬ外観です。店内はカウンターが5脚、靴を脱いで上がる板の間に4卓ほど。非常にお洒落でモダン・シックな内装です。入店するとまず予約があるかどうかを確認され、飛込みであることを伝えると、40分ほどお待ちいただきますがよろしいでしょうか、とのアナウンスがあります。実際にそれくらいはかかるので、待ちたくなければ電話で予約をすることをお勧めします。我々は、板の間に通されました。

◆メニュー
2段重、姿焼き、うな重など。他にかぶと串、肝串、う巻きやあらいもあります。うまき・あらいは予約対応のみだそうです。また、うな重は蒸しが入る関東風の蒲焼ですが、姿焼きは蒸しの入らないいわゆる地焼とのこと。うな重と肝焼きをオーダーしました。

(後日注)掲載してるメニュー写真は2010年6月時点のもので、2012年1月現在うな重は(3600円←2600円←2400円)で50%値上げになっています。昨今、うなぎ屋さんでは軒並み値上げの貼紙に出会います。シラスウナギ不漁解消を祈ります。

◆料理
待つこと20分ほどで肝焼きが運ばれてきました。こちらは箸置きが魚様に細工された石、湯飲みは唐津・中里窯の絵唐津でした。随所にこだわりを感じますね。
肝焼きは大きすぎず小さすぎずの手ごろなサイズの肝が串になっています。ほろ苦く、密度が濃い感じの肝はタレの甘みがよく馴染み大変ウマイ!これはうな重にも期待が持てます。
その後20分ほどで、いよいような重が供されます。こちらは年配の男性(大将)が運んできてくれました。蓋を開けると食欲をそそる香りが広がります。そして、このうな重は美しい。うなぎ自体はそれほど大きくはないものの、蒲焼の照り、一粒一粒が立っているようなゴハン。箸を入れると、皮はいくらか弾力を残しているものの身自体はやわらかい。口に入れるとうなぎの風味と脂が広がります。タレは甘辛のバランスがよく、浜松でよく出会うタレとは違う「関東風」です。見た目の色ほど濃くはなく、いい塩梅!そしてゴハン。パリッとかためのゴハンとタレのかかり具合が超絶妙で、こんなにウマイタレゴハンを食べた記憶があったでしょうか・・・。

脇役の漬物もよろしい。きゅうり、大根、ニンジン、奈良漬と種類も量も十分でどれもおいしい。肝吸いも三つ葉が惜しみなく投入された上品な澄まし汁になっています。全てがバランスを考えた計算だとしたら、こちらの大将はタダモノではないですね。料理の印象は初回、二回目とも共通のもので安定感を感じます。

このうな重は2600円。静岡県のうな重相場からは高いかもしれませんが、内容を鑑みればリーズナブルだと思います。東京や京都で食べる平均的な3500円くらいのうな重と比較しても遜色ありません。

◆接客、その他
初訪問時は若い男性のアテンドで、非常に丁寧な好ましい接客でしたが、今回はその男性がカウンターに入っており、女将さんと思しき女性の応対でした。初訪時に見かけなかったこの女将さんは他の顔見知りのお客さんと結構話込んでいました。客と店員の会話も食事のうちなのでそこは問題にしませんが、その声のトーンが高く、落ち着いたこのお店の雰囲気にそぐわないような気がしました。とはいえ、それは些事で、この女将さんも応対自体は悪くなく、入店時・会計時の対応も丁寧でした。おつりの紙幣も全て新券。再訪してみて、うまいうなぎを再び食べることができ、再び満足でした。ここはやはり要チェックです。

◆行き方
焼津の国道150号線の三ヶ名ICを西へ。青島焼津街道(の旧道か?)の新幹線と東海道本線に挟まれた場所にあります。店の前に7台ほど櫛型の駐車場がありますが、大型車だといささかはみ出すかもしれません。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 肝焼き串300円

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7位

蕎麦切り こばやし (入山瀬、本吉原、吉原本町 / そば)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ~¥999

2012/09訪問 2012/09/22

富士の本格蕎麦

昨今、富士市で人気の蕎麦屋さん。うなぎの主水の裏手。富士市でもどちらかというと山の手で緑豊かな住宅地の一角とでもいえばいいでしょうか。入り口がかなりわかりづらいので土地勘のない方が行くときはご注意を。こちらでは職人気質のご主人の手になる本格手打ち蕎麦を堪能できます。

◆外観、店内
緑豊かな山の手の住宅地にあるこのお店の外観は三角屋根が印象的な洋風の建物です。エントランスにはガーデンセットが置かれ、良く手入れされた草花が植えられています。暖簾がかかっていなければカフェか何かに見えるでしょう。
店内は正面にカウンターが5脚と左手の板の間の小上がりに4人座卓が4つです。こちらの小上がりは大きな窓が切られ緑を眺めながら食事を楽しめます。天井が高く、清潔な落ち着ける構造です。

◆メニュー、料理
メニューの特徴は蕎麦そのものの種類が多いこと。ひき方などの違いで香味、風味、雅、吟醸、せいろ(二八)、韃靼など。雅は2010年デビューの新作です。

香味・・・超粗挽きの太い蕎麦で香りが存分に楽しめ、歯ごたえ、喉越しとも申し分ない。これくらい太くしないと切れてしまって蕎麦にならない、とこれはご主人の談。
風味・・・粗挽き細打ちです。香味ほどのインパクトはないもののバランス感に優れています。
吟醸・・・曜日限定です。コシがありのど越しに優れた細打ち。咀嚼してからふくよかな香りが抜け、私はこれが一番好みです。
・・・曜日限定です。「風味」をもう少し細くした感じの透明感のある粗挽きです。豊かな香りとのど越しに優れます。
上記4種の限定蕎麦は塩が供されるのでまずそれをつけて食べてみて下さい。蕎麦の旨さがより引き立ちます。というか、塩なしでも十分においしく食べられますが。

せいろは二八のツルッとしたのど越しが楽しめます。ここでは最もベーシックな蕎麦ですが、ちゃんと蕎麦が香ります。

つけ汁はこの地域では中々お目にかかれないちゃんとした濃い目の辛汁。返しはまろやかであとを引くような旨みにあふれ、甘みに逃げずきっちりと勝負しています。ダシも吟味されていて芳醇な香りが鼻腔をくすぐります。かなりキャラの濃いつけ汁ではありますが蕎麦の風味がすばらしいのでこれでちょうどいい組み合わせとなります。

蕎麦自体がしっかりしているのでアツアツのかけそばでも麺がダレないのでおいしくいただけます。奥深い風味の鴨せいろもうまい。冬場などは箸休めに柚子風味の大根の漬物が供されたりしますがこういった脇役もおいしいです。

おつまみ類のメニューも充実感があります。特に良いのが自家製の蕎麦焼味噌400円。注文後に素材を合わせてしゃもじにつけて炙るため混雑時はできないこともあるとのことですが、香ばしさと味噌と蕎麦の香り、具のかりっとした食感が最高です。焼味噌は色々食べていますが、今のところこちらの焼味噌がナンバー1です。

他に、鴨たたき、馬刺し、湯葉刺し、蕎麦豆腐などもあります。これらは必ずしも手づくりではないもの、冷凍のものもありますが、ここは蕎麦屋さんで、蕎麦に精魂を込めているのでそこまで一級品を求めるのは酷でしょう。イッパイやりたい人が蕎麦の前につまむ物を用意してくれていると思って頼めばいずれも悪くない一品です。日本酒は久保田、国香、磯自慢ほか数種類あり。ビールはエビス。生ビールの器は陶器で大変滑らかな泡です。要するに何を食べてもおいしくて、ことごとく私の好みに合うお店です。

◆接客、その他
ご主人と奥様のお二人で切り盛りをされています。大変暖かな接客です。ご主人がお一人で調理をするので混雑時には中々料理が出てこないこともありますが気長に待ちましょう。
このところ色々な蕎麦屋さんに出掛けていますが、「こばやし」のレベルの高さをいつも再認識させられます。せいろなら750円。CPも秀逸だと思います。器は若手作家の手作り。こういうところもこだわりがあり、料理をひっそり引き立てています。

◆行き方
東名富士インターから国道139号線を富士宮方面へ500ほどの伝法沢交差点を右折し約2.5キロの三ツ倉交差点を左折、100メートルほどで細い川を渡るのでそのすぐ先の小さな交差点を左折し100メートルほど進んだ突き当たり。雑木林のような砂利の駐車場になっています。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 風味

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8位

うなぎ 三好 松崎本店 (松崎町その他 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2010/12訪問 2010/12/18

西伊豆松崎のうなぎの名店

ナマコ壁でつとに高名な西伊豆松崎町にあるうなぎ三好さん。伊豆のうなぎ屋さんは下田の小川家さんを筆頭に伊東のまといさん、福也さんといずれも期待以上のレベルだったので今回も大いに期待をしていきました。そしてその期待通り、あるいはそれ以上だったと思います。非常に満足度の高いうなぎを堪能しました!こちらは、文化財のナマコ壁の「中瀬邸」のすぐそばにあり、ちょっとした散策と組み合わせることも容易です。

◆行き方
松崎町、国道136号線の宮の前橋交差点を西へ曲がり川沿いを400メートルほど進むと文化財の中瀬邸があります。その交差点を右折し100メートルほどで三好さんの案内看板が出ています。細い路地を右へ入ってすぐ。車の場合は中瀬邸の東側に「中瀬立体駐車場」がありますので、そちらへ。この駐車場は3時間までは無料です。なお、この駐車場の奥の方は、ちょうど三好さんのある路地に面しているので大変便利です。

◆外観・内装
外観は一戸建ての一見、民家風の佇まいです。入り口が正面と左側と2箇所あり、正面の入り口は座敷に近く、左側の入り口はカウンターとテーブル席のある部屋に通じています。席はカウンターに5-6席、半個室ふうの4人用テーブル席が2卓。それと座敷になります。飾り気はありませんがその分落ちついた食事ができます。

◆メニュー
品書きはうな重の量違い、蒲焼、白焼きの量違いおよび肝焼き、焼き鳥、柳川鍋。極めてシンプルです。一般的に地方のこの手のうなぎ屋さんは他の和食メニューもラインナップしていますが、こちらは専門店としてこだわっているようです。好感が持てます。うな重の花(並)2310円、白焼きの花1890円と肝焼きを注文します。

◆料理
まず、生ビールの突き出しが良かった。地元で獲れる「ダルマイカ」を茹でたもので、塩まぶしになっています。とても柔らかく、ソフトないかの風味と塩味がバッチリ合っていました。続いて肝焼き(一本360円)。こちらは見た目はかなり焼きが入っていて、焦げ目が付くほど。表面のパリッとした歯ごたえに対して中は非常にジューシーで適度な苦味と甘めのタレが絡み最高です。白焼きは余計な味がしない、素材の旨みを味わわせるタイプで、これも美味しくて箸が進みました。蒲焼が供されたのは注文してから30分ちょっとしてから。一番ベーシックな花を頼んだのにも関わらず、十分以上の大きさと厚みです。中蒸しの適度な柔らかさで脂もしっかり乗っています。タレは甘みが強めですが、サラリとした甘みなのでまったく気になりません。そして、ゴハン。こちらのゴハンは蒸し竈なる器具で炊いているそうです。このゴハンが猛烈にウマイ。粒が立っていて適度な硬さでべたつかない。白米の香りも素晴らしい。ごはんへのタレのかかり方は控え目で、これはゴハンを引き立たせるのと、甘めのタレとのバランスを考えた狙いだと思います。すっかりやられてしまいました!自家製の漬け物も浅めでとても好みに合いました。

◆接客
ご主人と、女将さんで切り盛りしているようです。女将さんは決して口数が多くはありませんが、感じの良い笑顔で対応してくれました。お茶のおかわりを持ってくるタイミングなども○。総じて、かなりハイレベルなうなぎ屋さんだと思います。
なんだけれど・・・土曜の昼というのに、客は後にも先にも我々のみ。食後の腹ごなしにナマコ壁見物の散策をしても、観光客の姿を目にしませんでした。良いお店なだけに、これでやっていけるのか、と要らぬ心配をしてしまいます。

  • (説明なし)
  • 肝焼き360円
  • 白焼 花1890円

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9位

うな富士 (寄畑、内船 / うなぎ、郷土料理)

1回

  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2020/06訪問 2020/06/20

時は移ろい・・・

2016年6月19日、本当に久しぶりにうな富士さんに訪問しました。ここは私が大好きなうなぎ屋さんの一軒で、久しぶりの食事をとても楽しみにしていました。お昼過ぎ、お店の前には車がかなり停まっていたので相変わらず賑わっているのかナと思いきや、引き戸を開けてみると先客は2組のみ。すぐに通されました。注文はいつもの特上。

一番気がかりだだった点、かつての大将の姿はやはり厨房にはなく、違う男性が。ホールは前からいらした女性が担当されていました。もう一つの変化点は価格で、壁に掛けられたメニューを見ると10年前に2100円だった特上(1尾)がなんと倍の4200円に、300円だった肝焼きが700円になっていました。稚魚の不漁、高騰は周知の事実でやむを得ないのですが倍にまでなってしまったお店を私は知りません。

さて、しばらくして供されたうな重。肉厚で大きめの身に黒い焦げ目が荒々しいのは以前からそうだったので気にせず箸を入れると、通りが悪い。なんというか、硬いのです。口に入れても火が通りすぎているのか、以前のワイルドながら脂とサカナの旨みがしたたるようなジューシーさに乏しく、見た目はかつてのうな重に似ていてもうなぎの味も脂も楽しめませんでした。タレは以前の甘めの風味を維持していて、うなぎの身自体も多分悪くはないのですが、私が大好きだった何度も通ったうな富士の味はそこにはありませんでした。肝吸いの味も変わってしまっていました。ことによるとバラツキの幅があったのかもしれませんが今やこれが4200円。この額で小市民の私はハズレを引きたくありません。今にして思えば人気店だったこのお店が、12時に半分も席が埋まっていないというのは、そう感じていているのが私だけではないという証左だったのかもしれません。

私にとって特別な一軒だったうな富士。
時は移ろい、変わっていく。寂しい気持ちが止まりませんでした。

**********************
稚魚の不漁により、現在不定期営業との情報があります。
定常営業になるまで評価は控えます。

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国道52号線沿いに「うな富士」という怪しい雰囲気を醸し出すうなぎ屋さんがあります。なにしろ山の中の小さな集落のはずれ、見たところバラックふうの建物は決してきれいではありません。しかし、ここを通るといつもたくさんの車が停まっているのです。これはナニカアルぞ、とあるとき意を決して行ってみたというのが最初の動機でありました。
うなぎはご主人の庭?の地下水の池で泳がせて育ててから、その日に調理する分を引っ張り出してくるそうです。ある意味非常にワイルドなお店で、万人にはお勧めはできません。多分、ダメな人は味わう以前にダメだし、ハマる人はモーレツにハマるんじゃないかと思います。私は明らかに後者で、その後足しげく通うことになりました。私は人並み以上にうなぎを食べている方だと思いますが、うな富士で感じた衝撃を超えるところは今のところなく、現在もこのうな富士が私にとっての特別な一軒となっています。
今回、一年半ぶりの訪問をし、変更点含め加筆・修正しました。

◆外観、店内
外観は平屋の小屋ふうです。いわゆるうなぎ屋さんの「風情」とか、「洗練」などとは縁がありません。店内はテーブルが3卓、小上がりに3卓。店の外見と同じく、こざっぱりの逆。小上がりの端にはいろんなものが積まれているし、入り口のすぐ右手のテーブルの下には、活きた、サバかれるのを待つうなぎたちがニョロニョロうごめくビニール袋が置いてあり、そのテーブルでおじさんがうな重をつついている、そんな店です。店のまん前にいつも停まっているミニバンは客の車ではなくご主人のものです。

◆メニュー
メニューは特上(といってもこれが1尾分のいわゆる並)が2300円。こちらも2011年6月より値上げを余儀なくされたようです。ほかに特々上、肝焼き、うなぎのあらい、鮎・ヤマメの塩焼き、沢蟹のから揚げ。

◆料理
初めて食べたときのインパクトは今でも鮮明です。理屈でなく、とにかくウマい!と感じました。身は大きく肉厚のものを関西風で焼き上げています。焼きは乱暴で多少の焦げはなんのその、それでも仕上がりは、外がパリッ、中はジューシーで脂の乗りが絶妙です。たれはやや甘目ながら独特の旨みがあり、強い身とのGoodバランスで一気に平らげてしまいます。肝吸いの肝は少し炙ったワイルドな風味、漬物は大根と菜っ葉?がステキ。ゴハンも銘柄は忘れたけれど、べたべたしない品種を使っておりなかなかのコンディションです。タレのかかり具合や焼きも少々ラフでバラツキがあるように思いますがこれもご愛嬌。

うなぎのあらいは歯ごたえがあって、脂が乗っていて、確かにうなぎの味!こんなうまいものだとは知りませんでした。あらいは、供している時期が限られていること(夏は基本的にやっていないそうです)と、あらいにするのに適した個体を選別するとのことで必ずしもあるとは限りません。事前確認がベターです。

◆接客その他
都会的なソフィスティケートされた対応は一切期待しないでください。
大将は一見ぶっきらぼうですが、田舎なりの素朴な暖かさがあります。子供がまだ小さかった頃、大将が活きたうなぎを手にとって子供たちに見せてくれたこともありました。帰りにはうなぎのカブトをくれることもしばしば。ホールの女性も親切で気分がよい。以前、2人の子連れで行った折に、子供用には1つ頼んで2つに取り分けようと思っていたら、おねいさんが、二つに分けて出しましょうかと言ってくれたり。写真の竹の器は、その分割してもらった片割れです。このお店、気に入った人だけ来てくれればいいというスタンスのように思えます。それも決して高圧的な意ではなく、ナチュラルで、シャイなんだと思います。

人気があるお店で、キャパが大きくないので土日などは開店してすぐに席が埋まることがままあります。地元の方の利用も多いようで、田植えの時期などには弁当のお重が山になっていました。

◆行き方
国道52号線沿い。静岡から山梨方面へ向い、南部町役場入口の信号(道の駅とみざわのところ)から北へ5キロ弱道路右手です。駐車場有。

  • (説明なし)
  • 2016年6月4200円
  • 2016年6月

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10位

とらや工房 (御殿場、南御殿場 / 和菓子、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/10/08

竹やぶに風吹き抜ける桃源郷 とらや工房

前々から、食べログで気になっていた御殿場のとらや工房さん。こちらはようかんで夙に高名なとらやさんが「いいものは伝わる」と、宣伝等を一切行わず実験的に運営している和風のカフェだそうです。なるほど、とらやのHPを見てもとらや工房の記載はありません。
季節ごとに表情を変える清々しい庭を眺めながら旬のお菓子を食せるこのロケーションは私にとって至福であります。
なお、写真の夏は2011年8月、冬は2011年1月、秋は2011年10月の訪問です。

◆外観など
駐車場から案内板に沿ってとらや工房の入り口に向うと竹藪に囲まれた茅葺の山門が見えます。私はこのアプローチが大好きです。趣のある山門をくぐり、小径をゆっくりと散策するように進むと左手がとらや工房、右手に進むと東山旧岸邸へ。旧岸邸は、岸元首相が晩年をすごした邸宅で、建築家吉田五十八の作品とのこと。入館料を支払えば見学できます。

歩を進めると木々を透かしたあちら側にモダンな、それでいて風景に溶け込むとらや工房の建物が見えてきます。建物は緩やかなアーチを描いた形で庭を抱え込んでいるように見えます。アーチの建物の右手が調理場、左手が客席。中ほどが店舗になっており、お菓子の販売、喫茶の受付エリアとなっています。ここには木製のショーケースに上品な色とりどりの和菓子がズラリと並んでいます。
喫茶のシステムはまずレジでメニューを選択し会計を済ませるとその場でお茶を淹れてくれます。曲げわっぱ様の盆に湯のみをのせ好きな席へと持ち込みます。客席は手前のオープンテラスふうのエリアと奥のガラス張りの部屋とがあります。私はもちろん風を感じるオープン席を選びます。

◆メニュー
夏の品書きは菓子500円、水ようかん600円、あんみつ、みつまめ、ところてん、かき氷、軽食(そうめん)がいずれも850円。全て煎茶つきで温・冷が選べます。菓子はどらやき、大福、きんつば、もなかなど。これらのお菓子は単品のテイクアウトもでき、各250円。

季節により品書きは変わり、冬はすいとん、秋は栗おこわ、お汁粉は秋と冬に。また2011年から秋の土日のランチタイムに、おばんざい食べ放題の企画(1800円)「秋の収穫祭」を開催しています。

◆料理
煎茶に関しては静岡という土地柄、普段から自宅で比較的程度のいいお茶を飲んでいるので、外で飲むお茶がおいしいと感じることはあまりありませんが、こちらのお茶は非常においしい。上質な茶葉をたっぷりと使い、淹れ方、温度も秀逸です。お茶はおかわり自由。

夏場は水ようかんやあんみつを。水ようかんは抹茶と漉し餡の2切れ。滑らかで程よく冷えたようかんは上品に甘くのど越しがよく、あんみつの寒天は天草の香りがしっかりと残され弾力に富み、とてもおいしい。あんは小豆の香りが豊か。なにより、右も左も緑で、風が通るこの環境は何物にも変えがたい味の素でした。これはある意味究極の贅沢だと思います。

寒い時期のお汁粉も小豆がおいしく、とても暖まります。わざわざ気温の低い屋外の席で温かいものをいただく。これもまた何とも言えぬ贅沢です。

◆その他
さて、とらや工房。ここはなんと気持ちのいいところなのでしょうか!ロケーション、コンセプトともに私の心をくすぐります。
夏は覆いかぶさるような緑、清かな池とせせらぎ、蝉の声、吹き抜ける風。懐かしいブタの蚊取り線香器。冬は、少々標高のある御殿場ゆえ気温が低めで張り詰めたような冷気を感じます。冬のオープンシートには椅子の背にひざ掛けが備えられ、暖かいガスストーブが設置されます。心地良く、心憎い措置です。

夏は蚊が結構飛んでいます。私はそれも風情のうちだと思いますが、気になる方は虫除け対策をされた方が良いかもしれません。写真をアップしましたが、昔ながらのブタの蚊取り器が小径にぽつぽつと置かれています。あまり役に立つとも思えませんが、ここでは仄かな蚊遣りの煙もとても粋な小道具ですね。素晴らしいセンスだと思います。

とらや工房には「季節ごとの良さ」、「季節を感じられる良さ」があります。

◆行き方
国道138号線御殿場バイパスをインターから箱根方面へ向い湖水前交差点を左へ。そこから約500メートルほど進んだ右手に駐車場があります。この駐車場は無料で東山旧岸邸の駐車場と共用になっているようです。

  • 秋:山門
  • 秋:石仏
  • 秋:どらやき

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