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夜の点数:4.6
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 3.4
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|雰囲気 3.4
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.6
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| サービス3.4
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| 雰囲気3.4
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク- ]
究極の中華そば
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とんみん
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ねぎそば+味付玉子+チャーシュー1枚
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2012/03/13 更新
【2012年2月】
五香まで来る用事があったので、ちょっと足を延ばして再訪。
今回は「ねぎそば」を注文。餃子は出来ますか?と聞くと、「まだ準備が出来てないんだよね~。白菜が無くてさー。」とのこと。すると、奥さんが白菜を持って登場。「ようやく白菜が来た。今から準備するけど、すぐには出せないよ。」と言われて断念。ねぎそばにチャーシュー1枚と、に味付玉子のトッピングをお願いした。
大将はかなりご機嫌の様子で、鼻歌交じり。よ~く熱したフライパンでネギを炒めたあとにスープを投入。10分弱でラーメンが出てくる。
「写真を撮らせて」と頼むと、「えっ?俺の?」、「いや、(丼を指さして)こっち」、「なんだよ~。こうやってさー、丼を出したタイミングで撮ってよ~!」、「はい、次回はそうします・・・。」なんてやり取りがあったりで、なかなか楽しい。
「ねぎそば」は、「とんみん」とはまったくイメージが違う。ネギを香ばしく炒めてからスープを入れていることで、とても香ばしいスープに仕上がっている。スープ自体がしっかりしているので、これらをきちんと受け止めて、さらに深みを増しているように感じる。
麺は細めのストレートで、相変わらず絶妙なコシと食感。小麦の風味もしっかりと感じることができる。
チャーシューは熟成感のある、本当に旨みを凝縮したようなもの。適度な柔らかさがまた良い。
「とんみん」と同じスープ、同じ麺であるにもかかわらず、全く違った印象に仕上げている点は面白い。あえて言うなら、「とんみん」がCOOLなイメージ、「ねぎそば」はHOTなイメージ。
やっていることは非常にシンプルなのだが、何故こんなにうまいのだろうか?まさにSimple is Best. 余計なことはせず、純粋に本来の旨さだけを引っ張っていると感じる。
この店も大将も、ますます好きになった一杯だった。
【2012年1月】
3回ほどフラれて、ようやく食べられた。
18:00頃に行くと、シャッターが半分閉まっている。が、店の電気はついている。看板は出てはいるが、明かりはついていない。中をのぞくと、お客さんらしき夫婦がビールを飲んでいる。とりあえず、勇気を出して、引き戸を開け、「大丈夫ですか?」と聞くと、「どうぞ」とのこと。
5席くらいしかないカウンターの入り口側に座り、メニューを探す・・・が、ない。出してくれそうな雰囲気もない。正面を見上げると、ホーローでできたレンジフードっぽいところに白いペンキで「五香ラーメン」「とんみん」「こうみん」など。そこで恐る恐る聞いてみる。「とんみんのセットってありますか?」
すると、「今はセットはやっていなくて、チャーシューと、味付玉子を入れて出しています。」とのことだったのでそれをお願いした。
先客は生ビールを片手に白菜の煮込みのようなものを食べている。それがまたすごく旨そう。こういうものはどうやったら頼めるのだろう?と考えたが、車だったのでビールが飲みたくなるようなものはぐっと我慢。
女性(奥様?)がチャーシューを切ったり、ネギを刻んだりと段取りをしている間、大将は、製麺室で電話している。松戸のサンバカーニバルが近いので、そちらの方がかなり忙しそうだ。電話が終わって、厨房に入り、まだ茹で釜の温度を見ている。が、まだ十分に上がってなかった様子で、しばらく待ち。沸騰したのを確認してから麺を投入。そこから、丼が出てくるまで5分弱。
数年ぶりに「とんみん」と感動的なご対面。以前と変わらぬ、ほぼ完全に透き通ったスープ。美しくさえある。小口切りのネギ、大ぶりのチャーシューが1枚、味付玉子が1つ入るというとてもシンプルなそば。
数年あいているので、はっきりしたことは言えないが、スープは以前と変わったとは感じなかった。鶏をベースとした、すっきりとしていてコクのあるスープ。少しひき肉のようなものが入っているのが、ポイントなのか?このあたりも昔のまま。変にごちゃごちゃとしていないので、素材の味と、しょうゆの味などをダイレクトに感じることが出来る。出来るだけ余計なことをしないで作った引き算のスープ。
麺も、以前と変わった感じはしなかった。細めのストレート麺で、プツッとかみ切れる歯切れが心地よい。細いのにコシもしっかりしているし、なんといってものど越しが良い。噛むと小麦の風味と、甘みが感じられる。こちらも変な雑味は一切感じられない。
トッピングのチャーシューは、もも肉かな?脂身の少ない部位。脂の甘みというよりは、主に肉の旨みが強く感じられる。硬さも柔らかすぎず、硬すぎず、肉を食べているという食感を少し残しつつ、箸でもなんとか切れるくらいの硬さ。
味付玉子は、白身はきれいに固まっているが、黄身の部分は見事にとろとろという絶妙の火加減。黄身の色が濃いのも特徴。黄身の部分からは、しっかりしたカツオダシの風味を感じるのだが、これはどうやって作っているのだろう?白身の部分はそれほど色はついておらず、謎である。
数年ぶりに食べた「とんみん」。少しだけスタイルは変わったけど、その根底にあるものは以前のまま。そして、勘違いしないでほしいのは、この店のラーメンは、ノスタルジックに浸るだけのラーメンではない。絶対的な実力を備えている。やはり、何年もの間、ずっと食べたいと思わせ続けたこの店ラーメンは、シンプルに素材の味を引き出した究極の中華そば。
帰り際に、3度フラれて4度目でようやく食べられたことを大将に伝えると、次回からは連絡してから来るようにとご自身の携帯電話を教えてくれた。このようにとてもフレンドリーで、一人一人を大事にしてくれるあたり、これからも通わずにはいられないであろう。