hirokaijuさんが投稿した那須高原蕎麦 石心(栃木/那須塩原市その他)の口コミ詳細

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ひろかいじゅの満腹生活

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那須高原蕎麦 石心那須塩原市その他/そば、天ぷら

1

  • 昼の点数:4.6

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/06 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

2時間ドライブの先にあった極上の蕎麦

那須へ所用があって行ったついでにこちらの店へ寄らせて頂いた。いや、正確にはこちらの店に行くついでに所用を済ませたと言った方が正しいかもしれない。

6月中旬の週末。前日までの大雨が上がり、ただでさえすがすがしい那須の空気が、一層すがすがしく感じ、みどりが活き活きと色濃く写る。そんな日の午後12:20に訪問。
那須塩原から那須町の温泉街へ向かう県道から、別送の分譲地のような森の中へ砂利道を入っていった突き当たりにある。廻りを木々に囲まれていて、とても風情のある佇まい。入口も暖簾ならぬ木の枝を払って通るような踏み石を歩いて入る。
暖簾をくぐり、引き戸を開けると、ぽっちゃりした元気の良い女将さんが迎えてくれる。「今、多くのお客様にお待ちいただいており、お客様をお席に案内できるのは13:20頃になります。ご相談頂き、よろしければお札をお渡ししますので、13:20にこちらに再度お越し願います。」とのこと。席に案内されるまでちょうど1時間。少し観光していればすぐに時間になると思って、お願いした。

乙女の滝~板室温泉の方へ車を走らせ、戻ってくるとちょうど一時間。

入口に入ると、入って左奥の書斎のような部屋の前のベンチに案内され、そこで5分くらい待ってから席に案内された。オペレーションとしては悪くない。下手にそこにたって待たされるより、このような整理券方式の方が、時間が有効に使え、さらに店内で待たされる時間も少なくて済むほうが好ましい。

席は入口のついたての裏側の席。中庭に向かって座る。相席にはならないのでゆっくり使って下さいとのことであった。

メニューはそばが5種類。デザートが1種類のみ。お酒は出していないのか、メニューが別なのかは不明。もしかしてお酒を出していないからある程度時間が読めるのかもしれない。

そばのメニューは定番メニューの「もりそば」、天ぷらつきの「天ぷらもりそば」の他、変り種の「那須の白雪そば」、「高原野菜そば」、「夏の地鶏そば」の5つ。温かいそばはない。「白雪そば」は、上に山芋の千切りや、辛味大根、水菜、ベビーリーフなどが載るサラダ仕立てのそば。「高原野菜そば」は、ごぼうと地元の野菜をきんぴらにしてそばに載せたもの。「夏の地鶏そば」は、地鶏と野菜を乗せてにんにくの風味などをつけたもの。汁も少し変えてあるらしい。

とりあえず、もりそばと天ぷらもりそば、白雪そばを注文してみた。
注文してから待っている間も、ひっきりなしにお客が来る。その都度、先ほどの「今、多くのお客様に・・・」と説明が始まる。最初は、少し騒がしい席で嫌だなと思っていたが、途中からだんだん面白くなってきた。ちゃきちゃきと動き回り、たまにがははと大声で笑っている女将さんは、この店のもうひとつの名物でもあるようだ。
そんな少し騒々しい席からは手入れの行き届いた中庭が見え、その向こうは森になっている。本当に森の中の一軒家で食べているような感覚。この辺りの雰囲気も非常に良い。

しばらくすると、最初に「那須の白雪そば」が運ばれてきた。大きなお皿の真ん中に、高く盛られたそばと、その上の野菜類。これに汁を掛けまわして食べるのだが、見た目の印象と食べた印象が少し違っていた。もっと、サラダだけを食べているような漢字かとおもったら、山芋の千切りがコッテリ感を与えていて、とてもバランスが良い。

その後、「もりそば」。
運ばれてきた時に、「最初に蕎麦塩で食べてみて下さい。蕎麦本来の味が分かりますので・・・。」と言い添えて置いて行った。
このもりそばがすごかった。久々に見た目から感動させてくれるそば。透き通った蕎麦の中にホシが散る。しかも細切り。長さはそれほどないが、十分な長さ。
いわれた通り蕎麦塩を少し指でつまんで蕎麦にかけ、口に入れると、蕎麦の香りと風味が一気に広がる。こんな時期にここまで風味の強いそばを食べられるとは思っていなかっただけにびっくり。しかも茹で加減が硬いと表現出来るぐらい固ゆで。これも好みにぴったりはまった。とにかく噛んで良く、味わって良く、のど越しも良いという、蕎麦の楽しみ方の全てを網羅している。気付いたら、半分近くを蕎麦だけで食べてしまっていた。
汁は、たっぷりの量を出してくれるので、あまり期待していなかったのだが、十分な濃さがありつつ返しにまろやかさのある汁。東京のそばのようなパンチはないのだが、悪くはない。ただ、蕎麦があまりにもよすぎるために、受止め切れていないというのも事実である。
薬味はたっぷりのネギと、きれいなペパーミントグリーンのような緑色のわさび。すりおろしたばかりのものと思われ、鮮烈な香り。

最後に「天ぷらもりそば」。
そばは同じもの。やはり最初は蕎麦塩で食べてみて下さいと言い添えていった。
今回はもりのほかに、辛味大根と、天ぷらの盛り合わせ。天ぷらはエビが2本、キス、エリンギ、ピーマンなどの野菜が載って十分なボリューム。少し重さが残る天ぷらは、蕎麦の出来に比べるといまひとつではあるが、十分に合格点はクリアと言ったところ。
天ぷらもりそばについてくる辛味大根は、清々しさのあるすっきりした味わいにしてくれる。汁に入れてしまうと、大根の味だけになってしまうので、私は徳利に入った汁を少しだけかけて、蕎麦に少しずつ乗せながら食べたが、これがとても良かった。
既におなかはそれなりに満たされていたが、つい、もう一枚おかわりをお願いした。

インターからも少し離れており、ちょっととおいが、那須まで来た価値は十分にあったと感じた蕎麦だった。そして今回の訪問で、今まで自分の中で作っていたお気に入りの蕎麦屋ランキングが大きく変動したことを付け加えておく。

  • そば(もりそば)

  • もりそば

  • 那須の白雪そば

  • そば(那須の白雪そば)

  • 汁(もりそば)

  • 天ぷらもりそば

  • そば(天ぷらもりそば)

  • 汁(天ぷらもりそば)

  • 天ぷら(天ぷらもりそば)

  • 辛味大根(天ぷらもりそば)

  • メニュー

  • 入口

  • 中庭

2011/06/28 更新

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