mori-no-kumaさんが投稿した龍水楼(東京/小川町)の口コミ詳細

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龍水楼小川町、淡路町、新御茶ノ水/中華料理、しゃぶしゃぶ

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.7
1回目

2019/02 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

あの湯島聖堂の味を守りつづける店で新年会

友人との新年会。といっても2月になってしまった。2月の初旬は日本でいえば節分・中国では春節。そう意味では、旧暦的にはほぼ新年会ですね。
友人が、たまには歴史を感じるところを訪問しよう。ということで、友人が訪問したことがある、流水楼さんを訪問させていただいた。(小生は初めての訪問)
食べログで他の方もコメントされているとおり、お昼と夜とは違うお店のように違うのが特徴のようで、夜は、予約で涮羊肉(シュワンヤンロウ)のコースのみの提供とのことである。

店主は、今や伝説となった湯島聖堂の中国料理研究部で学んだひとり中国の文献を紐解いて清の宮廷料理を再現してきた、中国の古典的料理を提供できる数少ない料理人とのこと。

涮羊肉とは、日本でいうしゃぶしゃぶ。しゃぶしゃぶは中国(北京)帰国した方が関西で涮羊肉を広めた際に、肉をしゃぶしゃぶすることで初めた食べ方(所説あり)といわれており、中国のほうが歴史がある食べ方だとのことである。(受け売り)
しゃぶしゃぶのなべの真ん中が煙突のようになっているのは、中国の涮羊肉で使用する鍋は中央に炭を入れて火を起こすため、煙突が必要。日本でガスなどでお湯を沸かしているのに煙突があるのは昔の名残のようである。
ここ、流水楼は、今でも中央で炭を起こし湯を沸かしているため、ゆっくり食べると、炭がなくなりお湯が冷めてしまうので、早く食べねばならず、食べるのに忙しい。

お店の部屋にある掛け軸は、景嘉先生の書とのこと。生前は龍水楼によく来られていたとのことで歴史を感じる。

前菜は、 くずきり  セロリと湯葉  干し豆腐  砂肝の和え物  海老の揚げ物

前菜をいただいているうちに、涮羊肉の薬味が醤油・酢と10種類登場する。
10種類は紹興酒/胡麻油/芝麻醬/ネギ/ニラ/香菜/発酵した豆腐/豆板醬/生姜/ニンニク だったかな。
ここから好みの薬味を自分で組み合わせる。

そうしているうちに、炭火でお湯が沸騰した鍋が登場。お湯がぐつぐつ沸騰している。

まもなくしてラム肉が1人1皿づつ登場。ここのラム肉はニュージーランド産。店主のこだわりは安全な肉。ニュージーランドは草で羊を育てているため、安心・安全とのこと。
自分で調合した薬味につけていただきます。ラムは全く臭みがない。いいラムです。
1皿で終わりかとおもったら、1人4皿(だったかな)どんどん次の皿が運ばれてきます。
紹興酒を飲みながらゆっくりたべていると、肉ののった皿がたまっていって、食べることが急かされます。

ラム肉が終わると野菜。湯がいたものを、ラム肉をつけたたれにつけて食べる。これがまた美味しいです。

次は水餃子、事前に厨房で湯がいたものが登場し、そのまま鍋に投入。水餃子の餡も同じラム肉。
つけダレにつけて食べると、最高です。

水餃子を取るとすぐに締めの、厨房で茹でた茹でたての麺を投入。

目まぐるしく、なべに具が投入されるので、ものすごく忙しい。紹興酒を飲んでいる暇がありません。

涮羊肉を食べ終わると、デザート。

ここは涮羊肉以上に有名なのが、三不粘。
卵・砂糖・ラード・でんぷんを材料とした昔の中国宮廷のデザートであったとかなかったとか。現在は、中国でも作れる方がほとんどいないということで、それを日本で食べられるのは大変貴重である。
ここの三不粘は、大皿から小皿にとりわけをしても一切お皿にこびりついたりしない。皿ににくっついたりしない本物が提供できるところはほとんどないだろうとのことである。
食べた食感はねっとりしているが、ラードを上手に使用しているからか、皿だけでなく歯にもくっついたりしない。
でんぷんだろうか、砂糖と卵のほんのりとした甘い味に少し小麦粉のような香りがある。今は、洋菓子など味付けの食材が豊富であるが、昔の材料がない時代にこれだけのものを造るのはとてもクオリティが高かったのだろうと思われる。
北京の老舗、同和居では、食べることができるとおっしゃっていました。

杏仁豆腐
ここの杏仁豆腐は杏仁の実だけで作られており、今流行りのなめらか杏仁のように生クリームや牛乳は全く使用されていない。でもとても杏仁豆腐が美味しい。

今回は、料理が美味しかったですが、食文化という言葉がありますが、

食を通して、中国と日本の歴史・文化の一端を感じたような気がします。

ごちそうさまでした。

  • しゃぶしゃぶ鍋は炭火

  • 薬味は醤油・酢と、10種類

  • とりわけ

  • 景嘉先生からお店への書

  • メイン通りを曲がって

  • 赤い円卓に名入れの食器

  • 乾杯はビール

  • 前菜 くずきり

  • 前菜 セロリと湯葉

  • 前菜 干し豆腐

  • 前菜 砂肝

  • 海老の揚げ物

  • 老酒とつけダレ

  • ラム肉

  • 肉の後は野菜

  • 野菜の後は水餃子

  • 水餃子の後は麺

  • 三不粘(分ける前)

  • 杏仁豆腐

  • 最後はお茶

  • 飲みものメニュー

2019/04/06 更新

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