くいしんぼうヤマゲンさんのマイ★ベストレストラン 2015

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くいしんぼうヤマゲンのレストランガイド

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くいしんぼうヤマゲン (60代前半・男性・埼玉県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年は食べ歩きの頻度も減り、新しい出会いも少なくなりました。
したがって都内については宮崎シェフがいよいよ本領を発揮したと感じた
「アジュール 45」と初訪問ながらとても心をつかまれた「麻布十番 ふくだ」さん
としました。
(「ふくだ」さんについては年明けに再訪しました。評価をさらにアップするつもりです。)
また昨年もっとも訪問し川越の良さも知るきっかけになった「初音屋」さんを
地元代表としてランクインさせました。

後はプロフィールの「2015年を振り返って・・・」も参考にしていただければ幸いです。

くいしんぼうヤマゲン

マイ★ベストレストラン

1位

アジュール フォーティーファイブ (六本木、乃木坂、六本木一丁目 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2015/12訪問 2016/01/12

より進化した宮崎シェフならではの料理を楽しみました。

2016年1月12日記

昨年12月の週末久しぶりに再訪しました。
写真とそのコメントも参考にしてください。
今回もランチの1万円のコースです。

星を再び獲得したシェフの料理はヌーヴェルエール時代の枠を超えて、
さらに進化していました。アジュール45でのシェフの個性が確立したようです。
そしてシェフは自分や妻の好みや苦手な物に細かな配慮もしてくれました。
ありがとうございます。

さらに鴨志田さんを中心としたもてなしはやはり素晴らしく、
ワインも過度に高い物ではなくしかし料理を引き立てる物ばかりだったと思います。
サービス料は現在15%になっていますが、それに充分見合っていた物でもありました。

こちらの料理はフレンチをがっちり頂きたい方にはやや物足りない可能性もあるかもしれません。
しかし我々にはさらに繊細さと奥行きをました宮崎シェフの現在の料理がより素晴らしく感じます。
今回料理、雰囲気、総合点はフルマークとさせていただきました。
また伺う時を楽しみにしたいと思います。

ごちそうさまでした。


2015年12月1日記

やはり宮崎シェフ再び星を獲得されました。
でも鴨志田さんもこちらに移られたのに自分はご無沙汰です・・・
我々夫婦ごときではあの素敵すぎる雰囲気にのまれる感じがして・・・
でもいい加減再訪せねばなりますまい。

シェフ、スタッフの皆様おめでとうございます。

2014年8月16日訪問  8月17日記

お盆の週末「ザ・リッツカールトン東京」に初めて伺うことになりました。
目的は「オー・グー・ドゥ・ジュール・ヌーヴェルエール」でお世話になった
宮崎慎太郎シェフが「アジュール45」の料理長に就任したと知り、
訪問することを思いたった次第です。
ランチで12時の訪問でした。
予約は訪問4日ほど前でした。16日はシェフが出ているのを確認したうえで、
自分が貝のアレルギーがあることなどをレストラン予約担当の方に伝えておりました。

まさかのホテル料理長の道を選んだ宮崎シェフですが、どのようなことになるのか
大いなる期待と少しの不安を抱いて伺いました。
ちなみにホテルのフレンチダイニング自体久しぶりでしたし、
ホテル直営のフレンチダイニングに至ってはリーマンショックの頃以来でしょうか。
その頃広いダイニングに2,3組ぐらいしかお客さんがいない状態もありました。
今はその多くは存在していません・・・

ミッドタウンのリッツカールトンのカフェの横の入口を入り
直通のエレベーターに乗って45階に到着です。
エレベーターを出ると天井の高いロビーの空間でした。
今までマンダリンやペニンシュラのロビーには行ったことはありましたが、
自分にとって正直やや違和感を感じさせる印象でした。
でもこちら高級さを保ちながらも過度な作為的な部分や敷居の高さを感じさせない、
自分にとって良い印象を持つことができました。

さてロビーのスタッフの方に予約の旨を伝え案内してもらいました。
ビュッフェランチ(子供さん連れも見受けました。)の本来はグリル料理
「タワーズグリル」のスペースを通り抜けた奥が「アジュール45」の入口です。
中に入ると窓際の席に案内されました。天井の高い開放的な落ちつきのある場所です。
また窓から目前に東京タワーそしてお台場、遠くに房総半島も見える眺望は
確かに素晴らしい物。夜景もきれいでしょうね。

そしてドリンクの注文などをして再度眺めに見とれていると
なんと宮崎シェフが「どうもお久しぶりです。」とおっしゃりながら登場です。
今まで黒のユニフォームのシェフでしたが、こちらでは白の服でした。
貫録も出てきましたね。
でも変らずこちらでも全力投球されているのも伝わってきました。
そして自分達の事を覚えていただいていたことも素直にうれしかったです。

さて料理は10,000円の「エピキュリアン」コースにシェフのアレンジが加わったものを
頂きました。メインは妻が牛肉大好きということでこれも変更してもらっています。
写真とそのコメントも参考にしてください。
7月からのメニューが我々の訪問直前に変更になっているようです。

そしてどれも期待にたがわぬ料理を楽しみました。
ヌーヴェルエール時代の流れの物は更に充実感を増していましたし、
また今回初めてシェフの料理として出会った物は、まさに新天地で
次なるステップを踏み出した意欲にあふれる物と受け取りました。

特にクリアなガスパッチョのジュレや抹茶のクレームブリュレなどは
丸の内ではやりたくてもなかなか難しい部分もあったのでは。
シェフも「ヌーヴェルエールの時に比べれば、少ない時でも倍以上のスタッフが
いますし、ハード面でもここならではの物もありますから。」とのことでした。

もちろんサービス面でも一流外資系ホテルとしてふさわしい物に感じました。
日本人も外国人スタッフも丁寧にしかし適度な親しみやすさを持ちながら接して
頂けたのはありがたかったです。
合わせていただいたグラスワインのセレクション(4グラス8000円)も
料理をより楽しませてもらうものでした。

さらに支配人デュボア氏のあいさつも頂きました。
新しいシェフを迎えてこのレストランをよりよい物にしてゆきたいという
熱心な想いが伝わってきました。
自分からは無きに等しい語学力にて大変満足したことぐらいしか伝えることが
できませんでしたが。

今回宮崎シェフの新しい出発だからこそ当初評価は抑え目にと思っていました。
しかしこれだけの内容の料理にサービス、雰囲気を高く評価しないわけにはゆきません。
初訪問のフルマークとさせていただきました。

でもこの世界的な規模のホテルの料理長の道を選んだ宮崎シェフもシェフだと思いますが、
迎え入れたホテル側もホテル側だと思います。
これから色々な事があるかもしれません。
しかし様々な問題が生じても乗り越えて、この大胆ともいえる試みが良い方向に向かい、
日本のホテルやフレンチに良い刺激を与える存在になればいいですね。

今回サービス料13%などの事あり、ランチながら二人で約37,000円余になりました。
サービス料を取らなかった「ヌーヴェルエール」のディナーよりも予算がかかってしまいました。
でもそれに見合った物と納得できるものでもありました。
宿泊は無理そうですが、今度はできればディナーで再訪したいですね。
楽しみといたしましょう。

ごちそうさまでした。

尚、ランチのあと国立新美術館で
「第19回総合水墨画展」を観に行きました。
マイレビュアー様の素晴らしい力作をはじめ、現代水墨画の世界の
一端を知ることができ、充実した休日の午後を過ごすことができました。


  • 窓際の席でいただきました。
  • テーブルセッティング。
  • シャンパンと発砲ぶどうジュースで乾杯です。

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2位

麻布十番 ふくだ (麻布十番、赤羽橋 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2015/10訪問 2016/01/14

麻布十番で素敵な和食をいただきました。

2015年12月1日追記

「ふくだ」さんがミシュランで星を獲得されました。
ランチは11月で予約受付終了となっているとのことですが、
これからはディナーに専念され、より素晴らしい料理ともてなしが期待できるでしょう。
年明けの訪問が今から楽しみです。

ご主人、奥様おめでとうございます。


2015年10月28日記

先日久しぶりに麻布十番で食事をしました。伺ったのは「麻布十番 ふくだ」さんです。
マイレビュアー様のレビューを拝見して訪問したいと思っていたところです。
友人ご夫妻と4人でディナーでの訪問でした。
メトロ麻布十番駅1番出口を出て徒歩2,3分程の道路から少し階段で上がったところに
お店の入口はありました。目立つことなく良い意味で控えめさを感じました。

店内はカウンター6席と基本6席の個室です。こじんまりとした落ち着く空間です。
お店はご主人ご夫妻のみで切り盛りされています。
予約は一日二組まで、人数によっては一組の事もあるそうです。

メニューはランチ5000円、ディナー12000円のお任せコースのみ(いずれも税・サービス料別)。
現在は決まった曜日の休みはなく、予約が入っていない日にお休みを取っているとのこと。
ですから二日前までの予約となり、当日の予約・訪問は基本的に無理とのことです。
ドタキャンなどは絶対にしてはいけませんね。
この日のディナーは妻と友人ご夫妻4人のみ。カウンターでいただきました。

写真とそのコメントも参考にしてほしいのですが、こちらの料理は良い意味で丁寧で
派手さを求めない誠実さを感じさせるものでした。
確かに同世代の人気店のご主人の料理と比較するとインパクトや個性で魅了するタイプではありません。
しかしお椀の出汁一つとっても大変心に残るものでした。

また12000円のコースとしてその内容も充実しており、味付けもさりげなく様々な要素を加え、
楽しませるものでした。栗の茶巾を使った一品は栗の甘さを引き立てながら蒸し物としても
納得の逸品でしたし、鮭の炊き込みご飯にこれでもかとイクラをかけて食しましたが、
イクラ自体が素晴らしいものでなければくどさを感じずいただけるものではありません。

さらに日本酒もとても充実しており、ひやおろしだけでも10種が用意され、
ほかのお酒も含めると常時20種ぐらいの用意があるようです。
この様なコンパクトなお店ながら、なかなかものです。
これらのお酒と共に料理を堪能いたしました。

尚5000円のランチはディナーより2品ほど減って最後のご飯は白いご飯とのこと。
8000円にするとディナーと同じような季節の炊き込みご飯にでき、
さらに前もって予約すれば昼にもディナーのコースをいただけるようです。

こじんまりとした落ち着きのある空間で、誠実なでも充実した料理とお酒を
温かいもてなしでいただける。素晴らしいお店です。
最近都心で食事をする頻度を減らしていますが、こちらにはぜひ再訪したいと思います。

ごちそうさまでした。


  • 道路から少し階段を上がったところが入り口です。
  • 先付けは四種のキノコとキスの昆布〆。
  • キノコの豊かな風味とキスの食感が良い感じ。

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3位

初音屋 (本川越、川越市 / 日本料理、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2015/10訪問 2015/12/23

素敵な日本料理とお酒を川越で頂けるのが嬉しいです。

2015年12月23日記

今年の4月の初訪問のあと何度か利用させていただいています。
最近は10月末にも訪問いたしました。
内容については写真とそのコメントも参考にしていただきたいのですが、
季節感を楽しめる料理の数々をグラスの日本酒で堪能しました。

これだけの内容で妻がお酒を飲まなかったとはいえ今回も2万円弱だったのは
予算的にも素晴らしいと思います。
料理の内容については最近は御主人におまかせしていますので、
次の訪問ではまたどのような内容になるのか楽しみです。

地元できちんとした日本料理を日本酒で大いに楽しめる自分にとって大切なお店になりました。
これからもお世話になりたいと思います。
来年もよろしくお願いします。

ごちそうさまでした。


2015年4月4日記

先日仕事が終わった後、妻と「初音屋」さんに初めて伺いました。
場所は西武新宿線本川越駅北側、道路を挟んだビルの二階です。
カウンター席と個室のこじんまりとしたでも落ちつきのある空間でした。
桜の季節の訪問でしたが、店内でも桜がお出迎えしてくれます。
そして「初音屋」六代目のご主人と奥様にもてなしていただきました。

「初音屋」さんは本来は川越元町の明治元年創業の老舗の料亭でしたが、
平成25年1月に今の場所に移り日本料理の店としてオープンされています。
元の場所はブライダルの運営会社に貸し建物をリニューアルしたうえで、
「HATSUNEYA GARDEN」としてブライダルやフレンチ、カフェの店となっています。

料理は5000円(税、サービス料別)のコースに日本酒などを中心に料理を楽しみました。
普段は車の運転でお酒を飲まないことの多い妻も、鳳凰美田を使った桃のお酒をいただきました。
内容については写真とそのコメントも参考にしてください。
お酒は日本酒だけでなく、焼酎もとても充実したラインナップでした。

どの料理もとても満足ゆく物でした。特にお椀のお出汁は久しぶりに上品な昆布だしに出会いました。
そして恵比寿の「くろいわ」さんを思い出すものでした。
「くろいわ」さんの切れに対してこちらのお出汁はより円熟味を感じましたが。
人によっては薄味に感じられるかもしれませんが、自分はこの様な味わいも大好きですし、
さらに具の焼いたあまだいから少しずつ出てくる塩気と旨みが絶妙でした。
この様なお椀がこの予算のディナーで頂けるのは川越ならでしょうか。

またお酒も素晴らしい物をいただきました。
フェイスブックを拝見すると希少なお酒も色々入ってきているようです。
今回は「伯楽星 純米大吟醸 桜」というJAL国際線ファーストクラス限定のお酒や
「獺祭 寒造早槽」など多彩な物をグラスで頂きました。
最後は焼酎で丹波黒豆の甘納豆いただきました。我ながら飲みすぎでしたね。

今回予算は二人で19720円でした。今回5000円のコースながら、
グラスとはいえ自分がビール1杯、日本酒グラス5杯、焼酎ロック1杯に
コースのほかに揚げもの一品追加したせいでかなりの予算でした。
しかしアラカルトでも楽しめますし、1620円(サービス料別)の前菜仕立ての「ちょっとおまかせ」で
仕事帰りに一杯という使い方もできると思います。

こちらは日本料理の店としてとても良い雰囲気を持ちながら、
決して過度に敷居が高いわけでなく、気さくに楽しめる場所だと思います。
またカウンター席は禁煙、個室もなるべくタバコは控えて欲しいというのもありがたい。
都内と違って川越は禁煙メインの店はまだ少ないですから。
最後は出来上がってしまいましたが、自宅までタクシーで帰ることができるのも助かります。

街のビルの中の小さなお店ですが、その供する料理は店の伝統にふさわしく素晴らしい物でした。
そして料理をいかすお酒の数々にもてなし、落ちつく空間。いいですね。
またお邪魔させていただきます。

焼鳥「伊右衛門」お蕎麦の「みかあさ」「中正屋」につづいて地元と言える川越で
また一つ素晴らしい店に出会うことができました。うれしいことです。

ごちそうさまでした。


  • いつもの席から
  • 生ビールで。
  • 妻は「TOKIO」というベリーの香りがする緑茶を。

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