くいしんぼうヤマゲンさんが投稿した銀座 レカン(東京/銀座)の口コミ詳細

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くいしんぼうヤマゲンのレストランガイド

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くいしんぼうヤマゲン (60代前半・男性・埼玉県) 認証済

この口コミは、くいしんぼうヤマゲンさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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銀座 レカン銀座、東銀座、銀座一丁目/フレンチ

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 5.0
  • 昼の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2014/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

レカンの料理、高良シェフの料理をいただくことの幸せ。またいただく時を楽しみにいたしましょう。

2014年12月18日記

11月下旬の週末。一時休業前の最後の訪問でした。
ディナーで2万円のコースをいただいています。
写真とそのコメントも参考にしてください。
いつものように宇佐美さんの供する多彩なグラスワインと楽しみました。

高良シェフの皿は円熟味を増しそして我々夫婦に配慮していただいた、
素晴らしい料理の数々。コンソメは自分たちにとって唯一無二の物。
さらに自家製カラスミのレベルも高いです。
しかもこれが普段はさりげなく隠し味的に使われているのですから・・・

ミキモトビルの建て替えで2017年春までこの場所からお別れです。
新しいビルも地下での営業になるそうです。
本当は一階が理想だったようですが。

また代わりの場所は自分たちが訪問時も難航しているとのことでした。
理由として、
①「銀座レカン」である以上銀座であること。
②レカンにふさわしい雰囲気の立地であること。
③2年間限定であること。
だそうです。

特に③の条件がなければ是非という所は複数あるとのこと。
でも自分も今の場所こそ「銀座レカン」だと思います。
ですから見合う場所をじっくり探すしかないのでしょうね。
いつかまた高良シェフの料理およびスタッフの皆様の素晴らしきおもてなしに出会うことを
楽しみにいたしましょう。

ごちそうさまでした。


2014年8月12日記

ゴールデンウィークになりますが、今年初めてランチで「銀座レカン」に伺いました。
一万円のおまかせコースでいただきました。
内容については写真とそのコメントも参考にしてください。
メニューは自分と妻でかなり異なります。(メニューの写真アップしてます。)

今回は敢えて料理中心の写真としましたが、もちろん料理によく合うグラスワインが
供されました。
自分達の嗜好をくみ取り、同時に新しい提案もしてくる高良シェフの懐の深さには
いつも納得です。

この様なお店に足を運ぶことができることあらためて大切なことだと感じています。
これからも長くお世話になることができればと思います。

ごちそうさまでした。


2013年11月9日記

今回は久しぶりのディナーでの訪問となりました。
深まった秋を楽しめる料理の数々をいつもながら宇佐美さんが供するグラスワインで楽しみました。
料理について一言ずつコメントします。

 舞茸せんべい:最初は視覚的にも意表を突くもの。でも肉厚の舞茸をオーブンでせんべいの様に
           したものは、舞茸の風味が香ばしく凝縮されました。
 蝦夷鹿のコンソメとフライ:
           素晴らしいコンソメ・・・蝦夷鹿のエッセンスをこのようにして楽しめるのですね。
           コンソメはものすごく手間がかかります。お店のレベルがこれだけでわかるような気がします。
           ミンチされた鹿肉のキューブ型のフライも素晴らしい味わいでした。ジビエもう一つの妻も
           喜んで食べてました。
 ズワイ蟹のエフィロッシェとアボガド キャビアのコンビネーション:
           蟹とアボガドとキャビアが視覚的にも味わいでもお互いを引き立てる、素晴らしい前菜です。
           洗練さも感じさせるものでした。
 トラフグのベニエと秋トリュフのマリアージュ:
           こちらのフグはジャンルに関係なく素晴らしい一品と感じています。
           フグの持ち味を活かす良い具合のトリュフの香りも楽しい。
 平目のクネルと松茸のグラチネ:
           オーブンで皿ごと熱々の状態で出てきました。上に乗っているだけでなく、
           平目の中にも刻んだ松茸が入っていました。シェフ自ら築地で選んだという信州産松茸の
           香りと味わいを平目と堪能しました。
 黒毛和牛フィレ肉のソテー 赤ワインソース:
           和牛大好きの妻のメインです。目の前で仕上げられました。
           鹿児島産の和牛のフィレは素晴らしい味わいを残し、口の中で溶けました。
 スコットランド産雷鳥のロースト:
           ジビエの季節になりました。自分のメインは雷鳥です。でも肉質は柔らかく臭みなど皆無。
           でもソースも含めてジビエらしい凝縮したエッセンスを楽しみました。
           合わされたワインもメインの強さにふさわしいものでした。
 洋梨のフランベ スパイス風味 ハチミツのグラスと共に:
           スタッフが目の前で作ってくれます。フランベした時の炎も迫力ありました。
           お客さんの前でデザートを作るようなことも、レカンの様な店で伝承されてゆくのでしょう。
 
他にも自分はフロマージュを、妻はワゴンデザートをいつものように楽しみ、お腹一杯になりました。
でも以前より量より質を重視した組み立てになっていました。
この日はディナーのせいか、自分たちぐらいから上の世代の皆さんが多いように感じました。
テーブルごとに微妙にメニューが違っていたようです。それぞれの要望にこたえているのかもしれません。

やはりこちらで頂くフレンチが自分たちにとっては王道の様です。
そして足を運び続けると自分たちの嗜好や希望をくみ取って、メニューを組み立ててくるのも
さすがだと思います。
こちらの料理を味わえることはとても幸せであることを改めて感じました。
これからもよろしくお願いします。

ごちそうさまでした。
           
           
2013年6月22日訪問  7月13日記

久しぶりにお昼の1万円おまかせコースで伺いました。
あらためてきちんと口コミしますが、今回の一皿は鮎でした。
フレンチで美味しい鮎の料理はすでに何度かいただいています。
でもこちらの皿の凄さはその時にどうしても感じた日本酒といただきたい気持ちが、
起きなかったこと。これぞまさにフレンチの鮎料理ですね。
あくまでワインと楽しむべき素晴らしい鮎の逸品でした。さすがです。

全体についてはまた後ほど。
ごちそうさまでした。


2012年12月1日訪問

この日はヤンソンス・バイエルン放送響のベートーヴェン交響曲チクルス最終日。
妻とレカンのランチを頂きました。ランチのみでお腹は充分満たされ、4時過ぎまで
店で過ごし、妻と別れた後(チケットは早々と売り切れましたので。)、そのままコンサートに望みました。
そして8番、第九の至高の演奏を楽しみました。

最高の料理に音楽を楽しむという今までにない贅沢をさせていただきました。
料理については写真とコメントを見てください。料理は1万円のおまかせです。
今回はメートルさん自身が作ったクレープシュゼットも素晴らしいものでした。
そしてこれだけの内容なのに、いくら妻がソフトドリンクのみで、自分がワインをハーフポーションに
したとはいえ、2人で2万円台でした。

ランチと言えどもディナーに全く遜色ない料理ともてなしをしてくれた、高良シェフをはじめとした
スタッフの皆様に感謝いたします。
来年もよろしくお願いします。

ごちそうさまでした。


2012年9月15日訪問

久しぶりに銀座レカンに伺うことができました。今年6月も予定していたのですが、都合によりキャンセル。
ようやく今年初めてディナーでの訪問になりました。
このところフレンチもモダン系に振れていたこともありますが。

料理については写真とコメントを参照にしてください。
高良シェフの充実感のある料理を今回も堪能いたしました。やはり素晴らしい。
こちらの存在感はここでないと味わうことはできないと思います。
お腹一杯になり最後の小菓子は持ち帰りましたが。

またここの料理を体験することで、一見対照的なモダンフレンチの良さもあらためてわかる気がいたします。
そしてレカンで仕事をされた方々が今それぞれの場所で素晴らしい料理を供していますね。
たとえそれがモダンフレンチであっても軽やかさの中にも、揺らぎのない料理と思います。
それはこちらでの良い意味での重さ、クラシカルの良さを吸収しているからとも感じています。

もちろんソムリエの方のワインのチョイス、メートルさんのもてなし。
ここではないと味わえないものです。
でもドレスコードがあるとはいえ、決して我々に緊張を強いることないこの店の雰囲気は
やはり我々夫婦のとりかけがえないものです。

この店に足を運ぶことの幸せを改めて感じることができました。
今年はあとヤンソンスのベートーヴェンの前にランチで伺うことにしました。
素晴らしいの料理に至高の音楽が出会う最高の日になることでしょう。
期待したいと思います。

ごちそうさまでした。


2011年12月24日追記

公式ホームページに明記されていますが、中学生以下の方の予約は遠慮願いますとなっております。
レビューの中にこれと異なる内容があるようですので、予約の際に御確認ください。


2011年11月3日再訪

今回ほぼ半年ぶりにランチで訪問です。
今までは10000円のランチおまかせコースの事が多かったのですが、
妻がやや抑え目の量にしたいとのことで、妻が5400円、自分が7500円のコースにしました。
料理については写真も参考にしてください。素晴らしさが少しでも伝わればいいのですが。
自分は久しぶりにフロマージュも楽しみ充実した時を過ごしました。
そしてデザート好きの妻の事も考えて頂いたのか、単品デザートも出てきました。
美味しい料理、ワイン、デザートそして自分はフロマージュの数々素晴らしかった。
妻はグレープフルーツジュースにエビアンを入れました。
2人で28000円弱でした。ランチとしては贅沢ですが、それだけの内容ともてなしを受けました。

レカンで頂くことは、訪問するたびにそのもてなしの引き出しの多彩さ、奥の深さを感じます。
初訪問の時は正直料理が出るのを待たされた感じで、やはり堅苦しさも感じました。
しかしそれは初めて訪問したお客にどのようにもてなすか気配りしていただいたのだと
今になって思います。
ですから今の料理は構成も含めて自分たちの好みや要望が反映されているものになっていると思います。

高良シェフの料理は御本人の言葉によると「今までのイメージのフレンチから半歩進んだ料理をお出し出来れば。」とのこと。
ですからモダンフレンチの手法も取り入れられてますが、その料理はやはりクラシカルな物だと思います。
自分は本当に素晴らしいと感じるのですが、人によっては「昔のレカンの様な重みがない。」
逆に「モダンフレンチに比べてやはり雰囲気も含めて重い。」と感じるかたもいるでしょう。
しかしシェフの思いの詰まったこれだけの料理を銀座の真ん中で食することができる幸せを大切にしたいと思います。

今回もミシュランの星とは関係なかったですが、自分にとって最も大切なフレンチレストランであることには
変わりありません。高良シェフの料理、スタッフの上質なもてなしは自分たちにとり、かけがえのないものです。

最後に高良シェフに「ディナーの構成では今の妻には多すぎるみたい。」とお話したところ、
「もちろんポーションを少なめにしますし、構成や内容も要望にお応えします。」とおっしゃる。
「そのようなこと我々のためにお願いしてもいいのですか?」と尋ねると、
「お客様の中には持病がおありになって、食事制限をされている方もいます。
 そのような皆様にも楽しんでいただかねばなりません。」とおっしゃいました。

これぞグラン・メゾンそしてレカンの凄さではないでしょうか。
これからもレカンのおもてなし高良シェフの料理を楽しみにしてゆきたいと思います。

ごちそうさまでした。


2011年5月14日訪問

週末の外食応援はここレカンで締めくくることにしました。
銀座の歩行者天国は先月おおのさん(口コミ済)を訪問した時より、かなり人手は戻ってました。
でも外国の方の姿はやはり震災前より少ないです。
ランチでの訪問でしたが、自分たちは13時半でした。
訪問時ほぼ満席でした。空いているテーブルもすでに食べ終わって帰った方のようでした。

今回も10,000円のおまかせでいただきました。
メインは妻はカナダ産の仔牛ロース肉、自分はシェフ一押しのハンガリー産ミルクラムでした。
メニューや料理の写真も参考にしていただきたいのですが、これらの料理を今回も
ソムリエさんのチョイスしたグラスワインでいただきました。
妻はいつものようにグレープフルーツジュースに、エビアンを入れました。

アミューズのホワイトアスパラガスのなめらかさ、グルヌイユ(要するに蛙)は実ははじめていただきましたが、
弾力のある歯ごたえの美味しいものですね。ソースも素晴らしかった。
フォグラとビーツの皿はモダンな感じですが、食べがいあります。しかもほのかな甘さのはちみつがとても
いい味わいにしています。はちみつは銀座で採密された銀座ハチミツとのことです。

オマールエビはヴァンジョーヌソースというワインを使った物ですが、海老の旨みをしっかり引き出しています。
そしてメインのハンガリー産のラムもおいしい。癖は感じず柔らかな弾力に肉自体のおいしさもいいですね。
オーロララムももちろん素晴らしいですが、このラムもとても美味しいと思いました。
妻はカナダの乳のみ仔牛でした。柔らかくまたリブのところは手に持って、脂も美味しくいただけたそうです。
自分のメインに合わせた赤ワインはラムの旨みを引き立てる楽しめるものでした。

そして相変わらず充実したデザートです。トマトと苺の撮り合わせはまさに赤の融合というべき
見た目にも味も楽しめます。赤いお皿がデザートをさらに美しく見せます。
二品目の文旦のプリンはほろ苦さと酸味が調和したもの。フロマージュのソルベもいいですね。
普通はここで小菓子でしょうが、さらにワゴンデゼールこれがどれも本格的です。
自分のサバランに至っては目の前でラム酒を熱して青い炎ごと香りづけしてくれました。
どのデザートも美味しくいただき、デザートワインもいただきお腹一杯。

でもそこに美しい小菓子が並んだ箱が登場。もちろんたくさんいただきたかったのですが、
もう3個いただくのがやっとでした。今回も大いに満たされました。
いつもながら破壊的な内容です。でも甘いものをほどほどにしたい方は、デザートを
フロマージュに差し替えることが可能にした方がいいかもしれませんね。

我々が最後に残ったこともあり、高良シェフと色々お話が出来ましたが、
震災の被害は地下であることが幸いしてほとんどなかったとのことです。
しかしやはりキャンセルの嵐。特に歓送迎会のまとまった予約のキャンセルが相次いだのはこたえたそうです。
銀座も18時以降はゴーストタウンのようになり、しばらくは客足は戻らなかったとのこと。
しかしゴールデンウィーク前から持ち直し、いまはほぼ戻ったとのことでした。
また東北三県にも知り合いもおられ、心配されたそうですが、大変だろうに自分が励まされる感じになった
こともあったそうです。

ここの料理はフランス料理としての充実感が味わえます。もちろん高良シェフはフロリレージュの川手シェフをはじめとしたモダンフレンチのシェフとも交流がありますので、
モダンの要素も大いに取り入れてます。しかし美しい食器、サービスも含め正統派と言うべき料理ですね。
いただいた後の満たされた感じはここならではのものです。
もちろんフロリレージュもヌーヴェルエールも大好きな自分ですから、ここの料理をいただくとまたモダンフレンチの素晴らしさを
感じることができます。

結局16時ごろまで過ごさせていただき、店を後にしました。
この日はそのあとコンサートを楽しむことに決め、サントリーホールで東京交響楽団の定期演奏会を聴きました。
特にメンデルスゾーンのヴァイオリンとピアノの二重協奏曲素晴らしかった。テツラフのヴァイオリンの響はホールを
満たし、それを代役ながらしっかりとしたピアノを披露した児玉桃さん。演奏が曲をより良く聴かせるものでした。
もちろんスダーンのシェーンベルクやベートーヴェンの英雄の充実した演奏も良かった。
英雄は最新原典版をもとにしているようでしたが、音がやせることもなく、しかし見通しの良い演奏を楽しみました。
テツラフもスダーンも来日して素晴らしい演奏を聴かせてくれて感謝です。また代役とは思えないピアノを聴かせてくれた
児玉さんにも敬意を表します。

この店はやはり自分にとりフレンチの基準となる大切なお店です。
また伺う時を楽しみにいたしましょう。

ごちそうさまでした。


2010年11月3日訪問

久しぶりにランチで訪問です。
担当のメートルさんが変わりましたが、やはり安心感のある対応です。
ソムリエはいつもの宇佐美さん「お久しぶりですね。シェフも気合入ってます。」とのこと。
やはりここに来ると落ちつきます。

今回も料理長特別コースです。詳しい内容はメニューの拡大写真参考にしていただきたいのですが、
ホームページとはかなり異なります。元来は自分の貝アレルギー、妻の肉の好みに対応もしていただいた
のですが、最近は我々にぜひという料理でコースを組み立てているようです。
まずアミューズのポワレはしっかりと火を入れ、味付けも強めですが、これが食欲をそそります。
シャンパーニュと良く合うこと。この後宇佐美さんのチョイスするグラスワインで楽しみます。
妻はグレープジュースからエビアン一本入れました。

前菜はまるできれいなちらし寿司のようなイメージ。蟹とキャビアの塩気に青リンゴのジュレの酸味が
良く合います。リンゴは甘みより酸味の強いものがいいそうです。
次のフォグラとトリュフとポタージュもいいですね。フォアグラをパンに乗せてもそのままでもおいしい。
トリュフの香りも楽しめます。これに合わせたボルドーの白ワインが絶妙。わずかに塩気もあり。
この皿をさらに複雑な味わいで楽しめます。

オマール海老を中に入れたラビオリ仕立てもしっかりしたもの。ここでこの店のフレンチは
やはりモダンの要素も充分生かしながらクラシカルなものだと感じます。
さてメインはなんと蝦夷鹿の岩塩包み。岩塩を割るとまずイチジクの葉の香りが漂います。
そして中から鹿の肉が出てきます。カットした肉の色のきれいなこと。しかし肉の味わいを損なわず、
しっかりと火が入っている。素晴らしいです。
これに合わされた赤ワインもボディーもあり肉の美味しさを引き出し充実したメインになりました。
グラスワインは最初から種類が決められているところが多いですが、自分が満点付けたところは
その場でワインをチョイスしてきます。でもここがやはり一番かな。

さてこのコースはさらにデザート二皿にワゴンデザートというこれだけで後半戦というべきボリューム。
しかし今までの食べがいのあるしっかりした感じのデザートからやや優しい印象が。
聴いてみると、デザート自体は今もシェフが考えているそうですが、以前と違い女性のパテシィエが
作業しているとのこと。でもおいしいデザートに変わりありません。
栗を使った物、洋梨の物どちらも妻は喜んでいただいてました。自分もですが。
ワゴンデザートも少し軽めになっていろいろ楽しめました。

妻はコーヒー、自分は紅茶を楽しんでいるとさらに青リンゴのマシュマロに
生チョコレートまでいただき、結局おなかいっぱいになりました。
小菓子はいつもの通り、お持ち帰りにしていただき、家で美味しくいただきました。
今回も大変充実したランチでした。4時間近くも過ごしました。

食後に高良シェフと今回もお話できましたが、フロリレージュの川手シェフの話をすると、
「彼とはしばしば会います。自分も勉強になります。みんなでフランス料理の素晴らしさも伝えていきたい。」
とおっしゃっていました。また数日前に上野のブラッスリーレカンに訪ねたこと、シェフの前の職場だったことに
触れると、「確かに上野もある意味で大変でしたが、様々な職場を自分は経験したかったので。」とのこと。
最初おられたホテルではおにぎりやカツ丼も作ったこともあるそうです。

結局自分が気に入っているところはシェフなり主人なり客との交流を大切にし、また様々な環境を苦労とせず
自分の糧にしている事でしょうか。ですから店の形態はあまり関係なくシェフのオリジナリティが確立されているのでしょう。
高良シェフは築地にも自らよく足を運ぶとのこと。(他の店の主人からききました。)
「ランチにディナーもあるのに大変ですね。」と言いましたが、「いえいえ自分のイメージに必要なものを
手に入れたいときは行かねばなりません。」この仕事が好きでなければできませんね。

自分の誕生月にディナーを思い切っていただくことにして予約しました。
「ぜひおいしいコンソメを食べさせてほしい。」とリクエストして。
次回も楽しみにしております。ごちそうさまでした。


2010年4月17日再訪

この日は16時より新しくなった銀座ヤマハホールでシューマンの室内楽を中心としたコンサートが
ありましたので、13時に予約してレカンのランチをいただきました。
まだ前日の寒さが残り風も強かった

  • 一時休業前最後の訪問です。

  • この空間も見おさめです。

  • いつもながら落ち着くテーブルセッティング。

  • 今回のメニュー。前菜からメインまで自分と妻は異なります。二品併記の上は妻、下は自分です。

  • アミューズです。蕪で作るブラマンジェ。

  • 上には生ハムとカイワレが。淡い中にも良いアクセントが。

  • ワインはレカンラベルのアルザスワインから。

  • 妻はいつものようにグレープフルーツジュースでした。

  • 自分たちの前でサーブされたのは・・・

  • きれいに澄んだビーフコンソメ。

  • 深い味わいが体に沁み渡ります。

  • コンソメにはこのシェリー酒が。黄金の組み合わせだそうです。

  • 自家製のパン。レカンのブーランジェリーもオープンしましたね。

  • バターはエシレの物。片方にはオーストラリアの岩塩が。

  • 妻の前菜一品目。ズワイ蟹とフヌイユ(菊菜)のカクテル。

  • 自分はフランス産フォア・ド・ボー(仔牛のレバー)と春菊のサラダ。秋トリュフの香り。黒い粒はマッシュルームを炒った物。

  • 中には素晴らしい味わいの仔牛のレバーが。

  • オーストラリアの4種のブレンドワインで。

  • レカン自家製のカラスミが添えられたミニサラダがサービスで。

  • 妻の前菜二品目は秋トリュフとフォアグラのタルティーヌ。

  • 自分はピスタチオを纏ったグルヌイユのフリット。

  • 手洗いボウルを使いながら、手づかみで頂きました。。

  • 久しぶりのグルヌイユ美味しいです。

  • ジュラの白ワインがグルヌイユにぴったり。

  • 妻の魚料理は青森産ヒラメのブレゼ。アルベールソース。

  • しっとりとでもきちんとした火入れです。

  • 自分は長崎産キジハタのブレゼ デュグレレ風。白ワインベースのソースです。

  • これまたしっとりとした味わいです。素晴らしい。

  • ムルソー ナルゴー2008の白が見事に魚料理にマッチします。

  • 妻のメインがサーブされます。

  • 鹿児島産黒毛和牛ロースのシャリアピンステーキ。

  • 口の中でとても味の良いお肉でした。もちろん妻は大喜び。

  • 自分のメイン。青首鴨のロースト サルミソース。

  • ソタナム 2000の赤が合わされました。コーディローム(ブルゴーニュの南)のワイン。

  • 過度に渋くない深みのあるワインが鴨肉の豊かな香りと味わいを更に引き立てます。

  • フロマージュもいただきました。

  • ロックフォールやミノレット18カ月のほかに手前のスプーンはレカンオリジナルのチーズのムースなど。

  • このやや甘い干しブドウの香りのワインとチーズをいただきました。

  • ドライフルーツもいただきました。

  • デザートの準備です。

  • 洋梨のコンポートです。

  • カラメルソースを作り。

  • 洋梨に絡めて。

  • フランベします。

  • 洋梨のフランベ スパイス風味。キャラメルのグラスと共に。

  • ラッツェンベルガー リースリング アウスレーゼの個性的な香りと酸味がデザートにマッチします。

  • デザートワゴンその1。

  • デザートワゴンその2。

  • 妻は6種類も。さすが別腹です。

  • 自分はミルフィーユ、サバラン、マロンタルトで満腹です。

  • 妻は食後にコーヒーを。

  • 自分はレカンオリジナルの紅茶が。

  • 小菓子は持ち帰って家で美味しくいただきました。

  • 今回はランチでの訪問です。

  • 左が妻のメニュー、右が自分のメニュー。それぞれの要望に対応していただきました。

  • 自分のアミューズはブータンノワール。癖のない充実感でした。

  • 妻は稚鮎のフリット。キュウリの泡と共に。

  • 前菜一皿目はロワール産ホワイトアスパラガスとずわいがにのマルブレ。キャビア添え。

  • イカスミを使うことで色合いとコクが。

  • 二皿目の前菜。自分はリ・ド・ヴォーのムニエル。ヴァンジョーヌの香るモリーユ茸のソース。

  • こちらは胸腺ならではの食感と味わいをきちんと。

  • 妻の二皿目の前菜フォアグラと苺のトーション仕立て。きれいですね。

  • フォグラと苺が良く合うのです。

  • 函館産の赤メバルのポワレ。

  • ブイヤベースソースがかけられます。

  • トマトフォンデュも映える一皿です。

  • ビーフイーターの妻のメインは短角牛のロースト、エシャロットのコンディマンと赤ワインソース。

  • とてもきれいな断面です。

  • 自分のメインはハンガリー産乳飲み仔羊のバリエーション。

  • リブの断面もきれいです。

  • メインに合わされたのはボルドー・サンジュリアンの2002.

  • チーズも頂きました。

  • チーズについての説明。

  • ドライフルーツです。

  • チーズに合わせていただいた、ジュラのヴァンジョーヌ2006.

  • シェフによるデザート、フランボワーズとショコラのコンポジション。

  • さらにパティシエによるワゴンデゼールからも。

  • コーヒーです。

  • 宝石箱。マカロンやゼリーなどをお持ち帰りしました。

  • 久しぶりのディナーでの訪問です。

  • 自分たちの席からの店内。

  • 花もいつもきれいです。

  • 今回のメニュー。

  • このシャンパンから。

  • 最初は舞茸せんべい。

  • アミューズは蝦夷鹿のコンソメとフライです。

  • 前菜のズワイガニのエフィロッシェトアボガド キャビアのコンビネーション。

  • このロワール地方のワインで楽しみました。

  • トラフグのベニエと秋トリュフのマリアージュ。

  • この皿はドイツモーゼル地方の白ワインで。

  • ヒラメのクネルと松茸のグラチネ。

  • 信州産の松茸と香りと味が楽しめました。

  • ブルーゴーニュ ムルソーのワインが合わされました。

  • 妻のメインの準備です。鹿児島産和牛フィレ肉のソテーです。

  • 赤ワインソースで仕上げられました。

  • 素晴らしいの一言でした。

  • 自分のメイン。スコットランド産雷鳥のロースト サルミソース。

  • ジビエらしい強さがありながら、洗練さもあります。

  • 合わされたのはシャトーヌフュリュパム1997。

  • 自分はフロマージュも頂きました。

  • 癖のあるチーズも良いものです。

  • ひよこ豆、グリーンレーズン、イチジク、ナツメヤシです。

  • ジュラ地方のリキュールワインと。

  • デザートの用意です。

  • 洋梨がバニラや八角も入ったソースとからめられているところ。

  • 洋梨のフランベ スパイス風味 ハチミツのグラスと共に。

  • 合わされたのはシャトー ドワリジーヌ 2005

  • ワインといただくデザートも良いものです。

  • ワゴンデゼール、妻の皿。

  • 自分はフルーツカクテルだけが精一杯。

  • 食後のコーヒー。

  • 宝石箱の小菓子です。

  • お持ち帰りにしました。

  • 今回の一皿。鮎のソテーとリエット仕立て フォアのソースのコンポジション

  • 誕生月初日ランチでの訪問でした。

  • 今回のメニュー。1万円のおまかせです。

  • 妻はいつものグレープジュース。

  • 自分は今回はこのブルゴーニュの赤ワインから。

  • なんとこれがアミューズ。蝦夷鹿のコンソメとフィレのロティ。

  • きれいな肉の色。手前はカンボジアの黒コショウ。

  • 次はこのボルドーの白で。

  • 自分はフォアグラのポワレを食用ほうずきのソースで。

  • フォグラの断面。これもきれいです。

  • こちらは妻のトラフグのタルタル仕立て。これも素晴らしかった。

  • パンの中からヒマワリのシリアル。

  • ムルソーの白で頂いたのは・・・

  • 鹿児島のキジハタのポワレとヴァンブランソース。

  • これぞレカンならではのい魚の火入れです。

  • こちらはキジハタのほほ肉のムース。

  • 妻はブルターニュ産オマール海老とセップ茸の皿。

  • 目にも鮮やかで、とてもおいしかった。

  • 妻が入れたエビアン。楽しいしゃれたデザインです。

  • 妻のメインは滋賀の黒毛和牛フィレ肉のソテー。「キャフェ・ド・パリ」

  • 断面です。肉は口の中で溶けたとのこと。

  • このローヌワインでいただいた自分のメインは・・・

  • 丹波の仔猪のバリエ。グリーンペッパーソース。根セロリのムースを添えて。

  • こちらはリブ。手で頂きました。

  • こちらはフィレ。やわらかいですが野性味もありました。

  • デザートの準備です。メートルの方が作ります。

  • フライパンが熱せられます。

  • グラニュー糖が入れられます。

  • 使ったお酒。

  • カラメリゼされました。

  • 無塩バターが入ります。

  • さらにオレンジ果汁が入り・・・

  • そしてリキュールも入ります。

  • 煮詰めています。

  • このようになります。

  • さらにオレンジの皮が入って・・・

  • このようになります。

  • 用意されたクレープ。

  • ソースにからめられました。

  • さらにオレンジの果実が入ります。

  • オレンジ果実が入ったところ。

  • 使ったオレンジです。

  • 最後にコニャックでフランベされました。

  • オレンジとグラマニエ風味のクレープシュゼットです。

  • たまらずこのアルザスの物をいただきました。

  • 赤砂糖を使ったバニラアイス。

  • 乗せたところ。美味しかったです!

  • ワゴンデゼールで誕生日祝ってもらいました。

  • 宝石箱のゼリーです。

  • お腹一杯でウチクササボテンのゼリーだけいただきました。

  • あとはお持ち帰りしました。

  • 最後は紅茶(ダージリン)で。

  • この日の夜、至高の第九を聴くことができました。

2014/12/19 更新

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