くいしんぼうヤマゲンさんが投稿したえさき(東京/外苑前)の口コミ詳細

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くいしんぼうヤマゲンのレストランガイド

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くいしんぼうヤマゲン (60代前半・男性・埼玉県) 認証済

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移転えさき外苑前、表参道、明治神宮前/日本料理、創作料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.5
  • 昼の点数:4.5

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2013/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

こちらの評価の意味が今回で理解できたような気がします。香箱蟹との出会い(その2)

2013年12月25日記

昨年9月以来久しぶりに「えさき」さんにディナーで伺いました。
今回は友人ご夫妻と4人で前回と同様カウンター席で頂きました。
10500円のコースです。残念なことに自分が貝アレルギーで鮑がだめなので・・・
前回よりさらに充実した料理をいただくことができたと思います。

内容については写真とそのコメントも参考にしてほしいのですが、
「えさき」流のさらに充実した料理がいただけました。
これらを料理によく合ったお酒と堪能することができました。
素材へのこだわりも凄いものがありますが、それが表面に出ないことも逆に印象的でした。

例えば香箱蟹はもちろん蒸してそのままで充分おいしいもの。
でもこれに土佐酢のジュレが加わることで蟹のおいしさがより高いレベルに
昇華されているように感じました。
友人ご夫妻も「一週間前に金沢の老舗旅館で頂いた香箱蟹も良かった。
でもこちらの方が明らかにおいしい。」とのことでした。

考えてみると大胆なことでもありますね。折角そのままでも美味しい素材を
下手に手を加えるとぶち壊しになってしまう恐れもありますから。
これにこちらの凄さの一端を見たと思いました。

さらに前回はしけで金目になった魚の煮付けですが、今回はきんきの煮つけを
頂くことができました。
参りました。前回の金目もいままで食べたことのない魚の煮付けでしたが、
きんきはさらにそれによい意味で上品さを感じました。
そしてこの繊細な魚のおいしさを存分に引き出した煮付けに感服するばかりでした。

ランチを含めて3度目の訪問でしたが、いままでもこちらの料理は他にない個性を持ち、
こちらがミシュランの三つ星の評価を理解したいと思ってきました。
しかし今回の訪問で自分はこちらがその評価にふさわしいものと感じました。
そして常に派手さはないものの、その料理は進化をつづけていると思います。

もちろんこの店の個性が合わない方もいるでしょう。
でも一度はこの店に伺い、このような日本料理も評価されていることを知るのも
悪くはないと思いますがどうでしょう。
今回はサービス面も女性スタッフ2名によるものでしたが、よりスムーズで
気持ちの良いものでした。

「えさき」さんにははまって頻回行く店ではないでしょうが、年に1,2回ここならではの
料理をいただくべく訪問を続けたいと思います。

ごちそうさまでした。

尚、こちらの基本的な内容はランチ5250円のコースでも楽しめますが、
現在ランチは土曜のみとなっているようですし、予算が許せば
その真価を味わえるディナーをおすすめしたいと感じています。


2012年10月27日訪問

今回はディナーで再訪となりました。今回は10500円のコースでした。
カウンター席で頂きました。カウンターと言っても厨房の間に通路があり、その向こうの
窓の様になった部分で御主人と2人のお弟子さんが調理されているのが見えます。
でも直接御主人と言葉を交わすこともできます。

この日のディナーはほぼ満席でしたが、ランチの時の2人体制が女性スタッフが一人増え
3人での対応になっていました。
また外国の方が目立ったのはやはりミシュランの☆の影響でしょうか。

そして料理の内容ですが、お品書きの通りなのですが、
お目当てのきんきの煮付けはしけで入荷しなったとのことで、金目の切身の煮付けになりました。
また我々の貝アレルギーに対しては、伊勢海老の蛤のソースが生姜醤油仕立ての物になっています。

料理については写真とコメントも参考にしてください。
相変わらず丁寧で繊細な料理を堪能しました。金目の煮付けも自分にとっては最高でした。
煮魚のつゆなどスプーンですくうのがもどかしく、飲み干したことなど初めてでした。
また今回は超個性的なお酒で料理を楽しみました。

青ヶ島の焼酎は35度という強いお酒。でもお造りなどにとても良く合う。
また金目の煮付けに合わせた、貴腐ワインのような甘さを目指したという「勝山・元」も
凄い個性。日本酒と言うかお米の持つ濃縮された、でも自然の甘さは衝撃的。
確かに貴腐ワインの様な部分もありますが、間違いなく日本酒の味わいです。
同じカウンターに座っていた外国の方は「砂糖使っているのか?」とスタッフに訪ねるほどでしたが。

でもどちらのお酒もとても個性が強く、料理が負けたり、料理とお酒が喧嘩しかねないもの。
しかしこちらの料理とお酒が共に互いをきちんと引き立てるものでした。
こちらの料理が単に繊細さや丁寧さだけでなく、ぶれない芯の強さも持っているのだと感じました。
素晴らしいですね。

料理は月替わりのメニューですが、あまり変更がきく部分はないような気がします。
ですからアレルギーは当然配慮してもらわねばなりませんが、苦手な物が多いと料理の
対応自体が厳しくなるかも。その点は接待などでは注意も必要かもしれません。
でも柿、春菊、パセリなどあまり自分は本来得意でないと言える食材も、美味しかったので問題なくいただけましたが。

あとこちらの御主人は語りでのもてなしより、料理にもてなしを込めたい方だと思います。
でもお客さんとの交流も決して嫌いではなく、簡潔な言葉もかけてくださいます。
最後には厨房から出てきてわざわざ自分に上着を着せてくださいました。
御主人なりのもてなしですね。カウンターと厨房の距離感にもそれが表れていると感じました。

ですから「傳」さんや「晴山」「くろいわ」さん、そして行ったことはありませんが和の鉄人「くろぎ」さんの様な、
語りや良い意味でパフォーマンスも含めたもてなしは期待できないでしょう。
でもフロアスタッフのサービスも気持ちの良いものでしたし、訪問を重ねるにつれお店との距離も
より近くなり、よりもてなしの良さを感じることができるようになるのではと思いました。

今年は予定上無理になっていますが、来年是非また伺いたいと御主人にも直接お話しして、
充たされた気持ちでお店をあとにしました。
また自分にとって大切なお店ができたようです。

ごちそうさまでした。

この日は「えさき」さんまで池袋から歩いてゆきました。
途中カフェ1軒、パン屋2軒伺いましたが、それについてはいずれ口コミしたいと思います。


2012年9月6日訪問

8月31日、9月4日そして6日は夏休みを取りました。
31日は口コミ済、4日もランチを「そうめんや」さんで頂いたのは口コミ済です。
4日の続きについてもいずれ口コミします。

さて6日はまず「えさき」さんの5250円のランチをいただくことにしました。
マイレビュアーの皆様のレビューを拝見して、
いずれと思っていたところです。色々な見方があるようですね。
ランチは木・金・土のみです。6日は木曜でした。

予約の段階で自分たち夫婦は貝のアレルギーがあることを伝えておりました。
前日に確認の電話がかかってきます。そして当日のキャンセルは全額のキャンセル料が発生します。
最近ドタキャンが多くの店で問題になっていますから、仕方ないでしょう。
それでも前日まで二股かけて片方をキャンセルする方もいるようです。

自分たちはメトロ副都心線北参道駅から原宿方面に歩きました。
ガソリンスタンドの隣の道を入ると右手のビルの地下が入口です。
最寄り駅は銀座線外苑前ですが、原宿、明治神宮前からも徒歩圏内です。

地下に降りて中に入ると窓際のテーブル席に通されました。
他にカウンター席や、個室もあるようです。
派手さのない落ち着いた、しかしモダンさも感じさせる店内でした。
振り返ると雰囲気も含め、料理の感じにも通じるものですね。

料理については写真を参考にしてください。普通のお水はもちろん無料でしたが、
ドリンクに妻は台湾の手づみ葉の半発酵茶を、自分はグラスビールと喜久酔純米吟醸いただきました。
料理を引き立てる良いものでした。半発酵茶の品位の高さ、喜久酔は料理の邪魔をしない良いものです。

料理自体について感じたのは、とにかく丁寧で繊細な味付けであったこと。
ここの料理は一応創作和食とされているようですが、むしろ素材の良さを生かすために、
炒めたりする技法や素材の組み合わせに新しさがあるのでしょう。
とても好感を持ち、美味しくいただきました。

味付けも強さに頼らず、あくまで素材の良さを楽しむ引き立て役に徹しています。
でも食事の鯛とクレソンの炊き込みご飯とズッキーニの赤出汁はしっかりとした味で、
変化をつけ、デザートは自然の果実の甘さと自然派のドリンク。
自然で作為のないでも充実したコースの組み立てでした。

さてこちらミシュランで☆3個の割にはそこそこの評価を受けながらも地味な印象です。
確かに日本料理を懐石などを中心と考える方には疑問があるでしょうし、
創作和食としても「龍吟」さんの良い意味での豪華さや、「傳」さんのようなこれまた良い意味での
エンターテインメント性を期待できるわけでもありません。

でも自分はミシュランがこの評価にしたこと理解したいと思います。
もう20年以上前ですが一度だけ友人たちとヨーロッパを旅したことがあります。
貧乏旅行ゆえ大した料理には出会いませんでしたが、それでもパンの美味しさと、
味付けの塩気のなさ印象に残っています。
実際日本人は平均でも塩分やや取り過ぎの民族と言われますが、確かに納得です。

ですからこちらの味付けに過度に頼らず、あくまで良い素材を丁寧にそして繊細に仕上げる
料理を高く評価したのだと思います。
また御主人は50歳になります。いま30代前半の若い方の勢いのある料理もちろん好きです。
しかし年齢を重ねて安定感も感じさせる料理もいいものですね。

次回は妻も是非いただきたいと思っている金目の煮つけも組み込まれた、10,500円のディナーで
秋の盛りに伺うことにしました。席は今度はカウンターにしました。
こちらの料理をいただき、あらためて日本料理の世界も奥深いなと勉強にもなりました。
再訪が楽しみです。

ごちそうさまでした。

  • 今回のメニューです。

  • まずはグラスビールで。

  • 妻は有機栽培のトマトジュースです。

  • 伊勢海老と鰆のわさびソースです。

  • 自分が貝アレルギーですので、北寄貝が千葉・大原の伊勢海老になりました。

  • この皿に使われた人参とごぼうです。立派ですね。

  • お造りは伊勢の島鯵。

  • 鮮度が素晴らしく弾力ある食感でもありました。

  • お造りに合わされた梵ときしらず。福井の辛口ながら味わいのあるお酒です。

  • 香箱蟹を蒸して土佐酢のジュレと共に。

  • ジュレが加わることで香箱蟹の味わいがさらに深まります。

  • 東北泉瑠璃色の海・雄町純米吟醸が合わされました。蟹に負けないガツンとした飲み口でした。

  • 百合根万十煎餅包み揚げ。お出汁も素晴らしく、日本ほうれん草の味も豊かです。

  • 万十の中には鶏肉を卵で入った物が入って旨みが増しています。

  • 百合根万十は喜久酔特別純米で楽しみました。

  • 念願の北海道産きんきの煮付けです。

  • きんきの煮付けこんなに上品な味わいとは・・・やはり煮汁も飲みほしてしまいました。

  • きんきには勝山・元を。

  • このお酒の芳醇な甘みさえも感じる味わいが、きんきを引き立てます。

  • 食事は桜エビの炊き込みご飯とセイコガニの味噌汁です。

  • ごはんのお米は山梨の契約農家のコシヒカリだそうです。

  • デザートです。今回はさらに満足しました。

  • 色々な穀物を使った牛乳羹に黒みつゼリーそして山形のラ・フランスが。

  • グアテマラの有機栽培のコーヒーです。

  • ディナーでの再訪です。

  • ウェイティングスペースには御主人の著書なども。

  • 今回はカウンターで頂きました。

  • カウンターからテーブル席を。

  • お品書き。この日はシケできんきが入荷せず、金目の煮つけになりました。

  • 妻はこのトマトジュースから。

  • そのトマトジュースです。自然な味わいが素晴らしかった。

  • 自分は生ビールで。

  • 佐島の伊勢海老を蒸したもの。上には炒めた奥武蔵のキュウリに梨と揚げたバターナッツと言うかぼちゃが。

  • ソースは貝のアレルギーがあるので、生姜醤油のソースになりました。

  • 鳥羽の鯛のお造りです。

  • 鯛臭さなどなく身の弾力が素晴らしかった。

  • お造りには青酎という35度の焼酎を。

  • 東京の離島、青ヶ島の芋焼酎です。

  • ロックで。さすがに強いお酒でした。

  • でもお造りの良さを活かすものでした。

  • 柿と人参の和え物。上にはイタリアンパセリが。

  • ビネガーなどを使った人参のピューレがかかっています。

  • カマスの焼きもの、鯛の出汁を使ったスープ仕立て。

  • 上には奥武蔵の春菊が、出汁の中には丸葉小松菜が。

  • 千葉・勝浦の金目の煮つけです。

  • 煮汁もすばらしく、最後は飲み干してしまいました。

  • これに合わせたのが、勝山・元という仙台のお酒でした。

  • 本来ANA SKY SHOP限定の物です。

  • 専用のグラスで。米による自然の濃厚な甘さが凄かった。

  • お食事です。味付けは煮付けのあとにふさわしい良い塩梅。

  • 筋子のご飯これがまた美味でした。

  • 一粒一粒がきれいですね。

  • 熊本の米と麦の味噌をブレンドしたもの。我々夫婦にピッタリ。中には山梨のツルミドリが。

  • サツマイモのつる、いわゆるツルムラサキと同じものとは思えない。これも美味しかった。

  • ブドウのデザートです。左はブラックビートという品種をオーブンして食用ほおずきのソースを。右二つはシャインマスカットのコンポートと生のものです。

  • 最後はアシタバなど日本の野草のハーブティーでごちそうさま。

  • ランチで初訪問です。

  • 入口の暖簾です。

  • いただいたカードです。

  • 原宿方面から行きました。

  • テーブル席です。奥はカウンター席も見えます。

  • 席から見えた中庭。

  • バリ島の竹のモチーフだそうです。

  • テーブルセッティングです。

  • 今回のメニューです。

  • 妻は思い切ってこれをドリンクで。

  • 台湾の半発酵茶。香り豊かもすっきりとした飽きない料理を活かすもの。

  • 自分はグラスビールから。

  • 前菜は佐島の伊勢海老の皿。

  • 九条ネギのソースが海老と野菜を活かしています。

  • お造りです。醤油もお造り活かしてます。

  • 伊勢の真あじを朝〆したもの。

  • 次はおすすめのお酒でいただきました。

  • 料理によく合うバランスの良いお酒でした。

  • 静岡・藤枝のお酒ですね。

  • 次は秋刀魚の皿。

  • 上にはウニが下には梨といちじくです。絶妙な味わい。

  • カマスの焼きものです。

  • かますと梅酢ソースと伏見甘長唐辛子です。

  • トマトとほおずきは赤みそで。

  • お食事です。これはしっかりとした味付け。

  • 鯛とクレソンの炊き込みご飯。

  • 大きなズッキーニのみそ汁。京都の赤みそで。

  • デザートは天山というブドウを使った物。

  • 右から生、コンポート、熱を通してブルーベリーソースを。

  • 妻は有機栽培コーヒーで。

  • 温かい牛乳ときび砂糖が添えられて。

  • 自分はハーブティーです。

  • 日本の野草に牛蒡も。

  • トイレもきれいでした。

  • トイレには手すりもありました。

2013/12/25 更新

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