くいしんぼうヤマゲンさんが投稿した鮨 多門(佐賀/佐賀)の口コミ詳細

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くいしんぼうヤマゲン (60代前半・男性・埼玉県) 認証済

この口コミは、くいしんぼうヤマゲンさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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移転鮨 多門佐賀/寿司

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2014/03 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

佐賀市にて素敵な江戸前鮨との出会いができました。

2014年7月7日再々追記

「鮨 多門」さんが「ミシュランガイド 福岡・佐賀2014特別版」で
一つ星を獲得いたしました。
このような地方都市で頑張っているお店も評価されること嬉しく思います。
これから色々あるかもしれませんが、さらなる高みを期待いたしましょう。

御主人・スタッフの皆様おめでとうございます。
また佐賀に行く時はよろしくお願いします。


2014年3月12日再追記

最終的なレビューは以下の通りといたします。

妻の実家佐賀市に行くことになりましたので、どのような店があるのか調べたところ、
こちら「鮨 多門」さんが目につきました。
早速予約をしたところ、昨年秋に現在地に移転されていることを知りました。
コースは6000円、8000円、10000円とのことでしたが、折角ですので10000円のコースを
お願いしました。自分が貝アレルギーであることも伝えております。

佐賀空港に夕方到着後、19時過ぎに妻の家族計5人で伺いました。
すでに記していますが、まず店の外見と醸し出す雰囲気に驚きました。
これが東京の麻布あたりにあってもおかしくない感じです。
二階は今は使われていませんが、バーが入る予定だったそうです。
実現したらそちらもとてもおしゃれな感じの店になるでしょうね。

道路に面したところに店を示す看板などはなく、入口の横に小さく「鮨 多門」と記されているのみです。
良い意味で隠れ家的な部分も感じさせるものです。
店内はカウンターと個室があるようですが、自分たちはカウンターで頂きました。
コンクリート打ち放しの壁と白木のカウンターが醸し出す雰囲気もなかなかです。

料理については写真とそのコメントも参考にしてください。
尚最後のデザートとして出た抹茶アイスを撮り忘れています。
こちらのコースはつまみを楽しんでそのあと握りに入るという、
「すし おおの」さんなどと同じコースの形です。
自分はこの形で頂く鮨がやはりいいですね。

これらを今や全国区となった「鍋島」や今回初めていただいた「東鶴」などの佐賀の地酒に、
「獺祭」「写楽」といった素晴らしいお酒と楽しみました。
御主人はお酒をほとんど飲まないとのことですが、なかなかのラインアップです。
(今回は妻の家族とも飲めましたので、色々なお酒を楽しみました。)

久留米で修業したまだお若い御主人は、東京では銀座の「さわ田」さんの鮨が印象に残っているとのこと。
頂いたつまみと握りはどれも大変な手間をかけて、九州を中心とした素材を
佐賀でないと頂けない味わいとして供している事にとても好感を持ちました。
この内容で10000円とは素晴らしいと思います。
予算は5人でお酒やドリンクも含め59500円程でした。一人約12000円。佐賀ではかなりの高級料理の予算です。
でも銀座あたりの評判店でマグロがクロマグロになれば、お酒込みで一人2万超えても不思議ないのでは。

但しマグロはアイルランドの冷凍物だそうです。これについては御主人は「クロマグロも試しましたが、
良いところは東京に持っていかれて、無理をしてまで使うこともないと考えました。」とのこと。
これも一つの見識だと思いますし、こちらのコースの中ではむしろこちらの様な味わいのマグロが、
あっている部分もあるのではと感じました。

自分は九州の人間でもあり多門さんの鮨がとてもよく合いました。
しかしこちらの「江戸前鮨」に強さや個性といった物を求める方は物足りないかもしれませんね。
醤油自体もやや甘口なのもどうでしょうか。
でもこれらはあくまでタイプの違いであり、東京の鮨より劣るものではないと考えます。
鮨やつまみのレベルはとても高いと自分は感じています。

サービス面は女性のスタッフによる気持ちの良いもの。
ただ酒器については錫製の飲み口の良いもので、もちろんお酒が変わると猪口を
取り変えてもらえるのですが、どれも同じなので酔ってくると混同してしまう部分も感じました。
料理の器と同じく猪口も目で楽しめるとさらに良いですね。

「もっと自分の理想の店を追及してゆきたい」という御主人のこれからに大いに期待したいです。
でもすでにこちらは佐賀としてはこれでも決して安くはない予算にもかかわらず、
平日の夜ながらカウンターはほぼ満席、20時過ぎにも個室の方にお客さんが訪れていました。
すでに知る人ぞ知るの佐賀市の名店になっているのでは。
どの場所でも美味しいものを食べたい気持に変わりありませんから。

また佐賀に伺ったときに再訪できることを楽しみにして店を後にしました。
あらためてごちそうさまでした。


2014年3月12日追記

料理の写真を中心に追加アップしました。
後ほどコメントも追記します。


2014年3月10日記

妻の実家である九州の佐賀市に数日行ってまいりました。
そして佐賀に到着した夜、こちら「鮨 多門」さんを妻の家族と5人で伺いました。
カウンター席で頂きました。

レビューを拝見してかなりの線ではないかと感じていましたが、期待していた以上の素晴らしいお店でした。
写真でもわかる通り外観から良い意味で裏切られました。(昨年10月移転しています)
もちろん料理の内容も素晴らしかったのですが、御主人がこの佐賀の地でこの店ならではの料理で
もてなそうと頑張っておられるのがまた良かったですね。

評価は今まで自分が頂いてきた都内などのお店と同じ目線で評価いたしました。
料理の撮影も許可頂いており、後ほど料理内容の写真も追加の上追記したいと思います。
とにかく佐賀市にこれだけの鮨がいただける店が出来たのは素晴らしいことです。
とりあえずは今日のところはこれで。

ごちそうさまでした。


  • ここはどこでしょう。九州の佐賀市です。正面一階が入口。

  • 佐賀市の中心部ではあります。

  • 店名は入口の壁につつましく。

  • 凜としながらもぬくもりもある店内でした。

  • テーブルセッティング。

  • ねた箱です。

  • 日本酒のリスト。佐賀のお酒を中心になかなかのお酒ばかり。

  • 焼酎のリスト。

  • ワインはハーフボトルの用意が多いのも良いのでは。

  • その他のドリンクです。

  • まずは獺祭を錫の酒器で。

  • のれそれ(穴子の稚魚)酢物。

  • ソラマメのあられ揚げ。

  • 次は佐賀を代表するこのお酒から。

  • のどぐろのしゃぶしゃぶ。臭みなどなく旨し!

  • 自分以外は6時間蒸したあわびです。

  • 自分は長崎のしゃこ。これももちろん美味しいものでした。

  • 「東鶴」です。是非飲みたかったお酒。

  • 多久の小さな蔵元です。お酒の様々なおいしさの要素が楽しめました。

  • お造りは一品づつ出てきます。

  • 玄界灘のひらめです。

  • こちらはアオリイカ。

  • 3日間ねかしながら鮮度抜群の〆鯖。これも玄界灘の物です。

  • 自分以外は貝柱。

  • 自分は鯵。これもとてもおいしかったけど、産地失念。

  • 能古見大吟醸。鍋島と同じ鹿島のなかなかのお酒。

  • マグロはアイルランドの冷凍物。でも刺しがきれいです。

  • このマグロならではの口の中でとろける味わいも悪くないですね。

  • タコのやわらか煮。丁寧さが伝わってきます。

  • 焼物は山口ののどぐろ。

  • 皮はパリット、身はしつこさのないジューシーな脂が。

  • 次のお酒は寫楽を合わせてもらいました。

  • 茶碗蒸しです。

  • 中には鱈の白子が。旨し。

  • 「岩の蔵」は小城のお酒。香りが立ってグラスワインでも楽しめますね。

  • バチコと楽しみました。

  • モロキュウも良い口直し。

  • 握りは真鯛から。

  • さりげなく包丁の仕事が。

  • 奈良の「春鹿」もいただきました。まさに辛口のおいしいお酒ですね。

  • 鯵は塩の味付けで。

  • 鯖だったかな・・・。とろけたのは覚えていますが。シャリも小ぶりで自分好み。

  • マグロは握りにしてもなかなかでした。

  • 天草の車海老。

  • 愛知のあさりの貝汁。

  • のどぐろの炙り。これも美味でした。

  • 最後のお酒は出羽桜。久しぶりに頂きましたがさすがです。

  • 唐津の赤ウニの軍艦。

  • 風味の良い有明のりと共に。

  • 対馬の穴子もふっくらと。

  • 卵が出てきました。

  • 二度の焼きで仕上げた卵はしっとりと。

  • トイレもモダンできれいでした。

  • 一輪差しが良いアクセントに。

2014/07/08 更新

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