くいしんぼうヤマゲンさんが投稿したキュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ(東京/都庁前)の口コミ詳細

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くいしんぼうヤマゲン (60代前半・男性・埼玉県) 認証済

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閉店キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ都庁前、西新宿、西新宿五丁目/フレンチ、レストラン

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2010/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

評価にふさわしいフレンチ堪能しました。

2010年11月25日追記

写真がなぜか半分ほどしかアップされていませんでした。
追加いたします。よろしくお願いします。
口コミ内容は基本的に変わってません。

2010年11月23日訪問

今年最後のフレンチ初訪問になりそうでしたので、妻と相談しここのランチをいただく事にいたしました。
ミシュラン二つ星のレストラン初訪問にもなります。田舎者夫婦楽しみにしながらもやや緊張です。

ここは西新宿のハイアットリージェンシー東京にありますが、このホテルを訪問するのは10年ぶり。
翡翠宮の中華をいただいて以来です。本当に久しぶり。

でもこのホテル自分にとって思い出深いところでもあります。
ここが約30年前小田急センチュリーホテルとしてオープンしたてのころ、大学受験の宿が一泊分手ごろなところが確保できず、
なんと当時最高額一泊19800円の受験生パックで宿泊しました。あとは国鉄共済の宿の
一泊2800円でしたからギャップありましたねぇ・・・
鹿児島から上京した高校生、入るなり巨大なシャンデリアに度肝を抜かれました。
部屋も広くきれいで朝起きたら富士山がきれいだった。一応受かるつもりになりましたが。

食事は当時の自分には高級すぎて何食べたか覚えてません。
でもこれだけいい思いしたのに、ここから向かったW大K学部受けて落ちました・・・
結局二年浪人して同じところに入ることになったのですが。
(しかしここも中退して別の大学に入り直し今の仕事やってますから人生わかりません)

ところで久しぶりに訪れたこのホテル、名前は変わってもあの巨大なシャンデリアは健在。
懐かしい気持ちになります。すでにクリスマスの飾り付けになっていました。
さてトロワグロはシャンデリアのあるロビーの二階からエスカレーターで一階に降りたところにあります。
入口に向かうと大きなワインセラーが目につきます。
店内に入るとウェイティングルームに一旦通されましたが、すぐに窓際の席に案内されました。
席のすぐ近くに古い木材の柱があり、そこから梁も壁まで通してます。
木材は100年ほどたったもので、フランスの古民家のイメージの内装だそうです。

ランチメニューはメインが魚か肉いずれかだと5800円、魚も肉もいただけると内容が違う7900円と10500円のコースです。
自分は羊をいただきたいので7900円にしたのですが、妻は羊が苦手。
スタッフの方と相談したところ、妻には本来10500円のコースのメインである牛肉を用意していただけるとのこと。
牛大好きの妻は大喜びです。
またサーモンのソースは貝アレルギーのことも考えていただき、牡蠣を使った物から白ワインを使用した
物に変更していただきました。

ドリンクは妻がオリジナルのフルーツドリンク(1300円)にあとはガス抜きのミネラルウォーター、
自分はグラスワイン白二杯、赤一杯で楽しみました。フルーツカクテルとてもいい味ですね。
木イチゴなどいろんなものがミックスされてます。妻も喜んで飲んでおりました。
まずアミューズが出てきます。三品ですが、洋梨のジュレにフォアグラの乗ったものいい組み合わせ。
さらに玄米のあられをまとった物は中にライムを効かせたパスタが、またインドの料理を意識したという
三角形の物は薄い皮の中にチーズと杏子が入り、ほのかにカレーの風味がするもの。
どれも面白いものながら奇をてらわず、アミューズの役割果たしてます。

次には「いまが旬のおいしいかぼちゃを食べてほしい」ということでかぼちゃの一見ポタージュ風の物が。
見た目も美しいが何より味に感激。一言では表現できない複雑さを感じます。大変手の込んでいるものでしょう。
いわゆるサプライズの皿ですね。
次に出てきた前菜のセップ茸のリゾット。これもなかなか奥が深い。聞いてみると、
アーモンドのクリームをベースにしながら、セップ茸自体の出汁が出ているとのこと。楽しみました。

また面白い容器に入ったバターはいい塩気もあり美味しく、パンに良く合います。
出てきたパンはバケットにハーブの入った三角のぱん、全粒粉の丸いパン、イチジクを練りこんだパン
あたためて出されてとても美味しかったけれども、冷えても充分美味しい。
ソースをすくったりして楽しみました。これらのパンはホテルの2階で売っているものと違い、シェフが
自ら指示を出し作らせているオリジナルだそうです。

そしてまず魚料理としてスコットランド産サーモンです。意外としっかり火が入っているようですが、
とてもやわらかく良い意味で淡白さを感じるもの。白ワインのソースが良く合い、添えられたリンゴや黒大根が
良いアクセントになってます。アミューズ、前菜は軽めの白ワインでしたが、これにはイタリアのコクのあるワイン
となりサーモンの料理を引き立てています。

さていよいよメインです。妻の牛フィレジンジャーのクルスティアン。美味しそう。これも火入れしっかりですが、
とても柔らかく脂身のほとんどないいい味の肉だったそうです。岩手の短角牛だそうです。
自分の仔羊これも素晴らしい。火がしっかり入ってますが、ジューシーさを失わず臭みのない羊のおいしさを
堪能しました。羊はオーストラリア本土のものだそうですが、今まで食べた羊の中でもトップクラスです。
ここまで食べてきてトロワグロの料理はモダンの衣をまといながらクラシカルな要素を決して忘れていないと感じました。

そしてデザートですが、その前に雲(それとも松?)の形をしたメレンゲがのった物が出てきました。
赤いもの何だったか聞いたのですが忘れました。下にはカスタードクリームが入ってました。
なかなかこれも面白い味。おいしかったけどこれもサプライズなのかな。
そして本来のデザートが出てきました。洋梨のロティにオレンジのソルベが添えられたもの。
ショコラとキャラメルのビロードも添えてます。とてもエスプリに満ち、今まで出会ったことのない味。
オープンキッチンで拝見した若いフランス人のシェフパテシィエの手によるもの。うれしくなりました。

最後に妻はコーヒー、自分はハーブティーをいただきましたが、小菓子も手作りでとてもきれい。
柔らかい食感のもの、鮮やかな緑のもの、和のエッセンスも感じる今までにないものでした。
以上26000円弱。ランチとしてはやや高くなりましたが、それに見合った内容とサービスでした。
ここはやはりホテルのメインダイニング。70席あります。
スタッフの方に「大変忙しいでしょう。」と訪ねると、我々を担当したスタッフは「今日はフランス人のトップシェフとゼネラルマネージャーは
休んでますが、あとは総出でやっています。」とのこと。現在のスーシェフは日本人の方だそうです。

また料理についてトロワグロのベースはしっかり守りながら、日本人にも合うようにもてなしているように
感じることを話したところ、「自分はトロワグロのヨーロッパ各地の店でも働きましたが、日本の店は
トロワグロはとても大切にしていると思います。」とおっしゃってました。
今もトップシェフがいない日は避けて予約される方がおられるようですが、スーシェフの方いろんな思いを
されているようです。このレストランで食事をする方々を充分満足させる技量を持たれている方と思うのですが。

今回いただいた料理自分たちにとり、その評価に恥じない素晴らしいものだったと思います。
再訪しないとわかりませんが、トップの方がいないからと言って味が落ちているようには感じれられませんでした。
今度はディナーで伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。

それにしても至高の音楽に素晴らしいフレンチを日をおかずに楽しめる。
日本の東京を含めた首都圏は本当に凄いところだと思います。


  • 10年ぶりの訪問です

  • ゴージャスなシャンデリアは30年間変わりません

  • クリスマスの飾りつけ

  • ロビーからエスカレーター降りた一階です

  • ウェイテイングルームの椅子

  • 古い木を使った内装

  • 帰りにいただいたメニュー

  • 妻はメインが牛

  • 自分は仔羊

  • テーブルセッティング

  • 妻が頼んだフルーツカクテル

  • アミューズ

  • もう一つのアミューズ

  • かぼちゃのポタージュ仕立て

  • バターは面白い容器に

  • パン

  • 他にイチジクを練りこんだパンもありました

  • 前菜のリゾット

  • 魚料理のサーモン

  • 白ワインのソースです

  • メインのナイフ

  • 仔羊の皿

  • きれいな焼き色です

  • 合わせたマスタードソース

  • ローヌ地方の赤ワインでいただきました

  • 妻の牛フィレの皿

  • それに合わせるソース

  • スープ仕立てのプレデザート

  • デザート(メッセージいただきました)

  • 洋梨のロティにマンダリンオレンジのソルベ

  • ハーブティー

  • きれいな小菓子

  • つくりたてです

2010/11/25 更新

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