くいしんぼうヤマゲンさんが投稿した龍吟(東京/六本木)の口コミ詳細

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くいしんぼうヤマゲンのレストランガイド

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くいしんぼうヤマゲン (60代前半・男性・埼玉県) 認証済

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移転龍吟日比谷、有楽町、銀座/日本料理、かに、ふぐ

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2011/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.5

料理については圧倒されるばかりでした。

2011年12月3日追記

龍吟ついに三ツ星になりました。
自分が初訪問で料理を満点とした唯一の店です。
その意味ではミシュランが料理のみで判断しているとしているのも
この店については同感です。

予算が予算故いつ再訪ができるかわかりませんが、ここの独創性に満ちた
素晴らしい料理を楽しめる機会がまた来ればいいなと思っております。

山本シェフ、スタッフの皆様おめでとうございます。


2011年7月23日訪問

本当は妻の誕生日は今度の週末なのですが、用があり食事に行けないので、
この日メインのディナーとして、龍吟に伺いました。
(いままでも充分メインですが、ここは予算もメインになりますので・・・)
夫婦ではミシュラン二軒目の☆二つ、ディナーではじめての☆二つの店です。
またヌーヴェルエールの宮崎シェフが大変尊敬されている山本シェフの店でもあります。

さてこの日は麻布十番を歩きパンを買った後、東京ミッドタウンにも寄って、
18時ごろ伺いました。開店に合わせたつもりでしたが、すでに何組かの先客があり
すでに食事を開始して二品目に入っている方もいたようです。
開店が少し早まったのでしょいうか?聞きそびれてしまいましたが。
19時過ぎには個室も含め満席。21時過ぎには二回転めの方も来店してました。

さて内装は確かに個性的ですね。テーブルクロスなど黒を基調として、
壁には龍の大皿がいくつも飾っています。
サーブする方の服装も黒です。和食の店とは思えないところもあります。
妻も最初は「中華みたい。」などと言ってましたが、結構気に入っていました。
また自分もこの雰囲気悪くないと感じました。合わない方もいると思います。
(chika**様、我々夫婦このようなのも嫌いではないのです・・・)
あと自分は数日前に腰を痛めてバンドをしている状態だったのですが、椅子が大変座りやすく
腰への負担が少ないのも助かりました。

さて自分はプレミアムモルツ妻は龍吟オリジナルの台湾茶を頼み、食事が始まりました。
まず温かい前菜として出された茶碗蒸しにいきなりやられました。
確かに滑らかな茶碗蒸しで焼いたトウモロコシの自然の甘さ、きぬがさ茸のアクセントが素晴らしい。
しかしそれだけでは説明のつかない今まで食べたことのない豊かさの独特な味。
聞いてみると出汁にフランス産のハムを少し使用しているとのこと。
これが山本シェフの発想なのでしょうか。基本は揺るがず、そのうえで自由な発想を
繰り広げるのでしょう。

次の冷たい前菜は焼き松茸とみずうにという反則みたいな組み合わせ。
これに香り豊かな有明の三冨海苔、白ずいき、みつば、揚げたエリンギ茸などが
盛り上げます。混ぜて食べるとこれらがけんかするどころか、さらなる旨みが
引き出されてきます。凄い!

そしてお造り、どれも素晴らしかったけれども、ニュージーラン産の細かく旨み豊かな岩塩と
酢橘を絞って食べたアオリイカは口の中でとろけましたし、土佐造りに添えられた
天草産の今が旬のリョクチクというタケノコの甘さも印象的でした。
そして鱧のお椀です。鱧は敢えて鱧らしさを残した骨切りにした感じでこれもいいです。
しかし一口いただいた出汁にまた参りました。良い意味で旨みの塊。でも下品にならない。
このようなお出汁をいただいたのも初めてでした。お椀も風神、雷神のペアのユニークな物。
これらを久しぶりに黒龍のしずくでいただきました。このお酒の豊潤さは素晴らしい。
黒龍もこのクラスだとやはり凄いお酒だと思います。次はいつ飲めるかな。

そしてシェフのスペシャリテの泳がし鮎です。炭火で焼かれた鮎が出てきて振舞われます。
良い香りの笹は副料理長の出身の奥多摩町から送られてくるそうです。
本当についさっきまで泳いでいたような感じです。これをスイカと酢のたれでまるごといただきます。
鮎の理想の大きさは山本シェフによると15.5㎝だそうですが、わかるような気がします。
稚鮎と成魚の鮎の良いとこどりの絶妙な大きさではないでしょうか。
これにはビールを勧められましたので、エビスでいただきました。

そして次に出てきたのが串に刺したおでんです。我々は鮑の代わりにえびしんじょにしてもらいました。
でもこれもただのおでんではありません。上質の出汁に何かしているのでしょうが、
聞くのやめました。具もきっと大変手間が下ごしらえにかかっているでしょう。
これは大変なこだわりが込められた、熊本ワインでいただき、だしも飲みほしてしまいました。

そして黒毛和牛のフィレ肉のパン粉揚げを温泉玉子に絡めてカツ丼のイメージでということでいただきましたが、
まろやかで牛肉の美味しさが大いに楽しめました。
そしてこれまたシェフのスペシャリテの今回は琵琶湖産の天然大鰻の炭火焼が、
エンドウご飯と漬物、海老の赤出汁と出てきました。
天然鰻というと硬めで養殖の方が食べ易いというイメージでしたが、とんでもなかった。
弾力のある身にパリパリに焼けた皮絶品でした。これが本当に美味しい天然鰻なのですね。
牛肉にも、鰻にもぴったりの赤ワインがが合わされました。

そしてきれいで味の良い枝豆ご飯、海老の風味がきいた赤出汁、こだわりの漬物も
もちろん美味しくいただきました。妻は食事はこれで充分になりました。
でも「余裕があればお蕎麦はいかがですか?」と言われましたので自分はいただきました。
細めの味の良いのど越しのよい自分好みのおそばです。つゆもバランスのとれたとても素晴らしいもの。
しかしお蕎麦に独特の弾力を感じたので聞いたところ、「信州のそば粉にパスタに使うセラモナ粉をつなぎに
使用した二八そばです。シェフが毎日打っています。」とのこと。
ここでも自由な発想が今までにない美味しさにつながってます。

そしてデザートです。冷たく冷やされた桃の形のあめが出てきました。くずすと中がパウダー状です。
これに熱々の桃のアメ炊きが入ります。でも混ぜても桃の冷たさと温かさが同時に味わえます。
これまた独特のしかし印象的なおいしさを味わえます。
二品目はプリン。これもプリン自体はとてもおいしい。でもしつこさはなく豊かな味です。
でも一個800円のものとはいえこの容器のままでいただくのは少し見た目に物足りなかったかな。
しかし最後にきれいにたてられたお抹茶をいただき、満足いたしました。

私のお気に入りのヌーヴェルエールの宮崎シェフが熱く語る料理でしたから、悪いはずはないと
思っていました。しかし予想以上のレベルと素晴らしさでした。脱帽です。
この日も明らかに料理に詳しい思われる外国の方もいらして、食べながらサーブしている方に
熱心に質問していました。ここでサーブする方は英語が話せるのは必須のようですね。
料理は初訪問ながら満点にせざる負えません。初めてのことです。
ミシュラン二つ☆の評価は納得です。ひとつ☆の店でも素晴らしい店があります。
今回龍吟についてはこれらのお店の上の評価をもらうにふさわしいと思いました。

でも二人で67000円も過去最高。さすがに簡単に行ける値段ではありません。
次はいつかなぁ・・・でも再訪したいです。

ミシュランガイド東京が2007年に初めて発行された時、ガイドを手に入れた我が夫婦で交わされた会話。
(この時ヌーヴェルエールにもまだ出会ってはいませんでした。)
自分「すし おおのさんのっているとはうれしいね。さてそれ以外にどこに一番行ってみたい?」
妻 「龍吟がいいな。美味しそうに見えるな。行ってみたいよ。」
自分「えーっ?このいかがわしい感じのところ?大体新日本料理なんてフュージョンみたいな
   料理なんてろくでもないぞ。」
妻 「そうかなぁ。美味しいと思うけど。」

以上の自分の暴言すべて撤回いたします。すみません。

ごちそうさまでした。


  • 入口です。打ち水してました。

  • 壁には龍の皿が

  • 黒いテーブルクロス

  • ここにも龍が

  • コースターも龍

  • この日のメニューです

  • 妻は龍吟オリジナルの台湾茶で

  • 緑茶とウーロン茶の間の感じ

  • 自分はプレミアムモルツで

  • 最初の茶碗蒸しから参りました。

  • 松茸と生ウニの前菜。凄い取り合わせ。

  • 鱧のお椀。出汁の素晴らしいこと!

  • お椀を開けると・・・

  • 蓋は風神

  • こちらは雷神

  • お椀とお造りは黒龍のしずくでいただきました。

  • そしてお造りです

  • かつおの土佐造りと天草のりょく竹

  • 鳴門の真鰈

  • アオリイカ。口の中で溶けました。

  • 生醤油のほかに酢橘とニュージーランド産の塩でも

  • この石板の上に

  • 炭で焼かれた鮎が

  • 泳がし鮎です

  • 絶妙の大きさでした。

  • 次はおでん!でした。二種のたれで

  • もちろんただのおでんではありませんでした。

  • 妻は二杯目に八女茶です

  • 自分はおでんにこの白ワイン

  • こだわりの熊本ワインです

  • 黒毛和牛の皿です。きれいな肉の色。

  • もものガリもいい感じ

  • 深みにあるこの赤ワインでいただきました。

  • 鰻が食事と共に

  • 琵琶湖の天然大鰻。ただ柔らかいだけではないですね。

  • きれいな枝豆ご飯

  • 漬物も見た目からこだわってます。

  • 海老の赤だし美味です

  • 自分は主人が毎日打つおそばも

  • セラモナ粉を使った二八そば

  • つゆもすばらしかった

  • 抜群ののど越し

  • お茶で一服して

  • -196℃の桃あめです。

  • 中はパウダー状

  • これに+99℃の桃アメ炊きが

  • 最後にプリンです。

  • 一個800円で店内でも販売してます。

  • やはりただのプリンではありませんでした。

  • お抹茶で終わりました。

2011/12/03 更新

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