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1回
夜の点数:4.0
2015/02 訪問
夜の点数:4.0
ビストロと言いつつレストラン価格な都内のお店に見習って欲しい、優良店
2015/02/07 更新
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【2015年2月5日】
久しぶりに家族で訪問。
一皿ずつのオーダーでしたが、つまんで呑んでの繰り返しであれば、どのメニューも一皿サイズで十分でした。
▼お通し
フォアグラのテリーヌ いちごとバルサミコのジャム添え バゲット付き。
バゲットは薄くスライスしたものが三枚。
ぬとっとした濃厚なテリーヌといちごとバルサミコ酢の爽やかな酸味が印象的なジャムの相乗効果がグッドなつまみメニュー。
乾杯のお酒のお供であり、最初の食事が来るまでのつなぎとしては贅沢な一品。
▼長ネギのマリネ
2センチくらいにカットされた長ネギをオリーヴ・オイルでマリネした冷製サラダ(?)。
上に生ハムも乗っていて、非常に美味しいつまみでした。
▼スペイン イベリコ豚の生ハム
ナッツの香りのする期待以上の生ハムでした。
久しぶりに香りが素晴らしい生ハムを口にした気がします。
▼タコのアヒ-ジョ
オリーヴ・オイルとたっぷりのバジルが使われたタコのオイル煮。
地モノのタコのおいしさはさることながら、ソースも非常に美味しい。
別でオーダーした、カリカリのバゲットとの相性が恐ろしいほどでした。
▼カキとエビのオリーブオイル煮
グラタン皿で焼き上げられたカキとエビのオイル煮料理。
これもソースの仕上がりが素晴らしく、カキとエビのエキスが移り込んでいて、バゲットが進む、進む!!。
先述のタコ料理と同時に出てきたので、家族全員でバゲット含めてものすごい勢いで完食。
▼パン
いわゆるバゲットです。
ここのはカリカリに焼いたものを出していただけます。
個人的にはこのスタイルが好みです。
ガーリック・バター・ヴァージョンもあります。
▼スズキのポワレ 山菜のベニエ添え
魚は丸ごとだと勝手に想像していたところ、二口大くらいにカットされたものをポワレにしてものでした。
またベニエは、いわゆる天麩羅ライクな仕上がり。
魚、山菜ともに香ばしい仕上がりで、お酒がこれまた進む。
スズキの調理が素晴らしく、味付け、焼き上がり加減など最高です。
▼地鶏と三浦大根のポトフ
煮込み料理です。
具は他に香味野菜が気持ち程度に、あとは菜の花。
少し早い春を感じさせる料理でした。
さすが横須賀は、春野菜の出が少し早いですな。
具そのものも当然美味しいのですが、鶏肉と野菜から出た旨味が詰まったスープがたまらんです。
思いもよらない最後の一工夫に、そのスープにご飯を入れておじや風にした締めが最高でした。
めったにこのお店ではお米料理に出会えないのですが、そういう意味でもラッキーな料理でした。
【2012年12月16日】
マイメンと一緒にディナー。
前回の書き込みから、パッと見で3年弱のブランクがある感じになっちゃってますが、この間にはここにずいぶんとお邪魔しては食って飲んできております。
最大の特徴は、飽きない美味しさ!?。
で、今日の前菜は、鶏皮のスモークとジャガイモのペーストが乗ったカリカリのバゲット。
特に前者は初めての味。
食感はカリカリのお菓子のような感じなんだけど、味は鶏の皮の感じはほとんどなく、それこそスモークの香りそのものだけ。
最初は「ん!?」と思ったけど、意外やクセになるぞ、これ!!。
ジャガイモのペーストはそつなく美味いッス。
オーダーしたのは、ソーセージとレンズ豆のホワイト・ソースがけ、エゾ鹿の赤ワイン煮、ジャガイモのポタージュ、生ハムとルッコラのサラダ、イベリコ豚の生ハム、ガーリック・トースト、バニラ・アイス 1982年もののシェリー酒がけ、りんごとシナモンのクレーム・ブリュレ。
ソーセージは、この日の団体客用に仕込んだというメニューにないお料理。
さらっとしたまったく重くない柔らかい味のホワイト・ソースとソーセージのスパイシーさのコントラストが酒の進みを早めます。
エゾ鹿は赤ワインでくったくたに煮込まれていて、お肉の部分も美味しいですが、やっぱり脂身がトロっと美味い。
添えられたマッシュ・ポテトと赤ワインソースの組み合わせもたまらん。
ガーリック・トーストを浸して食べてもグッド、グッド。
中休み的なポタージュとサラダを挟んで、イベリコ豚で酒かっくらってデザートへ。
自家製バニラ・アイスと甘くて薫り高いシェリー酒の鉄板の組み合わせにノックアウト。
ごろっと入ったりんごのかけらとトロトロのクレーム・ブリュレの組み合わせもありそうでないなぁ、なんて。
香ばしいカラメルとの相性も抜群。
このほかにもビールやらワインやら紅茶やら飲んで、大の大人がお腹ふくまらせて4,200円/人とは安いじゃないのよ~。
さて、また来よっと。
【2010年1月29日】
旨いと噂に聞いてはいたのですが、なかなか足を運べなかった久里浜にあるビストロ。
やっと行ってきましたよ。
シェフの方は、京急観音崎ホテルなどで腕を振るっていたとのことで、飾るばっかりの料理に飽きちゃったんで、本当に旨いものを提供したいという思いで独立されたらしいッス。
ソムリエの女性もそれに共感して一緒に辞めてがんばっていらっしゃる、とのこと。
結論から言うと、マジで旨い。
久里浜/横須賀という立地から言えば、一食当たりの単価は高い方になってしまいますが、都内と比べればそれでも十分にリーズナブル。
今日は初めての訪問だったので無理して色々オーダーした手前、そこそこお金がかかりましたが、そんでもやはり安い。
肝心な味については、申し分ないクオリティだと思います。
わざわざカジュアルにフレンチを食いに都内や横浜、湘南一帯に行く必要がなくなりました(でも行くけど)。
いや有名店というだけでまずくて大した事ない店が数多く存在する中、ビストロというコンセプトをしっかり体現しているところに信頼感抜群!!。
お通しにカブのフロマ−ジュ。
これすんげえ旨いです、これ食っただけでこのお店が間違いないと思いました。
カブの葉を素揚げにしたものを上に乗せていて、これが本体のクリ−ミーな味と食感と対比して印象深いおいしさを生み出しています。
前菜に白蛤と白菜のエチュベ(※蒸し煮)のグラタン(※焼き)。
アーモンド・オイルで白蛤(ホンビノスガイのこと。外来種ですな)をオーブンで焼いた料理。
白菜にはベーコンのみじん切りが入っていて、お肉のコクと白菜の甘味のコントラストが非常に旨し。
メインに鴨のコンフィ、これもおいしいです。
が、これよりおいしいものにすでに出会っているの感動レベルってほどでもない。
食後酒を2種類試飲させていただきましたが、両方ともおいしかった。
今度はしっかりお支払して飲もう。
最後に無理を言って、デザートを盛り合わせにしていただきました。
ワン・プレートにガトー・ショコラ(温かい!!角のさくさく具合がおいしい)とバニラ・アイス(バニラ・ビーンズがたっぷり!!)、りんごのコンポート(※砂糖煮)がそろって登場。
特にコンポートがおしかったなあ、程よい酸味と甘味の妙が締めにぴったりでした。
お店の方々と色々お話をしましたが、横須賀という立地でいろいろと苦労されている様子。
ビストロ自体が自分と同じ世代に理解がなく、やってくるのはおっさんばかりとのこと。
お肉料理と共にワインを雑に飲むのが好き、といったら相当喜ばれました。
う〜ん、横須賀って...とも思いますが、そんでも横須賀が好きはかわらないのです。
都内の若者が集まるようなビストロと同じようには成立しないのかもしれないっすね、横須賀は。
そんなんだから、いいお客さんになれるよう、今後はちょくちょくと伺うことにしよう。