この口コミは、グルマン大島さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.1
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 3.5
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昼の点数:4.1
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.5
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.5
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
『たけちゃん』茨城県東茨城郡大洗町磯浜町「至高のあんこう鍋」
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鮟鱇のとも酢
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鮟鱇のとも酢
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ほたるいかの酢味噌和え・筍のおかか和え
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ほたるいかの酢味噌和え
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筍のおかか和え
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刺身盛り合わせ(さより・地蛸・あいなめ・かれい)
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鮟鱇鍋
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鮟鱇鍋UP
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2013/02/20 更新
2010.3.29.6PM JAPANESE IN IBARAGI/ILOVE/MINAKOHONDA/TRACILORDS/GINGERLYNN/EVAHENGER/SELEN/ANNAMIYASHITA/SAKURASAKURADA.
いつも寒い時期になると本当の「あんこう鍋」を食べてみたいと思っていた。
本当のあんこう鍋とは如何なるものか?
私が考える真のあんこう鍋とは以下の条件に該当するものである。
其の壱
使用する鮟鱇は地元(大洗周辺)で水揚げされたもの。
其の弐
七つ道具と呼ばれているあんこうの部位を確かに使用している事。
肝・とも・卵巣・柳肉・水袋(胃)・えら・皮などが七つ道具。
其の参
基本となる調味料が醤油ではなく味噌である事。
其の四
調味料の味噌には鮟鱇の肝(すり潰して裏漉ししたもの)が入っている事。
しかし以上の条件を満たすあんこう鍋は、まず食す事は出来ない。
東京でも寒い時期になるとあんこう鍋を提供する店は多い。
だが基本となる調味料は醤油ベースが主流である。
また味噌ベースの店も少数はある事はある。
調味料の一部として肝を使用しているところはほとんど無い。
過去に私が食べたあんこう鍋の中には味噌ベースのものもあった。
だが肝を調味料に使用していないためか、やはり味も凡庸だった。
その厳しい条件をクリアする店は、やはり本場の大洗周辺に行かなければ存在しない。
あんこう鍋を求めて三千里、あっ!!これは別のシリーズでした、すみません(笑)
ネットであんこう鍋と検索すると、ぞろぞろと飲食店の名前が出て来る。
ほとんどが観光客を対象にした店で、高い、味は普通?と言った程度のところが多い。
たまたま個人のブログの中で、本場仕込みの美味しいあんこう鍋を安く提供する店があると知る。
その店の名は『たけちゃん』と言うらしい。
そのレビューを読んで非常に気になったので、すぐに食べログで『たけちゃん』と検索する。
あった!!あったよ〜『たけちゃん』が、すごく評価が高いではないか(*'o'*)
一通りレビューを読み、この店は間違いなく本物のあんこう鍋を提供していると確信した。
そのような出来事がいまから約半年前の10月にあったのを鮮明に記憶している。
それ以来、鮟鱇の時期が終わる三月末までには絶対に来店しようと考えていた。
三日前に予約を入れ、ついに今日実現する事になる。
後台の『叙楽園』で食事をしてから約3時間後の18時に『たけちゃん』に到着する。
途中で何人もの人々に道を尋ねながら、なんとかこの店にたどり着いた。
こんな寂しい田舎の細い路地の奥に店があるとは誰も思わないだろう。
店内には常連らしいお客さんがカウンター席に二人いて、ほろ酔い加減の様子。
私達は一番奥の座敷に座らせてもらう事にする。
とりあえず生ビール(サントリー・モルツ)を頼み、おまかせで料理を注文する。
最初に「あんこうのとも酢」が運ばれて来る。
ちなみに「あんこうのとも酢」とは。
鮟鱇の肝を茹でたものをすりつぶして裏ごしする。
それに味噌・酢・砂糖などを合わせた調味料を作る。
その調味料で七つ道具と呼ばれる部位を食すもの。
ちなみに皮・ひれ・卵巣・肝などが七つ道具に入る。
名前の由来は、あんこう自身の肝が入った味噌の調味料を使用。
それであんこうの身を食べることから付けられたという事です。
*あんこうのとも酢
肝
ひれ
卵巣
柳肉
肝の裏漉ししたものが入った酢味噌は甘い中にもコクがある。
その酢味噌は淡泊な柳肉やひれを更に美味しくさせる。
続いては先付け・刺身盛り合わせが運ばれて来た。
*先付け
ほたるいかの酢味噌和え
筍のおかか和え
ほたるいかは私の大好物である。
濃厚な旨味を含んだ肝と酢味噌の相性が良く美味しい。
茹でた筍におかかをかけただけのもの。
味は付いていないため醤油をかけて食した。
*刺身盛り合わせ
あいなめ
さより
ひらめ
地蛸
地元で水揚げされた魚は鮮度も良い。
厚切りの刺身で提供される。
特にぷりぷりした食感のひらめ、脂の乗ったさよりが美味しい。
*あんこう鍋
柳肉
皮
ひれ
肝
白菜
春菊
エノキダケ
糸こんにゃく
あんこう鍋には鮟鱇の色々な部位と野菜がたっぷりと入る。
特に肝は大きめに切られたものがゴロゴロと入っている。
味付けは味噌に肝を裏漉ししたものが入っている。
味噌仕立ての汁は、肝や野菜などから滲み出た甘味と旨味が混在。
この味は濃過ぎず薄過ぎず極上の味わいがする。
もちろん中の鮟鱇の部位も汁に負けず劣らず美味い。
淡泊な柳肉、ぷりぷりとした食感のゼラチン質を多く含んだひれなど。
濃厚な旨味を含んだ海のフォアグラとも言える肝。
本当に鮟鱇という魚の奥深さを堪能出来る鍋である。
この日は昼食を食べてから約3時間しか経過していなかった。
そういう状況で来店したため空腹感には程遠い状態だった。
あまり空腹でない場合に食べる食事は何を食べても美味しく感じない。
しかし、ここのあんこう鍋に限っては唯一の例外である。
美味しい、美味、絶品どの表現にも当てはまる。
魚好きな人、本物の「あんこう鍋」を食べてみたい人は来店必至。
ところで会計の際に9200円と言われてびっくりした。
極上のあんこう鍋・あんこうのとも酢・先付け・刺身盛り合わせなどなど。
料理二人前と生ビール3杯の金額である。
もしここと同じ位のクオリティ・ボリュームのあんこう鍋のコース料理を東京で食べたとしよう。
間違いなく二倍、いや三倍の料金を請求されても仕方がないだろう。
この店には冬だけでなく夏にも、また必ずや訪れたいと思う。