アリーマさんのマイ★ベストレストラン 2008

嬉しいことに一階が路面に開放されたスタイルになって、すっかり敷居が低くなった(極私的に）。
だからつい足が向く♪
ここの料理、風変わりなようで意外に味に癖がないし、メニューも始終変化がある上に定番も実にバリエーション豊かなので、ちょこまか通っても飽きが来ないことに気がついた。

あの一階スペースは夏の盛りにはどうするのか不思議だったのだが、どうも酷暑の中では二階にスペースがある限りそっちに回される様子。
一応「一階は広東家郷菜、二階は飲茶オーダーバイキング」という住み分けはあるが、この日は「できれば是非二階へ｣と強いて頼まれてしまう。
うう、あのむわ～んとした空気がなんだか好きなんだがなあ・・・とは思うが、まあ二階はコギレイなのでよかろ。

本日新たな発見。
ここの冷やし中華がかなりうまい！
「この店で食べるものじゃないでしょう｣といいつつ気になっていたが、冷やし中華偏愛症のオットが有無を言わせずオーダーしたもの。
胡麻ダレがちょっと甘めだが、酢を入れたらちょうど良い。
具はクラゲ、鶏、ハム、葱、水菜、トマト、玉子、胡瓜など、なかなか豪華。
えらいぞ、オットよ。
麺は細いがキッチリ腰がある。
ああ、この冷やし中華を一階で食べられたら・・・とつい思う。
香菜でも乗っけたら完璧だ、極私的には。
メニューに出ている間に、是非リピートしよう。

上海水餃なる新メニューも頼む。
出てきてびっくり、なかなかルックスの良い水餃子なのだった。
餡がちょっと甘いが、水餃子過疎地の中華街ではかなり出来のいいほう。

季節もののゴーヤの黒豆ソース炒めもウマイ！
最近売っているゴーヤがナゼか苦くなくなってきているので、どうも寂しい思いでいたのだが、ここのゴーヤはキッチリと苦いのだ。

ともかく、冷やし中華はオススメよ♪、ということで。
(2008.7)
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6月1日の再開店以来三回出かけた。
味は変わっていない。
別館メニューもすべて健在で実に嬉しい。
(旧大珍楼別館については、http://u.tabelog.com/00019770/r/rvwdtl/121380/　を参照）

本館二階ということなのだが、以前売店だった一階にもテーブルを並べて、こちらは別館メニューのみが出ている様子。
外に向かって開いているので、丸見えで落ち着かないといえばそうなのだが、不思議と香港の路面の店のような風情もある。
私はこちらが好きだ。
二階は落ち着いていて「会食」といった上品な設定ならこちらが良いかもしれない。

以前の「別館時代」には円卓がなかったので、人数の多い席だと少々使いづらかったが今は対応可能になったし、昼間から営業しているし、何よりも一階席ならば特に入りやすいので、一人でふらっと入って１〜２品食べて出てくるようなことも出来る雰囲気。

例湯は壷の中に具が入って出てくるなど、料理のプレゼンが若干変わったところはあるが、スープの繊細で深い旨さもボウチャイ飯の楽しさも、各料理の現地そのままな味わいも変わらず。

何よりも再開が嬉しくてたまらないのであるよ♪
(2008.6)

大相撲観戦の帰り、まっすぐ帰るつもりが店のなんとも良い佇まいに惹かれて引き戸を開けた。
「カウンターの隅の、こんなお席しかないのですがよろしいでしょうか」とカウンター墨に二席確保。これが強運だったことを、そのあとひっきりなしに現れて帰っていくお客さんたちを見て知る。
返すお客さんたちにも「暑い中わざわざ来ていただいたのに申し訳ございません」と、心のこもった言葉がかかる。

飴色に古びた木造の店内は「一度戦争で焼けてしまったので、今築61年」だそうだ。高級というものでもないのだろうが、なんとも風情と落ち着きがある。

接客もきめ濃やかで、特に親しげでもないがほどよい距離感で穏やか。

とりたたき、とりサラダなどをいただきつつ、一人前だけいただいた鍋。
スープの味はさっぱりと、でも濃厚で深みがある。野菜に油揚げ、しらたきなどのたっぷりの具に、鶏肉、レバー、砂肝がたっぷり入る。一人前としたらずいぶん気前のよい量だ。
肉はすべて甘味があって、上質のスープに野菜の旨味とあわせてとってもシアワセだ。

仕上げの雑炊にはスープを足してくれて、軽い卵とじに。
麦飯投入後しばらくの「ちょっととろみがついたスープもよいですよ」と取り分けてもらう。うんにゃぁ〜、と思わず喉を鳴らす。

一鉢ついてきた漬物が、シンプルな浅漬けだがまたうまい。

今回はそうお腹も空いていなかったのだが、次回は是非ともコースで来たいと思った。
こういういいお店に出会うと、幸せになります。

コースは5000円弱だが、今回は鍋一人前+αだったので、ビールを二本飲んで6000円ほど。
かなり良心的価格だと思う。

さんざん道に迷って漸く辿り着いた店は、大通り沿いの大変目立つところにあった。
どうも通りを渡った反対側から来て、上手にこの店の場所だけ回避して、同じ街角の裏を右往左往する・・・という、毎度ながら非常に高度な迷い方をしていたのだ。

一見なんの変哲もない単なる突き出しを口に放り込むと
煮豚の脂と胡麻油がトマトとキュウリに絡んで
あらびっくり、こりゃうまーい!なのだった。

本日は珍しく飲み放題なので、ビールが一気にグググと進む。

通常であれば「飲み放題お一人様XXX円」のパターンで、勝ち残るのは店のほうだが
ここの場合は「並みよりちょっと飲める客」ならばガッチリ回収が可能な料金設定。
よぉし、飲むべし飲むべしっ!

3800円のコースを食べた。

まず前菜。モツやらクラゲやら椎茸やら豚耳やらにちょっと複雑な味わいの醤油ダレがじんわり沁みている。
香菜ものっかっていて香りも良いのだった。

次に来たスープで一瞬沈黙してしまう。
気鍋鶏、というのだそうだ。
漢方薬膳系のスープということだが、特に変わった匂いもクセもないさっぱりとしたスープ。
これがじんわりと胃に沁みる。
うう〜、いい味だなあ!

その他、かなりいろいろな料理が出た。
コースは全体に結構な量で、ワタシは途中で息切れ気味。
全体になにを食べてもハズレなしだが、あまりの爆量に涙を呑んでお持ち帰り。
翌日食べても美味かったけどね。

その中でも一際ステキだったのは豆腐の餡かけ煮込み。
この店、なにを食べても美味しいようだけれど、スープを使った優しい口当たりの料理が特に良いようす。
豆腐もふるふる柔らかくてスルスル喉を滑っていく。

そして雲南過橋米線。
また汁ものか・・・と思いきや、これが別腹状態でスッキリと胃に収まってしまうからフシギだあ。

「この米線だけサササと食べに来るのもアリ!」
と感動しつつ喰う。

一品だと高いのかなあと思えば、一人前980円。
これならば一人で立ち寄りもありそう。
この店、全体に値段も良心的だ。

難を言うなら、店が混んでいると音が響いてかなりうるさいことか?
この日はウィークデイなのに満席の上、真後ろの席は十人ほどの宴会。
少人数で静かに話をしたいときなんかは避けるのが無難かも。
でもナンダカンダ言って、安くて美味い良店なのは間違いない。

ここは必ずまた来たい!

尚、あとで調べたらクーポン持参で同じ内容がかなり安くなるようで・・・お出かけ前にはクーポン印刷を忘れずに。

昨年は新メニュー開発に余念がなかったが最近は一段落で、カレーについては｢スリランカカレー」と｢バターマサラ」の二本立て+α(タイ系あり）に収まっています。

あまりの混雑に土曜の営業を一時休止していましたが再開。
日曜日も適宜営業(要確認)。

ご飯少な目は若干値段がサービスされる、など、相変らずホスピタリティー豊かな店です。

(2008.8)
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ここのメニューは常に進化を続け、最近ではインド風、欧風、キーマの三種類だったカレーに、グリーンカレー、レッドカレーが加わり、さらに今月から和風とトマトカレーも加わって、独特なカレーの店として大進化を遂げています。

タイ風の二種、最初聞いたときは「？」と思ったけれど、なんというか｢洋食屋風のタイカレー｣として、独特の世界を作っていて美味しい！

最近のヒットはトマトカレーでしょうか。
夏向けで爽やか、です。

最近雑誌に載るなど、週末は行列らしいですが、夜はわりに空いています。
ラストオーダーはいつの間にか8時半まで伸びていたので、是非！と思ったら夜にでも足を伸ばすのもよろしいかと。
(2007.8)

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モーニングセットは仕込が大変なので、出来なくなってしまった由。だから今は11時からの営業です。
シチューやカレーなどのセットは、スープ、サラダ、食後の飲み物までつけて８００円程度からと、ボリュームも価格も文句なし（ランチのみでなく、週日同価格）。

それだけならば、よくあるＢ級グルメ店だけれど、デミ系のシチュー、カレー、そしてオムライスと、それぞれしっかりと手のかかった、有名洋食店に引けをとらない内容。

ランチ時は混むので、できれば時間を外すほうが落ち着いてゆっくりできます。午後は通し営業、というのがありがたい店です。

ただし、手をかけたものを出すので、サービスに時間がかかることも。急ぐ時には向きません。
時間がかかることを前提に、お店の一角には本や新聞、雑誌がいろいろ置いてあるところに、ホスピタリティーを感じます。

あくまで近隣の人が気楽に食事に立ち寄る場所、というイメージなので、遠方からわざわざ･･･というお店ではないけれど、こういうお店が近所にあるのは大変シアワセ。

尚、全席禁煙です。
これは、こういう喫茶店風のお店としては英断だと思います。
(2006.11)

ひとりだとどうしても麺もの一品になってしまうし、この店の場合は誰かと誘い合って行くには相手を選ぶので、単品攻撃は久しぶり。

店主の兄とその弟がいて、兄さんは割合にマイルドで食べやすく味にブレがない。
一方弟はガツンと辛いがたまにブレることあり。

でもどっちが作っても、やっぱりここの一品ものは辛さが多彩で暑気払いにはうってつけ。
汗をふきふきビールをぐばぐばが大変楽しい。

鴨舌はほとんど残さず食べられるくらいにからっと揚がって、鴨の脂の旨さがジュワア。
毛血旺は「弟版」しか食べたことがなかったが、兄のほうは色からしてマイルド。
激辛でなきゃ！だと物足りないかもしれないけど、ワタシくらいなら十分に辛くて旨い。
マイルド・・・といいつつ、小さなサラダボウル大の耐熱容器から立ちのぼる湯気は目と鼻にダイレクトにピリピリくるくらい。
弟が作るときのように、凶暴な赤さも店中が咳き込む刺激もないが。

ふんわりした豚の血塊、ランチョンミートやモツ類と、それぞれ食感も旨味もいろいろで楽しい。
モツ好きで辛い物好きならば、是非お試しあれ！
きくらげの酸っぱ辛さもいい感じだ。

〆は最近メニューに載った｢麻婆刀削麺」。
文字通り麻婆豆腐が刀削麺にのっかったもので、汁ありと汁なしが選べる。
麻婆豆腐を一口食べたら、ガツンと強烈な辛さと旨さがキタ！
モチモチの麺と実は意外に面白い組み合わせで、強烈な辛味が麺にしっかり絡みついてくる。
どうも〆の一品だけは弟だったようで。
中華街あたりで出てくる上品な四川とは別世界だ。

やっぱり兄弟で違うのだなあ、と妙に感心しながら、どーんとテンションが上がるのだった。
カプサイシン効果？

写真を追加。

(2008.8）
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壁メニューを色々試しましたが、どれも激辛ながら辛さのブレンドが違って表情豊か。
一品を一人で完食するというよりは、何人かで出かけて数品比べるのが楽しいかも。

オーソドックスに麻婆豆腐し、出てきた瞬間に周辺のテーブルのお客さんまでがクシャミを始めるほど｢辣」な毛血旺（豚の血豆腐やモツなどの激辛煮込み）、ビールのお供に絶妙な川味辣子鶏、噛み締めるとジンワリ旨い鴨舌などなど、他所ではなかなか楽しめない味が色々。

刀削麺も相変わらず旨い。
注文が多い時間帯は、ある程度まとめて削って茹でてから出しているようで（削りおき、茹でおきという光景は、何度も行きましたが見たことがありません）、出る早さはまちまちですが(笑）。

夜に「壁メニュー」の注文が続くと、店内の空気までが目に染みるほど｢辣」になります。
辛いものが駄目な人には、ちょっと辛いかもしれません。
（２００７．１）
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お気に入りの店です。
ランチの刀削麺セット（ご飯に漬物がつく）650円はオトク。
辛さは調節してもらえますが、基本的にかなり辛めです（辛くない麺もあります）。

夜は850円になる各種刀削麺。
単に辛いだけでなく、クリーミーなスープのほのかな甘味とのバランスが良く、はまる人は次々にはまります。
その他となると、壁に中国語のみで表示されているメニューは圧巻。至るところに「辛」「辣」の字が舞い躍っています。数はそれほど多くないのですが、それぞれ個性際立つ逸品です。辛いだけでなく、料理ごとに辛さのブレンドと味わいも違い、美味しいです。ただし、量が多いので、二人以上で一品程度が無難。
香菜が好きな人は、言うとのせてくれますが、黙っていると抜きですので御注意。

店内には常に中国人のお客さんがいて、日本人の方が少ないことも。遅くまで営業しているのも有り難いところ。

店内の雰囲気は、庶民的な食堂なので、接待やデート向けではありませんが、清潔で不快感なく、サービスも日本語が若干おぼつかないですが親切でフレンドリーです。中華街のどこかのように、粗雑なところはありません。

ただ、餃子だけは「まったく並」でした･･･。

一時期閉店していたが再開店。
そしてまた現在謎の閉店中。

伊勢佐木モール裏の店は営業してます。
(2008.８)
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ここの一品料理は、羊串と違ってそこそこの値段はするがウマイ！
ボリュームと内容を考えればお得。何人かいるときは是非どうぞ。
写真を追加。

香菜と青唐辛子のサラダ「老虎菜」は、羊串との相性抜群。
結構辛いが甘酸っぱさが羊の脂に絡むと、肉が倍旨くなります。
(2008.2）
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朝鮮との国境に近い、韓族系の中華。
お通しにはキムチほか二品が無料で出される。
売り物は、各テーブルにチャコールグリル装備で、焼きながら食べる羊串。一本100円からという安さで、５本からのオーダーだ。

ものすごく入りにくい入り口だが、店内はきれいで入り口とのギャップに驚く。日本語が今ひとつ通じにくいが、接客は明るく親切。

羊串は、この値段にして、実に複雑なスパイスが下処理されており、好みはあるだろうが羊好きには楽しい。
また、其の他料理もいろいろで、特に水餃子は多少むらはあるが美味しい。

狗肉、蚕などのアイテムも装備。

生ビール３８０円。

安くて美味い。
まずは思い切って、中に入るべし。

伊勢佐木モール裏に支店もある。
(2006.10）

友人とランチ。
ダメなオトナが午後を過ごすには安くて旨くて素敵な店だ。
ダメなオトナでなくとも、メニュー豊富でどれもうまい。

二時間半ほどかけて山ほど食べたのだが、最初に出てきた「イカの葱生姜」に心奪われ、なぜか水餃子が香港系の店としてはあるまじきほどに旨く、冬瓜と帆立のスープもワンタン麺もロウメンも実に香港味で日本人に媚びていない。
接客は丁寧で親切。
山ほど食べても値段はリーズナブル。
さすがは評判の良店だった。
ウチから遠いがなんとかまた出かけたい。