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夜の点数:4.8
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料理・味 -
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 5.0
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[ 料理・味-
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク5.0 ]
本家に教わるソル・クバーノの飲み方
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2018/12/23 更新
周囲には同じようなビルが並び、なかなか探すのに骨が折れます。あとでスタッフの方に聞くとやはり、店のすぐそばまで来ていながら問い合わせの電話がかかっているのもめずらしくないとのこと。わたしはなんとか独力で見つけることが出来ました。
細長い店内です。奥にはテーブル席は二つほど。
カウンターの背面はハンガーを掛けるスペースです。
わたしが入った時は、まだ6時半でしたがカウンターがかろうじて一つ空いている状態でした。
まずはジントニック。「ジンは何にしますか?」おまかせでと答える。
実は注文した後トイレに立ったので、作るところを見ていません。
この独特の香りは……ボンベイ・サファイア? 正解でした。
そして最初のジントニックでこのお店が名店であると確信もしました。
ジントニックを飲んでいる間、マスターの木村氏がテーブル席で自著にサインを入れている。ほかのスタッフがベストを着たオーソドックスなバーテンダースタイルなのに対し、木村氏は白のジャケット姿。木村氏は往年のハリウッドスター、クラーク・ゲーブルを思わせる風貌だ。
2杯目は、この店に、それも初めて訪れたら決して外せないカクテルを。
そう、ソル・クバーノ。
1980年第1回トロピカルカクテルコンテストで優勝し、NBA(日本バーテンダー協会)のカクテルランキングでも並み居るスタンダーを押しのけ上位にランクインするほどの傑作カクテル。
カウンターの中へ戻った木村氏によってソル・クバーノが作られ、氏によって運ばれてくる。木村氏が今までどれほどのソル・クバーノを作ってきたのか分からないが、この一杯は本家本元がわたしのために作ってくれた一杯なのだ。
「まずストローで半分ぐらい飲んでから、グレープフルーツを食べて残り半分を飲んでください。味が変わります」
これが本当のソル・クバーノの飲み方だったのか!
驚きと感動、である。
いつの間にかお客さんの大半が引けていた。
木村氏ともお話しできるチャンスである。
木村氏の物腰は威厳がありつつ、威圧感を与えない素晴らしいものだ。
もう一杯。
締めはマティーニで。やはりジンを聞かれるが、再びおまかせと答える。
グラスになみなみと注がれるマティーニ。
「作りすぎたので口からいってください」
弘法にも筆の誤りである。しかし味は誤りではない。確かなものだ。
水が置かれる。「水を飲みながら飲んでください」
アルコールを摂取すると、脱水症状を起こすのでこの店では随時水を飲みながらというスタイルを推奨されているそう。
次は「ラグナ・ザ・バー」へ行く予定だといったら、木村氏がわざわざ地図を描いて、さらには途中まで道案内までしていただいた。この名バーテンダーにここまでしていただくのは感動であり、そして恐縮である。
近いうちにまた尋ねたい。そう思ったバーだった。
代金 4100円
追記(2017/05/29)
行きつけのバーで写真と共に、このお店で伺ったソルクバーノ飲み方を話したら、そのお店でも同じようにするようになりました(笑)。
(2017/08/06)
再訪したものの閉店、近所の同業者に尋ねると日曜休みとの情報が。食べログには無休って書いてあったのに~。これ以上犠牲者を生まないために店舗情報編集させていただきます。