1回
2018/07 訪問
バーの世界にも京大はある
1993年創業。
特別歴史が古いわけでもないのに、老舗扱いされているバー。
東京の名門バー＜ラジオ＞の尾崎氏は現在京都在住ですが、氏もインタビューで京都のおすすめバーを聞かれて真っ先にここの名前を挙げています。
25年の間に優秀なバーテンダーを多数輩出し、「バーテンダー養成所」「バーの京大」とも。
特に有名なのは＜ロッキングチェア＞の坪倉氏と、＜エル・テソロ＞の大塚氏。
かれこれ10年ぶりぐらいでしょうか。
隣のホテルもホテル・フジタからリッツ・カールトンになっています。
一階は系列店のワイン･バー＜Cave de K＞。このほかオーナーの西田稔氏がマスターを務める会員制の＜ケラー＞があります。
階段を上がってすぐ入り口にバーカウンターがあります。
昔はテーブル席メインで奥の仕切の向こうにカウンターがありました。
3年ほど前に1か月ほど休業して全面改装したそうです。
奥のカウンターを残し手前にバーカウンターを増設、ふたつのカウンターを持つお店になりました。奥のカウンターで南極の氷を使ったロックを飲んだことがあります。
ふたつのカウンターを繋ぐ通路の壁にはミニチュアボトルが大量に飾られています。
手前のカウンターに座りました。
スタッフは3名。
奥のバーは照明を落とした渋い雰囲気でしたが、こっちは明るい感じです。昔からの常連さんは奥のカンターを好まれるようですね。
まずはジントニック。
ボンベイサファイアをベースにソニックで割るのがK6のレシピ。
＜スタンド＞もライムをつけ込む以外は同じレシピでした（しかしこれが大きな味の差になっているのですけど）。
ブログによると見習いのテストとしてジントニックを作らせるようです。
わたしのお相手をしていただいた方はオーダーしても自分ではカクテルを作らず、またお店の歴史を熟知している（誰それは何年目に入って○年いたなどすべて答えておられた）方で、バーテンダーというより執事を思わせます。
名刺もらい忘れて名前が分からないのが残念（たぶんマネージャーの田中氏）。
もっとも尾崎氏について聞いたところ、「知っている範囲では来たのを見ておりません」という返事でした。一方、＜スタンド＞のマスターからはK6時代に何度か来ていたという返事をもらっています。
ボトルの数を聞くと両方のカウンターを合わせて2000本という返事。
＜カームバー＞や＜コルドンノワール＞、＜お酒の美術館＞よりも多い！
「うちはまんべんなく揃えているので、たとえばモルトなど他より多い店はございます」とご謙遜。
「山崎50はありますか？」と聞くと「初めから入っていません」という返事。この店でも入っていないのか。
ちなみにあるとしたら一杯いくらかと聞くと、「7万ぐらいですね」と（定価100万円）。
そのほか印象に残った語録。
「（ソルクバーノのデコレーションは）本家がやってこそだと思うので、うちはやりません」
今月のおすすめカクテルになっているアクア・グラスというカクテルを注文。
メニュースタンドの裏にレシピが書いてあったのですが、写真を取り損ねました。
ベースはタランチュラ・アズールというテキーラ。
今月のおすすめカクテルは月替わりでスタッフが創作しているとのこと。
フード類も豊富です。
このお店でフードは食べたことはありませんが、サンドイッチが美味しいと聞いた記憶が。
そういやK6の名前の由来も聞いたことないな－。
今度来たときは聞いてみましょう、奥のカウンターで。
会計2420円
cave de K
この階段を上って
ここをまっすぐ行けば入り口
入口側カウンター
通路
ジントニック
アクア・グラス
タランチュラ・アズール
今月のカクテル
2018/09/25 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
膨大なボトル。
雰囲気の違う2種類のバーカウンター。
2018/07/29 更新