中華料理・・・かなりざっくりしていて、それでいてみなさん、なんとなく「ああ中華ね」と言う感じで、対応・会話が出来る料理かと思います。「何?中華って?おいしいの?しょっぱいの?甘いの?」なんて事にはならないかと思います。
ですが、中華といってもかなり広く様々な料理があり本当にそれぞれの頭の中で描いている中華料理が相手と同じベクトルで会話がされているか?と言うと、いささか疑問に感じることがあります。というか、日記のネタがなくなってるんで、そんな思い付きから始めてみました。
中華・・・ニッポンの何十倍も広大な面積を持つ国で、一様に料理が作られているわけではないと言う事は、もちろん理解していただけるかと思います。日本だってそうですよね。関西の料理・関東の料理、郷土食から全国区になった料理など色々あります。
中国ももちろんそうなのですが、少し中華に興味のある方は、4大中華料理とかだったんじゃないかと思う方や4大料理が何かとすらすらと言える方なんかがいるかと思います。
さらに、詳しい方はそれぞれの料理の特徴が言えたり、八大料理体系に分かれていることや(もっと細かく10大・16大とか細かく分けられる・・・らしいのですが、もはや知識のみ)実際に食べたりしているのかと思います。
で、私は中華が好きだと言ってきているのですが、4大中華料理が言えるのが精一杯で、八つの料理体系は詳しく言えることが出来ません。何度か本を読んだりして、特徴なども書いてあったかと思いますが、実際に食べる事が出来ないからか、頭に入ってきません。
ちなみに、4大中華は、四川・北京・広東・上海ですね。好きな感じに順に言ってみました。しかし、北京と四川の違いがあまり説明できないぐらいのレベルです。
そーんな、知識も無い私ですが、気になると調べる事は好きな方なのでチョッとネットを利用して調べてみます。カタカタカタ・・・
4大中華
四川料理:私の好きなジャンルであり、日本にも馴染みの深い料理だと思います。日本における四川料理の偉人といえば、陳建民大人だと思います。麻婆豆腐やホイコーロー・担担麺・青椒肉絲(いわゆるチンジャオロースですね)・・・まだまだあります、おこげ料理もそうだそう、なんと言っても私の好物「水煮牛肉」があります。と、このように馴染みの深いものばかりですが、日本に入ってきたのは戦後の家庭料理の紹介として、健民さんと一緒に入ってきたんだそうな。
専門のお店も日本には結構ありますね。行ったトコでおいしかったなというお店は、「わさ」さんとこや「梅香」さんなんかが好きです。その他たくさんあります。みんな全て東京ですけど・・・
四川料理というのは、四川省成都がかつて(今も?)繁栄をしたため周りの地方から一旗あげるべく人が流入し、各地の地方料理も同時に入ってきて且つそれが、洗練されていったから旨い料理になったんだそうです。これは後述するどの料理にも言えることかと思います。食文化は、余裕がないと出来ないってことですね・・・。
北京料理:これも、首都の名が冠される事から、地方より流入した料理や集まったえらい人のために洗練されていった料理で宮廷料理なんていうみたいですね。
但し、北京の郷土の料理としては、北の料理なので素朴なものなんじゃないかなと思うのが代表的ナ料理を見ると想像できます。北京ダック・・・これは有名ですね。後は、餃子やピータンなんてのもそうなんだそうで・・・。私の好きなお店は「全聚徳」や「孫さんの店」、「北京遊膳(ここは行ってないです・・・)」で修行した方の「彩雲瑞」などが北京料理なのかなと思います。あぁ東京に食べに行きたい・・・
広東料理:日本に早く入ってきたこの料理体系・・・世界的にも広く広がっている系統ですね。外国で中華というと基本的に広東料理だと思います。華僑の方が世界をまたにかけて活躍されるのと一緒に広まったそうです。まぁ外国で中華を食べた事ないですし、しばらくは外国よりも国内で食べまくった方が気持ちがいいので、行く事も無いかと思いますが・・・
代表的なものは「飲茶」じゃないでしょうか?そしてフカヒレとか燕の巣なんかが良く聞くありがたいものですね。あれ自体には味なんかないので、スープの旨さを味わう料理なんだと思うのですが、混沌としたまったり感が好きですねー。湯(タン)の種類によっても違ったりしますが、フカヒレをスープを頼むと、そのお店の一番の湯で味わえるのだと思います。
えー広東で美味しいお店ってあったっけ?って食べログ検索したら最近行った「赤坂離宮」が広東料理でしたね。あそこは美味しかったなー。以前移転前に行った時も美味しい印象があったのですが、高いという気もしてましたが、比較的入りやすくておいしいお店です。後は、あんまり行ってないみたいです。
上海料理:こちらは南の地方の料理との事で、醸造された調味料を使う料理が多いとか・・・言われてみると、甘酢餡は上海料理の特徴な気がします。黄酒と呼ばれる、紹興酒が出来る場所でもありますねー・・・あー飲みたいです。
あまり、食べた記憶がないですが、上海蟹や紅焼獅子頭と言う肉団子の甘めの餡掛けのものなどは美味しいと思います。上海で分けられているお店としては、「Wakiya一笑美茶楼」さんや「上海小南国」さん「維新號」「新世界菜館」・・・あれっ?結構行ってるな・・・
その他:上記のような体系にとらわれず、ホテル中華から個人オーナーの中華料理として洗練されていった現代中華というかそんな中華料理も大好きです。「ジーテン」「マサズキッチン」ナンかも好きです。また、台湾料理・薬膳中華なんかもおいしいところは美味しいですね(当たり前ですね)。
一時期、中華料理の進展が止まったと言われてきましたが、それでも私にはやはり魅力的ナ料理のジャンルです。ただし、中華屋さんというと大きく二つに分かれるのかもしれません。一つは今挙げてきたお店のような、「味で勝負」と言うお店ですが、これとは別に「値段で勝負」と言うお店があるかと思います。チェーン店とかいわゆる「町の中華屋さん」ですね。
大衆向けのお店は、無くてはならないと思うのですが、趣味が食べる事である私はふつうのレベルのものでは満足出来なくなっています。何かしら、特徴のあるお店が増えることを願うばかりです。
一方、地方に目を向けると、そのほとんどが「町の中華屋」になってしまっているのでは?と思います。日本全国を見たわけでは無いですが、今住んでいる一地方を見る限りでは残念ながら、そのように思う印象が強いです。チョッと高くても美味しい本当の料理・語弊を恐れずに言うならば「贅沢」な料理を出す・出せるお店はほとんどなく、あっても、数えるほどしかない・・・それが実情(実状の方かも・・・)だと思います。
地方でうまい中華を成功させるには・・・やはり都内の美味しいお店で修行をして、なんとか実家である地方に戻ってきて、修業した味を伝える・・・そんな事しか出来ないと思います。そのためには実家が料理屋であるなんてのも条件の一つかもしれないですね・・・
という感じで、中華料理を調べてみました。このようにいろいろなお店があるので、男「今夜中華でも食べに行くか?」女「何?どこ系」男「えっ?どこ系って渋谷系とか?」女「バッカじゃない?」となるような・・・なりませんね。
でも、中華をこだわって食べられることがあれば、北京料理を謳っているお店であれば、メニューを見たときに出来れば、いつもの酢豚とかではなくて、その系統の料理をお店の人に聞いたりしながら、新しい料理を注文するのも面白いと思います。