フランス料理とイタリア料理・・・本土本国のネイティブな料理ではなく、今日本で食べられる料理でお店が看板に出しているフランス料理とイタリアの料理・・・両方をこよなく愛するものとして・・・いや食べる行為をこの上なく愛するものとして、出来ることなら、その日その日の気分で色々なジャンルを満遍なく食べることが出来たらいいなというのが本音です。
となると、安いおいしいお店・専門料理に特化したおいしいお店・チョッと贅沢なおいしいお店・落ち着いたおいしいお店などなど、「おいしいお店」が条件ですがいろいろチョイス出来ればうれしい限りです。
なのですが、地方ではお店のジャンルはそう種類がたくさん成立できないのが実情ですね。やはり、その地方の食にかける予算にも影響するのではと思います。また絶対数が少ないのでしょう・・・
調べてみると、外食に年間で一番お金をかけているのはやはり東京のようです。私が利用したネット情報では下位は青森でした。上位との差はおよそ倍以上のお金の違いがありました。我が拠点である新潟は下位グループで東京の使われるお金の6割以下の費用が外食に当てられているようです。具体的には東京ではおよそ23万ぐらいが年間の外食に使われるお金との事です。うむ、私はアホなほどお金を外食に当てているようです。わたしんちは日本で一番エンゲル係数が高いと思っています・・・
さて、本題と言うか思いついた内容に話を戻すと、食べ物でどちらかというと、フレンチ好きな人・イタリアン好きな人と分ける事ができるのでは?と思い今回日記にしようと思ったのですが、ネットなどで調べた感触では予想通りというか、イタリア料理を皆さん好まれるようですね・・・
イタリアンとフレンチのお店の比率はざっくり食べログで検索すると2:1の割合でイタリアンのお店の方が数が優っています。まぁざっくりした検索なので、フレンチ寄りのイタリアンもあれば、名ばかりのフレンチもあるとは思いますが、それでもそういう傾向がありました。おそらく全国でもほぼ同じ事がいえるかと思います。外食予算の高い東京では3832軒対1730軒、青森では65軒対33軒、新潟では216軒対83軒(いずれも、これを書いている当時調べ・・・1年ぐらい温めて書いているので時期はちょっと前です)でほぼどこの地域もイタリア料理店の方がダブルスコアで数が多いです。
何故か?
もちろん理由は、なじみの料理があるからだと思います。そうです、ピザ・パスタ・ドルチェにティラミスなどがあるからだと睨んでいます・・・また、基本的にシンプルな料理という事と、陰陽で言えば陽にあたる食事のスタイルから、世界で考えても多くの人から受け入れられているのはイタリア料理だと思います。シンプルゆえにわかりやすい味付だし、堅苦しくなく入りやすいですしね。
でも、フランス料理だって負けてないと思います。私が好んで食べる料理のジャンルはイタリア料理とフランス料理に限れば、圧倒的にフランス料理が多いです。どこかのお店で書いた口コミでも言ったのですが、イタリア料理はその大衆的に受け入れられる調理法から自分の家でも料理を再現することが比較的容易な為、お金を出して非日常を味わう食事としては(時にはすばらしいテクニックのお店もありますが・・・)、あくまでも私の気分からはあまりイタリア料理はあまり選択されません。嫌いとかおいしくないとかではないですし、実際唸るようなイタリア料理の皿にも出会っていますが、おなか一杯食事をし終わって満足度の高いほうはドッチだというと、あくまで私の意見ですがフランス料理に軍配が上がります。おいしいよフランス料理って・・・
ですが、イタリア料理はその大衆性から複数の人間で楽しめるので、そんなに食べ手で無い友人とは通常は居酒屋ですが、がんばってもイタリア料理店を選択するのが精一杯だと思います。
フランス料理は友人であっても、かなり共通項の多い友人と食べるものなのかもしれないですね。夫婦や家族、仲の良い友人とか恋人にしたい友人とか、純粋に食べる好み・かける予算が合う友人なんかと行くのがフランス料理なんだと思います。行く理由も「ハレの日」に利用される事が多く、落ち着いて食べられる事・間違いのないサービスを求める時などやや普段使いでは利用しないのがフランス料理なのではとも思います。
私のイメージなので違うぞと突っ込まれそうですが、イタリアンのお店は大体イタリア「家庭」料理の延長線にあるお店が多く、フレンチのお店は「家庭」の味ではなくプロの仕事をするお店が多いのではないかと推測してみました。違うぞ!といわれる方も、ヨーク考えると、「プロの仕事」のイタリア料理を出すお店は少ないと思いませんでしょうか?よい言い方がないですのが、本格的なイタリア料理屋さんと絞ってお店を探すとフランス料理屋さんと数は同じになるのではないでしょうか?
・・・とか書き進めてみましたが、反論多数や間違った方向に進んでいないでしょうか?
気にしながらも、まとめに入ってみますが、結局「おいしいもの」であれば、人が付いてくるのではと思います。敷居が高いジャンルならばそれなりの対応をしつつ、初めて食べるような方にも優しく手を差し伸べることや、大衆的なお店でも一生懸命おいしいものを出していれば、連日満員・・・となるのではと思います。
フレンチが地方でやっていけるのは、料理の品数を少なくして値段を抑えつつ仕込があらかじめ出来て提供する直前の調理は簡単なものを主にして、それでもフレンチのうまさはしっかりと出す・・・ぶっちゃけ食べなれたものより、食べなれないものをおいしく出せれば珍しがって人が集まるのでは?なーんて素人は考えてしまいます。
引き出しの多さとアイデアのストックで勝負してみるという、思い切った行動が出来る人はどんな料理のジャンルでも私は応援します。
結局、楽しく口をあけて笑えるお店がイタリア料理で口を閉じて微笑みながら食べるのがフレンチ・・・違うか?
最近はモダンスペイン料理にも興味があります・・・