『評価の相違の話』サルピル・マンダさんの日記

レビュアーのカバー画像

こんな店に行ってます、はい。

メッセージを送る

サルピル・マンダ (男性・千葉県) 認証済

日記詳細

*この日記は2~3年ほど前から書きためていた物です。その当時に目についた内容で書き始めたのかもしれませんが、なんかちょっと論点ずれているな?と感じています。が、もったいないので、アップしときます。



食べログを利用するようになって6年近くになりますが、比較的ある一定のモラルを守られ運営されているのではと思います。そうでもない人もいますけど・・・

ですが、さまざまなジャンルのお店を取り扱っている都合上、価値観の違いから挑戦的と取れる意見もあったり、特定の投稿に対し自分はそうは思わないとやや攻撃的な発言をしている方など見受けられますね。私もしないわけではないですが・・・
本当に自分自身が感じた・受けた印象なのだから歯に衣着せぬ正直な普段自分が使っている言葉づかいで評価・印象を述べる・・・問題無いと思います。が、誤解を招くことにもなりかねないということを心配したので、日記にしてみようと思い立った次第です。


あるお店があるとします。外観はそこそこ歴史のある佇まいをしています。人によっては「古くて汚い」と感じたり、違う人は「歴史のある雰囲気で温かさも感じる」と思うお店があるとします。
そういうお店って結構あるかと思うのですが、最近で言うとテレビの「キタナトラン」なんかに取り上げられそうなお店の事ですね。

そのお店に入って・食べて口コミをするのですが、この評価が人によって変わってくるのかと思います。

食べログの評価は「総合」「味」「サービス」「雰囲気」「CP」「飲み物」の6つに対し評価をすることになるのですが、個人差が出るものばかりですね。

そもそも、評価なんて恐れ多い。経験が無いので星は付けない。と言うスタンスの人もいますが、私は「その時受けた印象を星で表して」欲しいと思います。みんなが「普通」と言っているお店だって、感動したら評価を上げたっていいじゃないですか?と私は思います。


まぁいろいろな人が色々評価するのは良いと思います。今現在私が考えている思いを混ぜながら、意見がすれ違う理由を考えてみると・・・

「飲み物」
これに関しては、評価をしない人も多いと思うのですが、何も頼んでいないから評価を控えるという表現かと思います。私は飲み物があれば普通の「星三つ」をつけますし、パン屋などの飲み物を提供しないお店でも平均と言うことで「星三つ」を付けてしまいます。星を上げる要素は、アルコールの種類が多い、特に日本酒の取り揃え(焼酎は対象外なんです・・・)や外国料理のお店の場合はワインの味(個人的に感じた味)に満足したか?で評価に反映します。お店によってはボトルの値段であったり、グラスの値段であったりしますが料理との相性でワインの印象は結構変わると思うので全体に影響しかねない要素なのですが、すぐ酔っぱらうので曖昧な評価です。

これが、人によってはワインの知識がかなりある方は、外国料理のお店のワインリストからこのお店のワインはこうだと評価を上げ下げするかと思います。ワインの知識がサッパリ無い私は、そのような方の評価が低いお店でもそれなりに楽しめていれば「そういう人もいるんだな。ワインの知識のある人ってすごいんだな・・・」程度に感じます。

ところが、これも人によって受け方が違い「お気に入りのお店の毎回美味しいワインを楽しんでいたのに、何を言うーんだ(の)?」みたいに喰ってかかる人もいるかと思います。
これが、価値観の相違だと思います。


「CP」
コストパフォーマンス・・・価格に対して優れているかという尺度だと思うのですが、こいつも人によってブレるものかと思います。私は食べ物に異常に興味があり、趣味もほとんどなく、料理を作ることと食べることが趣味なので食費に充てる金額はあまり気にしない方です。お店のジャンル・格式によって妥当な金額と言うのはあるかと思いますが、それをすんなり受け入れらるかどうかは、収入によるのかもしれないですね。
私はごく平均的な収入の位置にいると思いますが、子供がいない分使えるお金は大きくなるかと思います。


ごく普通の収入の人間が5000円のコースを高いと考えているとして(私はその金額にあった内容の料理が出てくるか次第ですが・・・内容に合うか合わないかの判断は経験が必要ですけど)、その人は3000円で料理込・飲み放題のお店の方が良いとしたとします。勝手な思い込みですが、そう言う人は「食」よりも「興」だと思うので、その後2軒目に行ったり、スナックに行ったりすると思うのですが(しません?偏見?)、そこで使うトータルの金額の方が、高いと感じる5000円のコースプラス良いお酒を合わせて結果一人1万になったとしても、トントンなのではと思ってしまいます。
質より量(飯より酒の飲み放題ですね)と考えるか、量より質と取るかの価値観の違いなので、お互いの意見を主張している間はずっと平行線ですね。


「サービス」
上記「CP」につながるかと思います。が、受け手の違いが発生するとした場合お店のジャンルを無視し勘違いしたサービスを求める時に、書き手と読み手の誤解を招くのではと思います。ある程度汚くても仕方がないお店(駅前の一杯飲み屋みたいな感じ?)にトイレが汚いと言っても私は「別に仕方がないのでは?」と思いますが、「育ちが良すぎなのでは?」と反感を感じる読み手もいると思います。


「味」
これに関しては、別の日記でも書いたような気がするのですが、食べる本人の経験により大きく異なるのではと思います。普段定食・ラーメンしか食べない人の評価と、色々なジャンルの食べ物を食べている人の評価では異なると思います。
食のトータルで見てしまうと、どんなにおいしい定食屋さんでも高級焼き肉の味を知ってしまっている人から見れば、定食としてはおいしいお店でも「定食にしては健闘してる」と、同列に考えてしまい何となく上から目線で書いてしまうと、反感を受ける文になってしまうのではと思います。そんなとこから、摩擦が生まれるんではないでしょうか?また、普段リーズナブルな物ばかり食べる人だからと言って、それを一生懸命食べ分けたりして楽しんだりしている人は、舌が確かだと思います。高級なお店に「ただ、行っている人」よりは、正確な味を受け止めるのではと思います。
この辺が味の点数のばらつきなのかな?と思います。

「総合」
結局、その人が感じたモロモロをまとめて評価の星に反映されるのでしょうが、ポイントにしている物により「総合」の評価も変わると思います。味が良くてもサービスがダメとかだと「総合」ではポイントが低い・・・とか、一つ欠点があってもまぁ許せる範囲かなと「総合」では良い評価にしておく・・・そこで、食い違いが生まれるんだと思います。

文体は、その人の技量によって同じ良い事(悪い事)を書いても受ける印象がずいぶん違うと思いますし、ある一点だけの気に入らないこと(例えばおいしいお店だったが、サービス面で最低の扱いを受けたなど)を頭に浮かべながら文章を考えればおそらく辛口のコメントになると思います。
で、それを贔屓客が読んでしまうと、「なにおうっ!」となり、反論的な口コミになり、前の投降者を馬鹿にするような文体になってしまい、後日別の人間が一覧で読むと後味の悪い口コミだなと感じてしまうんだと思います。

ではどうすればよいか・・・方法はないですね。与党と野党がお互い納得し歩み寄るぐらいの違いなんだと思います。
ネットでは、ある意見に「俺はそうは思わない」と思う感情は結構強いと思います。ただし、一度でもコメントを交わしたり(友好的にね)、オフ会などで顔を知ってしまえば、自分のテリトリーに入り、感じ方の違ったお店でも「私はそうは思わないけど、そのお店との相性だね」と敵対するような感情にはならず、攻撃的な感情にはならないと思います。

口コミサイトを利用する者すべてが、同じ同士とでも考えればもう少し刺々しくならなくても良いのかも知れませんね。でもそれでは、リアルな声としては弱くなってしまう恐れもあります。本当にお店を利用した時の感情のままを報告しなければ、そのお店は改善せずに同じことが繰り返される可能性もあるし・・・(同じことと言うのが、どの程度の事かにもよりますが・・・)

感情的な文を書いても、「・・・と、その時は思いましたよ。いやマジで、・・・今回だけかもしれませんが、改善しないとお客さんが付かなくなっちゃいますよ。」とクールダウンな文で締めてみてはいかがでしょうか?

とにかく、匿名性の高い口コミだからと言ってワザとヒートアップすることなく、なるべく冷静に客観的にそれとなく、お付き合いをしていければ良いなと思っています。が、これも人から見ると、突っ込んだやり取りをしない覇気の無い奴と見られてしまうのでしょうか・・・

ページの先頭へ