2回
2018/07 訪問
再降臨
2019/01/26 更新
2016/04 訪問
神が来た・・・
神は気まぐれです。
どんなにお願いしたって、「ウン」と言ってくれなかったり。人生の最高潮を与えてもらったのに、その後急転直下で破滅の人生を歩かせたり・・・
現実の人間には介入は一切しないのだ!なんて、諦めちゃっている人たちもいますし、いつも困ると「神様・・・」と、おねだりしまくる人たちもいます。
神の存在証明には古代から多くの方々が挑戦しているようですが、結論には至っていないみたいです。
私も挑戦してみようか?
いやー、辞めておきます。と言うか、こちらでは関係ないですもんね。
なんでこんなことをしようとしたのか?
連れの一言「神だわ・・・」からなんですねぇ。何が?どーした?
以下、いつもの感じ。
「今度のお店、あたしが選んでもいい?」「いいよ」
そんなこんなで私はノーマークのお店。それがこちらのお店でした。
連れはフォアグリアンです。フレンチのコースではフォアグラがメインと考えています。
どうなんでしょうか?フォアグラが好きと言うのは時代に逆らっているのでしょうか?
色々言いたいことはあるけど、お店の事を書きます。
事前にちらりとお店のことを調べる。
なんか入りにくいらしいじゃん。
場所をしっかり確認していざ当日を迎えます。
「ここかな?」事前に調べて目印などから迷わずにお店を発見。なんかやっぱり扉を開けにくい印象です。
私は予約をしていないと入れない感じのお店でした。
入る・・・暗ーい!
すぅ、と暗闇からお店の方が登場(そんなイメージ)。「予約したものですが・・・」「どうぞ、こちらに・・・足元お気を付けください」(その足元が見えない・・・)
歳のせいで「暗順応」も遅くなった私には危険なお店です。
無事席に案内。
席だけの予約だったため、メニューを見ながらナンにしようか悩みます。
「量はどのくらいでしょうか?」「うーん、人によって違いますけど」「これとこれとこれでは?」「さーて、あたしは一杯食べるから何とも言えないけど、それでお腹一杯になると思いますよ」「じゃそれで」のような感じで、ボリュームを訊きながら料理を決定。
料理は非常にゆっくりペースで提供です。その後の予定は入れないほうがよろしいかと思います。
たっぷり3時間ぐらいかけて料理が出てくると思います。食べ終わるのに3時間半は見た方が良いかと思います。もちろん、量によりますけどね。
タバコオッケーなお店は個人的には残念。でも、このレベルの味を喫煙可でいただけるのはたぶん希少糖ぐらい価値があると思います。
可能であれば、21:00ぐらいまで禁煙希望。でも、開店と同時で21:00までに料理は間に合わないかもしれません。
19:00ちょい過ぎの入店から4時間弱の長丁場でした。
料理に関しては、どっぷり堪能できて、初訪問は大満足です。二度目からはそれを踏まえた料理構成にするかな。
何せデザート最強です。連れの「神だ・・・」はこのデザートに捧げた言葉でした。
一応食べた物のメモ。
タコの煮たものを食べました。もうこれで、この店美味いわ・・・って、確信しました。皮のてりっとした感じもおいしいし、味付けも食感も間違いないです。日本の桜煮まで柔らかすぎず、大ぶりなタコぶつなのですが、しっとりとかみ切れるちょうど良い固さ。ちょい濃い感じがワインにあーうー。
でも、多分入店してメニューを決めたのが30分かかったとしても、提供までにもう20~30分待った気がします。
「そう言うペースのお店なんだね」「ゆっくり食べようね」様々なお店の経験が生かされます。
以前料理のペースがあまりにも遅い!と、書かせてもらったお店がありましたが、待った分だけ旨いものが出るこちらにはその理由は当たらないということです。
「パテも今作ってんのかな?」なんて冗談を言いつつ、タコから20~30分後に田舎風パテが登場。「このくらいにしときますか?」って訊かれましたが、すっごい厚さのところでナイフが止まっています。「ハイそれで」次がいつになるかわからないからそれをゆっくり食べることにします。
「周りの脂のところって食べんのかな・・・?」「いんじゃない?」と、言う事で周りの脂は残しちゃいました。かなり、みっちりとしたカッチカチのパテです。結構ゴロゴロと言った感じで肉が入っていたと思います。
また、同じくらい待って「フォアグラサラダ」が登場。「よっ!来ました!」連れのこーぶつ。このお店に決めた理由の名物サラダだそうです。
「フォアグラたくさん食べていいよ」「ほんとにー!」喜んで食べています。
「この酸味とフォアグラのこってりがマッチしているねぇ」「おいし~」。
で、また同じくらい待って魚の焼いたのが出てきました。添える野菜もたっぷり。味付けがまた凄くイイ。クラシック寄りなんだけど、スパイスをしっかり使ったり、酸味がはっきりしたりと味わいがクッキリしている印象です。それが、旨いの。で、今まで食べた物とは微妙になんか違う方向に旨いのです。
「まじで、うまいね」「ほんとホント」
で、以下略。お肉が登場。ボカンと盛り付けられています。羊だったかな。
「ゆっくり出てくるから食べられるけど、ペース早かったらヤバかったかもね」「そうね」
この提供ペースに納得です。
味付けは本当に好みの感じです。
「ふー、お腹一杯」「デザートは無理か?」「うーん、そうだね・・・」などと、諦めようとしていたところに「デザートいかがですか?」だったと思うのですが、そんな勧めがあったと思います。
「デザートもおいしいって話らしいの・・・」「じゃ、食べなよ」と言う事で、メニューを見ます。なんか見てたらつい、チョコのムースみたいなものを私も頼んでしまいました。
ガトーバスク・・・この数十秒後に神になる存在のものが登場です。たっぷりのクリームを添えて登場です。
「おっきぃ・・・」「こっちのムースもだ・・・」
チョコのムースは小皿に乗らないくらいで、園児の拳ぐらいの物が二山。
さて、どーすっかな・・・と、チョコムースの完食が出来るかなんて見てたら、「神だ・・・」との声が聞こえる。観ると、連れからうっとりとし、ため息が漏れてます。
「ここで、働きたい」との事。
理由はこいつを食べたり、作り方を教わりたいからだそうです。
「チョコも美味い!」びっくり。うまいねぇ・・・これが別腹ってやつか?
濃厚さやふわっとさなど、理想と言うのはこう言う物か?そんな印象がここでも感じられました。すべての料理に言えるお店でした。
大満足のお店です。
しかし、神を作ったご主人の存在は何?
2017/07/01 更新
連れのどうしても再訪したいお店・・・
マイルールの一期一会の付き合い・・・
美味しくて再訪したい欲望・・・新たに別のお店と出会えれば・・・または時間が経てばそう言う再訪したいと言う思いはある程度は薄れるのでは・・・
マイルールの再訪より未訪優先・・・とは言え、うまけりゃまた行きたいわな・・・新たに魅力的なお店があればいいのだが・・・
両者の思いがうまくつり合い、とりあえず近々でどうしても行きたいお店や気になるお店と、過去に行ってまたどうしても行きたいお店を天秤にかける・・・今回は「再訪」に傾いたと言う事です。
これ、飲食以外でどうでしょうか?趣味のジャンル・・・狭い例えで言えば「映画」。ココを面白かった「映画=お店」を再び観る(食べる)か?それともどうでも良さそうだなって観ていない映画を優先で観るか・・・?
感覚的には映画で言えるのがわかりやすいか?
応援しているアイドルが出る・・・正直、映画の内容的にはチープと捉えられそうな映画。
スプラッターやインドミュージカル的な個人的にはどうなんだろうと思うような映画。
アクションバリバリの映画。ミステリー。コメディー。ハートフル。涙ちょうだいもの・・・あらかじめそう言う情報があったり、逆に全くないけど何となく気になったり・・・映画・・・もしくはライブの音楽は一期一会とか新しいものを求める感覚に似合うもののような気がします。
どうだろうと手に取ったジャケット・・・ジャケ買いと言うレコード的な表現もあったけど、今はネット上で写真で視聴で吟味して買う商品になってしまったか?
とにもかくにも、初めての一歩と言うのがあって、それにえらくハマると追っかけなり週一・月一の常連さんになるんだと思います。
そうなりそうなお店がこちらと言う事です。
連れはもう「そう」。私も「そう」でもいいなと思うほんわか凛としたお店です。
ホンワカと表現しましたが、出て来るものは真剣から生まれる凛とした本気な料理。
圧倒的な暗さが演出する、非現実感は揺らぎない演出であります。のんびり提供なお店。
これを否定する方はどうぞ来なくていいです。
お店の方に変わり、言い切ってみます。
料理が出るのは一品30分かかると思ってください。どんなものもです。早いものあるの?
とか聞きたくなるシチュエーションならば、行かない方が良いかと思います。
デザートが美味しい・・・
そうだとしても、それだけ目当てで訪問するのも多分駄目です。確かダメだったと思います。と言うか、そう言うお店じゃないと思ってうかがっていただけると良いのでは?
勝手にお店側の言い方で、お店が「そうじゃァないんだよ・・・」ってのもあるかもですが、「いや、そう言うお店だ!」と常連でもないけど言い切ってしまいます。
どうぞ、出て来るのが遅いからと言ってお店の方にクレーム的な言葉をかけるのはおやめください。
確認するなら「念のためですが・・・○○って頼みましたっけ?」と、万が一の注文抜けを確認するだけでどうぞ。
そう言うのあり得ない、凛としたサービスの方なので間違いないと思いますが、お互い人間なので、頼んだつもり・受けたつもりがあるかもですね。
いや、別に注文が通ってなかったってわけではないのです。ひょっとしたら、短いサイクルで生活慣れしている方が「あれ?注文通ってないのか?」と思うのかもと思っての展開です。
連れは今回も大満足。
料理もそうですが、お目当てのスイーツがあるからです。
私も、前回いただいたものを結局しっかりいただいちゃった・・・
たぶんこちらには神に言える言葉「完璧」をいつも出すお店なのかなって・・・
もちろん、そう思わない方もいるのは重々承知。信仰の自由ですね。もし相性が悪くても、他信仰を否定しなければ良いのだと思います。
私たちには圧倒的なブレない味を提供するお店だと思っています。
一個人的にはまったファン的な言葉であります。
叶うならば喫煙可能な時間を設定していただけるとありがたいかな・・・
(これも、圧倒的な時間尺の中で気にならないって言えばそうですが・・・)
とにかく珍しく再訪して改めて書かせていただいたってことです。
いろいろ言っても(行っても?)何度でも再訪したいお店です。
さて、何を食べたか・・・?
そう言うのはいいんではないか?と思いますが、写真に撮っています。撮影時間がバックデータとしてあると思うので、その辺にフォーカスあててちょっと列記。
入店は18時40分ごろ
あれこれ決めて一皿目・・・ただの再訪なのですが既に定番としているタコの煮もの・・・うめぇんだってこれ・・・が19時10分過ぎ、ま、入ってすぐメニュー決めたわけではないけども30分後ですね。
フォアグラサラダ。19時45分ごろ。強烈な酸味のドレッシングに濃厚なフォアグラ・・・連れの大好きな一皿。凡庸とはだれかが書いた口コミですが、そうかなぁ・・・
で、魚。20時15分ごろ。これは、前回の魚が凄すぎたのか?美味しいけど、深いなぁとまでは来ませんでしたが美味いっす。
雀の皿なんか観たりして、メイン。21時ちょい前。
ここで、ちょうど満足。ですが、山場はもう一つある・・・
デザートですね。
いや、一個でいいとか、なんだったら残されても的な感じで標準サイズの子供のこぶし二つのチョコムース。旨し。が、22時ちょい前。連れは神扱いのあいつ。憚れて具体名は言えません。
ホッとしてお茶なんか飲んでたぶん22時半にはお会計かな・・・4時間弱と言っていいのではないでしょうか?
そんなペースで楽しく食事が出来るお店です。
私たちは至福の時間。もちろん、個人差ありますので、勝手に期待してこないように宜しくどうぞ。
参考になれば幸いです。お店にプラスになればなおこれ幸い。