1回
2021/02 訪問
神津島には のら がある
神津島に来るのは3回目。
これまで行っていたお店が閉店していたりして、でも新規オープンもあったりして、少しずつ変化している島、それが神津島の良いところ、なんてことを思いつつ、でもお腹空いてきた!
お昼ご飯の神津島のご飯はいつも悩みどころ。
何やら素材にこだわった美味しいお店があると聞き、早速、電話連絡してみた(基本的に島の飲食店は電話して訪れることを推奨する)。
今日空いていますか?と。
「いいですよー。」と元気な返事があった。
期待が高まる。
実はこの場所、島の中心部からは離れており、可能なら、乗り物をレンタルするか市営バスを使っていくことが良いと思われます。私は車で移動しました。
中心部から10分ほどで店先に到着しました。坂の途中に入り口があります。入り口が少し狭い印象(私が本州の人だから?)なので、車でいく人は、側面をぶつけないことと、対向車に注意が必要です。
早速、車を降りて玄関へ。ここでもアルコール消毒の器具が店先に置いてあり、やはり島の対策はしっかりしているなと感じました。お店の印象は、やや大きめの自宅です。時期によっては、宿泊客もいるとのことで、ペンションのような佇まいでした。
改めて家の中へ。本当に大きめな家という感じです。カフェというより知り合いの大きな家に来たという懐かしさすら感じます。色々な意味でちょうど良い。玄関から見て右側と左側に机と座るスペースがあり、いずれかに案内されるようです。今回は右側の座敷に案内されました。
室内はというと、静か。とにかく静か。
この島、本当に静かなスペースが多くてとても好きです。
周囲に家がないこともあるかもしれないが、風の音と家の中の音しかしません。。
そうこうしているうちに女将さんが来ました。
おそらくお一人でされているようです。
玄関に書いてあった今日のおすすめを注文する。
今日は、「里芋コロッケとブロッコリークリームシチューのset」
既にコロッケとクリームシチューの時点で+0.5点
さて暫し待つ。
静寂に包まれる。遠くの方から調理の音を聞きながら待つ。
はい到着
...
見栄えがとてもよい!
上記のメインのメニューに加えて、前菜の盛り合わせつきでした。前菜の盛り合わせはいずれも自分で作った農作物ないし海で獲った!?地の物ばかりとのこと。
さて早速、前菜を食べてみる。大根と岩のりがとても風味が良くて美味。きんぴらごぼうも畑でとった野菜とのこと。水菜もそれぞれ味が異なり驚きの連続でした。
次はシチュー。ブロッコリーが付け合わせに載っているが、そもそも、スライスされたブロッコリーが大量に入っていました。
スプーンで一杯すくって食べてみる。
!
こ、これは、唸りました。久々に。
里芋のコロッケは、旨みを感じる中に、ゴロゴロと里芋が現れる。見て楽しみ、食べて喜び。えぐみもなくとても美味しい。
食べる毎に唸る料理って、一体何なんでしょう。
食事ってなんだろうなと改めて感じる味付けと言ったら言い過ぎかもしれませんが、神津島、すごいなと。地産地消っていうことはこういうことかと思いました。
素材の味を大味で出してくるところが多い中、この店の味付けは繊細でとても好感が持てました。また女将さんが自ら手に入れたものを料理していることもあり、本当に感動する美味しさでした。
ここの料理を食べて、島を散策すれば、さらに幸福になると思います。
神津島に来たら、必ず1回は カフェ のら によってくださいね。
ちなみに、あくまでも個人の感想ですが、私のこれまで食べてきた料理、お店の中では、Top3に入る味でした。同じ料金帯ではダントツNo.1です。
ごちそうさまでした。
島に行く楽しみがまた増えました。
2021/02/08 更新
神津島の地のものを、料理という魔法でさらに美味しく提供してくれる店
2021/02/08 更新