2回
2024/07 訪問
私の中での天ぷらベスト店
2024/07/24 更新
2023/01 訪問
客数を絞った細やかなサービス、凄すぎます。
タイトルをブラボーにしようかと迷いましたが後で見返して寒くなりそうなのでやめましたが、結論としてはすべての天ぷら好きのかたに1度は行ってもらいたい すーばらしいお店です。
埼京線板橋、都営三田線の新板橋エリアはかなりマイナーかもしれませんが、お寿司のまつ本、大塚でむちゃくちゃ行列のおにぎりぼんごが並ばずに同じクオリティで食べられる支店(秘密にしたい)、鯛ラーメンの縁、B級定食の洋包丁そしてこのお店と恐ろしい場所になっています。
17時開店客スペース7かな?に今回は5名。
よく寿司屋でウニを出すときに箱を見せてくれてミョウバン使ってませんよとか説明してくれてから出すところがありますが、この店は上品な店主が天ぷらを揚げ始め、それを見つつお客にこの食材はー、と売ってるパックだったり産地がわかるものなどを見せてナレーターのように説明してくれて、そして揚がったものを出してくれるの基本繰り返し。お塩の石垣の塩の説明からそんな感じ。
そして店内の水槽で車エビとあなごを生かしており、その場で仕込んでから揚げる、あなごをその場で切り開く所作も見事で楽しくそれをすぐ揚げるのも凄すぎる、そしてあなごの骨の天ぷらは骨は干したほうが良いとのことで骨だけ翌日のネタになる。
今回私は田村牛付のコースにしたので牛肉の天ぷらがメインイベントで終わるかなと思っていたが、それも魅力のひとつにしか過ぎなかった。
店主は上品なイメージ的に京都お茶の先生のような風貌、女将さんは声が小さくて優しそうで、絶妙に気配を消して後ろから忍び寄る感じ、女将さんの自家製レモネードむちゃくちゃ美味しい。ようやくメニューへ、
1品と書いてないものは天ぷら、珍しい野菜も天ぷらです。
お刺身3点あじ めじな いなだ(1品)、鶏つくね?の しのだ巻き(お出汁が美味しい1品)、水槽からエビ捕まえてきて、アタマ2、えび2、お肉シソ巻き、やりいかのトマト煮(1品)、天恵なんちゃらというしいたけ(天ぷら名店で出す分厚いしいたけよりも分厚い)、ムカゴひとつ、銀杏ひとつ、牡蠣(水分抜けてて美味しい)、めごち、ちょろぎ、ザーサイ、ほうれん草白子和え(1品)、ひめこだい、クワイ、ばってんなす、食用ほうずき、鶏の豆乳煮(1品)、スズキ大葉巻き、でっこいシメジ、シャインマスカット白和え(1品)、あさつき、ウニ海苔巻き、田村牛のステーキ(1品) なんかの葉っぱの天ぷら付、セロリアック、タラ白子、四角豆、あなご、あなごの骨、かき揚げ(エビと貝かな)の天丼、デザート2種で暖かい自家製ういろうと冷たいヨーグルトアイスとリンゴのコンポート、
このクレージーな品数で10000円くらい。2時間15分くらいの凄すぎるパフォーマンスでした。
レビューみるとIHだから温度が低いとか、カリっとしてねえなど見受けられますが、私にはふんわりしてるネタもしっかり揚げてるネタも 衣を油の中で素早く動かして厚さを調整したり細かいテクニックがあると思いましたので減点要素にならず。ただ名店は油を頻繁に変えるので、油がずっと同じだったのはまあそれをわかるほどの味覚は無いですが少し気になりました。以下 延々と賛辞が続きますw
分厚いしいたけはほんとに過去最高の分厚さで傘の4分の1がひとりぶん、ムカゴや銀杏などよく3つ串に刺して出てきますがここはひとつづつ、でもそれがいい。少しずついろんな食材を出すために食べるこちらもご主人ナレーションを聞いてからのひとつ入魂みたいに集中して楽しめる。チョロギはおせちに乗ってる紫色に染められた野菜?で本来の白い色、ザーサイは漬ける前の緑白の野菜をその場で乱切り とうがんみたいな感じ?、ほうれん草白子和えはタラの白子を出汁で伸ばして和えた一品料理、ばってん茄子は身のつまった焼きナス用に改良されたものとか、でっこいシメジは名店が時々大名シメジを出しますがそれに近い形ですお汁が中から溢れます。口直しシャインマスカット白和えは白和えにするチャレンジの意味はワケわからん、仲良くなったら店主に聞いてみよう。ウニの海苔巻きはシソで巻くお店は多いがシソがウニより強いから好きじゃない、海苔も強いがシソよりは良い。田村牛ステーキは小さめの2切れだが一応天ぷら屋として葉ものの天ぷらに乗っていたwお肉はとても美味しい。セロリアックは根セロリで食感お芋で味セロリ、あなごは水槽から出したが大暴れ、あたり構わず噛むようで店主が冷静にナレーションしながら腹開きがお見事でまさに捌き立て揚げ立て。締めは天丼 天茶など選べるが天茶のかたはお茶漬けを用意しておいて揚げ立てのかき揚げをそこにすぐに入れる感じ。私の天丼はタレが多すぎないのが良かった。そしてデザートに温と冷の2種もお見事。女将さんが忍び寄ってサーブしてくれた。
そういえば揚げ立ての天ぷらは熱すぎてすぐに食べると口のなかが火傷してしまうが、この店はすぐに食べれる。つまりは温度が低いのかもしれないがそれを非とする人もいれば私のように今まで食べづらくて嫌だと思ってた部分がなく是としか思わない人もいるでしょう。
これで1万円を切るとか凄すぎます。
これ以上のお店があるのだろうか?と思わせる 美味しい楽しい安い素晴らしい、という気分にさせられました。
2023/01/16 更新
数ある有名天ぷら屋にいくつか行ったことはあるが、私の1番好きな天ぷら屋さんはここ。1番の理由はご主人の愛情がコースにしっかり隅から隅まで感じられること。現金オンリーという死角以外に何も欠点は見当たらない。良さを簡単に言うと、希少なブランド野菜の天ぷらを少しづつたくさん出してくれる、天ぷらの合間の1品料理に手抜きがない、エビやお魚穴子は活きたものをその場で捌くというリアル感と安心感、デザートも自家製で真面目な美味しさ、お酒ノンアル含めて飲み物の品揃えが豊富で間違いない味。コース全体で2時間半はかかるが下記ラインナップを見ていただければ納得してもらえるかと。
お造り3点メバチマグロ生しらす黒鯛、茄子とハスイモその他根菜野菜の冷製出汁、エビアタマ2、エビ2、新れんこん、丸ズッキーニ、マグロホタテ甘辛煮パプリカまいたけなど添え、つるむらさきの花、キス、ヒゲ付きヤングコーン、稚鮎、でっこいシメジ、赤皮甘栗かぼちゃ、ささげ、ピーマン肉詰めトマト温出汁、ヒメコダイ、白ゴーヤ、佐土原ナス、パールコーン白いとうもろこし、大和ルージュ赤いとうもろこし、にんじん菜、ウニ海苔、あわちび天ブランドしいたけ、スターオクラ、磯つぶ貝旨煮、穴子、天茶、デザート2種、デラウェアワイン漬けヨーグルトシャーベット、自家製バニラアイスにあんずジャム、飲み物込で12000円
素材しか書いてないものが天ぷら、あとは1品料理
夏は初めてだが、相変わらず大将の出してくる特に野菜はユニークなものが多い。しかし、どこかの1流和食屋や焼き鳥屋の野菜焼きで出るブランドもあり、大将がほんとに貴重な高い野菜を集めてきてちょっとだけ天ぷらにするのが憎い、しかしそのちょっとだけのおかげで天ぷらをこれだけ多種食べられる。大将が現物を見せてくれて説明しながら揚げる、その話も楽しく天ぷら屋の楽しさと社会科見学のような楽しさもある。そして安い。
この店の素晴らしさ、ご主人の愛情が伝わるといいなあと思います。肝心な天ぷらの揚げには好みがあるかもw。