2回
2025/09 訪問
秋の磯田さん
2025/09/18 更新
2025/02 訪問
満足いく優良店のさらに上をいくお店
移転後初訪問、人形町の駅近くなのに普通は通らない細い路地を入るととても雰囲気の良い佇まいのお店がちらほら、京都祇園の路地や神楽坂に似たような感覚。その中の3階建ての建物の3階、新しい建物のようでテナントほとんど無いところに大将移ったようです。席が少し増えてお弟子さんも増えたかな空間に対して弟子の数が多い、育成されているのでしょうか。
結論から言うと味だけなら私の好みの中で最高峰。他の店との比較は言いづらいが食べたことのある食材なのに磯田さんで食べるとその食材の真価がさらに発揮されるような気がする。想定した味よりも、うん?こんなに美味しいのかこの食材は、、という驚きの経験ができるのがこの店の凄さ。
しかし、お値段的には食事だけでほぼ4万円なので私の金銭感覚ならよほどの感動がないと高すぎる。そのよほどの感動があるかと言われると、まだ3回目くらいなので季節ごとに新鮮な感動があってギリセーフw
ラインナップは他のレビュワーさんの2月とほぼ同じ、お椀が焼き甘鯛ぐじだったくらいの違い。
猪は今まで脂身が多すぎて鍋仕立てだとグニグニ食感が好きではなかったが、ここでは脂身は少なめで焼きを入れてから白味噌出汁と合わせてあり味の鮮烈さがかなり違った。しらうおの天ぷらはよくあるが小さめの集めてかき揚げでなく少ししっかりしたものを1匹ずつバラして揚げてありとても軽く美味しく感じた。お椀の焼きぐじは大きめでしっかり皮目が香ばしく厚い身はお箸でふわっと切れる見事な状態でその味がお椀の出汁に少しずつ変化を与える作品。焼きすっぽんはタレ炙り焼きで手で掴みながら食べるものでもちろん美味しかったが山椒を融合させていたのでこれは山椒効きすぎかな、お好みで足すほうが好きかも。百合根まんじゅうはあ~あれね、と思うとその何段階も美味しい、鶏つくねが中に入っているがまんじゅうの外側があられで若干クリスピー感残しで口当たりのよい葛餡なめらかなまんじゅうとつくねのコントラストが素晴らしい。締めのご飯が白米とそのお供のバリエーションで食べさせるものだが、これが難しい。とても美味しいご飯なのだが来店2回目以降は新鮮さが少し足りないので大満足のコースの締めとしては何か磯田さんらしいスペシャリテご飯のお供が欲しい(客がわがまま言うのは簡単)、それか季節ごとの炊き込みご飯かが望まれる。
まあすでに超人気店なので無理やりアラを探す必要もないが来年2月にもし行った時にまた新鮮な驚きに出会えるといいなと思います。
2025/02/21 更新
和食の名店数あれど、ひと皿の味の破壊力としては最高レベルだと思う磯田さん。秋の訪問。
伝助あなごの半ナマ白焼きなのかなと茄子のひと皿、いくらともち米の飯蒸し、甘鯛唐揚げ、焼きすっぽん、カツオと白イカお造り、柿なます、葛打ち鱧のお椀ぎんなんのすり流し、炊き合わせ(海老芋団子?、アワビ、湯葉)、マナガツオ柚庵焼き、いつものご飯のお供セットと白ご飯、炊き込みご飯でマツタケと甘鯛、デザート 40000円ちょい。
前回焼きすっぽんがちょい山椒強いと思ったが今回はお肉の味がストレートに辛めのタレと合ってて美味しかった。締めのご飯も白ご飯だけでなく炊き込みご飯があって少しずつどちらもおかわりしながら楽しめる(茶碗はきちんと分ける)趣向になっており何も不満がない状態。
強いて言うならお値段が最高峰レベルなのでなんというかその価格帯のお店だとなぜかこの季節はお決まりのこの食材という精鋭選択肢に縛られてしまうマンネリパターン、があるかもしれない。
しかしながら、磯田大将が目の前で1品1品にとどめを刺すようなお出汁や餡、をリアルタイムで少しずつ調合しながらひとりで完成させるのを見るのがとても楽しいし、そこで他のよくあるパターンの料理とは食べてみるとその1発の破壊力が全く異なる強烈なひと皿が出来上がるのがやはり素晴らしい。
イクラを少し出汁に漬けてもち米と合わせる、なんていろんな店がやってるメニューだと思いますが、むちゃくちゃに美味しい。イクラの味を邪魔しないで膨らませる程度の出汁加減という見極めがとても好みに合ってびっくりしました。
マツタケと甘鯛の炊き込みご飯、マツタケご飯は少し塩味で出す店が多いと思うのですがそれをよくわからんですけど甘鯛の塩焼きなのかな、マツタケを甘鯛で味を引き出すような組み合わせがまた良かったです。
大将お若いのに既に不動の予約の取りづらい名店になっておりあと何十年活躍出来るのかを考えると、今料理の鉄人なんかがあったら磯田さんいずれ候補になるんじゃないかと思います。今日も素晴らしかった。