レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2013/08訪問 2013/10/18
今回は木場にあるカマルプールさんのオフ会にお誘いいただきました。学生から社会人になって10年以上東京へ通っていましたが、木場へ行くのは初めてで、約束の時間までにお店に着けるのかちょっと心配しながら向かいます。木場駅では、お店から一番遠い出口を出てしまい出だしから躓いてしまいました。お店の方面に歩いて行くと、途中で幹事さんと出会う事ができて、そこからはご一緒させてもらい安心してお店へ向かう事ができました。店内に入ると他のレビュアー様はまだ到着していませんでした。今回はレビュアー5名のオフ会で、内1名の方が初めてお会いする方だったので、どんな方なのかとても楽しみでした。私達が到着してから10分程度で他のレビュアー様も到着され、オフ会がスタートします。今回も料理の注文は幹事様におまかせでお願いしました。
【砂肝のコンフィ @480】
砂肝の表面がサクッと、中は柔らかく、砂肝独特の食感はなく、砂肝だとよと言われないとわからない感じです。味付けはスパイシーでレモンをかけていただくとサッパリしています。
【エビのアチャール @580】
むき海老とエリンギがたっぷり入ったスパイシーな一品です。割と濃い目の味付けでお酒のお供に最適です。
【ゴルゴンゾーラクルチャ @680】
トロっと溶けたゴルゴンゾーラチーズが入ったクルチャです。僅かに使われている蜂蜜の甘みが、チーズのコク、酸味、塩気を一層引き出しとても美味しいです。再訪した際には、必ず注文したいです。
【ラム肉のシークカバブ @780】
常にメニューにある訳ではないラム肉のシークカバブがあったようで、幹事様が注文してくださいました。焼き上がったラム肉の中には刻んだタマネギが入っています。火の入れ方が絶妙で、粗挽きの羊肉がレアー感じに焼き上がっていて、一緒に入っているタマネギが甘く良いアクセントになっています。
【ラム肉のクミン焼き @750、王様のラム @780】
どちらのラム肉も火の入れ方が素晴らしく、ジューシーな焼き上がりでどちらも美味しかったです。添えてあるミントとパクチーのグリーンソースを付けていただくとまた美味しさが増す感じがします。
【鴨肉のタンドール焼き @880】
鴨肉がかなりレアな仕上がりになっていて、食べるとクセがなく、とても柔らかいです。パッと見は、鴨肉のタタキと思わせる一品でした。美味しいですが、個人的にはもう少し火が入っている方が良かったかな。
【クリーミー海老カレー @1,200】
トマトとココナッツミルクのカレーにプリッとした海老が入っています。酸味はあまり感じず、甘みとコクがある美味しいカレーでした。ココナッツミルクが苦手な私も美味しくいただくことができました。
【ラムミントカレー @1,200】
スパイスと爽やかなミントが香る柔らかいラム肉がゴロっと入ったカレーです。料理名にミントと書かれていたので民との香りが強いのかと思ったのですが、思ったよりもミントの香りが強くなかったので食べ易かったです。
【ナン @300、バスマティライス @300】
ナンは軽い食感でフワッとした部分とカリッとした部分があり、ほんのり甘く美味しいです。バスマティライスはパラパラに炊かれていて香りも良い感じです。
【ラッサムスープ @380】
酸味があり、ほど良い辛さで食欲が増します。暑い食欲が落ちている時に良いかもしれません。
【ラムチャーハン@1,200】
入っているラムは柔らかく、スパイスがほど良く効いているバランスの良いチャーハンでした。
【カマルビア @580】
生パクチー入りのビールカクテルです。パクチーを刻んだものとレモンが入っていて香りが爽やかで、スッキリした喉越しで美味しいです。パクチーの香りが強烈なのかと思っていましたが、控えめで割と飲みやすいです。
本格的なインド料理は初めてでしたので、今までに口にしたものがほとんどなく、とても新鮮でした。どの料理もとても美味しくて、自宅からだとちょっと遠いですが、また伺いたいと思うお店でした。お声をかけてくださった幹事様にホント感謝です。初めて食べたインド料理がこちらなのでだいぶハードルが高くなってしまったと思いますが、他のお店にも伺っていろいろ味わってみたいと思います。
3位
1回
2013/06訪問 2013/10/18
6月、こちらの常連レビュアー様よりオフ会のお声をかけていただき松戸まで伺いました。松戸駅から歩く事5分程度でお店に到着し、お店の中に入ると、割とこじんまりとした店内で1階はカウンター、2階が個室風になっています。店員さんに○○さんのご予約でと話すと2階の方で皆さんお待ちですと案内されました。2階へ上がるとすでに他のレビュアー様は揃っていて、私が最後でした。空いている席に通され皆さんにご挨拶します。今回参加したレビュアーでお会いした事がある方はお声をかけてくださった常連レビュアー様だけで他のレビュアーの方は初対面の方ばかりでした。久々のオフ会参加で、私はちょっと緊張気味でした(汗)。全員が揃ったところで、ハートランドで乾杯しスタートになります。
今回は幹事様がコース料理(4,000円)を予約してくださり内容は次の通りです。
【山芋と枝豆の葱生姜和え】
刻んだ葱と生姜が入ったニンニクの香りが利いた塩ダレで角切りされた山芋と枝豆を和えた一品です。濃い目の味付けですが、お酒のお供にはこれぐらいがいいと思います。
【千葉県産鰹のカルパッチョ 生七味唐辛子ソース】
厚めに切られた鰹に胡麻が香る生七味唐辛子ソースがかけられています。鰹は少し水っぽい感じがしましたが、ソースはピリ辛で美味しかったです。ソースを活かすのであれば、鰹はこんな感じでもいいのかな。
【蒸し鶏と香菜の辛味和え】
しっとりとした蒸し鶏とたっぷりの香菜を、しっかり味の辛味ソースで和えた一品です。辛さが目立ち、香菜はそれほど気になりませんでした。久々の香菜でしたが、香菜ってこんなもんだったかなって思ってしましました。でもこれくらいが食べ易いかも♪
【ずわい蟹入り中華風コーンスープ】
蟹ととうもろこしの風味がほど良いクリーミーで上品スープでした。もう少し蟹身が入っていると嬉しかったかな。
【大正海老のにんにく香り蒸し 香港スタイル】
大正海老がプリッとした食感で美味しかったですね。濃い目の味付けでニンニクが効いていてお酒がすすみます。海老好きには堪らない一品だと思います。
【北海道産帆立貝柱と豆腐のミルクチーズ炒め】
優しいミルクチーズの風味に胡椒がしっかり効いた、帆立貝柱、アスパラ、豆腐の炒め物。貝柱とアスパラの火の入れ具合が良く、貝柱は甘みが引き立ち、アスパラはシャキシャキと食感がいいです。ミルクチースが濃厚なので、豆腐の存在があまりなく、特になくてもいいかもいう感じになっていました。
【牛バラ肉と夏野菜の中国スパイスを効かせたカレー煮込み】
牛バラ肉とナス、ズッキーニ、ベビーコーン、プチトマトをカレー風味に煮込んだ一品。牛バラ肉がトロトロに柔かく、各野菜も火を入れる事で甘みが増しています。スパイス感はありますが、辛さは控えめで食べ易かったです。中華なのにカレーってちょっとビックリした料理でしたね。できたらお酒よりも白いご飯が欲しかったかも♪
【香港くさやと高菜のタイ米ジャスミンライス炒飯】
ハムユイと香菜が香るジャスミン米がパラパラ炒飯です。ハムユイを口にするのは初めてでしたので、くさやのような匂いがそれなんだとうと思いましたが、味の方はよくわかりませんでした。香菜は茎の部分を使い、香りを強く出しているそうです。こんな炒飯をいただくのは初めてでしたので、ただただ驚きでした。
【和風坦々麺(追加)】
追加で勇さんオリジナルのトムヤム坦々麺をお願いしようとしたのですが売り切れだったので、和風坦々麺をお願いしてくださいました。できた坦々麺は1杯を2人分に分けてくださいました。付け合せの薬味に茗荷、紫蘇、山葵を使っていて面白いです。坦々麺にこの薬味達が合うのかなと不安ながら入れてみるととても美味しく、しかも山葵を入れる事で味が締り、より美味しく感じます。和風坦々麺、とても気に入りました。トムヤム坦々麺もきっと美味しいんでしょうね。
【勇名物和三盆杏仁豆腐】
和三盆を使った上品な甘さの杏仁豆腐で、プルプルととてもなめらかで口当たりがとても優しいです。個人的には量が少なく、美味しいだけにもっと欲しかったです。最後にライチ茶をいただきました。
【飲み物】
飲み物は、最初はハートランド、その後は幹事様がキープされていたワインをいただきました。どのワインも美味しくて、料理にも合っていました。
特に弱い果実感がありますがバランスがとれていて、渋味が控えめで飲み易いカテドラルというポルトガルの赤ワインが気に入りました。
どの料理もしっかり味付けされていて、お酒と一緒に楽しむって感じの中華料理かなって感じました。最初から最後まで、どんな料理が出てくるのかと楽しみながらいただける料理の数々、とても満足できました。それに幹事様のお陰だと思いますが、マスターや店員さんの接客や愛想がとても良かったのが印象的でした。またこちらでコース料理をいただきたいですね。ご馳走様でした。
4位
1回
2013/09訪問 2013/10/18
半年先まで予約が埋まっているという人気の海鮮料理店「川治」さんのオフ会にお誘いいただきました。人形町で下車するのは初めてなので、約束の時間30分前に到着し、お店へ向かいます。スマホを片手にお店へ向かいますが、お店があるであろう場所に灯りがない・・・とりあえずお店の場所まで行ってみると、看板や店前は電気が点いていないけれども、お店の中は灯りがあり話し声が聞こえてきます。ユックリ外観や看板の写真を撮り、約束の時間まで20分程あったので近くのファミリーマートで時間を潰す事にします。約束の10分前になったので、そろそろ他のレビュアー様も来ているだろうとお店へ行ってみると、参加者の1人のレビュアー様がお店の外観を撮られていました。一緒に店内へ入るともう1人のレビュアー様がいらして、席に座ろうとすると、もう1人も来られました。幹事様が来ないと思っていたら30分程遅れて来るそうなので、とりあえず4人でスタートしました。夜は3,500円のコースのみのようで、飲み物の注文だけで料理は勝手出てくるシステムのようです。
○3,500円コース
【黒バイ貝と磯つぶ貝の煮付け、枝豆】
店内に入るとテーブルの上には貝の煮付けと枝豆が置かれていました。この2品はお通しのようですね。黒バイ貝と磯つぶ貝の煮付けで、甘めで薄味の味付けでした。つま楊枝を刺して身を上手に出そうとしているのですが、残念ながら肝の部分までは出せませんでした。他のレビュアー様は上手に肝まで取り出していて上手だなぁ~と感心してしまいました。枝豆は調度良い茹で加減でした。
【鱧の梅肉和え】
鱧を梅肉で和えた上には、たっぷりの茗荷がのっています。サッパリした味付けで美味しいですが、個人的にはこんなに茗荷をのせなくてもと思う料理でした。
【煮穴子】
ふっくらと炊かれた穴子の上に、針生姜がのっています。甘辛く炊かれた穴子の身に生姜をのせていただくと口の中で溶けるような感じです。穴子の身を一切れずつ取り分けていくと煮汁が煮こごり状になっていて、それをいただいてみるとこれも美味しいです。
【鮎の唐揚げ】
ちょっと大きい鮎を丸ごとから揚げにした料理。他のレビュアー様が頭から齧り付いていたので、私も同じようにしてみたら、頭の骨や中骨の固い骨がちょっと気になりました。大きい分、食べる身が多くなりますが、もう少し小振りの方が骨も気にせずに美味しくいただけたかなと思ってしまいました。
【鰹のタタキ】
厚く切られた鰹のタタキに紅葉おろし、その上にたっぷりの水菜、玉ねぎ、青ねぎがのり、ポン酢がかけられています。鰹はそれなりに美味しかったです。
【蛤の酒蒸し】
けっこう大きめな蛤を酒蒸ししてあります。火が入り過ぎておらず身がふっくらと柔らかく旨味があって美味しかったです。蛤の出汁も空いた貝殻ですくって飲んでみるとこちらも良い味をしていました。
【秋刀魚のなめろう】
荒めに刻まれた秋刀魚の身のなめろうです。アジのなめろうしか口にした事がなかったですが、秋刀魚のなめろうも脂がのっていて美味しいです。この時期の秋刀魚は脂ののりも特にいいでしょうから美味しいんですかね。
【岩牡蠣】
生牡蠣は少し苦手なのですが、他のレビュアー様が美味しいというので一切れいただいてみました。牡蠣独特の磯臭さやエグミが少ないので、それ程気にせずにいただけました。
【刺身盛合せ】
ウニ、〆鯖、ビンチョウマグロ、カンパチ、マグロの赤身ブツ、鯛の昆布〆、鯛の松川造の7種盛りです。一人一切れいただけてます。〆鯖が一番好みでした。途中で到着された幹事様がおっしゃるには刺身盛合せ辺りが折り返し地点らしいです。そろそろお腹も満たされてきました。
【クジラステーキ】
5ミリ厚程度のクジラ肉を醤油ベースのタレで焼いた物です。以前、他のお店でクジラステーキを口にした事があったのですが、そちらの物は火を入れたせいで臭みが増してしまって、あまり美味しくなかった印象でしたが、こちらの物は臭みがなく、身も柔らかくてとても美味しかったです。新鮮な物を使っている少し濃い目の味付けでお酒というよりもご飯が欲しくなる感じでした。
【粕漬け海老の姿焼き】
粕漬けした海老を香ばしく焼いてあります。海老の種類はわかりませんが、海老の身に粕の風味が染みていて美味しいです。海老の身が大きいので食べ応えがあって海老好きには堪らないですね。ただ見ての通り火が少し入り過ぎている感じなので、少し身が固くなっていました。粕漬けのために火が入り易いんでしょうね。
【銀鱈の煮付け】
厚切りの銀鱈を煮付けにした物です。身は厚いのですが、脂ののりがよく身が柔らかいです。甘めの味付けでけっこう好みです。こちらもお酒というよりもご飯が欲しくなる一品でした。
【糠漬け、なめこと豆腐の味噌汁】
最後にキュウリ、ナス、大根の糠漬けとなめこと豆腐の味噌汁が出てきました。糠漬けはコースの折り返し地点あたりで出していただけると一息つけて良かったかもしれませんね。味噌汁が妙に美味しく感じました。
バイ貝の煮付けから始まり、最後の味噌汁まで全15品。これで3,500円ですから、とても安いですよね。しかも料理は美味しいので半年先まで予約で埋まっているのも頷けます。会計を終え、お店の外へ出ると店主の方が出てきてくれてありがとうございましたと挨拶をしてくださいました。その際、次の予約を入れるといつになるかと尋ねてみると4月になるとの事でした。やはり半年先なんですね。半年も先の予約だと、きっと忘れてしまう方もいるだろうなと思いました。今回、予約をしてくださった幹事様にはとても感謝しております。美味しい海鮮料理をお腹いっぱいいただきました。ご馳走様でした。
5位
1回
2013/06訪問 2013/10/18
マイレビュアーのきゅいそん様がレビューされていた「懐石こがね」さんへ友人3名で伺いました。都内へ仕事に出ていた頃は、よく利用していた常磐線でしたが、お店がある北小金駅は下りた事がありませんでした。スマホを片手に駅からお店へ向かうと商業施設らしき建物があり、その1階という事だが、お店が見当たらない。ほとんどのお店はシャッターが下りてしまっていてホントにあるんだろうかと心配しながら奥へ進んで行くと懐石こがねの暖簾が見えました。店内に入り、予約をお願いした○○ですと伝えると長いテーブル席に案内してくださいました。テーブルには予約時間に合せ、食前酒などが用意されていました。店内はきゅいそん様が書かれているように高級感があり、落ち着いた雰囲気です。先客は4人組みのマダムで、コースの料理を楽しんでいらっしゃいました。事前に電話で予約をした際、料理はどうなさいますかと聞かれたので、お店の方のおすすめはと聞くと5,775円コースですというのでこれをお願いしました。
【食前酒】
ノンアルコール梅酒を水割りにした飲み物です。梅の爽やかな風味が活きています。そのままだとちょっと重い感じがしますが、水で薄められる事によって暑い日でもスッキリ飲める一杯になっています。アルコールがまったくダメな連れが、この後ロックで楽しんでいました。
【先付】
一.ひすい茄子胡麻八ツ橋巻
色鮮やかなひすい茄子を胡麻八ツ橋で巻いてあります。上のには、ラレシとセルフィーユが飾られ、旨出汁がかけられています。胡麻の風味が生きた八ツ橋と甘い茄子の相性がいいです。ラレシとセルフィーユを一緒に食べるとそれがアクセントになり、また違った味わいになります。
二.万願寺射込み焼
万願寺唐辛子に挽肉を詰めて焼いたものとミニトマトと木の葉蓮根が添えられています。射込みとは詰めるという意味らしく、その意味を知らなかった私は、万願寺唐辛子を焼いたシンプルな料理って思ってしまいました。万願寺唐辛子の甘みと苦味が味付けされた挽肉と良く合います。ミニトマトは湯むきされていて、火が入る事でトマトの甘さがより強く感じます。蓮根は酢漬けされていて、口直しにいいですね。
三.甘藷サンド
甘藷の薄切りを油で揚げたチップスでアボカドとパパイヤをクリームチーズで和えたものをサンドしてあります。横には天豆の甘露煮が添えられています。甘藷のチップスが濃厚なクリームチーズと良く合います。できたら、もう1つ2つ欲しかったところです。天豆も上品な甘さで非常に美味しかったです。
【椀】
鱧潮仕立て 鱧吉野仕立て
鱧の出汁を張った椀に鱧の切り身、土佐煮された梅干、小メロン、蓴菜が入っています。鱧の旨味がよくでていますし、土佐煮された梅干はふっくらと炊き上がり、梅干の酸味が抑えられています。これなら梅干が苦手な方でも美味しく食べる事ができると思います。
【造里】
鱧、鮪の中トロ、カンパチの刺身盛合せ
どのネタも美味しかったですが、もう少しボリュームがあると嬉しいかな。全体的に切り身が小さかったですね。
【煮物】
蟹信田巻
油揚げを開いき蟹・野菜・豆腐などの食材を巻き、煮て味付けしたものです。冬瓜、管牛蒡、里芋、高野豆腐、菖蒲麩を一つひとつ別の鍋で炊いて盛ってあります。それぞれに違った味付けがされているので、食べていてとても楽しく、とても美味しかったです。料理一つにこれほどまで手をかけているとは、贅沢な一皿だと思います。
【焼物】
鮎深川焼
鮎の中骨・内臓を丁寧に外し、身と身の間に篠竹や人参の千切りに自家製マヨネーズで和えたものを挟んであります。頭からガブリといける一品です。頭の骨は少し気になりましたが、中骨は外してあるので鮎の身を十分に味わえました。挟んである野菜も自家製マヨネーズを使っているためか酸味もなく鮎の味を邪魔する事なく美味しくいただけました。付け合せの土佐紅レモン煮がとても鮮やかな黄色になっていて、食べると甘みがあって脇役なのにとても美味しかったです。
【揚物】
太刀魚ずんだ揚げ蕨と丸十の天ぷら盛合せ
抹茶塩をつけていただきます。太刀魚の身がふっくらと揚がっていて、ずんだの香りも良い一品です。丸十も甘みがあって美味しかったです。
【蒸物】
焼唐墨の茶碗蒸し
茶碗蒸しの上に薄切りの焼いた唐墨、オレンジ色の飛子、黒いランプフィッシュの卵がのっています。見た目がとても綺麗です。薄味の茶碗蒸しが唐墨や飛子などの塩気と調度良い感じに仕上がっています。
【食事】
玉蜀黍の焚込み飯 香の物 合せ味噌仕立て
甘みが強い玉蜀黍がたっぷり入った焚込みご飯で、出汁で焚いてあるので玉蜀黍の甘みがいっそう引き立ちます。香の物は自家製の糠漬けです。とても角がなく丸い感じの糠漬けで、きっと長年使用している糠床で作っているような感じがしました。味噌汁は、赤出汁が強い感じのものでしたが、とても出汁がきいていて美味しかったです。
【甘味】
外郎水無月美 抹茶
ほど良い固さの外郎に小豆を炊いたものがのっています。小豆はとても柔らかく炊かれていて上品な甘さです。外郎はほど良い温かさでした。抹茶は200円で追加する事ができます。
この日の夜のお客は、先客の一組と自分達だけでしたが、これから人気が出そうなお店だと思いました。懐石あた宕も夏からオープン予定だそうなので、自宅からではそちらの方が近いので、今度はそちらへ行ってみますと店員さんに話をするとこちらもいらしてくださいねと釘を刺されました。フロア1名、板前1名でお店をやられているようだが、とても丁寧な接客でユックリ食事をする事ができましたし、また伺いたいと思います。ご馳走様でした。
※ 友人達はとても満足してくれていました。情報を提供してくださったきゅいそん様に感謝しております。ありがとうございました。
6位
1回
2013/02訪問 2013/10/18
レビュー300件目のお店は、柏にあるzoe's(ゾエス)さんです。マイレビュアー様がこぞって高評価のゾエスさん、どんな料理を食べさせていただけるのか非常に楽しみでした。仕事を終え、連れと柏駅改札前で待ち合わせし、お店へと向かいます。場所は、大通りからちょっと入った場所にあり、看板も小さいため気をつけていないとお店の前を通り過ぎでしまう感じです。店内に入り、予約をした○○ですと伝えると、お待ちしておりましたと、奥のテーブル席に案内されました。私達が着いた時は客の入りは1/3程度でしたが、15分もすると満席になり人気の程がうかがえます。今回は電話で予約した際、コースをお願いしました。
○おまかせコース @5,250
【前菜の一皿目:マグロ頬肉のロースト、そら豆のムース、カンパチのカルパッチョ】
【前菜の二皿目:ホタテのオーブン焼き、フォアグラとカカオと紅玉のテリーヌガレット仕立て】
前菜は、2回に分けて提供されます。どの前菜もワインがすすむ料理でした。特にマグロ頬肉のローストは、身が柔らかく脂がのっていて香り良いマッシュルームソースと良く合います。それとビックリしたのは、フォアグラとカカオと紅玉のテリーヌです。見た目はチョコレートケーキのような感じですが、一口食べると濃厚な味わいでフォアグラ、カカオ、フルーツを上手に組み合わせていらっしゃると思いました。
【パスタ:蟹と絹さや、自家製カラスミのパスタ】
ふんわりした蟹の身、シャキッとした絹さや、粒々のカラスミ、モチっとしたパスタと食感が楽しいです。どの素材も小さかったり細かったりと、それぞれが出張しすぎないので細麺のカッペリーニとよく絡んで美味しいです。できることなら、もっといただきたいと思うパスタでした。
【魚料理:スズキのロースト 白子と春菊のリゾット】
スズキのローストは皮がパリッと香ばしく、身はフワフワでした。リゾットは白子はふんわり柔らかく、春菊はシャキっと、米はモチモチとしていて、いろいろ食感を楽しめます。春菊は香りが強そうな一品に感じましたが、それ程ではなく調度良い感じでした。リゾットをあまり好まない私ですが、こちらはとても美味しかったです。
【肉料理:サーロインのグリル】
とても柔らかい牛肉で、噛む度に肉汁が出てきて、旨味が口一杯に広がります。この肉汁がしつこくなく、上品な甘さで濃厚なソースと良く合います。
【デザート:ホワイトチョコレートのムース】
ムースの上にはスターフルーツのチップ。ムースの表面はホワイトチョコレートムース、中はベリームースの2層になっています。ホワイトチョコムースは甘さが強いですが、ベリームースの酸味が甘さを抑え、しつこく感じさせません。ムースの下にピスタチオのソースがあり、ピスタチオの香りが味に変化を加えます。
【白ワイン:Principe di Porcia】
イタリア産の黄金色の白ワインです。蜂蜜やレモンのような香りがあり、果物のような物を食べているような甘さ、適度な苦味があります。とても気に入ってしまい、通販で取寄せて自宅で飲んでいます。
この内容で5,250円はかなり安く感じます。お店の雰囲気は落ち着いていますし、店員さんも丁寧でとても気に入りました。いろんなレビュアー様が高評価なのが頷けます。ただ、もう少し店員さんが元気だと嬉しいです。せっかく料理の説明をしてくださるのに、声が小さいので聞き取り難く、聞き返してしまいました。それ以外は私も高評価です。また何かの記念日にお邪魔したいですね。美味しいイタリアンご馳走様でした。
7位
1回
2013/10訪問 2014/01/26
こちらのお店は常連レビュアー様にご紹介いただいたお店です。
料理は野菜を中心としたヘルシーなものです。料理に使用する野菜はその日によって珍しい物などがたくさんあり、素材の味を損なわない料理を施していらっしゃいます。もちろん野菜だけでなく、魚や肉なども拘っており、とても満足できるコースをなっています。
料理長をはじめスタッフの方々は温かい丁寧な接客で、しかも料金も安くおすすめできます。雰囲気もとても落ち着いた感じですよ。
8位
1回
2013/03訪問 2013/10/17
いつ行っても気持ちの良いサービス、美味しい料理。予約が取りづらいのがわかります。
日頃からお世話になっている業者さんと一緒に伺いました。業者の方はお酒をあまりお飲みにならない方なので、料理メインでお願いしました。今回も美味しい料理の数々、ご一緒してくださった業者さんも非常に喜んでくださいました。数年前からお世話になっていますが、こちらで初めて鶏水炊き鍋をいただきました。マスターの栗原さんが事前に煮込んでくれていた鍋は、鶏の旨味がたっぷり出ていて濃厚なスープで、具の鶏モモ肉も柔らかくてジューシーでとても美味しかったです。最近は半年に1度のペースになってしまいましたが、いつも大変良くしてくださって感謝しております。もう少し早いペースで伺うようにしますね。ご馳走様でした。
9位
1回
2013/09訪問 2013/10/18
【再訪2013年9月】
もしかしたら8月いっぱいで冷し坦々麺が終了してうまうのではないかと心配になり、8月末に行ってみると、メニューに冷し坦々麺の記載がない。どうゆうことだろうと店員さんに聞いてみると、冷し坦々麺は水・金・日が販売日になっているとの事。仕方ないので、坦々麺と杏仁豆腐をいただきました。やっぱり、こちらの坦々麺は美味しいと再確認。食べ終えて会計に行くと、親父さんが話を聞いていたようで、「明日と9月1日の日曜で終わりだから、良かったから来てみてよ。11時半開店だから、11時15頃までにお店へ来れば、それほど待たずに食べれるよ。」と親切に教えてくれました。
9月1日、言われた通り11時10分前後にお店へ行ってみると、お店の前には人はいないが駐車場に車を停めて待っている方が3組いました。この日は暑かったので、開店時間前まで車で待っていたんですね。私は暑くても構わなかったので車を停めて、さっさとお店の前に並びます。それを見ていた他の方々も次々と車を降りて、お店の前にやってきます。開店時間になるとお店の前には30人程度の行列ができていました。1番先頭のお客だった自分が店内に入ると、親父さんが覚えてくれていたようで「来てくれたんだ。ありがとうよ。冷し坦々麺を味わって行ってよ。」と言ってくれました。
【冷し坦々麺 @780】
麺の上には、挽肉、砕いたピーナッツ、揚げワンタン、水菜がのっています。汁は丼の底の方にあるだけで、汁なし坦々麺って感じです。さっそく混ぜ混ぜしていただきます。麺は細く堅めで、よく冷えています。縮れているので、タレとよく絡みます。揚げワンタンやピーナッツと一緒に食べるとカリッという食感がアクセントになり面白いです。途中で花山椒やラー油を好みで入れる事で辛さが加わり、最後まで美味しくいただけます。
【ライス @100】
麺を食べ終えた丼に残った具や汁をライスにかければ、冷し坦々ご飯の完成です。こちらを〆に食べるものいいですね。
【黒胡麻プリン @200】
待っていたお客さんのほとんどの方が冷し坦々麺と黒胡麻プリンを注文されていたので、私も後から追加注文してみました。とても口当たりが滑らかで丁寧に作られています。黒胡麻が濃厚ですが、後味がしつこくなく、ペロッと食べられてます。ほとんどの方が注文されていたのがよくわかります。次回も注文してしまいそうです。
【杏仁豆腐 @200】
杏仁豆腐の上には、ブルーベリーが添えられています。アッサリした甘みでブルーベリーの酸味がアクセントになって美味しいです。
食事を終え会計をしていると、親父さんが忙しいのにワザワザ出てきてくれて、「また来年食べに来てくれよ、待ってるからよ。」と言ってくれたので、「親父さんに言われた通りに来たら、一番最初の客になれたよ。冷し坦々麺は来年までお預けだけど、普通に坦々麺食べに来ますよ。ご馳走様。」と言うと、「ありがとうございました。」と言う親父さんと女将さんの笑顔が印象的でした。お店の外へ出ると30人前後のお客さんの行列ができていました。やはり冷し坦々麺、今年最後の販売という事でたくさんのお客さんが詰めかけていますね。スタッフの皆さんは、いつも笑顔で気持ちが良く、また来たいと思わされます。また近いうちに伺いますね。ご馳走様でした。
☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★
【初訪2013年3月】
マイレビュアーの連続お食事件様がレビューされていた「豆でっぽう」さんへ伺いました。こちらのお店は天王台駅北口から少し行った場所にあります。連続お食事件様のレビューを拝見して、早く行って食べてみたいと、仕事を終わらせ、急いで車で向かいます。店舗裏の駐車場に車を停めて、お店の入口へ向かうと、数分の差で満席になってしまい、入口にある待合席で待ちます。待つ事10分、自分達の順番になりカウンター席に案内されました。メニューを見て、坦々麺、餃子、ちゃーしゅー丼をお願いしました。
【坦々麺 @780】
出てきた坦々麺は、中央に肉味噌、その周りにたっぷりの擦り胡麻と粗く砕いたピーナツがパラパラとちりばめられています。器の隣には別皿に粉山椒が用意されています。麺は細く縮れていて、擦り胡麻とピーナッツ、そしてスープがよく絡みます。少し食べたところで、粉山椒を投入すると、山椒の香りが加わり、そして味が締りピリッと辛い坦々麺に変わります。こんな食べ方をさせてくれるお店があったんですね。食べたいと思っていた坦々麺は想像以上に美味しかったです。
【餃子 @280】
食べ易い小振りの餃子が6つ。焼き目はパリッとしていて、中の餡はしっかり味付けされているので、何も付けずにそのまま食べても美味しいです。
【ちゃーしゅー丼 @380】
ご飯の上には、豚トロのようなチャーシュー、粗く刻んだ緑色ザーサイ、味玉、白髪ネギがのっています。少し甘めのタレがかけられていています。普通は、らーめんと丼物に使っているチャーシューは同じだと思うのですが、それをわざわざ変えているのはビックリでした。具を食べ終えて、残ったご飯に坦々麺のスープをかけていただくと、またそれが美味しくてクセになりそうです。
お店の方の接客も丁寧ですし、お店も綺麗なのでとても好感が持てました。次回は、待ちに待った夏限定の冷し坦々麺を食べに伺いたいと思います。6月に入ったから、もう始まっているのかな?それとも7月に入ってからなのだろうか?
10位
1回
2013/01訪問 2013/10/18
こちらはつくば市竹園にあるフレンチのお店で、嫁さんと2013年今年最初に伺ったお店です。1月初旬、まだ年始休みが多い中、こちらのお店はオープンしているのかと心配しながら11時30分オープンの時間に合わせて電話をします。今日のランチに伺いたいのですが、予約できますかと尋ねてみると、年明けで予約は入っていないのでどうぞいらしてくださいという事でした。さっそくお店へ向かいますが、場所がちょっとわかりづらく、近くの駐車場に車を停めて歩いて探そうと思ったら、この駐車場奥のテナントにお店がありました。店内に入るとマスターらしき男性の方とフロア担当の女性2人がいらっしゃいませと迎えてくれます。上着をお願いし、一番奥のテーブルに案内されます。ランチコースは、2,000円、3,000円、4,000円の3種類があり、今回は3,000円のコースをお願いしました。
○フルコースランチ @3,000
【スープ、バケット】
スープはカブ、里芋、ベーコンの温かいスープ。カブと里芋の優しい甘さの中にベーコンの旨味と塩気がアクセントになっています。バケットは、ハーブ入りオリーブオイルと一緒にでてきます。バケットは軽く温めてあり、表面は香ばしく、中はしっとりしていて美味しいです。しかもバケットを食べ終えるといかがですかと聞かれるので、つい食べ過ぎてしまいます。他のレビューを拝見していると昔はダヴィッドパンさんのバケットを使用していたようですが、店員さんに確認したところ、今は西武百貨店内にあるドンクさんのバケットを使用しているようです。
【オードブル】
・マグロのサラダ仕立て
新鮮な地物野菜がふんだんに使われた見た目にも鮮やかなサラダ。野菜が新鮮で瑞々しいせいか、マグロが脇役で野菜が主役と感じるサラダでした。
・ポーチドエッグと鴨胸肉のスモーク混ぜこぜサラダ シーザードレッシング
こちらも新鮮野菜がふんだんに使われていて、野菜をどけてみると色鮮やかなスモークされた鴨胸肉とポーチドエッグが隠れていました。ポーチドエッグを割って、トロっと流れた黄身とシーザードレッシングを鴨肉と野菜に絡めていただきます。鴨肉はスモークというよりも半生状態で柔らかくてとてもジューシーでした。
【メイン:魚】
・メダイの白ワイン蒸し 季節野菜添え
モスグリーンの豆を潰したソースの上に白ワインで蒸し焼きした目鯛の身をのせ、黒のバルサミコ酢と緑のジェノベーゼで彩られ、目鯛の白がとても引き立っています。目鯛の身がふっくらと仕上げられていて美味しかったです。
【メイン:肉】
・茨城産キングポーク ロースステーキ 赤ワイン&玉ねぎソース
キングポークのロース肉をこんがり焼き上げ、時間をかけて黒っぽくなるまで炒めた玉ねぎと赤ワインのソースをのせた上に、ロース肉と一緒に焼いた野菜が添えられています。肉はとても柔らかく、脂身がとても甘くて美味しいです。赤ワインとじっくりと黒っぽくなるまで炒めた玉ねぎのソースが深い味わいでロース肉によく合っています。
・やさとの地鶏 低温焼き 野菜添え
地鶏の胸肉は低温でゆっくり火を入れているせいか、しっとりしていてジューシーに仕上がっています。胸肉の下には、ロース肉と同じように赤ワインと玉ねぎのソースが使われています。鶏胸肉の淡白な味わいと玉ねぎの旨味が深い味わいのソースがとても合っています。赤ワインと玉ねぎのソースは、割とどんな食材でも合ってしまうのかもしれないですね。
どちらのメインにもたくさんのグリルされた野菜がのっていて、火を入れた事で甘みが増し美味しく仕上がっています。
【デザート】
・ガトーショコラ
店員さんのおすすめという事で、1つガトーショコラをお願いしました。甘さ控えめで大人向けのガトーショコラって感じでした。
・キャラメルりんごのパルフェ
キャラメルと卵白を混ぜたアイスの中に小さなリンゴの果肉が入っています。キャラメルの苦味の中にリンゴの甘さがアクセントになった美味しいアイスでした。
【ドリンク】
ドリンクは、ホットコーヒーと紅茶をお願いしました。コーヒーは南千住あるカフェ・バッハのブレンド、紅茶はマリアージュフレールのマルコポーロ紅茶を使っているようで、マスターの拘りを感じます(申し訳ないですが、私自身はコーヒーや紅茶に拘りがある訳ではないでよくわかりませんが・・・)。
フレンチという事で、料理が重くて胸焼けしてしまうのではと思っていたのですが、もったよりも軽く最後まで美味しく料理をいただく事ができました。料理を運ぶ間隔も調度良く、お客の状況をきちんと見ている感じでしたし、会計時には奥で調理をされていたマスターが出てきて挨拶してくれたり、正月明けという事で壁に貼られた御節料理のチラシの説明をしてくれたりと、とても愛想が良くて好感が持てます。あまりフレンチを食べたいと思う事はありませんが、また伺いたいと思うお店でした。ご馳走様。
平日の休みを利用して、午前中早くに用事を済まし、急いでひたちなかにあるはまぐり屋さんへ行こうと計画していた私は、3日前に予約の電話を入れると、女将さんが数ヶ月前に来てくれた方ではないですかと嬉しい返答。以前伺った時に女将さんが、一年中はまぐりは美味しいけれど、6月は特にいいからと教えていただいたので、あの美味しかったコース料理をまた食べたいと予約を入れました。
お店の場所は、ひたちなかICから少し行った場所にあり、一見ふつうの民家のような建物で大きな看板などはないので、気付かずに通り過ぎてしまったりする事もあると思います。店前の駐車場に車を停め、店内には入ると、土間の造り趣があり、ちょっと暗くシックな雰囲気のお店です。女将さんが出迎えてくれて、丁寧に席まで案内してくれます。今回は一番奥の個室風のテーブル席でした。メニューは昼夜共通で、はまぐり尽しというコース料理と単品の料理が数種類です。前回と同じくはまぐり尽しコースと胡麻豆腐1つをお願いしたら、女将さんが今日はメニューに載せていない大洗産特大天然岩牡蠣があるよというのでそれを1つお願いしました。
○はまぐり尽しコース @3,800
【食前酒】
食前酒と言っても、アセロラを天然水で割ったものでアルコールは入っていません。口の中が爽やかになり、食事の前に口の中をリセットさせるという点ではいいですね。
【はまぐりの刺身(肝、身)】
まずは蛤の肝を軽く酢で洗った物で唐辛子醤油をつけていただきます。そのままでも十分出せる新鮮な肝ですが、軽く酢で洗う事で中に含んでいる砂などを洗い出すのと殺菌をされているようです。とても肝が甘く、唐辛子のピリッとした辛さがアクセントになります。身はしっかり歯応えで食感がいいです。これも唐辛子醤油につけていただきますが、身の下に紫蘇とルビーグレープフルーツの薄切りが敷かれているのですが、そのグレープフルーツの身を外して、蛤と一緒に食べるとサラダ感覚でいただけます。肝と身を合せて蛤1個分になります。
【焼きはまぐり】
シンプルに焼いただけですが、蛤というとこれが一番美味しいですね。蛤を美味しく焼くにはコツがあるようで、焼いて口が開いてきたら、貝の汁を2、3度捨てると美味しく焼き上がるそうです。醤油を一滴たらしてあり、香ばしい磯の香りがたまらないです。身が厚いので、なかなか噛み切れず、しかも大きいので一口という訳にもいかないので大変でした。
【トマトサラダ】
真っ赤に熟したトマト半身にイタリアン風のドレッシングと粉チーズがかけられています。トマトは甘みよりも酸味が強い感じで、口の中をサッパリする事ができ、とても美味しかったです。
【釜飯と雑炊】
はまぐり尽しコースは、釜飯か雑炊を選べます。それなので、1つずつお願いしてシュアしていただきました。釜飯は、大きな蛤を何等分かに切って米と一緒に炊いてあります。蓋を開けると香ばしい香りが広がります。炊き上がった釜飯の上に刻んだ紫蘇をのせてかき混ぜると、紫蘇の香りと香ばしさか合わさって、食欲をさらに刺激します。底の方には美味しそうなお焦げもできています。蛤の他には筍や椎茸、銀杏などが入っていて、とても美味しいです。雑炊には、大きな蛤が1個丸々と刻んだ昆布などが入っていて、最初は土鍋が熱いので最初は女将さんが取り分けてくださいます。こちらも蛤の旨味がよく出ていて美味しいです。
【潮汁】
潮汁にも、大きな蛤1個が入っています。連れが蛤好きなので、入っている潮汁をいただき、私は蛤が入っていない潮汁をいただきました。大きい椀と小さい椀を一緒に撮影したので、その大きさがよくわかると思います。蛤は、美味しい物は半分ずつと分けてくれました。
【デザート】
デザートには、バニラアイスに自家製の苺ソースをかけたものを出してくれました。前回は一緒に人参烏龍茶を出してくれたのですが、品切れらしくジャスミン茶を出してくれました。
○胡麻豆腐 @500
胡麻香りが強いちょっと固い豆腐を割ってみると、そこにも蛤の身が入っていました。まずは何も付けずにいただくと胡麻の味が濃厚でとても甘いです。次に山葵をちょっとのせていただくと、更に胡麻の甘みが引き立ちます。その後は、醤油をつけていただくと、また違った味わいで、3つの味を楽しめます。個人的には山葵をのせていただくのが一番好きですね。こちらの料理も期間限定だそうです。
○大洗産特大天然岩牡蠣 @1,800
メニューに載っていない特大の岩牡蠣。本来はもっと大きいそうですが、若干小さいとサービスで2個出してくださいました。若干小さいとの事でしたが、普通にデカイですよ。私の手のひらサイズはありますから。その牡蠣を自分の好きな大きさにハサミで切って食べます。味もとてもクリーミーで甘みが強く美味しかったです。レモンを絞っていただくと甘さが引き立ち、更に美味しくなります。6月~8月までの季節限定なので食べたい場合は数日前に予約をされた方がいいかもしれないです。予約もせずに食べれた自分はとてもツイていました。
今回も大きな蛤をたくさん使った「はまぐり尽しコース」を美味しくいただきました。こちらのコースをいただくと5Lサイズの蛤を5、6個いただけます。ホント贅沢ですよね。どの料理もシンプルな味付けなので蛤の美味しさを十二分に堪能できます。食事を終えると女将さんがお店の奥の部屋に飾っている貴重な蛤の貝に書かれて絵の数々を見せてくださいました。たくさんの絵を見せていただき会計していると奥の厨房からご主人も出てきて遠くからありがとうございますと挨拶されたので、前回も良かったですが、今回は更に良かったですとお話すると、次回はちょっと値が張りますが、是非天然アワビを食べてみてくださいと言われました。ご予約いただければ、大きな天然アワビをご用意して待っていますよと嬉しいお言葉をいただきました。値段を聞いてみると7,000~10,000円という事でしたので、今度はアワビ貯金をしないといけないかなと思いました。ご主人と女将さんは温かい接客をしてくださいますし、蛤料理は美味しいですし、また近いうちに伺いたいですね。ご馳走様でした。