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蕎麦豆腐と菜花の青豆あんかけ
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季節の盛り合わせ
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そばがきと鴨つくねの椀物
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鰆の刺身と千切り野菜のサラダ仕立て
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粗挽き田舎蕎麦
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酒粕のシャーベット
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蕎麦湯
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鯉川純米
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愛乃澤純米
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手取川純米うすにごり
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佐久乃花純米吟醸
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いつもお世話になっているマイレビュアーさんが、この店での食事会に誘ってくれました、
しかも、尊敬をするマイレビュアーさんとご一緒とのこと。
こんなチャンスは逃すわけにいきません。
当日、築100年以上という民家を使った店の門をくぐり、引き戸を開けると奥さんが出迎えてくれました。
予約の名前を告げると席に案内してくれます。
先にいらしていた蕎麦のプロフェッショナルレビュアーさんと初対面のごあいさつ。
店内はカウンター席5席と6人掛けのテーブル席が一つだけという店内。
でも狭いのではなく、広い空間をぜいたくに使った席の配置。
天井の高い古い木造家屋は、ご夫婦の人柄そのもののようなぬくもりを感じられる空間です。
全員揃ったところで、料理スタート。
昼は、4,200円のコースのみのようです。
まずは、「蕎麦豆腐でございます」
上に菜花が乗っての青豆あんかけがかけられています。
春らしい色合い。
あんに出汁がよく効いています。
この出汁なら、これからの料理もきっと美味しいだろうなと期待が膨らむ出汁の味。
同時にフワッとした甘いコクのある豆の風味が口の中に広がってきます。
続いて季節の盛り合わせ。
「ホワイトアスパラガスの摺りながし・蛍烏賊と春キャベツの酢味噌かけ・生青海苔入りの出汁巻き玉子・氷魚(鮎の稚魚)の時雨煮・辛子菜のお浸し・芹の煮浸し・桜の葉で巻いた白魚の天ぷら・蕗の酢漬け・桜を模した長芋の蜜煮」と、先にレビューをアップしていただいた方が記載しているのでそのまま転載させていただきます。
出汁巻き玉子は最初、ほうれん草か?菜花か?三つ葉にしてはクセがないぞ、などと3人で中身を詮索していたのですが、ご主人に伺うと「青海苔です」とのこと、完全に裏をかかれる脱帽の美味しさでした。
長芋の蜜煮は、まるで梨のような味と食感、甘さもすっきりしています。
白魚の天ぷらは桜の葉が巻かれて揚げられていて、春の香りがふんわり。
芹の煮浸しはきんぴら風になってこの中では強めの味のアクセント。
氷魚は、「煮ると3分の1ぐらいになってしまうのです」というかわいらしいサイズの鮎の稚魚、この季節ならではの新たな命をいただけるという一品。命に感謝していただきます。
もう、この盛り合わせの中にはご主人の丁寧な仕事がいっぱい詰まっていて、一同大いに感心しながらいただいてしまいました。
椀物は、「蕎麦がき、鴨つくね、筍、ほうれん草の花穂、蕨、木の芽」(これも転載させていただきました)。
ほうれん草は、種をとるために花を咲かせる用に収穫せずに育てたものとのことで、茎の歯ごたえがしっかりしていることが特長、えぐ味は完全に消えてます。
鴨つくねは丁寧に叩かれ、コクがたっぷり、弾力のある柔らかな歯応えは、筍のシャクシャクした歯応えと好対照。
蕎麦がきはねっとりして美味しいですねえ。
その素材をまとめている出汁がまたたまりません。
続いて、鰆の刺身と千切り野菜のサラダ仕立て。
身の厚い鰆は食べ応え十分。
やや淡白な鰆の脂分を補うドレッシングのバランスがいいですね。
今回の蕎麦は、粗挽き田舎蕎麦。
田舎そばでも細打ちで喉越しがよい打ち方です。
一口蕎麦だけ食べると甘味が広がります。
つゆのとの相性がとてもよく、このバランス感は蕎麦の甘味が活きてくるつゆでした。
蕎麦湯もナチュラルなタイプで好みです。
デザートは、酒粕のシャーベット。
酒粕の甘さとコクがよく出ています。
こうした料理に合わせた酒は、少々冷える雨の日だったので、燗に向いているという山形県の鯉川の純米から。
ちょっと酸味のあるボディのしっかりしたお酒。
続いて、栃木県の愛の澤純米、石川県の手取川純米うすにごり、長野県の佐久の花純米吟醸をいただきました。
この日は、食事の邪魔にならない飲みやすい酒を揃えていますね。
また、うすにごりの手取川の時は、猪口に透明の江戸切子のグラスが出てくる気の遣い方。
丁寧な料理と楽しい会話ですっかりくつろがせていただき、ご主人が申し訳なさそうに「そろそろ午後の営業時間の終了なんですが」と言いだすまで居座ってしまいました。
しかも、ご夫婦そろって門まで見送りに出ていただくし。
料理も接客も丁寧でたいへん充実した時間でした。
こうした場を設定していただいたAさん、興味深いお話しをいろいろ教えていただいたTさん、どうもありがとうございました。