kanamilkさんが投稿した新橋ときそば(東京/御成門)の口コミ詳細

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呑兵衛年寄りの呑み喰らい放浪記

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kanamilk (60代後半・男性・東京都) 認証済

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移転新橋ときそば御成門、汐留、新橋/そば

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.2
  • 昼の点数:3.8

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/03 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人
  • 昼の点数:3.8

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

ふんわり十割

新橋に仕事場が移転してきて周囲のランチ店探し。
芝郵便局近くの路地を入ったところに蕎麦屋さんを発見。
入口には蕎麦粉を挽く電動臼があったので、ちょっと期待をしつつ初入店しました。
カウンター7席に奥にテーブル席が8席、手前にテーブル席が4席という小さな店。
午後1時過ぎは先客1名のみ。
カウンター席の一つに腰かけさせてもらって、メニューを眺めます。

昼は天ぷら系はやらない様子。
初回なのでもりそばかなとも思ったのですが、「茄子つけ蕎麦」(1,380円)という他の店ではあまり見ない蕎麦があったので、試しにと注文してみました。
茄子、ピーマン、三つ葉、長葱が入った温かいつゆにつけて食べる蕎麦。
茄子とピーマンは油で炒めてあるようです。
けっこう具だくさん。
茄子によく出汁が染み込んで、これで一杯飲めそう。
ピーマンもえぐみが抜けているので、ピーマン嫌いの人でもなんとか食べられるんじゃないでしょうか(笑)

「今日は山形産です」という十割の蕎麦は、口の中に入れると蕎麦の風味がふわりとしてほわんとした甘味が出てきます。
出汁はかつお節とこの蕎麦のつゆには若干の雑節。
もりそばには鰹節だけで出汁をとるそうです。
丸みがあって、蕎麦の甘味を引き立てるようなつゆでした。
蕎麦の甘さがよりふくよかになる感じです。

後で食べログを見ると、マイレビュアーさんもご訪問のなかなか評価の高い店。
夜はその日の仕入れでメニューにない肴や日本酒が味わえるとのこと。
ということで、裏を返しに夜にも訪問。
カウンター席に座らせてもらうと、ご主人から「夜も来ていただいてありがとうございます」とご挨拶がありました。

ビールを一本もらうと、お通しは小松菜のおひたし。
おひたしの出汁もいい味を醸し出しているので、料理にも期待感が高まります。

コクと華やかさのある甘味と旨味の陸奥八仙黒直汲みに飲み物を替えて、肴にしたのは油揚げのいしる香味焼(432円)。
これが目の前に置かれた瞬間、香ばしいいい香りが漂います。
魚醤なので旨味もしっかり。
日本酒のための肴です。

しっかりした旨味の鷹山初しぼり生純米原酒に合わせたのは、この店のお薦めという肉とうふ(594円)。
豆腐も上に乗った豚肉も見た目は真っ黒。
しかし豆腐に箸を入れると中は白い絹ごし豆腐なのです。
八丁味噌かな?と思ったら、「ワインなどを加えた好みの秘伝の味噌なんです」とのこと。
黒と白のコントラストが面白い豆腐、しっかり煮込まれた豚ばら肉、こってりした濃い味にお酒がすすみます。

本日のお薦めという天ぷら盛り合わせには、こごみ、うど、蕗の薹といった春の息吹を感じる種物に海老とししとうが乗ってました。
サクッとした歯応えのうどに、ほろ苦い蕗の薹がいい味を出しています。
まったりした甘味に追いかけてくる酸味で切れ味を感じる杉勇純米酒、シャープな味わいの男山国芳の名取り酒で流させていただきました。

〆は十割のせいろ。
ランチ同様、風味を感じる蕎麦です。
つゆはかつお節だけの出汁ということと冷たいせいか、旨味がグッと強い感じ。
蕎麦の風味をガツンと受け止める味わいです。

蕎麦湯はかき混ぜる棒が付いていますが、ドロリとするほどではなく自然体に近いものでした。

夜の方が真価を発揮しているように思います。
なので、3度目はマイレビュアーさんと蕎麦屋飲み。

お通しのキャベツの出汁煮をつまみながら、ビールで乾杯。
前回に続き杉勇純米しぼりたて生原酒、ガツンと飲み応えのある竹鶴生酛に素早く切替です。
序盤戦の肴は、新じゃがのつや煮、ホタルイカとうるいの酢味噌和え、根みつばおひたし。
春らしい肴。
中でも新じゃがのつや煮の照りがいいですね。
ホクッと熱々の新じゃがに絡めた甘辛のタレは、それだけでも酒の肴になりそうな味でした。

全員そろったところで次の日本酒を注文しようとすると、ご主人が「メニューにないものもあるんですよ」といって出してきたのが、
Sogga pere et fils Trois2014。
しかも3号酵母じゃないですか。
ご主人は偶然に2号酵母から5号酵母のものを仕入れてきたのだとか。
それではということで、3号酵母のトロワと5号酵母のサァンクを飲み比べ。
3号酵母の方がちょっと酸味がある感じ、やや古感のある一癖秘めた味わい、対して5号酵母の方が安定感のあるおおらかな味わい、貴重な飲み比べを体験させていただきました。
この他に大那超辛口特別純米無濾過生原酒、紀土純米吟醸にごりざけ生も追加。
きっと、どれだけ飲む客だと呆れられたことでしょう(笑)

合わせた肴は、前回もいただいた肉豆腐に油揚げのいしる香味焼き、さらにネギ入り出し巻き玉子、ピリ辛こんにゃく、天ぷら盛り合わせ。
ネギ入り出し巻き玉子は、出汁1.5倍のものなので、鰹出汁の旨味が存分に味わえました。
天ぷらには、海老、南瓜、行者にんにく、山菜。
行者にんにくがその存在を主張します。

これだけ飲み食いしてさらに〆の蕎麦。
よく食う客だと呆れられたことでしょう(笑)
自分が注文したのは剣客そば。
もみのり、かいわれ、ネギの乗った蕎麦。
太打ちなんですが、あまり太すぎるという蕎麦ではなく喉ごしがなかなかいいのです。
もちろん蕎麦の風味がしっかりありました。

2度目の時はご主人が店の前までお見送りをしてくれました。
なかなか丁寧な接客のお店だと思います。
BGMは落語。
演目はもちろん「時そば」です。

  • 茄子つけそば

  • 茄子つけ汁

  • 十割割そば

  • 剣客そば

  • 剣客そばは太打ち

  • 肉豆腐

  • 肉豆腐の中は白

  • ネギ入り出し巻き玉子

  • ホタルイカとうるいの酢味噌和え

  • 新じゃがのつや煮

  • 天ぷら盛り合わせ

  • 天ぷら盛り合わせ3人分

  • 油揚げのいしる香味焼き

  • 根みつばおひたし

  • ピリ辛こんにゃく

  • せいろ

  • そばつゆと薬味

  • 鴨汁

  • Sogga pere et fils Trois2014サァンク

  • Sogga pere et fils Trois2014トロワ

  • 紀土純米吟醸にごりざけ生

  • 竹鶴生酛

  • 大那超辛口特別純米無濾過生原酒

  • 陸奥八仙黒直汲み

  • 杉勇純米しぼりたて生原酒

  • 鷹山初しぼり生純米原酒

  • 男山国芳名取り酒

  • ビールとお通し

  • ビールとお通しの小松菜の煮びたし

  • 蕎麦湯はちょっと足してある感じ

  • 蕎麦湯

2016/05/05 更新

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