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昼の点数:4.2
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丁寧な仕事のお料理
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2024/05/27 更新
黄檗山萬福寺、そちらでいただける普茶料理
隠元豆でも知られる隠元禅師は江戸時代4代将軍の頃に中国から招かれ日本に禅を広め、かつこちらの宇治の地に中国形式の萬福寺を建立しました。
さんざんお世話になっている明朝体の字形もその時持ち込まれた物だそうですよ。
境内に並べられた菱形の敷石の話や布袋さんと弥勒菩薩の話等、丁寧かつ愉しくお話を伺ったあとはこちらの黄龍閣で普茶料理をいただきました。
普茶料理というのも隠元禅師が中国から伝えた精進料理。
上下の隔たりなく和気藹々、自然の産物を残さずいただく。
本来1卓四人でいただくのですが、今回は一人分づつ盛り付けたのをいただきました。
その盛りつけも丁寧、綺麗。
野菜の煮物、椎茸美味しい。利休麩じゅわ、湯葉に信田巻き
白眉は胡麻豆腐、どれだけ丁寧にしたらこんなに風味豊か、かつ滑らかなのになるのでしょう。
椎茸の風味のお汁には厚揚げ、美味しい。
残った野菜のかけらを優しい味の葛でまとめて胡麻油の風味に仕上げたのもいいです。
もどきは秀逸。これはうなぎと言われて反対したくない。
天ぷらの素材はすべてほんのり味が付いている。お汁たっぷりの蕪の天ぷら。
リンゴの天ぷらも楽しい。
炊きたて熱々豆ご飯にお漬物は千なり瓢箪。
茶団子の甘味が出たとおもったら、さらにフルーツかん。
とても精進料理とは思えないほど豊かな食事でした。
私たちのあとにどっと海外からの団体が入ってきて忙しそうだったのでお料理について細かく聞けなかったのが残念でした。
ご馳走さまでした。(この言葉の由来も伺いましたよ)