クロドベーズさんが投稿した割烹 松し満(東京/大塚駅前)の口コミ詳細

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クロドベーズ (50代後半・男性・東京都) 認証済

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割烹 松し満大塚駅前、大塚、新大塚/日本料理

1

  • 夜の点数:3.5

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.3
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク 3.3
1回目

2018/10 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク3.3
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

大塚三業地の影を求め 割烹松し満


最近呑む機会が増えた大塚。

なんとも言えない
カオスな雰囲気のこの街を
訪れるたびに好きになっていきます。

大塚駅南側、
都電荒川線の線路を渡り、
交番、吉野家などを過ぎ道路を渡ると、
セブンイレブンの角から
細い通りが伸びています。

初めて訪れた時、
”大塚三業通り”という看板を見て
「どういう意味?」

学のない自分には、
「三業」という意味の想像がつきません。

調べてみると、
「料亭」「芸者置屋」「待合」の
三業が許可された場所で、
俗に花街と呼ばれた歓楽街とのこと。

ここは、昭和30年代~40年代の
最盛期には、85軒の料亭が並び、
600人以上も大塚芸者がいる、
一大花柳界だったとか。

この近辺ですと
隣の池袋が最大の繁華街ですが、
当時は大塚こそ
繁華街の中心だったのですね。

神楽坂には、そういう面影を
たくさん感じる場所があるのですが、
この辺りはどらかというと
さみしげで花柳界があったとは
言われても「ホント?」と
思わず口をついてしまいそう。

まあ、そういう目でみると
ディープな面影を感じさせるものが
ところどころに。

三業通りを入ってすぐに、
ラブホテルの隣に性病科のある病院が
あるなんて、
「そういうことか」と納得(笑)

料亭みたいなところは無理ですが、
なにか面影を感じさせる
店はないかと三業通りを歩いてみることに。

歩き始めると右手に
なんとも敷居の高そうな店構えのこちらが。

素通りしようと思いましたが、
メニューなどの案内があったので
覗いてみることに。

思ったよりもぜんぜんリーズナブル。

これならいいだろと入ることに。

→頼んだもの
・生ビール 中
・お通し まぐろと長芋の梅和え 300
 ※小鉢3品の中からチョイス
・刺身 盛合せ @1000
・越しの誉れ @500
・玉子焼き @500

店内へ入ると、年配のご主人が
1人で切り盛りされています。

入り口からカウンターが伸び、
奥にテーブルが。

こじんまりとしていますが、
ご主人のこだわりが店の隅々まで
いきわたっています。

先客は、お1人。

ご常連のよう。

空いているカウンターへ腰掛けます。

生ビールをお願いすることに。

お通しは、厨房後ろに貼ってある
小鉢の3種のメニューから選ぶとのこと。

どれも魅力がありましたが、
まぐろと長芋の梅和えをお願いすることに。

ご主人ですが長く調理場に
立ち続けてきた方なのでしょう。

調理場での所作に、
オーラなようなものさえ感じます。

料理は気取らず、それでいて品があります。

味ももちろんいいですね。

こういう店の刺身がいただきたく
お願いすることに。

慣れた様子でさっと準備にかかり、
手慣れた様子で刺身を仕立てます。

盛合せは、まぐろとたいで
きれいな盛り付け。

味が悪いわけありません。

これは日本酒だろうと、
越しの誉れをいただきます。

美味しい日本酒をいただきながら
刺身をいただくと幸せを感じます。

ご主人や先客のご常連さんとも
お話しをさせていただくと、
だんだん店のシステムなども
分かってきます。

冷蔵庫に丸い磁石でとめた
メニューがあるのですが、これが
赤 小鉢
黄 本日のおすすめ
白 定番
青 〆のもの

とメニューによって色分けされていました。

ご常連さんは、
赤いやつからとかこの色を参考に
メニューをチョイスされるようです。

ですので、お通しでチョイスした
小鉢以外のものも食べたければ
頼むことができます。

お話しを伺っていると、
こちらかなり歴史があるようで、
またこの辺りの”顔”のような
ご主人のようです。

花柳界の話しや芸者さんの話など
いろいろと聞かせていただきました。

ご常連の方によると、
ご主人英語ペラペラだそう。

芸者さんといえば、数も少なくなり、
置屋が一軒だけ残っているとか。

ご主人とご相談すると芸者を
呼んだりなんてことも、らしいです。

そんな歴史物語なども聞かせて
いただいているとすっかりほろ酔い気分。

カウンターには、ご常連の方々が
ぽつぽつと集まってきます。

帰ってから調べてみると、
創業は昭和23年で
料亭としてお店を構え、
その当時はかなりのVIPな方たちも
お忍びで足を運んでいたとか。

それでは、おもてなしをするのに
英語も必要となりますね。

2012年にカウンター割烹として、
今の場所へ移転されたそう。

ご常連も多いようで、
確実に利用するには
事前にお電話をしてから
伺ったほうがいいようです。

歴史ある割烹を
お手頃な価格でいただける、
素敵なお店でした。

また、お邪魔させていただきます。

この辺り、もう少し散策して
みようと思います。

  • 松し満外観

  • 松し満メニュー案内

  • 松し満メニュー

  • 松し満メニュー

  • 松し満メニュー

  • 松し満メニュー

  • 松し満、通りから

  • 大塚三業通り入り口

2018/11/13 更新

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