2009年11月16日(月)
城ヶ崎の名所として長さ48m、高さ23mの海の吊橋があります。
「かどかけ」と門脇岬の間は4000年前に大室火山の溶岩流が、
表面の冷却した部分を残して海面に流れ出して行った跡で、
台地のうしろに大きなくぼ地を残しています。
半四郎落しと門脇岬の間の海蝕洞に、
城ヶ崎の名所として、長さ48m、高さ23mの海の吊橋あります。
門脇吊橋
断崖絶壁のスリルを味わうことができます。
門脇灯台
展望台から、遠く伊豆七島や天城連山の峰々を望むことができます。
『半四郎落し物語』
昔、ここ城ヶ崎に近い富戸村に、半四郎とおよしという仲のよい夫婦がおりました。
ある日、半四郎はひとり海へ海藻を取りに出掛けました。
カゴにいっぱいの海藻を背負い岩場で休んでから家に帰ろうと疲れた腰を伸ばした瞬間、
背中の海藻に引かれ海へ落ちてしまいました。
知らせを聞いたおよしは悲しみ、ここへ来ては立ちつくし涙を流す日々が続きました。
以来ここ城ヶ崎一帯には毎年秋になると飛び散ったおよしの涙にも似たイソギクの花が
可憐な姿を見せるようになりました。
そして、いつの頃か村人達は、ここ「半四郎落し」と呼ぶようになったということです。
…この断崖絶壁にも切なくも悲しい物語が存在しました。(ノω・、)