レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
6回
2023/06訪問 2023/06/26
コロナ、円安・・・フレンチには受難の時と拝察します。
ワインの高騰はともかくとして、当店のスペシャリテのフォアグラも(びっくり)高騰
により、昨今お目にかかることは少なくなりました。
そんな外部要因もあってか、昨今は「和への回帰」をひしひしと感じます。
例えば、和のお出汁をたっぷり利かせたジュレや、最近よくお目にかかる伝助穴子などなど。
これならメインのお料理以外は、日本酒でも十分いけそうな和風フレンチ。
少なくとも以前と比べると、「ボルドーはお呼びじゃないよ」というスタイルへの進化を
感じます。
メインといえば、以前は二択だったのが一択になったのは残念ですが、これも昨今の経済環境
を踏まえた対応と納得しつつ心の中でエールを送っています。
(2016年9月)
できれば、1シーズンに一度訪れたいと思いつつ、ようやく再訪と相成りました。
移転してしばらく経ったせいか、以前よりもいい意味での落ち着きが感じられます。
シェフとマダムのお二人体制に戻ったせいでしょうか。
この日のお料理も概ね期待に違わぬもの。特に、いつもながらのフォアグラの焼き加減に感動。。。。
ただ、最初から最後まで魂を持っていかれるまでには今回は至りませんでした。
以前は、ここにしかない味というものが、そこかしこにあったような気がするのですが・・・・。
次回も期待しています!
(2015年12月)
早いものでもう今年のマイベストを総括する時期になりました。
以前よりお世話になっているこのお店も移転後のレビューを書かないと
マイベストにランクインさせられないということに気づき、
投稿と相成りました。
さて、今回は移転後初めての来訪!
第一印象は空間がとても広がり、ビストロからレストランっぽくなったこと。
今回は、テーブル席に案内されましたが、テーブル席はすべて丸テーブルという贅沢さ。
ゆったりと食事を愉しんでもらいたいという思いの表れと拝見しました。
テーブル席から映る木々は季節毎にその姿を変え、食事のよいアクセントになってくれそうです。
以前は厨房と席が近く、次のお皿の準備をしている様子が臨場感豊かに伝わってきたものですが、
その楽しみがなくなってしまったのはちょっぴり残念。
でも、落ち着いて食事を愉しむには今の姿の方がいいのかもしれません。
移転から日も浅く、まだまだ試行錯誤の最中とお二人は仰せでしたが、
今後、どのように進化していくのか、目が離せません!
2位
2回
2018/03訪問 2018/03/25
<2013年12月>
以下は、田部六雄氏と彼の恋人の後輩の美味求子嬢の会話(フィクション)です。
求子(以下B)「きゃー、ひさびさのグランメゾン。高まるわぁ~。あら、キャビアのカクテルが3000円だって。えー、すごーい」
六雄(以下T)「それは、丸の数がひとつ違うよ。まだまだボーナスは出ないし、けふはサブールのコースで。い・い・ね(怒)。」
B:「やだー、六雄ったら、ちょっとボケてみただけなのに、真面になっちゃってぇーー。
うん、私ここのオマールちゃんも大好きだから、いいよーん、サブールで(^^)」
T:「伝統の中に新しさもあり、その中で・・・・・」
B:「やだー、六雄ったら、何ぶつぶつ言ってるの。あら、今日のお歴々も紳士淑女の方たちばかり。
ねえねえ、私たちってなんだかいつも浮いてないかしら??」
T:「ああ、君がもう少しお淑やかでいてくれればずいぶん違うと思うんだけど・・・・」
B:「えへへ、それにしても、ここは料理やワインはもちろんだけど、サービスが素晴らしいのよねー」
T:「というと?」
B:「うーーん、なんていうかーー、こちらの質問に的確に答えてくれるのはもちろんなんだけど、
たまにしか来れないのに前回頼んだワインなんかもきちんと覚えててくれたりとかー、
そういうちょっとしたところが嬉しいのよね。あと、『最近のマイブームは何ですか?』とか、
フレンドリーに聞いてくれたり。
そういうのってとてもリラックスできるじゃない。かといって、私たち二人の世界を邪魔しないとか、
基本的なところはしっかり押さえてるし・・・・。」
T:「ふーん、君がそんなところまで細かくチェックしてるとは思わなかったよ」
B:「ひどーい、いつもお店でキャーキャー言ってるだけだと思ってたの!?」
T:「・・・・・・」
B:「でも、一見当たり前のことができないサービスマンっているのよねーーー。
この前なんか、とあるお店でとあるメートルさんがデザートの合間に長々と話し込んじゃって。
紅茶は冷めちゃうし、トイレを我慢してたら気が遠くなりそうになるしで、ちょ~大変だったのよ。
こちらが作り笑いを浮かべてることすら気が付かないで、つまらない話をこれでもかと・・・・。
まあ、お客として大事にしてくれるのはわかるんだけど、『君は私の友達なの?』『は?』って感じ。
最後の方なんか、『私はあんたとしゃべりに来たんじゃないわよ!』って言うのを堪えるのに必死だったわ。
六雄なんか、途中から完全に蚊帳の外になっちゃって、居眠りしてたけど。」
T:「あー、そんなこともあったね。あんまりよく覚えてないけれど。」
B:「六雄は、その辺が鈍いというか寛容というか・・・。でもそれがあなたのよさでもあるんだけど」
T:「で、それってどこのお店だっけ?」
B:「まあいいじゃない。ここでの食事を楽しみましょうよ」
T:「う、うん。そうだね」(続く)
<2011年12月>
昨年同様、やっぱり年末には訪れなくては収まりがつきません。
今回も悩んだ挙句、やっぱりアラカルト。あー、それにしてもこちらのランチのコースってとってもお得。
二人でコースを頼むだけなら、2万円でおつりが来るって、どういうことでしょうか??
それはそれで大変素晴らしいことですが、今回も誘惑に負けてアラカルト。
組み立ての中心は、もちろん海亀のスープ!
それからメインのお皿、前菜とチョイスが進みます。
本日の2皿はいずれも旬のメニューからで、冬の海の幸とシャラン鴨。
いずれも何回かリピートしているお皿ですが、このシーズンにぴったりの濃厚な味わいに惹かれてしまいます。
ワインのセレクトはいつも通りボルドーの赤。熟成が進んで高貴な香りを放つ逸品とサルミソースのマリアージュは
お約束の桃源郷であります。
お会計は辛うじて5桁台をキープ(涙)。
今年の〆にふさわしいお食事でありました。
<2011年8月>(Special Edition)
いつもこのお店をべた褒めのワタクシが一つだけ、自らの戒めにしていることがあります。はて、それは何か?
それは・・・、食前酒は絶対プレステージシャンパーニュをオーダーしない!・・・ということであります(ケチ?)
高揚感のままにプレステージを頼むと、エレ○ージュやアル○ニもびっくりの値付けで、お会計で泣く羽目になります。
さて、今宵はえりすぐりのシャンパーニュをグラスでいただけるというまたとないスペシャルな夕べ。
当然ワタクシは尻込みをしていたのですが、どうしても行きたい(と画策する)連れの一言、「あら、こういう企画のときは飲み放題になると思うわ。」であっさり陥落(><)
でも、甘い期待は見事に裏切られることに・・・。銘柄ごとに用意さえたグラスは飲み終わると丁重に下げられ、二度と同じものがテーブルに上ることはないのでアリマシタ(当たり前か・・・)
しかも、「普段あまり飲む機会がない極上のシャンパーニュ」というふれこみだったので、ボ◎ンジェのキュ○フ△ンセーズとか、サ○ンとか、百歩譲って、ア○リジ△ーのフ○ド○○△とかを想像していたのですが、いわゆる準一級クラスが勢ぞろいしてあらびっくり。割とどれもさっぱり系で、「?」な感じでした。(ここに着く前にシュ○スタンスを2、3杯飲んできたから余計そう感じたのかも)
料理はマリアージュを考慮し、肉料理は一切なしでしたが、オマール海老をはじめ、とてもよかったです。
しっかりしたパソコンが一台買えるお会計は相変わらずでしたが、いつもとはなんとなく違う印象でした。次回に飲むボルドーワインをぼちぼち考えてみたくなりました。
今回はSpecial Editionなので総合点数は据え置きですぅ。
<2010年12月>
冬にアピに行かないでどこに行く・・・? というわけで今年もいよいよ大詰め、満を持して行ってまいりました。
今回は当然(?)ディナー。前回カルトにしてお会計も吹っ飛んで(?)しまった反省から、今回は真ん中のコース。で、メインはもちろん、「鴨ちゃんのローストwithサルミソース」 このお皿にボルドーの銘酒を合わせるのが至福のひととき。
その前のオマール海老もよろしゅうございました。それにしても順調に進んでたのですが、デセールのタルトタタンが超農耕で、これでぱったり手が止まってしまい、プチフールまでたどり着けずバッタリ・・・・。
この日は個室までカップル満載とのことで、皆様平均3.5-4.0H(推定)のディナーを思い思いに楽しんでおられました。
はー、私の中では国内最高のグランメゾンであります。また、来年!
<2010年9月>
久々の再訪。本来、春先、真夏、そして晩秋という感じで来れれば理想的!だったのですが、なにやらかにたらで、ずるずるとしてたらずいぶんとご無沙汰になってしまいました。
今回も十分にメニューを事前学習。学べば学ぶほど、カルトに心は傾いてしまいます♪
(前菜:蝦夷鹿肉のコンフィ)
前菜メニューのしんがりで、ややもすると見落としてしまうところ、なぜか目に飛び込んだ一皿。
どーしても僕を食べてーとメニューがアピール(しているように思えた)、そうか、それでは、海亀くん残念ながら次回会いましょうということで、今回はえぞじか君を思い切ってオーダー。
運ばれてきたときは、あー、前菜というよりメインな感じ? と思いつついただきましたが、鹿肉の香ばしさ、付け合せのフルーツ(洋梨、パイナップル、無花果)の甘みがキャラメルソースと絡み合い、気分は桃源郷(?)。
素材の組み合わせもさることながら、フルーツが三種類というところがなんとも贅沢。
このお皿にしてよかった!と心から思えるいきなりガツンの逸品でした。
(主菜:仔鳩のロティ)
前菜ですっかりノックアウトされたので、あまり覚えていませんが(メモリー容量は一皿が限界?)、ジューシーな鳩とアピちゃんらしいしっかりソース、これに熟成したボルドーワインのマリアージュが至福のひととき(うっとり・・・)。
さて、この日のランチも結構な賑わい。それにしても、このゆったり感、リラックス気分はどこから来るのか?そういえば、先日オーハラを訪れたときも似たような気分になりました。そこで気がついた共通点は後方に人がいないこと! ロオジエのように人が後ろにいると見られているような気になって少々落ち着かないこともしばしば。自意識過剰なのかなー・・・・(-_-)。
<2009年12月>
今年は、3回訪れる機会に恵まれましたが、いずれも印象深いものでした。で、3回目の今回は、お昼の来訪。ここに来るのが楽しみで仕方がないワタクシは数日前からHPでメニューをチェック!いろいろ事前に悩みつつ、やっぱり時節柄ジビエが食べたーい、ということで、当日のお勧めも踏まえ、今回はカルトでお願いすることになりました。
それにしても、クリスマス近くということでいつもよりぐっと多いゲストの数。お店に尋ねたところ、年内は(おかげさまで)予約でいっぱいとのこと。あー、そうでしょう、だって、ここ、おいしいから! そもそも冬にアピちゃんに来なくてどこに行くのぉ~・・・・という感じ(^^)。
最初のお皿は、「フォアグラと茸のソテーを入れた筑波栗のスープ」、この季節ならではの森の恵み豊かな味わいに、トッピングのトリュフがよく調和します。
で、そうこうしている間にも向かいの海亀のスープもちらちらと気になり、思い余ってお皿を交換。海亀のコラーゲンたっぷり、かつ、澄んだお味にしばし言葉を失ってしまいました。
お魚は「白子と貝のブランケット」。このお店らしい濃厚な味わいで、赤ワインがすーっとススみます♪
さて、本日のメインは、さんざん悩んだ挙句、今年最初に頼んだのと同様、「鴨ちゃんのローストwithサルミソース」としました。濃厚なソースと味わい深い鴨に合わせるのはもちろんボルドーワイン! 素敵なマリアージュの悦びが五感を包みます。でも、同じ鴨でも、お向かいの「シャンピニオン??」も見てるだけで、ふわーっと茸と鴨が交じり合った素敵な香りが・・・、ということで、こちらもたまらず交換。・・・というわけで、本日は、いろいろなお皿を楽しめました。
その後のデセールもカルトメニューらしく、しっかり楽しめたことは言うまでもありません♪
一年の最初と締めくくりに、訪れることができたことに感謝。
来年もいい年になりますように・・・・・。
<2009年1月>
ようやく念願かなって初ディナー(!)しかも、これが今年の初レストランということで、「こいつは春から~」の気分。
体験済みのランチと違い勝手がわからなくてまごつくといけないと思い、HPでちょっぴりメニューを予習。これが、けっこう当日の精神安定上よろしいようで、メニュー選びも落ち着いて。まったくいい世の中になりました(^^)。
やはり、お値段的にはワンランクアップするもののフロマージュまでいただける中間のコースSAVEURをチョイス。お供のワインは、予習のとおり、メインとの相性を考慮し、またまたボルドー。
前菜のフォアグラのムースはこのお店にしては柔らかい感じなれど、主張はしっかりの一皿。
お魚は、普段あまりチョイスしないオマール海老・・・・、実は、これしか選択の余地がないのでしたが、これがまた、タラバ蟹と間違えるほどに濃厚な味わい、素材の良さを実感した一品。
さて、いよいよ本日のお目当ての狩猟真鴨のロースト、普段食べなれている鴨より薄くスライスしてあります。これは、薄くしないと散弾がきちんと取れないからだとのこと。最初はいつもの食感と違って戸惑いますが、まるでスルメイカ(?)のように噛めば噛むほど濃厚な味が口の中に広がり、赤ワインと合わせると天にも昇る心地よさ。
フロマージュはフランスものに限らず、イギリス、日本など、幅広い品揃えで楽しませていただきました。
この間の至福のひとときをしっかりサポートするワインもただただ素晴らしいの一言。
昨年当店でいただいた赤ワインはベストオブ~でしたが、今年もいきなりベスト候補に名乗りを上げたのでした。
この日にいただいたモノを超えるワインに果たして今年出会うことができるのか・・・・。wine_lifeは続きます。
<2008年5月>
前回訪れた際にディナーでの再訪を誓って早1年。寒い時期、ジビエにボルドーの古酒をマリアージュして・・・などと夢は大きく膨らんでいましたが、またまたランチでの来訪となりました。
フロマージュまで楽しむことを念頭に前菜+メインの2品のコースをチョイス。シャンパーニュもとことん楽しみたいということで、グラスではなく、デミをオーダー。赤ワインは、迷わずボルドーを。
アミューズ(ビシソワーズ)後の前菜は北海道産有機栽培のレタスとアスパラのサラダ。レタスのすばらしい食感とアスパラとトマトの濃厚な味わいが印象的。普通の食材なれど、素材がいいとシンプルなサラダでもこんなに美味しいの!という一皿。
メインディッシュはオーストラリア産仔羊の腿肉のローストのレンズ豆添え。最近いただいたメインの中では出色の味わい。肉の旨みが余すところなく伝わってきます。
その後、フロマージュ~甘口ワイン~デザートまで、存分に楽しむことができました。
そうそう、最初から添えられえていたオリーブもとてもジューシーかつ深い味わい。(こんなに美味しいオリーブは、そうお目にかかれるものではありません。)
人によっては、ここの料理は、古臭いの一言で片付けられてしまうこともしばしば。確かに、食感を軽めに仕立て、プレゼンテーションに重きを置くような今風フレンチと一線を画すところはありますが、素材の良さがきちんと伝わってくる一皿一皿はむしろ新鮮に思えるばかりか感動すらおぼえます。
<2007年6月>
1年を振り返り、「なんとか」オブザイヤーをあれこれ考えるのが好きなワタクシ。
でもって、レストラン・オブ~は、迷わずアピちゃん(愛情を込めていつもそう呼んでいます)に決定!
今年は幸運にも2回訪れる機会に恵まれましたが、テイストは今風フレンチとは一線を画したもの。赤ワインをいかに楽しんでもらえるかを考えて料理を作るというシェフの言葉通り、各皿の重厚なソースは食材に負けず劣らずワインの良き伴侶です。
ワインリストは、量質共、私の知る限り、3本の指に入る素晴らしいもの。あのリストの存在を知ると、いてもたってもいられず、毎月でもお店に通いたくなってしまうワイン好きは私だけでしょうか?
それに加え、エントランス、素敵な調度品の数々、落ち着いた個室の佇まいなど、五感全体で素敵なひと時を楽しめることができる数少ない場所だと思います。
来年は是非、ディナーに行ってみたい。できれば素敵な記念日に・・・。
3位
6回
2023/03訪問 2023/05/04
(2008年9月)
ワンシーズンに1度とまでは言わなくとも、せめて年に最低2回は行きたい!と年頭に抱負を語って(実は独り言)みたものの、なかなか京都行きのチャンスに恵まれず、9月になってようやく京都に行くことに!
あぁ、それにしても新幹線とは何て便利な乗り物でしょうか。3時まで都心のオフィスであくせく働いてた私が、6時にはここのカウンターに座ることができるなんて!
馴染んだ風景の中、いつもの手書きのメニューを眺めるだけで、なぜか目頭が熱くなってしまう。
今回はいきなりかけつけたせいか久々にビールからスタート! いいですね、大瓶。「ビール飲んだー」という気分になります。
とり貝のお造りを皮切りに、今回も「私の中の定番」をたっぷり堪能。合間にいただく小松菜の出汁の暖かさ、鮒寿司と立山のコラボ等、いつもの味ながら年のせいか泣けてくるほど美味しい!
9月は「食材の谷間」と大将はいつも遠慮がちにおっしゃいますが、なかなかどうして、今回も美味しいものを存分に楽しませていただきました。
唯一心のこり(細川たかし)があるとすれば、いつもの「とこぶし君」がなかったこと。
年内にもう一度訪れたい!という気を強く持ってお店を後にしました。
(2007年12月)
かれこれ10年近く愛用しています。北山駅徒歩6分程度と中心部からは外れていますが、京都に来てこのお店を外したことはいまだかつてありません。
店内はいたって普通の小料理屋の佇まい、大将は見た目気難しい感じ、たまにヘルプで来る奥様も仕方なくカウンターに立ってるみたいなところがあって、それがこのお店の評価に繋がらない原因といえなくもないのですが、私などは、カウンター越しに彼の無駄のない動きを眺めているだけで感動すら覚えてしまいます。
サービス、雰囲気が3点台なのに、なぜ総合評価が4.5点なのかと訝る方をいらっしゃるかもしれませんが、それだけ料理が美味しいということ。
あまりの美味しさにカウンターで涙ぐんでしまうこともしばしば・・・。
さあ!今日は何にしようかなと、お造りから鮨に至る美味しそうな品書きをカウンターに座って眺めるのが至福の時間です。
京都来訪の折には絶対ここに立ち寄ることにしているので、なかなかお店が増えず困ってしまいますが、このお店に通うことは止められそうにありませんね。
4位
8回
2023/01訪問 2023/04/30
今のシェフになってスタイルががらりと変わり、しっかりしたメイン料理がいただけるようになってからは定期的にお世話になっています。
やはり料理の主役は主菜、このお皿の良し悪しがその日の印象を大きく左右しますが、こちらのお店で裏切られたことは少なくとも最近はありません。
最近は専らランチでお伺いすることが多いのですが、ロオジエ詣の際は体調その他もろもろ十分整え、一日一食の感じで臨みます。
この日もメイン終了で折り返した後、フロマージュから始まる長~い時間がこのお店ならではの至福のひととき。
昔からのサービススタッフの方々のいつも通りの温かいおもてなしにも和ませていただく一方で
次世代を担う若い人々がてきぱき活躍している様子を拝見するのも嬉しい♪
今年のフレンチ初めにふさわしいひとときを過ごすことができました。
<2009年11月>
レビューをちょっとさぼってしまってましたが、昨年以来ランチ(Blanc)+アラカルト1品のオーダーが定着しています。加えて、シャンパーニュ(デミ)+赤もお約束♪
さて、ロオジエのお昼のコースメニューに対するワタクシの印象といえば、いつもふわふわ~っとした流動食っぽいものが前菜、メインとも主流。「あー、グランメゾンなんだから、お昼からガッツリしたものが食べた~い!」という心の叫びがアラカルトへといざなっていたのですが、今回のランチには、ちょっとした衝撃を受けました!前菜は、燻製ニシンのムース。これはニシンはほとんど香りだけで、まあるいポテトの飾りつけが印象的な一皿。嗚呼、今日もまたか・・・・、と思った、その後、なんと!しっかり肉厚な豚ちゃんとが登場!今までのふわふわ柔らか系とは一線を画す、アピシウスもびっくりの正統派(?)な一皿。
アラカルトの鴨とともにお肉をしっかりと堪能し、気をよくしたのか調子に乗って珍しくフロマージュまでしっかりいただいてしまいました。
光るワインリストも相変わらず健在。立ち上がりのお値段も以前よりやさしくなり、一層チョイスの幅が広がったのは嬉しい限りです。
<2008年10月>
前回のサクセスに味を占め、今回のランチもblanc(ブラン)+アラカルト1品をシェア。
そして、いつもとちょっと違う工夫(?)として、昼からボトルを2本も空けてる酔っ払いはいつもこのテーブルだけ・・・という状態をちょっぴり反省し、アルコールの量を少し抑えてみたところ、あら不思議、プチフールをお持ち帰りにした以外はしっかり最後までおいしくいただくことができました。
それにしても、アラカルトの乳飲み仔豚の凝縮感といったら素晴らしいの一語!なかなかディナーに訪れる機会はないので、当分このパターンでの楽しみ方がハマリそうな感じです。
今回のゲストは総じて落ち着いた感じの方が多く、フロア全体もしっとりした雰囲気でゆっくりとランチを楽しむことができました。お見合い風カップルは皆無のようで、それはそれで寂しいのですが(^^、))
<2008年6月>
前回のレビューupの後もちょこちょこと行ってたのですが、今回は特に印象に残りました!
以前から、ディナーはともかく、ランチについては流動食のようなお皿の数々に多少の物足りなさが拭えなかったのも事実・・・。再訪の日が近づくにつれて、「嗚呼、サービス、雰囲気共に満ち足りたこの空間で、これぞフレンチ!の世界を堪能したい・・・」との内なる叫びがワタクシを強く揺り動かしていました。とはいえ、メニューの目に付くまま勝手気ままにすべてアラカルトでオーダーすると、結局破天荒(?)なお会計になってしまい、翌日のからは、ごはん+生卵+調味料でランチ終了!の小栗クン的生活になってしまいそう・・・・。そこで、今回は一計を案じ、ランチのコースをいちばん軽くした上で、アラカルトを一品追加し、二人でシェアすることに。
作戦は見事的中し(^^)、メイン料理の美味しいところをしっかり堪能できました。コースの基本構成は崩さないことから、お店側の負担も比較的少なく、しかも追加の一品の選択の幅が広がるということで、我ながらグッドアイデアと自画自賛(^^)。次回も機会があればトライしてみたいと思います。
幸いなことに「光るワインリスト」も健在で(とはいえ、いつ売り切れるかヒヤヒヤ・・・)、今回もしっかり光ってる部分からチョイスできました♪
<2007年3月>
ランチでは何回かお世話になっていたのですが、周囲からの再三のプレッシャーもあり、この度やっとこディナーデビューを果たすことに。
私の知る限り、「レストランは特別な非日常空間」というフレーズが国内でもっともハマル場所が、ここだと思っているのですが、今宵訪れて、ますますその感を強くしました。
ワインリストは一面見開きタイプのシンプルなものですが、細かい字と室内の薄暗さで老眼鏡が必要かも? そもそもワインリストと格闘する図は、レストランにおけるちょっとしたタブーですが、予めHPのリストで予習した上で、眼光紙背に徹すとばかりに読み込むと素晴らしいと思えるワインの部分だけ光って見えてきます♪ 今日は、私の中でそんな光輝いた中から格別の1本をオーダーしました。(そのお味はとても表現しきれないので省略です。スミマセン)
さて、料理といえば・・・・。
前菜:キャビアの香りとフォアグラの旨みが野菜を介して増幅され、えもいわれぬハーモニーを創出。
魚料理:帆立と茸の風味のマリアージュ。この料理のためにシャンパーニュのグラスをなんとかキープ♪
肉料理:私の大好きな鴨をたっぷりと。ラギオールのちょっとポップな造りのナイフは抜群の切れ味で食事のテンポも軽快に。
フロマージュ:ウォッシュ、セミハード、ハードと少しずつチョイス。ウォッシュを除き熟成感がいまひとつだったのが残念。
デセール、プチフール:最後の難所(!)この時点で気持ち30%の胃袋を開けておかないと後々の歩行が困難に・・・。
結局、プチフールは「お約束」のテイクアウトと相成ったのでした(うぅぅ・・・)。
今回は初めてのディナーということでランチの客層(マダムの集い、お見合いエトセトラ、)と明らかに違うことを期待しつつ、多少不安を感じていたものの、本日のお客様たちは純粋にディナーを楽しんでるようで、心地よい空気に満ちていました。
どんなレストランでもそうなのですが、今宵は、「食事、サービス、そして私たちを含めた総てのお客でレストランの雰囲気をひとつのステキな空間にしていくのだな~」ということを再認識させてくれました。
領収書を自由に操る世界とはとんと縁がないため、そう頻繁には来れないものの、殊玉のワインが並ぶリストの中から目に留まりつつ今回は選に漏れたあのワインを次回は来れたらオーダーしようなどと思いながら、お店を後にしました。
今年初めてのロオジエであります。
前回(昨年11月)同様、流動食中心から、しっかり素材の形が実感できるようなお皿が増えているような気がします。
2回行って同じ印象だったので、これは非常にワタクシにとっては歓迎すべき傾向♪
今回は、主菜で、素材のよさを損なわない絶妙の焼き加減の真鱈、前菜の(小量でしたが)彩りも楽しいズワイ蟹など、総じて満足できる内容。
この調子だとBlancコースを卒業して、Blue、もしくはRougeのコースでの組立てに次回から移行してもいい鴨しれません(^^)
5位
3回
2022/03訪問 2023/04/30
表参道は普段はあまりなじみのないプレイスですが、今回は珍しくコースにハマリ訪問と相成りました。
場所は路地裏の入り組んだ処、表参道、246どちらからでもほどほど深く等距離ですが、最初の訪問時には地図アプリ必携。
それほど敷居高い感もなく入りやすいアプローチ、中はこじんまりでカウンター周りはホンワカ感が漂います。
ビストロらしい紙ナプキンと少々固めのチェア、メニューの手触り感もシンプルです。
まずは、グラスになみなみとついでいただくスパークリングで乾杯。実は最初の一杯の「なみなみ」がとてもウレシイ!
いや、グラスの半分くらいしか注いでくれず「ん?」と思ってしまうお店も多い中、この独創的サービスは大歓迎。
ワインも種類こそ少ないですが、お求めやすいものからオーパスワンまでツボを押さえた品揃えは好感が持てます。
(コスパの高いアメリカものが中心とお見受けしました。)
ビストロとは思えない本格的な料理とフレンドリーかつ的確なサービスに大満足し、最後のお会計ではCPの高さにビックリ
と起承転結が素晴らしいお店でした。リピートは必至ですね。
7位
3回
2019/02訪問 2019/03/07
(2016年9月)
電話がつながったのがお昼頃だったせいか、「2階席なら空いてますが・・・・」
と申し訳なさそうに女将さんに告げられ、
「いえ、全然問題ありません!」ということで半年以上のブランクにて再訪が実現しました。
2階席は二人占めするのが申し訳ないくらいの広々として落ち着いた贅沢な空間。
窓をこっそり開ければ銀閣寺交番と電信柱のいつもの風景が迎えてくれます。
ひとしきりいつもの素晴らしいお皿の数々を堪能した後、デザートは1階でいただくことに。
そこで、ようやく対面かなったご主人のトークをダイジェストで伺い、今回は2階、1階のいいとこ取りができました。
この展開は意外とくせになりそうです。
(2015年7月)
京都に訪れる際にはマストのお店と心に決めているのですが、昨年は予約の壁に阻まれてしまい、今回は約2年ぶり!
(レビューはさぼりにさぼって5年ぶり!)
予約時には「2階になるけれどもよろしいでしょうか・・・・」と申し訳なさそうに告げられ、
「空いてるのならどの席でも!」というやりとりを経つつ、無事再訪が決定したのでありました。
以前にも訪れてすっかり気に入った2階の個室は2室あり、それぞれ優に5人くらいは会食可能なゆったりしたスペース。
掛け軸の前には生花が活けられ、趣きも満点!ゆっくりくつろいで食事をするには申し分のない空間です。
今回もお茶をいただきながら、これからいただく料理に思いを馳せていたところ・・・・・。
「あのー、1階の予約にキャンセルが出たので、よろしければカウンターでいかがですか・・・・」
ふつうのお店であれば、ゆったり落ち着いた個室の方がいいということで、丁重にお断りするところですが・・・・、
「そうですか、ありがとうございます♪ 喜んでカウンターに参ります。」
「すみませんね、靴も脱いでいただいたのに」
「いえいえ、どういたしまして(^^)」
そう!ここは料理ももちろんですが、カウンターでご主人の人間国宝級のトークを聞くのがいちばんのご馳走(^^/)
私にとっての、新ネタ(?)もご披露いただいたり、その意味が理解できずクエスチョンの表情を浮かべてる他のお客様と
会話が弾んだりと、料理以外でも十分楽しませていただきました。
八寸のボリューム感が以前より小さくなったような気がしたのと、追加の料理(鴨肉)を頼まなかったことを
一瞬残念に思いましたが、最後のごはんをお漬物に合わせてしっかりいただくことがやはりこのお店を楽しむには
一番と心得た次第。
今から次回の再訪を心待ちにするのでありました。
(2010年10月)
久々の京都は紅葉全開で、人も車の数もいつも訪れる際よりも3倍増な印象。
通常、シーズンオフにしか宿が取れない身としては、いつもと勝手が違う感じで、しばし呆然。
さて、今回の旅行の最初の目的地がこのお店。紅葉見物は二の次であります♪
今回はお昼の部で。
栗、黒豆の枝豆をはじめとして数々の秋らしい彩の八寸。いつものすっきりとした白味噌に体の芯から温まる汁物。
鯉の刺身は、山椒、山葵の葉などをぐるぐると混ぜ合わせいただけば、気分は桃源郷で、この日いちばんのお皿。
定番の鴨も様々な山の幸と混ぜ合わせることで、美味しさが一段と引き立つ。
後半のお楽しみはもちろん、ごはんの食べ比べ。熟成の利いたお漬物と目刺しでついついお替り。
予約困難なこのお店。最近の京都旅行は、まず、予約争奪戦に勝利した後、取れた予約日を中心に組み立てるようになりました。
かつては、そろそろ新幹線で帰ろうかなと思った矢先にキャンセル待ちの席が取れて急遽予定を変更し、もう一泊したことも。
・・・とまあ、そこまでしてでも行きたいと思える数少ないお店。いつも来るたびに日本に生まれたことを感謝したくなります。
10位
4回
2019/12訪問 2020/01/03
<2011年6月>
またまた飛び込み再訪にもかかわらず、私のお気に入りのとっておきのシートをご用意いただき、最初から思わずニンマリ。
ぐたーっとしながら、グラスを傾け、食事を愉しむにはソファー席がマストであります。
さてさて、メニューについて、前回と比べ、大きな、そして嬉しい変化がありました(^^)。
今までは、お昼も夜も小皿のオンパレードだったのですが、今回は、小皿アラカルトメニュー(5000円)に加え、小皿+パスタ+リゾットor小皿+パスタ+メインのチョイスが可能になりました。
これは、ポイント高く、天に向かって大噴火(?)であります(^^/)。
寛ぎ感は、今までのコンセプトの通りそのままに、小皿だけでは物足りない(日によってはそれで十分な場合もあるのですが)というニーズにもピシッと応えるようになったとは流石です。このお店、ますます、気に入りました。
・・・のせいか、ここのウリのひとつのピアノの生演奏もとても心地よく聴けて、最後はパチパチと・・・・。
帰りは思いがけず、田島氏にもお見送りいただき、アロマフレスカへの再訪も少々心に留めつつ、お店を後にいたしました。
<2011年2月>
前回の来訪から早半年。この前は猛暑のピークだったのに今回はあら不思議、外は凍えるやうな寒さであります。
けふのお昼はグランメゾンだったので、夜は少し軽めで・・・、だけど銀座の夜を楽しく過ごしたい!という相反するニーズを満たすべくチョイスしたこのお店。
お昼同様、次々と小皿が供される。前回は量的に多少物足りなさを感じたものの今回のシチュエーションではむしろウェルカム^^/。彩りを楽しみながら、種類豊富なワインリストの中から選んだコスパのよいワインをちびちび楽しみ、気分は摩天楼。
昼と違うのは、フリードリンク制でないことと、その代わり(?)ピアノの生演奏付きであること。
前者はそれほどパワーのあるワインが出てくるわけではないものの、夏であればビールやスパークリングがぐびぐび飲めるのはありがたいもの。
しかしながら、冬場はさほど体が水分を欲しないので、「夏場はランチ、冬場はディナー」がこのお店の効率的利用方と思った次第。
後者は演奏者のいかんによってくつろぎ感が全く異なります。
ペンシルビルの高層階なれど一等地の狭間故、眺望の良さは望むべくもなく(階層は違うものの外に広がる風景はなぜかオザミ
を思い起こさせました。
エントランスもふつーのビルのエレベーターでなんだかディスコ(古・・・)に行くみたい。
とまあ、特別感はあまりないのですが、抜群のコスパとゆらーり感は捨てがたい。
アロマフレスカの一時休業で、すっかり南麻布にはご無沙汰。リニューアル店の予約は相当先・・・、ということで、お隣の当店でせめて雰囲気だけでも・・・、と思い立ち平日のお昼にお伺いしました。
当日は、外を歩くだけでとろけそうな強烈な真夏の陽射し、日陰を慎重に選びつつ、たどり着いた一丁目のペンシルビル。
奥のエレベータに乗り込み、期待は高まります!!
まったくの初来訪なれど、アロマフレスカでお世話になった方のウェルカムでとてもリラックス。
店内はペンシルビルの割にゆったりしっとりした設えでとっても落ち着きます♪
さらに特筆すべきは奥のソファー席。テーブル席では味わえないゆった
り感が、何よりのアペリティフです♪
お料理は10数種類のコース+泡・白・赤のフリードリンクで@7000円。
ワインについては、それぞれ喉を潤す程度でも、まあいいかってところで・・・。フリードリンクだからといって飲みすぎは禁物!
むしろ、ここでは少しずつのポーションでたくさん供されるお皿を素直に味わうのがベスト! アロマフレスカと一緒がとてもうれしいアミューズから始まって、ドルチェまでいろいろな世界をゆったり堪能の150分。
本サイトでしばしば拝見する、ひとつひとつのポーションが小さすぎて、それぞれの料理を味わいきれないとのご意見もごもっともと感じる反面、このお店は単に食を愉しむ+αの良さ、奥深さがあると感じいった次第。
アロマフレスカへの再訪も心待ちにしつつも、その前にまた是非平日のお昼にでものんびり訪れたい・・・・・、そう感じさせる銀座の新しいスポットでありました。
ほとんど新規訪問店が増えない昨今ですが、改元を機に少し新規開拓にも励んでいきたいと思う今日この頃。