johnbull2009さんが投稿したSHOKUDO YArn(石川/小松)の口コミ詳細

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246 Goumet Street

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SHOKUDO YArn小松、明峰/イノベーティブ

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/03 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

独創的なだけじゃない!地元を意識し、美味しさにもこだわった SHOKUDO YArn@小松|246 Gourmet Street

金沢から離れた小松市にスペインの超有名レストラン出身にいた方の
お店があると聞いて、ずっと行きたいと思っていた。
どんな料理を出るのかはもちろん、なぜ小松で店を出したのか?
話も聞いてみたかった。

今回の北陸旅行の目的とも言えるお店SHOKUDO YArn
http://www.shokudo-yarn.com/
ここでの食事を旅行の中心に据えていた。

場所は小松駅から2、3キロ。バスも周辺までありますが
本数がかなり少ないので、タクシーをオススメします。
なお、こちらのお店は料理全部はWebにアップしないでください
とのことで、料理はすでにWebに出ているものだけ載せたいと思います。


石川県小松市に2015年8月8日にオープンした「SHOKUDOYArn」
オーナーシェフ兼ソムリエの米田裕二さんと
デザートシェフである奥様の亜佐美さんはElBulliでの経験も持つすごい方。

yarnとは撚糸(より糸)
これは、このレストランが元々この場所にあった撚糸工場を再生した空間で
あるということに加え、撚糸の過程で糸を何本も合わせて撚り、新たな糸を
作るようにこれまで経験してきた様々なエッセンスを、あたかも撚糸の糸のように
組み合わせていくことで、ここ石川でしか表現できない料理を創造していきたいと
いう思いを込めたものです。その糸の一本に、みなさまにも加わっていただける
ことを願って・・・・とのこと。

その撚糸工場は奥さん亜佐美さんのご実家だったそう。
そちらをリノベーションしているそうです。店内に入るとガラス張りの内装で、
キッチンから他のテーブルが見える。お客さんが見えるようになっている上手い配置。
その中心にあるのは樹齢200年のオリーブの木。この存在感も素晴らしい。

また店内はテーブルが3つありますが、
完全予約制で使うのは2つに限定。そして個室が1つ。
ということで昼3組、夜3組の限定。1ヶ月ほど前にとったけど、
これはなかなか予約が難しそう。

この日はランチで訪れました。コースで5000円。

テーブルに着くとまずはお箸の匂いを嗅いでくださいと。
能登ヒバの香り箸
独特の爽やかな香り。これでリセットして料理を食べようという気持ちになる。
そのお箸はこちら。http://notohiba.jp/shop/
そして食べた後お持ち帰りくださいということで、今自宅でも使用しているお箸です。
食事をすれば、自然と能登のものをおみやげとして持ち帰れる。
これは旅行者には嬉しいもの。

ここから米田さんが培ってきたものに、
金沢の地物を実に上手く組み合わせた料理たちが並ぶ。

料理名は一見しただけでは??な物だが、内容を聞けば納得。
そして見た目、香り、温度、食感、時、全てにおいて気が使われていて、
その妙に一口食べるごとに唸る。

また食材へのこだわりも半端じゃなく、ほとんどが小松、能登、金沢産。
食器も九谷焼というこだわり。料理に使う水も
「平成の名水百選」に認定されている能美市の遣水観音霊水を
汲みに行って使ってるそうです。

何品か料理を紹介します。
おれがTANUKI
鰹節の燻製の薫りをまとわせて。
蓋を開けた瞬間に香る演出がたまりません。

そしてTANUKIと言えばたぬきうどん。
細麺固茹での氷見うどんです。
これは想定内だったけどおれが?オレが?

なんとたぬきの天かすはオレガノの天かす。
出汁は追い鰹。後口、微妙に感じる酸味はトマト。
和の中に実に上手く洋を取り入れ、仕上げている。

これも写真出ているものものなので。
最後のデザートに
Tirakasu
ティラカス。ティラミスの何かであろうことを想像していた。
出てくると、「ココ」の文字が目に入る。ココってお皿でしょと思ったら・・・

ココは小松の位置を表していて、
そこからの視点で見てみてくださいとのこと。
下のお皿に目線を下げてみる、すると・・・

小松から見た白山連峰をイメージして作られたそうで、
その実際の山々がコレです。ほほぉ~~!
頂上には砂糖をまとったイチゴ、その下はkasuの意味、酒粕が入ったティラミスに
抹茶シフォン、コーヒーサブレが土壌を固める。
最初から最後まで驚きと楽しさ、感動の連続の美味しいコースでした。

食後に、米田さんからキッチン見学のご提案が。
仕事柄料理店の厨房が大好きなので、二つ返事でキッチンへ。
そこで色んなお話をさせてもらいました!

東京という話もあったけど、地元を大事にし、
石川でしか出せない料理を作っていきたいという思い。
6月刊行予定の北陸ミシュランに掲載されるのでは?という話を振ると
海外のシェフ仲間に現状を伝えれるだけ嬉しいけど、
星にこだわりはないという清々しさ。
まあ、そうは言っても星獲得、そして予約の取れないお店になることは
間違いないことでしょう。

僕と同い年39歳ご夫婦の挑戦。遠く東京から応援し、毎年訪れたいお店です。

2023/08/10 更新

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