アリーちゃんさんが投稿したビブレ（北海道/美瑛）の口コミ詳細

2017.10(fri) 初訪
【秋の北海道旅行　2日目】
今回の旅行のメインである「bi.ble」さん！
毎年北海道旅行を計画するたびに候補に挙がるも
いつも満室で予約の取れなかったオーベルジュのひとつです。

数ヶ月前に予約を入れ、ようやく念願がかないました♪
（数年越しで来られることになり、感慨深い…。）


すっかり有名ですが…
「bi.ble」は札幌にある大人気＆予約の取れないフレンチ「レストラン・モリエール」の
中道博さんがプロデュースされたオーベルジュなので
北海道へ出かける前からずっと楽しみにしていたほどです。

 
実は数年前、羊蹄山の麓・真狩村にある
同じモリエールグループのオーベルジュ「マッカリーナ」に泊まったことがあり
ぜひ2軒目にオープンさせた「bi.ble」にも行ってみたいと思い続けていました。

「bi.ble」と「マッカリーナ」の大きな違いとしては
ブーランジェリーが併設されていること。
石臼で小麦を挽き、フランス製のこだわり石窯で焼くパンが楽しめるのです。
小麦の一大産地である美瑛という土地なので期待度は最高値になってしまいます♪
パンが好きな私たちにとっては最高なオーベルジュなはず♡

ちなみに今年もミシュランガイド北海道2017特別版で
「bi.ble」は一つ星として掲載されていて、安定のすばらしさです！！


お店は小麦畑が続く美しい美瑛の丘にあります。
晩秋ですでに日が暮れていたので絶景は見られませんでしたが
このエリアは何度か訪れているので
素晴らしい景色がお出迎えしてくれることは間違いありません。

ナビを頼りに向かうとお店の前に到着し、
駐車場の場所が分からずお店に確認しに行きました。
宿泊者は隣接した建物（廃校になった小学校）の裏側にある正門から駐車場に入ることになっているようです。
「マッカリーナ」のように宿泊者専用駐車場へのアクセスを
建て看板で分かりやすく表示されていると助かるのになぁと思いました。


駐車場に近い建物が宿泊棟。
その奥にレストラン棟があり、ホテルのチェックインはレストランと兼用になっています。
これらは「マッカリーナ」と同じスタイル。


ホテルにチェックイン時にディナーの時間を決めます。
まずはお部屋でゆっくりしてからディナーへ。
宿泊棟は5室のみですべてツイン。
この少数さなので、すぐに満室となってしまうのも納得！
「マッカリーナ」と同じ内藤廣さんが設計されていて
北海道・美瑛の自然に馴染むミニマムなデザインなのもGOOD。


オーベルジュの料金設定は
2名様1室（朝・夕食付き）　23,700円/人
＊別途、ドリンク・サービス料金（10%）

他のオーベルジュと比べてもCPは良いと思いますが…
接客サービスの一部(半分くらい)は
美瑛料理塾の若い塾生さんたちが担当されていることもあり
ほんの少しだけ割高に感じてしまうかも。
（彼らの一生懸命さは伝わってくるので、まぁいいかな。）


指定されたディナーの時間になりレストランへ伺うと…
同じ時間帯のお客さまがエントランス周辺に集まっていました。
てっきりお席への案内が混んでいるのかと思っていたら
待っていたお客さま全員をテーブルとは反対側の店内奥へ案内され始めました。

細い通路を歩いていくと
そこはなんとパンの厨房！
目の前には大きな石窯があり
その前にパン職人さんたちが私たちを待ち構えていました。
サプライス的な演出に一同大喜び♪

もうすぐ焼き上がるパンをここでお出ししてくれるのです♪
立食スタイルにはなりますが…
パンが出てくる前にシャンパーニュがサーブされ
焼き上がったばかりのプレツッエルが登場！
いい香りが部屋中に広がり、うっとり♡


石窯の前でみんなで乾杯！！
焼きたてのプレツッエルはまだしっとりしていて
今まで食べていたものとは全くの別物。
トッピングされたフランス塩のバランスも絶妙。
こんなタイミングでいただけるなんて、もうシアワセすぎます。

この環境でパンをいただけるのは宿泊したお客さまのみ！
なんとも心くすぐるサービスで嬉しい限り。

人数分以上のプレツッエルが出てきて
お好きなだけどうぞ状態でしたが…
このあとのディナーに差し支えると悲しいので泣く泣く断念。
（のちほど、お土産用のペーパーバッグに入って持参させてくださり
何とも素晴らしいご配慮です。）


ディナー前のサプライズ的演出で
すでにテンションが上がりっぱなしの私たち。

ようやくディナーのテーブル席に案内されました。
店内は思っていたよりは小ぶりでしたが
開放感のある作りになっているようでリラックスできる空間になっています。
この時は真っ暗ですが、窓からの景色も素晴らしいはず。

私たちのお席はほぼ中央辺り。
背面にある壁の上部はガラス張りになっており
シェフやサービススタッフがテーブルの様子がよく見られるような作りになっています。


●ディナー（宿泊者限定メニュー）
・アペタイザー3種（玉葱のキッシュ・じゃがいものチーズクレープ仕立て・ズッキーニの海老シンジョはさみ揚げ）
・焼きたてパン（ブール）
・4種類の前菜盛り合わせ
・コーンスープ
・ブロッコリーの茹で上げ
・青ソイのポワレ
・お口休めのサラダ
・エゾ鹿のロースト
・「モリエール」の定番ポテトグラタン
・デザート2種類（ミルフィーユなど）
・ドリンク

●ボトルワイン（白）
●グラスワイン（赤）2種　×3


最初に出てきたのは焼きたてアツアツな玉葱のキッシュ。
玉葱の甘さと香りがひきたつ優しくクリーミーな風味。

続いて華やかな盛り付けで登場したじゃがいものチーズクレープ仕立て。
泡状のソースがチーズ風味のハードクレープに包まれています。
パリッとした生地とサンドされたじゃがいも、泡ソースが一体化され
絶妙な組み合わせです。

フリットは旬のズッキーニを使った海老シンジョはさみ揚げ。
海老の食感も楽しめてGOOD。

途中に布に包まれた焼きたてのパンが出てきました。
包みを開けたときのいい香りは最高！


前菜的なお料理はここまでと思っていたら…
このあとに美しくディスプレイされた前菜4種の盛り合わせが登場！
ニシンの照焼き・野菜のピクルス・パテ　ド　カンパーニュ・野菜のトマト煮込みと
とてもバラエティ豊かな内容です。
なかでも美味しかったのはパテ・ド・カンパーニュ。
肉感が楽しめる風味でワインに良く合いました。

スープは、コーンスープ。
季節的にもう出てこないのかと思っていたのでビックリしました。
スタッフに聞いてみると、この週が今年最後のコーンスープになるとか。
ギリギリではありましたが
北海道の美味しいトウモロコシをつかったスープを楽しめて良かったです。

続いて出てきたのは、ブロッコリーの茹で上げ。
かなり大きなサイズのものを大胆にカットし
ストウブ鍋でブイヨン蒸ししたシンプルかつ豪快な一品！
（見た目はまるで平野レミさんのような個性派アイデア料理のよう♪）
蒸し上がった状態でテーブルまで持参してくださり
目の前でサーブしてくれます。
風味豊かなブイヨンで蒸されているため
野菜の旨みをストレートに味わえるお料理で
何もつけずにそのままいただくのが一番美味しかったです。
（フレーバーソルトとタルタルソースが添えられていました。）


お魚のメインは、青ソイのポワレ。
白身ですがふっくらと焼かされた青ソイは、ジューシーで柔らかくとっても美味しかったです。
添えられたクリームソースともよく合っています。


箸休めはテーブルサイドで作られるグリーンサラダ。
大きなボールを使って絶妙なバランスの風味でお腹もリセット？！
(この時点でお腹が満たされ始めておりました。。。)


お肉のメインは蝦夷鹿のロースト。
こちらも切り分ける前の状態をテーブルに持参してくださります。
こんな風にドーンと塊で火を入れてくれるお肉は
美味しいに決まっています♪

ミディアムレアで美しい赤みを帯びた鹿肉は
とってもジューシーかつ肉感を十分に堪能することができました。
鹿肉というと臭みが気になることがありますが
このお肉は苦手な方でも美味しくいただけるレベルでした！！

メインのお肉に添えられるのは「モリエール」の大定番であるポテトグラタンです。
出来立てアツアツの状態で登場するので湯気がものすごいです♪
薄くスライスされたジャガイモですが
程よい食感が残っていてサラッとしたクリームが絶妙♡
北海道の風味を味わえて最高！


デザートは、大きなホール状のミルフィーユ！
こんな大きなミルフィーユ、生まれて初めて目にしました。
『お好きな分だけカットいたします』
と言われるも、お腹はかなりのフル状態。
デザートは別腹とはいいますが…悩む私たち。
『見た目とは違い、意外と食べられてしまいますよ』
なんて促されたこともあり
私は希望サイズを伝えましたが…お友だち分はスタッフにお任せすることに。

ゆっくりディナーを堪能していたこともあってか
デザートがサーブされるのが最後になっていたそうです。
それもあり、私が希望したサイズの残りはお友だち2人でシェアすることに。
かなりのビッグサイズで出てきました。

女性スタッフがお話したとおり
ミルフィーユ（層）は空気を含んでいてとってもエアリーな食感。
こんなにふんわりしたミルフィーユは初めてかも♡
カスタードクリームも重くなく軽めだったので
満腹にも関わらず美味しくてペロっと完食してしまいました。
添えられたハスカップソースや生クリームも私の好みでGOOD。

もうお腹いっぱ～い！
とみんなで顔を合わせていたら…
最後にコーヒーと焼き菓子が登場しました。
あまりの満腹さに
食後のドリンクと焼き菓子のことを忘れてしまっていました。
焼き菓子はひとつだけいただき、あとはお土産に。

こんなにお腹いっぱいになったのは久しぶり！！
でも、オーベルジュなので…
すぐお隣りにある宿泊棟へ移動するだけなので気兼ねなく助かります。
こんな贅沢な流れで楽しめるのは、オーベルジュならでは。

ごちそうさまでした。


満腹状態で戻ってからもおしゃべりが続き
お部屋に備えてあったハートランドビールで２次会がスタート。
オーベルジュに乾杯♪

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翌朝はちょっぴり早起きしてしまった私たち。
お部屋の窓からの美しい景色にうっとりできる贅沢なひととき。
十勝の大地と紅葉がベストマッチ！

アクティヴなお友だちは、早朝ウォーキングへ出発していきました。
朝活に弱いわたしはお部屋でお留守番。。


朝食は美しい景色が楽しめる窓際のテーブル席にて。
降り注ぐ日差しがこんなに美しい朝って、ステキ♡
この素晴らしい景色もごちそうです。

●朝食（宿泊者限定メニュー）
・オレンジジュース
・焼きたてパン3種&ジャム（すもも・洋ナシ）
・焼きたてクロワッサン
・燻製ベーコン
・洋風温泉卵カルボナーラ仕立て
・サラダ
・ホットミルク
・牛蒡のポタージュスープ
・フルーツ盛り合わせ（梨・葡萄）
・ドリンク（コーヒーor紅茶orエスプレッソ）


前日夜遅くまでフルコースを堪能したにも関わらず
朝になったら美味しい朝食が待ち遠しいくらい楽しみな感覚に♪
今回の北海道旅は今までで一番グルメな旅になっているかも♡


最初に出てきたのは
しぼりたてのオレンジジュース。
日本のみかんジュースに近い風味で程よい酸味が美味。
朝一番に口にするジュースとしてはピッタリ。


すぐに焼きたてのパンが登場！
プレートに３種類のパンが並べられており
各自好みのサイズにカットしていただけるスタイル。
これにはパン好きなお友だちも大興奮。

そのあと「bi.ble」のパンで一番人気の焼きたてクロワッサンがやってきました。
まだ湯気が出ていて迫力満点！
この状態で口にできるのは宿泊者だけの特典♡
これはたまりません。
シアワセです。

サックサクでバターの風味が堪能できるクロワッサン。
おいしさに夢中なって一気に完食してしまったほど。
美しい層も楽しめる人気のクロワッサンです。

朝食のお料理も北海道食材にこだわったものが中心で
どれも素材を活かしたものばかり。
なかでもベーコンと牛蒡のスープは香りが楽しめて印象的でした。


朝食もディナー同様おなかいっぱいになり
食べ残ったパンはお土産にしていただきました。
ごちそうさまでした。


モリエールグループのオーベルジュは「マッカリーナ」に続いて今回で2軒目。
どちらも素晴らしい満足度でますますファンになりました♡
何度でもリピートしたくなるオーベルジュです。