2回
2015/10 訪問
羊蹄山の麓に建つ美味しいオーベルジュ♡
2015.10(fri) 初訪
【北海道旅行 2日目】
今回の北海道旅行のメインは、
真狩村にある羊蹄山の麓に建つオーベルジュ「maccarina」さん!
オーベルジュは4部屋のみ。
人気も高く、予約は非常に難しいです。
8月にお部屋と食事の予約をお願いすると
ご丁寧に郵便で予約確認書が届いて、驚きました。
こんな流れは初体験です。
「maccarina」さんは、
札幌で最も予約が取れない大人気フレンチ「モリエール」の総シェフだった菅谷シェフが独立し
オープンさせたオーベルジュ。
車でのどかな真狩村に入り
走っていくと「maccarina」さんへの案内表示を発見。
広告的な看板ではなく
ブルーの道路標示の一部として掲載されていることに驚きます。
数年前の洞爺湖サミット時、
ファーストレディの皆さんがランチ会をされたレストランだけあって
すっかり村の有名店になっているようです。
お店へ向かう道のすぐ横には、村営の真狩温泉があります。
広めの駐車場は道沿い近くにあり、
最初そちらに駐車をしてしまいました。
オーベルジュ利用客は専用駐車場が別にあることが分かり、
レストランすぐ近くにある宿泊者専用駐車場(4台)へ駐車し直すことに。
分かりにくいため、入り口にその表示をしていただけると親切かなと思います。
レストランのバックには偉大な羊蹄山が広がり、素晴らしい景色!
ようやく来られた感もあり、
お店に入る前から自然とテンションが上がってしまうほど♪
●ツインルーム 24,000円(2名1室料金 朝食2名分)
●ディナー「テロワール」 13,200円/人
レストランのなかでチェックインした後は
レストラン横の宿泊棟へ案内され、お部屋へ。
オーベルジュらしく、とてもシンプルな雰囲気。
ホテル仕様と同レベルを期待していなかったので許容範囲です。
共用スペースのリビング&バーのお部屋は、フリースペース。
食後に立ち寄ってみたくなります。
ディナーの前に、すぐ目の前にある真狩温泉でカラダを癒してまいりました。
泉質もよくて、いい温泉!
本当は食後に立ち寄りたいところですが…
温泉の営業時間が21時までのため
ディナー前に立ち寄ることんオススメします。
待望のディナーがスタート。
事前にジビエが楽しめる「 テロワール 」(13,200円)をお願いしていました。
*ディナーメニューは3種類
今回は一番上のメニューです。
案内されたのは、ガラス張りのキッチンをバックにして座るお席。
菅谷シェフの姿もよく見えます。
本場フランスでは料理の特等席とされる「シェフズテーブル」(調理場のなかにあるお席)
なんてのがあるそうです。
フランスでは、シェフズテーブルはレストランの中で最も良い席とされますが、
日本ではどうなのかしら。
案内されたお席近くの数卓のみは、
調理場のなかではありませんが、
お席のすぐ後ろで調理されている姿を見ることができます。
経験は少ないですが、日本で行ったことのあるフレンチでこういうお席は初めて!
最初は少し戸惑いましたが、いろいろな意味で楽しめそうなお席に案内されました。
後で気づいたのですが…
宿泊されている方のほとんどは、こちらのエリアのお席でした。
お席の目の前は、森林で落ち着く空間。
スタートは泡にしようと思いましたが、
フルコースのため…
今回は赤ワインをボトルでお願いしました。
【ディナー】
●前菜&季節(旬)の野菜(Grand Entrée&Legume Saison)
カニのミルフィーユ、穴子のグリエ、アワビのソテー、ホッキ貝のソテー、季節の野菜
●スープ(Soupe)
海老のコンソメロワイヤル
●魚料理(Le Poisson)
マツカワカレイのソテー
●肉料理(La Viande)
ジビエ料理:野鴨のロースト
付け合わせ(鴨の煮込み料理&旬の野菜、天然きのこ)
●デザート1(Petit Dessert)
スフレ ショー ピスタチオ(ピスタチオのスフレ)
●デザート2(Grand Dessert)
とんか豆のアイスクリーム
●カフェ&小菓子(Mignardise&Café)
エスプレッソ
小菓子4種
期待していた以上に満足度の高いフルコース♡
ひとつひとつのお料理が、素晴らしい。
作りこまず素材の味を活かした優しい風味が多く私たち好みにぴったり。
遠方より来店した甲斐があります。
本州のフレンチと比べると、少しカジュアルな雰囲気。
私たちのように旅行ついでに訪問するお客さんには、
ゆったりとディナーが楽しめてGOODな感じでとても心地いいです。
お料理や食材などについても、気さくに伺うことができるのも魅力のひとつです。
一般的なフレンチの接客サービスを期待している方には向かないかもしれません。
私たちは常識内のスタイルで来店しましたが…
特にドレスコードなしで、この内容のフレンチを楽しめるのなら十分にCPの高さを感じられます。
お腹を空かせてうかがったのですが、こんなに満腹になるとは想定外!
本場フランスでいただいたフレンチフルコースのようでした。
お部屋に戻ってからも、ずっとディナーの話題で持ち切り♪
共有スペースのリビング&バーコーナーでは、
カクテルを片手にディナーの余韻を楽しみました。
翌朝は、予約した8時にレストランへ。
楽しみにしていた朝食タイム!
昨夜の落ち着いた雰囲気とは変わり、明るい店内。
案内されたお席ディナーと同じでしたが、
朝の景色もステキです。
【朝 食】
●牛乳
●トマトジュース
●「JIN]さんのパン4種
●コンフィチュール(プルーン・無花果)
●グリーンサラダ&盛り合わせ(ラタトゥユ、生ハム、ポテトサラダ)
●ミネストローネ
●フロマージュデザート
●フルーツ(梨・マスカット)
●紅茶
一番楽しみにしていたのは「JIN」さんのパン。
北海道在住のお友だちがイチオシしていたブーランジェリーのパンが、
オーベルジュの朝食で頂けるのですから♪
温められた大きなお皿に3種類、別皿に1種類(クグロフ)が出されました。
オススメされただけあり、さすがのお味!
シアワセになれる美味しさ♡
大きめのクロワッサンが特に美味。
ひとり1つずついただきました。
コンフィチュールは、まるでフルーツソースのよう。
上品な甘さは私好み。
ヨーグルトにかけても美味しいだろうなぁ。
4種類すべて試したいところですが…
朝食のボリュームを考えると絶対ムリ。。。
と思っていたら、
紙袋をいただき、3種類のパンとコンフィチュールを持って帰ることにしました。
(ほとんどの方は、残ったパンをお持ちかえりされます。)
基本的にディナー同様地元でとれたものばかりの食材で提供されるので、
間違いのないおいしさ。
牛乳は甘味があり、ほどよい濃厚さ。
トマトジュースは苦手なのですが、
トライしてみたところ…冷製トマトスープのような風味で飲み干してしまいました。
一般的な塩分が強めのトマトジュースとは全くの別物。
サラダやスープのお野菜も野菜独自の濃い味がして、
朝からパワーをいただけるものばかり。
デザートも朝から2種類出てきて、リッチな気分。
フロマージュのデザートは、
こんもりと盛られていて完食できないかも?と心配したのですが、
フワフワ食感で添えられたマーマレードソースが絶妙で完食してしまいました。
フルーツは、みずみずしく糖度の高い地元産の梨とマスカット。
最後の最後まで抜かりない朝食でした。
久しぶりに大満足な朝食をいただけて、心からシアワセになれました。
初のステイでしたが、
早くもまたリピートしたくなってしまうステキなオーベルジュ!
なにせ北海道なので気軽にリピートはできませんが、
季節を変えて再訪したいと思います。
ごちそうさまでした。
2015.10
オーベルジュ(宿泊棟)
オーベルジュ(宿泊棟)
月がキレイ♡
隣接する「まっかり温泉」
村営:まっかり温泉
エントランス
エントランス
【ディナー】
前菜盛り合わせ
海老コンソメロワイヤル
マツカワカレイのソテー
野鴨ロースト
野鴨ロースト
お肉料理の付け合わせ(野鴨の煮込みと旬野菜じゃがいも)
北海道産チーズ盛り合わせ
スフレ ショー ピスタチオ
スフレ ショー ピスタチオ
とんか豆のアイスクリーム
トンカ豆のアイスクリーム
小菓子
ディナーのメニュー
ディナーのメニュー(TERROIR)
【朝食】地元のフレッシュ牛乳、トマトジュース
サラダ盛り合わせ
「JIN」のパン盛り合わせ
「JIN」のパン盛り合わせ
クグロフ
コンフィチュール(プルーン、無花果)
スープ
ヨーグルト
フルーツ
フルーツ
2022/05/25 更新
2022.11(thu) 再訪
【晩秋の北海道旅2022 5日目⑦】
今回の旅行の締めくくりは「RESTAURANT maccarina」さん。
7年ぶりの再訪。
久しぶりなこともあり、予約をできた日から大変楽しみにしていました。
前回同様、電話予約をすると後日郵便で予約確認書が届きます。
他にはないアナログな予約スタイルですが
このオリジナル感は続けていただきたいですね。
雪が降り続くなか、15時半に到着。
宿泊者は店舗目の前にある駐車場へ停めることができるので
助かりました。
宿泊は4室(デラックスルーム:1室、ツインルーム:3室)のみなので
毎回予約は困難。
コロナ禍ということもあってか
いつもと比べると宿泊予約は取りやすかった印象です。
レストラン棟でチェックインを済ませたあとは
お部屋で少しのんびりを過ごします。
宿泊棟の中央にはラウンジがあり
宿泊者は自由にお茶やお酒などを楽しむことができるのも魅力のひとつ。
ちょっと別荘気分で過ごせて楽しいです。
ディナーの前にすぐ近くにある「まっかり温泉」へ。
「RESTAURANT maccarina」さんとはぜひセットで利用することをお勧めします。
●宿泊 ツインルーム 33,000円(2名1室 朝食付き)
●ディナー Luxe 12,100円/人
●Blanc de Blancs(スパークリングワイン:グラス) 1,650円 ×2
●Puilly Fuisse(白ワイン:ボトル) 15,400円
●赤ワイン(グラス) 1,430円
似たような季節(1ヶ月違い)のリピートでしたので
前回とほぼ変わらないといった感想です。
気になった点はいくつかあります。
まず、個別のメニューが無かったこと。
その都度説明はあるものの、前回のようにテーブルに置かれていなかったのは残念。
個人的には、ジビエを楽しみにして訪れましたが…今回は登場せず。
デザートは量が多くて食べきれず。
大人のお客さまが多いと思うので
量よりも質を重視して提供していただいた方が嬉しかったです。
リピート利用ですので
初訪と比べると(当然ですが)ワクワク感はあまりなかったです。
宿泊施設の老朽化が気になりました。
もう少しメンテナンスをしていただいた方が気持ちよく利用できると思います。
あと、全体的に接客サービスがあっさりとした感じに変わったように感じました。
利用した日は私たちを含めて2組でしたが
食事中の気配りは正直あまり感じられず、何度かスタッフを待ったこともありました。
ソムリエの方も変わり、楽しめる雰囲気作りがないように感じました。
また欲を言えば
別の季節に訪れた方が食材に違いがあるので良かったのかもしれません。
数年ぶりの再訪で期待ハズレだった部分もあったので
しばらくは様子見する予定です。
ごちそうさまでした。