レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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2位
3回
2022/08訪問 2022/08/30
コロナ前なら訪問日の一か月前に電話をしないと席が予約出来ませんでした。1週間前に会食が決まりましたが、久しぶりに塩煮込みが食べたいなと電話をしてみると、席は空いているとのことで参りました。
聞くと今日は我々のみ。固い会社の需要が多く、駅を降りてふらっと入る距離の場所でもないので、通りすがりも無し。固い会社は流行るとすぐにキャンセル。お陰で結果貸切での訪問となりました。
お母さんも大将も久しぶりの訪問ですが、お変わりがない様子。塩煮込みを頼むと「夏場はやらなくなりました」とのこと。残念。まずはお通しの寿司とお汁、お刺身を頼んで考えます。お汁は鰯のつみれ汁。今、入梅を超えて、鰯も美味い。寿司も赤尾鯛(だったかな)がシコシコして良い。刺身もしっかり仕事が入っている。
和食とソースの融合や丁寧な仕事が素材を美味くする。ダッジオーブン料理の豚バラと大根が典型。こんがり大根の表面が焼かれながら、中には肉の旨みを含ませている。
合わせる酒は私の好みで米焼酎大石を水割りで。此方はボトルキープできないのでデキャンタで。結果一本分飲んでましたが。
最後は茶碗カレー。今の時期美味いピーマンの味が生きた濃厚カレー。これも美味い。
通りすがりではなく、門前仲町や木場の駅から目的地するべきお店。
また行きます。
ごちそうさまでした。
1ヶ月前に予約。4名〜6名席が3つにカウンターという感じですから、予約を忘れずにのお店です。それと予約時に確認される刺身。もちろんメニューにも刺身はありますが、渾身の盛りは最高ですから忘れずに。
ここに来たら値段の心配をせず、うまそうなものを楽しみましょう。私の必食メニューは昔から、
・ポテトサラダ
・雲丹の牛肉巻き
・牛筋煮込み
・ダッチオーブンの豚肉
この4品は外せません。ポテトサラダは芋の風味が活きたゴマ油塩。ここでポテトサラダを食べると、いつものポテトサラダはマヨネーズサラダ。マヨネーズを食べてるサラダ。
今日はお刺身が、金目鯛、ヒラメをこのゴマ油塩で。ミズタコは柚子胡椒で。鮪と鯖は山葵醤油という展開でそれぞれの良さが引き立ちます。
更に海苔で巻いた牡蠣は磯の風味が口でとろけ出します。
鰤ポン酢も冬ならではでさっぱり。どの刺身も一手間と鮮度で裏切りません。
自家製の柚子胡椒がフレッシュで爽やかなで美味い。これがあれば、どんな素材も香り高く、シャープに際立ちます。
定番の牛筋煮込みは塩煮込み。丁寧な仕事を集約した逸品。筋はトロトロ、大根の角切り一つ一つに牛の旨味と塩の優しさが染み込んでいます。
ダッチオーブンも肉料理と思われるかも知れませんが、時間がかかるだけにゆっくり火入れされ、素材が際立つ。豚バラは余分な脂が抜かれ、下ごしらえされた大根は甘みを引き出され、オーブンで最終加熱されたニンニクと椎茸は香り高く美味い。付け合わせの小松菜も火入れ後に追加しているからか、鮮やかな緑。
お通しはミズタコの握りとさいまき海老の揚げ、合鴨つくねの吸物。もうここに来て10年以上になりますが、お通しの握り加減が柔らかくなり、美味くなりました。
締めは茶碗カレー。これも出汁が良いから美味いんだよね。
温燗も進み、会計は1人9000円弱ですが、大満足でした。
ごちそうさまでした。
およそ五年ぶりの訪問。新しいお店になってからは初めてです。大将にお店を移転した理由を聞くと、以前のお店は狭く、4人掛けも窮屈だったけど、新しくなって通路にも余裕が出て、6人掛けもできたからね。とのこと。両方とも賃貸だから謙遜しておりました。
久しぶりながら味、スタイルは以前のまま。この穴場深川スタイルが人気の秘密。経木に書かれた手書きのお勧めとメニューから酒に合う料理をカウンターで時折大将と話しながら食すのが小料理屋の粋。初心者向けのテーブルも作ったのでこれはとてもお客様の間口を広げていますね。
ビールで口を潤して、まずはお通し。カンパチの寿司一貫とつぶ貝の煮付。やはり少々相変わらず握りは固めながら、スタートにお腹を落ち着かせるのにちょうど良い。つぶの煮付けは鮮度が良い。爪楊枝でくるりと最後まで抜けてほろ苦さと品の良い旨味が口中に広がります。
此方の良さは派手なメニューよりも着実な普通にメニューに有るような気がします。旨い高級素材は手をかけなくても旨くできるが、何気ない料理がひと手間で旨さを引き出す。
相変わらずのポテトサラダと牛筋煮込み。ポテトサラダは水菜が目にも鮮やかで芋の味がしっかりしながら敷物の水菜にごま油と塩が馴染んでここまでがツマミとして成立しております。牛筋煮込みの塩加減も、炊き合わされた筋、大根すべてが一体化していながらそれぞれの食感が生かされて、中からの旨味を素材と塩が大きく引き出します。
揚げ物としてズッキーニ挟み海老しんじょう。あつあつがその場で出てきます。このズッキーニが黄色が鮮やかで甘く、薄味のかぼちゃの様。しんじょうを挟むにはズッキーニのような水分が多く、火が通りやすい野菜の方が衣との食感の差を更に楽しめます。
しったかの塩ゆでは東京ではあまり見られないもの。小さな貝ながら食感と磯の風味が海を口に広げます。こういう酒飲み好みのツマミが日替わりの経木に出てくるのはくすぐりますね。
最後に締め具合が最高な小肌。
二人で焼酎を1本空けて、10000円ちょっと。お腹を一杯にもできるし、旨いものをちょっとという使い方もできる、本当に小料理というお店です。一つだけ難を言うと小肌の枚数が5枚。二人で行くときは大将できれば偶数にしてください。。。
※以下07年4月訪問※
友人の勧めで、一度閉店間際に参り、料理が美味しいお店と聞いたにも関わらず料理をほとんど食さず帰ったのが悔しく、再訪しました。
お通しは鰹の漬けの握りと蛍烏賊。季節に合わせたすがすがしさ。寿司屋ではないので握りは若干固いが、漬けの塩梅は程よく甘みが感じられる程度でころあいが良く、酢飯と合わせないと美味しさが引き出されない。蛍烏賊も手抜きの居酒屋の様にどこかで茹でたものをそのまま出すのではなく、食味を悪くする目玉を丁寧に取り除いている。こちらでビールを注ぎ込むと焼酎に合うつまみを物色。経木に書かれた墨字の日替わりお勧めは、鮮度と木場と言う場所の粋を感じる。そこから小肌の刺身と茄子のオランダ煮、さつま揚げ、トコブシ煮をセレクトし、通常のメニューから牛筋煮込みとポテトサラダをセレクト。
温かいものは温かく、テーブルの料理の減り具合を見ながら調理し、配膳してくれる女将さんの間合いも心地よい。まずはトコブシ煮。殻からの身外れもよく、トコブシときりりと薄めの出汁がトコブシの味、食感を壊さず美味しい。きっと出汁が濃ければトコブシは柔らかくならず、身が締まって固くなるに違いない。続いて小肌刺。上品な酢〆は小肌の身の涼やかな香りと今の時期に脂の乗ったその上品さを伝える。ポテトサラダは芋の食感とマヨネーズのバランスが良いのはもちろん、下に添えられた水菜に胡麻油と塩が塗されてこれと共に食すとコクと食感が加わり、大変な一品。牛筋煮込みは聞くと筋とアキレスを別に煮込んで柔らかさを出しているとのこと。牛筋も脂がよく切れ、下品にならず塩味で上品なものになっている。共に煮込まれた大根の賽の目切りは、味を充分に含み大変美味しい。茄子のオランダ煮は一度油揚げし、それを煮たものをオランダ煮ということ。鰹節との相性も良く、茄子の皮が揚げて固くなりすぎず隙が無い。さつま揚げは揚げたてのふっくら。そこでうれしかったのが小鯵のから揚げのプレゼント。小鯵は全く骨などが口に残ること無く、柔らかで旨い。最後に無理を言って、小肌を握って頂く。先ほどの刺身同様、香りも味も申し分ない。
3人で17000余円。焼酎ボトル2本飲んだことを考えると大変リーズナブル。本日も満腹マンプク!
3位
4回
2022/11訪問 2022/11/10
ディープな野毛もいつの間にかデートスポット。怖い親父もいなくなって、皮の焼きも感動まで行かなくなったけど(ちょいと焼きすぎ)、カップルに紛れて行列に並びます。20分ほどで案内。焼き鳥が冷める前に回転しましょう。
皮(240円)4本に、ししとう(250円)2本、結構人気の椎茸(500円)2本、大瓶はサッポロ黒ラベル(790円)を食べる前に飲む。まずは皮。相変わらず蕩けるけど、表面の焼きが強いかな。親父さんの頃は焦げていることは無かった。野菜は絶妙な火加減。椎茸はジュースが溢れず、中にたっぷり。ししとうはしんなりして食べやすいが青い香りが良い。追加で大たぬき(790円)を熱燗で。硝子のコップでやります。
うまい焼き鳥をサクッと熱々で食べて、次の店へ。野毛の奥は深い。
2人で4150円。
ごちそうさまでした。
横浜の得意先に誘われて野毛。どこに行こうかとなり、私の定番で紹介。萬里、末広、百萬石。折角、時間も16時過ぎと早いので、いつも混んでるこちらを覗くと奥の座敷空いてました。ラッキーです。
まずは水冷キリンラガー。まろやかな冷え加減、美味い。串は勿論、皮、ハツ、ピーマン肉、しいたけ肉にししとう。
ビールはあっという間。神の河ボトルで水割り。相変わらず四角い氷が美しい。
まず皮から。親父さんがいるから焼き加減完璧。中トロ外カリの良い塩梅はこの皮のためにある言葉と思うくらいの振り塩。
注文の時にタレ塩はおまかせ。ハツのタレが絶妙。皮とハツで淡と濃を堪能。
野菜肉と野菜を頼むのは完璧な火加減が堪能できるから。ピーマンも椎茸もシシトウも甘い。肉が脇役に引き下がる。
ボトル空けたので退散の2時間。美味しい氷も時々見ながら足してくれて、アイスペールで溶ける事無し。
ごちそうさまでした。
横浜に仕事で来ましたので、久しぶりの野毛です。野毛に来たら外せない店の一つのこちらです。17時に入るとすでに混雑。17時15分には外に列が出来ていました。
まずはサッポロ黒ラベルの大瓶で乾杯。冷えたビールが旨い。同時にオーダー。鶏皮にピーマン肉、モツ(鶏レバーとハツのミックス)手羽先と椎茸です。相変わらず綺麗なお店。野毛もデートスポットで定着か、客層が若くなりました。久々の訪問で変わった所が二つ。一つはお通しの浅漬けがなくなりました。もう一つがお父さんがいない。お店の良いスパイスだったのに亡くなったのかな。味が変わっていないことを祈ります。
ビールを2本空けて、神の河(グラス450円)を水割りで。氷が美しい。ゆっくり溶けていくので、酒の味わいが直ぐに水っぽくなりません。
まずは鶏皮。絶妙な焼き加減。変わらぬトロトロ感とカリッとのハーモニー。塩で旨いコラーゲンを食べる。ここにしか無い味。
続いて、ピーマン肉。このねぎま串のネギのように刺さるピーマンが絶妙の焼き加減。ピーマンのレアが焼いた鶏肉と合います。
モツは新鮮な鳥レバーとハツが交互にミックス。生かという位で滑らかさを出すお店も多いですが、こちらはしっかり火を通していながら滑らか。タレの味を堪能するにはキモがベスト。甘辛いタレが旨い。
手羽先は串を抜いて。こちらの焼き鳥は串から食べるのが基本。シェアしてほぐすのは旨さ半減です。手羽先は骨が串みたいなもの。これも塩で。鶏皮もですが、肉のむっちり感を出す最高な焼きです。バリっとした皮目とむっちりの身が適度な塩で旨い。
神の河お代わりです。
椎茸を締めに。焼いているけど焦げていない。椎茸のミディアムレア。醤油は焼き上げてからの後がけで椎茸ジュースが溢れた後に醤油と合わさって旨味を口に運びます。
野毛ツアーは長尻は禁物。1時間で店を出て、次へ。
3人で8500円(税込)でした。
ごちそうさまでした。
上司のお誘いで行ってから、何度か参っているのですがレビューし損ねてました。しかし、こちらの鶏皮を超えるものは今の所であったことがありません。絶品です。
野毛小道の中ほど、いつも混雑しているこちらのお店。カウンターとテーブルの雑然とした店を抜けると奥に小上がりでちゃぶ台が2つ。座敷は8名程入れます。予約で行くとそろってからと厳しく言われますが、店内は至ってフレンドリー。こわもての親父さんも酒と鳥と客への愛にあふれております。
まずはビールで乾杯。それに焼き物はお任せ。ビールは大瓶のみ。アサヒ、サッポロ、キリンから選びます。大瓶の最高にキンキンに冷えたビールはチェーン店のバイトの生ビールに確実に勝ります。
お通しはいつものキャベツの浅漬け。お箸はありません。ここでの流儀は箸を使わないこと。爪楊枝か串でキャベツをつまみます。程よい塩加減は冷えたビールの口中を引き締めます。
ねぎ肉、ピーマン肉、椎茸肉、ハツにレバ、砂肝など次から次へとお任せではかなりしっかりとした量が出てきます。こちらの絶品は鶏皮。外はこんがりと焼けておりますが、中はトロトロ。コラーゲンのみのトロリとした皮を纏めるための焼です。塩加減も絶妙なので、余分な水分を外に出していないからか、このゼラチンのような皮の食感ができますね。
もちろん、半生の炙りのようなレバも癖が無く、トロリと口で溶けます。歯ごたえのある肉もおいしいですが、こちらの絶妙な塩加減は外を固めるための焼きであって、中は絶妙な火加減(冷たいわけはありません)で口の中で溶かします。
ついつい長居でラストの11時まで。にこやかな親父さんが嫌な顔せず、プレッシャーもかけず(椅子は片付けられていましたが)、見送ってくれました。
4人で13000円ほど、たらふく旨いビール飲みました。本当はたぬき(日本酒のお銚子が狸型なのでたぬき)で日本酒が最高なのですが、本日は同行に合わせてのビールとなりました。
懐jに余裕があるときはスペシャルタン(1900円)を是非。このタンも同様に蕩けます。
4位
4回
2022/06訪問 2022/06/04
久しぶりの春菊補給。こちらの凄さは温も冷も同じ値段。冷は手間と大根おろしとわさびが付くが、温は汁が多いから?冷の方が手間がかかるのにと思いながら、春菊天せいろ(440円)を注文です。
食券出して、蕎麦と言ったら茹で始め。まずは春菊天の小ぶりが二つ。温蕎麦とは変えています。蕎麦猪口に温サイズだと入らない配慮。流石です。そんなこんなで蕎麦は締められざるへ。頂いて立ち席へ。
ますば蕎麦に山葵を載せて、軽く汁へ。喉越し滑らかな此方のそば。冷の方が引き立ちます。山葵とネギと大根おろしを汁に溶いて。美味い。春菊を浸して、甘い春菊。出汁がしっかりしているので、蕎麦湯が無くても汁完食。
まだきっと値上げ続きますが、上がっても行きます。
ごちそうさまでした。
久しぶりの訪問ですが、相変わらずの安定感は春菊天そば(390円)。春菊は3cm程に切られていて食べやすいが、薄く揚げられているので、春菊を食べているのか衣を食べているのか、分からないような事もなく、ずるっと衣から春菊が抜けるようなこともなく、完璧な春菊天。
衣の溶け、蕎麦のコシ、ダシと返しのバランスは全てがこの春菊天を引き立てるためにあるようなもの。
一番天ぷらで盛られているのは春菊天。まあ、春菊の香りとか天ぷらの要素を求めると弱いけど、これは春菊天そば。
ごちそうさまでした。
やはり築地立ち食いそばでは私のNo.1。春菊天のボリュームは減った気がしますが、蕎麦のコシ、ツユの甘辛さ、天ぷらの衣がツユを吸って原型を留めながら解ける美しさ、そして野菜の香り。どれをとっても絶妙なバランスです。
春菊天そば(390円)はこちらの一番人気。カウンターに盛られた数が違います。丼に乗るまではサクッと凛々しく。ツユに入ったらしなやかに。春菊天がツユの半分を持っていく程です。
ごちそうさまでした。
中々雰囲気含めて、「THIS IS 立ちそば」と言えるお店です。そば屋とは異なる立ちそばワールドに無ければならないものがすべてここに有ります。
朝飯抜きで健康診断。早速終わったので築地界隈で朝を食べたいと思って一番に浮かんだのがこちらの春菊天そば(350円)。駅にも近く大変便利。まずこれが立ちそばの基本。駅での電車待ちの間、ちょっとした時間の空きに瞬時に食べられるのがサラリーマンの立ちそばです。ちょっと雑然とした店内、券売機で春菊天そばを購入して、カウンターに置くとお姉さんから「そばをゆでるので少々お時間頂きます」・・・あれ時間かかるかも知れないと思いましたが、そんなの杞憂。すぐに出ないだけで細めのそばは1分ほどで出てきます。そんな時間も待てない人を相手にするのが立ちそば、その一声かけは大きなサービスです。
熱々でありながら、火傷するほどで無い温度も急いで食べる人たちへの配慮。天ぷらもサクサクよりも口どけの良い衣。春菊天の周りがゆっくりと解けて、真ん中はサクッと。時間が経つとそれも無くなりトロトロの衣と春菊。春菊はほんのりとした香りでそばと出汁の香りを邪魔せず、油を纏ったことにより甘味を感じます。
細麺のそばもシャキッとし、歯ごたえ抜群。腰が有りながらのど越しが良い。麺肌とその腰が噛みしめても呑みこんでもどちらの食べ方にも満足を与えます。
醤油の香りが出ながら、出汁はしっかりと香る。味はあくまでも醤油が脇役で節が主役。衣が溶けて混沌とした汁は油をほんのり浮かせてポタージュの様。そばの腰は後半でも失われません。
ラジオがかかった店内は一息の休憩所。そばの癒しは最高です。
5位
1回
2012/01訪問 2012/02/01
開店当初から何度か行っていますが久々のレビューを上げます。
やっぱりつまみがワインに負けない力があって旨いですね。でもポテトサラダが温玉からゆで卵に普通になっちゃってました。残念。オヤジのワインのお供はいつもトンペイ焼。ソースが甘辛濃厚でこれが白にも赤にも合うんです。あと、是非とも食していただきたいのがエスカルゴ。エスカルゴを食べた後の油というかソースを食べ放題のフランスパンに塗って食べると最高なんです。
4人で生ビールを8杯とワインを3本、酒の最後の〆はブランデースプリツァー(500円)。ブランデーに果実を漬けて、それをソーダ割りに大きな丸いグラスに氷がたっぷりと入れられて芳醇な味に大満足。
4人で16000円超え。好きなものを飲んでリーズナブル。
〔以下2011年8月レビュー〕
文句無しの分かりやすい立地、新富町の中央区役所側2番出口を出てすぐです。どんな方向音痴でもわかりますね。予約の際には敢えてなのか「ワインは飲めますか」という確認。他のお酒もありますが、ワインを飲む人のためのお店なので、子供は不可です。
実は外食系のメルマガで編集長が新富町のワイン事情をレポートしていたので行ってみました。プロ向けのメディアは殺到で予約できないなんてことが少ないので良いですね。前々日に4名での予約可能でした。
最近の私の飲み方は郷に入れば郷に従う。ということで、スタートからワイン。ワインの知識の無い私としては少々不安なスタートになるかと思いきや、白か赤か、重いか軽いかをお店の人に言うとOK!それで好みであろう候補を数本持って来て頂けます。価格も3000円程度なのでリーズナブル、ワインリストも無いので、ある意味知識豊富な人だと知ったかぶれないかもね。
銘柄忘れましたが、最初から大正解、きりっと冷えた白で乾杯は最高ですね。
フランスパンなんぞを最初からつまみながら、注文した料理それぞれが力強いので呑兵衛大好きです。ワインだからって洒落ていないところは居酒屋っぽくて居心地最高。みんな大きな声で話していたりするところも賑やかで良いですね。
注文した料理は・・・覚えている範囲で
●ラタトゥィユ(650円)
ナスやニンジンがしっかりと形を残しながら、トマトソースがドレッシングのように感じるサラダと思えるほど。野菜の固さ加減が絶妙に良いんです。冷たくて普段苦手なんですけど、こちらのラタは旨いです。それにボリュームあるので4人でシェアでちょうど良かったです。
●田舎風パテ(680円)
パテだけに軟らかなものを想像したら大違い。肉感の強い粗挽きハムのよう。レバが良いアクセントになっていてワインが進みます。肉だから赤とかではなく、好きなワインを飲みましょう。
●ポテトサラダ(580円)
ごろごろとお芋がマヨとマスタードに出会い、温泉玉子でアクセント。まるでおかずのよう。これも旨い。とにかくどれもワインが進む。
●フォアグラ入りカイエット(1320円)
軟式野球の玉ぐらい肉の塊の中にフォアグラが。限定4食とのことですが、これは必食。旨い。というか濃厚。網脂で巻かれた粗挽きの豚肉の赤身ととフォアグラの脂と豚の脂が混然一体となって迫ってくる。肉だから赤なのかも知れませんが、私なら酸味の強いスキッとした白が合いましたね。
マッシュルームのオイル焼とかピクルスとか普通に旨いし、クミンキャベツ何ていう塩キャベツがさらにクミンでさっぱりというのもあったりで本当にワイン進みました。
結局4人で4本空けて、旨いメシ食べての20000円弱は格安!楽しい時間をありがとうのお店でした。
6位
1回
2012/01訪問 2012/01/17
東神奈川駅いや横浜線で初めて好みの味に出会うことができました。
何とも昨年9月より絶筆中でしたが、此方の味に是非応援したい気持ちに駆られて久々の投稿です。
京急の仲木戸駅からJRの東神奈川駅に移動する時に「鶏白湯麺」ののぼり。ラーメンならいざ知らず、「鶏白湯麺」とはちょっと特殊。東神奈川に手ごろな食事場所を一年以上探していたので、物は試しの入店です。11時過ぎで先客は無し。まだ開店直後なので寒い店内。正直ここまでは「失敗」の二文字が浮かびましたが、乗りかかった船。券売機にて麺類とご飯ものを自由に選べる800円のランチセットを押して、カウンターに食券を出して注文です。少々寒いので日なたのテーブルに移りましたが・・・。
「鶏白湯麺」と「チャーシュー丼」にしました。通常「鶏白湯麺」が750円で「チャーシュー丼」が300円ですから、かなりお得に感じます。
ほどなく、後から1名お客さんが入ってきて少々安心。卓上のお冷を飲んで暫し待ちます。
朝顔型の丼の鶏白湯麺とチャーシュー丼を乗せたお盆が到着です。清潔感のある器が、店主の元和食の感性を感じます。まずスープを一啜り。鶏白湯ということで鶏臭さを意識しましたが、鶏油が最小限だからか余計な臭みはありません。白湯というよりは鶏からしっかりと出汁を取ったというような少々くすんだ白ながら、鶏の旨味をとろみがまとめ上げております。調味料も尖りが無く、優しい味。口の中に鶏の旨味がまとわりつきます。それよりも旨さを感じたのは食感の豊かさ。具材は炙りチャーシューになると、のり、半熟玉子、きくらげ、ねぎとシンプルながらそれぞれの良さがしっかり出ております。スープに馴染んだ炙りチャーシューは炙りすぎで固くなっていないので、チャーシューの脂のトロミをスープとなじませていて、海苔はスープでほどけるもの、半熟は柔らかすぎずに黄身が箸にまとわりつく。きくらげの細さが、ごまとの食感に変化を与えてこりこりと楽しい。更に自家製麺という、色からそばとまではいかないが全粒粉の香ばしさと、粉の甘味が感じられ、腰の有る麺が、麺だけで食べても旨く、食感の楽しいスープと絡めてもしっかりと主張をする。
途中で女性と赤ちゃんが入ってきたので、お客さんかと思いきやどうもお子さんと奥さん。この小さな子供に食べさせる、誇れるラーメンを店主が作り、これを我々に作品として出していると思うと大変うれしく感じた。
チャーシュー丼のご飯が少々柔らかく、白髪ねぎ水さらしの水が切り切れていないのは少々がっかりではあるが、その時のばらつきもあるであろう。
インパクトのあるラーメンは多いが、感心するラーメンは眞麺 穂高以来であった。是非通って今後の進化を見ていきたく感じた。
7位
1回
2012/09訪問 2012/09/09
またまた家族の誕生日ということでバイキングに出没です。今回はおとなの週末のホテルバイキングランキングを見て三ツ星店で有りながら、最も休日ディナー価格の安かったこちらに行きました。
車で飯田橋へ。JR系のホテルだけに駅近ではありますが、至近という訳ではありません。駐車場スペースは少々狭いですがそれなりに確保されており、食事の場合は3時間サービスになります。
予約無しで伺いましたが、2時間制が効果的なのか土曜日の18時頃に参って席をご用意いただけました。
お店の天井は高く、数名のシェフの実演やバーカウンターには黒人さんがカクテルを作ったりして、中々雰囲気有ります。
最初にパンのコーナーがありますが、目も暮れず寿司カウンターへ。一人一回3貫までという注文の制限はありますがネタは鮪、カンパチ、サーモン、烏賊、煮蛸、海老、秋刀魚(期間限定)、穴子、玉子というところで充分です。板さんにお願いをして3貫握って頂きます。結局5回お願いして、15貫食べてしまいました。特に赤酢のシャリは醤油が無くてもそれだけで芳醇な香りとまろやかな風味でネタに風味を加えます。
・鮪 しっかり寝かせた赤身です。酸味と旨味のバランスが良い。
・カンパチ 養殖ハマチのような下品な脂の無いさっぱりとしたカンパチ。歯ごたえも抜群です。
・サーモン 脂が乗ったもの。赤身が不満ならこちらが良いかも知れません。
・秋刀魚 脂が乗った身厚に生姜を添えてさっぱりと秋の香を感じられます。
・玉子 おぼろで焼いた卵は白身のさっくりとした食感が有りながら、甘さは控えめです。
ローストビーフのカットサービスでは、ステーキの焼き立ても提供します。刺しの入ったロースステーキはちょうどミディアムレアでおろしソースのさっぱりした感じが合います。ローストビーフはマスタードソースでしょうか、端の部分にならなければ脂が程よくさっぱりです。西洋わさびを自分で添えましたが、これも価値ありますね。3皿行きました。同じ場所ではローストチキンもあったりでお好みに合わせて肉も変えられます。
その他季節に合わせた一品料理や栗ごはんなどもあり、目に料理としても自信があるからでしょう、女性限定でサラダや一品料理のレシピカードのサービスがあったりしました。
バイキングと言えばカレー。カレーの出来でそのバイキングの方向性、価値が分かると言っても過言ではありません。こちらはスパイスが引き立つというより、バターの香るブイヨン系の欧風カレー。しかし深みがあり、後からスパイスが徐々に口中に広がります。具は肉の端材でしょう、一口大の牛肉や牛筋、豚、カシラなどが入っていて、まるで肉を食べているようなカレーでした。
ケーキは少々不満かな。プリンにプラティネショコラを食べましたが、生地の滑らかさはホテルメイドクオリティーという感じではなかったです。
半分しか料理を説明していない状態でもこれだけの内容。コーヒー(ホット・アイス)、紅茶(アイス)、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、ほうじ茶などのドリンクもフリーです。しかも4000円の価格もホテルエドモンドホームページから10%OFFクーポンもあります。
http://www.edmont.co.jp/restaurant/index.html
大変満足なバイキングでした。大変おいしいお寿司でした。少々シャリは大きいですが。
久しぶりになってましたが、ワイン好きの方に隠れ家として教えたくて訪問しました。
最初は生ビール(カールスバーグ)。少々気候が暖かくなってきたので、あっと言う間の2杯。合わせるのは前菜盛り合わせ。田舎風パテに生ハム、サラミ、ラタトゥイユ、キャロットラペにレバペースト。ボリュームありますが、空きっ腹には丁度良い。
ここからはシャルドネの白。3000円位でも美味しいの揃ってます。ここでエスカルゴ。ソースが美味い。スライスバケットにソースを塗ると、エスカルゴの歯ごたえと対照的にオイルが美味い。
やはり忘れていけないのはスープ。牡蠣とカブのポタージュや澄んだフュメドポワソンも惹かれますが、やはり私は一番好きな野菜であるカリフラワーのポタージュ。カリフラワーの甘みが引き出されて、香りも残って美味い。
メインは牛ホホ肉の赤ワイン煮込みです。合わせるのはメルローの赤です。ホホ肉のゼラチン質が蕩けて、口中にまとわりつきます。
デザートはタルトタタンにエスプレッソ。リンゴの煮込みはシナモンがうっすら効いて、バニラアイスとの相性もバッチリです。
1人6500円位。予約時に3500円の大皿盛りコースを頼んだ方が安かったかもですが、ポワソンルージュで食べなければならないもの+好きなカリフラワーのポタージュを押さえたので大満足です。昔から変わらないお姉さんの接客もフレンドリーで最高でした。時間を忘れて4時間ゆっくり出来ました。
ごちそうさまでした。
最近月1のペースぐらいでしょうか。こちらの和牛の赤ワイン煮とエスカルゴがどうしても食べたくて行っております。
ビールを飲んで、ワインを飲んで好きな料理を頼んでも大体5000円程。本当にリーズナブルです。
※以下12年4月訪問※
大井町の駅から10分ほど、商店街の中にある小さなお店です。本日は8名で宴会というか食事会。こちらは10名程度ならば奥の個室になって、これが窮屈でもなくかといって豪奢でもなく、程よい距離感の空間が心地よいです。
3500円のとりわけコースにしました。4つの前菜に魚料理、肉料理、デザートとエスプレッソなどのコーヒーがセットです。
前菜と言っても華奢なものではなく、しっかりとこちらのお店の良さが分かるものです。
●ニース風サラダ
グリーンリーフとトマト、卵、ツナを軽めのドレッシングをかけた、シンプルなサラダですが、食事を始める導入としてはお腹の準備。ビール(カールスバーグ生500円)とも合いますね。
●肉のパテ(名前は失念です)
サラダの後にコールドミートです。これがねっとりとしてものではなく、コンソメの煮凝りで肉粒を固めたもの。1枚80gはありますので中々大きく満足ができます。付け合せの角切り大根のピクルスと細切りの人参のピクルス(?)との相性もばっちり。ここからはワインです。
●ホワイトアスパラの生ハム巻
太いホワイトアスパラ1本丸々が煮含められて旨い。清々しい香りと生ハムの塩気がアスパラガスの甘味を更に引き出します。
●エスカルゴ
此方のエスカルゴはソースが旨い。勿体ないのソースを提供されているパンに塗って食べると至福です。オリーブオイルとガーリックとハーブとさらにエスカルゴの旨味が凝縮されております。熱々を逃したらいけません。がっついてください。
ここまでが前菜。前菜とは思えない量です。ゆっくりと1時間かけてお客様の様子を確認しながら絶妙なタイミングで提供されることに感服です。シャルドネの白(3200円/1本)が進みます。続いて魚料理。
●真鯛のロースト
魚が旨い店は魚の皮が旨い。こちらのロースト、カリッと皮がしていながら身はホロホロと崩れる。ナイフを入れてのカリッとした皮に身を包むとその食感の豊かさに衝撃が有ります。
●和牛ほほ肉の赤ワイン煮
これは毎回食べてしみじみ、この肉の解れ感、肉の繊維1本1本に味と脂が有りながら解けていく風味にデミグラスソースがまろやかなだけに旨いなあと感動します。100g程あるポーションなので満足感もひとしおです。
●デザート
日替わりで4種選べます。デザートだけでもまたかなりの量。本日はなかったですが、私はクリームブリュレがお好みです。
●ドリンク
最後にエスプレッソで〆。大満足の3時間でゆっくりと楽しい時を過ごせました。
最初は紹介されて行きましたが、お店の方の細やかな配慮と笑顔に幾度も足を運んでしまうお店です。