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満腹幹事のレストランガイド
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満腹幹事 (50代前半・男性・東京都) 認証済
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1回
夜の点数：4.5
2011/06 訪問
大将が選ぶ最高のネタを最高の調理で食す店
とてもレトロな国道駅の近くのお店です。鶴見駅周辺や都内などの寿司店と比べても大将の腕は確か。お話をし、嗜好を確認していただきながら握っていただくと至高の世界が待っております。という私は常連さんの紹介で訪問です。本日いつもお世話になっているお客様との会食。大将の仕事が見える小上がりでの食事がこのお店での砂かぶり席、特等席です。いろいろな今の時期の旨いものを出して頂きました。●鮟肝蒸したての鮟肝はほんのり温かく、普通は冷やして締ってますが口の中で蕩けるような食感。本当に溶けてしまいます。大将の自家製ポン酢が酢加減も良く、余計な旨味を足していないので鮟肝の濃厚さをすっきりと切ってくれます。●カニサラダ普通ならズワイガニ缶、安店ならカニかまですが、こちらは本タラバ蟹ときゅうりのサラダ。マヨネーズも最小限でカニの甘味が生きています。●とこぶし煮とこぶしの食感が生きてながらしっかりと味わいがあります。肝の香りも良く、良い海藻を食べているに違いありません。●お造り本日はカツオと中トロととり貝。カツオはネギと生姜の薬味で食します。中でも小柴のとり貝は身厚で初夏の若葉のような貝の香りと甘さを感じます。とり貝は癖が無いというより食感のものと思っておりましたが覆されました。●大トロの煮付け大トロは刺身では出さず、煮付けに。これが絶品。江戸時代大トロは安物として葱ま鍋にしたなんて歴史がありますが、脂が程よく落ちて甘目のたれとの相性もばっちり。ご飯のおかずなら３杯飯です。●牛すじの煮込みここでなぜか寿司屋なのに牛すじの煮込み。これが上品でありながらトロトロ。冬瓜との相性も良く、魚・醤油に飽きているところに大きな変化球がナイスです。●握り中トロ２貫に穴子と鯛と卵焼き。鯛はカウンターに置いている大きなモンゴル岩塩を包丁で切りだして塩で食しますが、白身魚の甘味を岩塩のミネラルで引き出され旨い。穴子は対馬産。大将として選んだ結果対馬産が最もおいしいとこと。それ以上に煮付け加減が最高によくとろけます。穴子を食したときに最も感じましたが、こちらのシャリは酢・塩・砂糖の加減が最高に良いです。穴子のツメのような甘いたれの時はそのバランスをとるかのように酢と塩味を感じ、先ほどの鯛を塩で食すと甘味と酢を感じます。品よくまとめる寿司屋は多く、ネタの実力に負うところが多いお店も多いですが、こちらの寿司はシャリ加減が最高。これは技術の確かさを表しております。また玉子焼きはやはり寿司店ではデザート。甘目で満足感を与えますね。●お新香巻と里芋煮付けお新香は苦手なので何とも言えませんが、里芋は箸休めにほっくり煮えています。●穴キュウ実はこれも最高。お腹が一杯でしたがまだ入ります。煮穴子を炙って、千切りきゅうりと一緒に食べますが、煮穴子が炙ることにより香ばしい香りと旨さが濃縮され、それに涼やかさを加えるきゅうりが。酒が進みます。実はここで裏メニューが・・・。それは内緒にしておきますが、鮮度の良い素材だからこその旨いものでした。最初のビールはアサヒの熟撰生。途中の酒は岡山の青天井という冷酒。この酒はどんどん進んでしまいました。ほとんどの料理が大皿に出るのではなく、一人ひとり小皿になっているので中途半端に余ることなく、また他の人を気にすることなく食べられるので接待の時の大将の気遣いに感謝です。ぜひまた訪問致します。
2011/06/21 更新
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日本酒あり
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とてもレトロな国道駅の近くのお店です。鶴見駅周辺や都内などの寿司店と比べても大将の腕は確か。お話をし、嗜好を確認していただきながら握っていただくと至高の世界が待っております。
という私は常連さんの紹介で訪問です。本日いつもお世話になっているお客様との会食。大将の仕事が見える小上がりでの食事がこのお店での砂かぶり席、特等席です。いろいろな今の時期の旨いものを出して頂きました。
●鮟肝
蒸したての鮟肝はほんのり温かく、普通は冷やして締ってますが口の中で蕩けるような食感。本当に溶けてしまいます。大将の自家製ポン酢が酢加減も良く、余計な旨味を足していないので鮟肝の濃厚さをすっきりと切ってくれます。
●カニサラダ
普通ならズワイガニ缶、安店ならカニかまですが、こちらは本タラバ蟹ときゅうりのサラダ。マヨネーズも最小限でカニの甘味が生きています。
●とこぶし煮
とこぶしの食感が生きてながらしっかりと味わいがあります。肝の香りも良く、良い海藻を食べているに違いありません。
●お造り
本日はカツオと中トロととり貝。カツオはネギと生姜の薬味で食します。中でも小柴のとり貝は身厚で初夏の若葉のような貝の香りと甘さを感じます。とり貝は癖が無いというより食感のものと思っておりましたが覆されました。
●大トロの煮付け
大トロは刺身では出さず、煮付けに。これが絶品。江戸時代大トロは安物として葱ま鍋にしたなんて歴史がありますが、脂が程よく落ちて甘目のたれとの相性もばっちり。ご飯のおかずなら３杯飯です。
●牛すじの煮込み
ここでなぜか寿司屋なのに牛すじの煮込み。これが上品でありながらトロトロ。冬瓜との相性も良く、魚・醤油に飽きているところに大きな変化球がナイスです。
●握り
中トロ２貫に穴子と鯛と卵焼き。鯛はカウンターに置いている大きなモンゴル岩塩を包丁で切りだして塩で食しますが、白身魚の甘味を岩塩のミネラルで引き出され旨い。穴子は対馬産。大将として選んだ結果対馬産が最もおいしいとこと。それ以上に煮付け加減が最高によくとろけます。穴子を食したときに最も感じましたが、こちらのシャリは酢・塩・砂糖の加減が最高に良いです。穴子のツメのような甘いたれの時はそのバランスをとるかのように酢と塩味を感じ、先ほどの鯛を塩で食すと甘味と酢を感じます。品よくまとめる寿司屋は多く、ネタの実力に負うところが多いお店も多いですが、こちらの寿司はシャリ加減が最高。これは技術の確かさを表しております。また玉子焼きはやはり寿司店ではデザート。甘目で満足感を与えますね。
●お新香巻と里芋煮付け
お新香は苦手なので何とも言えませんが、里芋は箸休めにほっくり煮えています。
●穴キュウ
実はこれも最高。お腹が一杯でしたがまだ入ります。煮穴子を炙って、千切りきゅうりと一緒に食べますが、煮穴子が炙ることにより香ばしい香りと旨さが濃縮され、それに涼やかさを加えるきゅうりが。酒が進みます。
実はここで裏メニューが・・・。それは内緒にしておきますが、鮮度の良い素材だからこその旨いものでした。
最初のビールはアサヒの熟撰生。途中の酒は岡山の青天井という冷酒。この酒はどんどん進んでしまいました。ほとんどの料理が大皿に出るのではなく、一人ひとり小皿になっているので中途半端に余ることなく、また他の人を気にすることなく食べられるので接待の時の大将の気遣いに感謝です。ぜひまた訪問致します。