くのっちょさんが投稿した蕎麦喰い処 利めい庵(北海道/自衛隊前)の口コミ詳細

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蕎麦喰い処 利めい庵真駒内/そば、天ぷら

6

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
6回目

2023/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

久しぶりの「利めい庵」は、変わらずに迎えてくれました

《 2023年09月 再訪 》
実に4年強ぶりの「利めい庵」だ。
コロナ禍以降、遠慮していたあいだに店仕舞いをされてしまわないだろうか?売りに出されている店に買い手が付いてしまわないだろうか?と少しばかり気を揉んでいたが、2023年の秋も、ご夫婦揃ってお元気にされていた。
品書きを見ていて、新メニューの「いとより天せいろ」や「ふく天せいろ」も気になったが、ここはやはり定番の「海老天せいろ」にするか!と思ったのだが、奥様が注文を取りに来られて、ついつい口が「海老鱧相盛り天せいろ」と言ってしまった(笑)
出来上がりを待っている間にもフリーの客、予約の客が次々と訪れ、相変わらずの盛況振りだ。
暫し待って蕎麦が提供される。
蕎麦は相変わらず安定の旨さ、端正な蕎麦も良いが、ここの細平打ちっぽい乱切り蕎麦も個人的に好みだ。
天種は大海老1本に鱧が2切れ、後は大葉とオクラだが、緑のモノを2品使われるならば、どちらかを焼き海苔や茄子といった違う色合いのモノを使った方が目で楽しめる気もしないでは無い・・・。
以前と少し変わった気がするのは天ぷらの衣で、少しカリカリ感が強くなったかな?という印象。
もしかすると気候の加減かもしれないが粉が少し変わったのか、それとも油が変わったのか?もしかしてパーム油が多めに入っているのかな?
いや、単に自分の味覚の記憶が曖昧なだけかも知れないが、場合によっては少し好みが別れるかもしれない。
それにしても、奥さまの丁寧で物腰の柔らかい接客は相変わらず、ご主人の間違いない仕事も健在だ。
あと、少しだけ気になったところを2点ほど。
一つは蕎麦の薬味の長ねぎだが、人気蕎麦屋のソレとしては少し切り方が粗いかなぁ~?という印象で、うるさ方の蕎麦通などからは声が上がりそう。
2点目は、天つゆ用よ思われる大根卸しだが、折角付けるならもう少しボリュームが欲しいところだし、そこまでするなら卸し生姜も添えられては?
さて、次回訪れた際には、今回気になった「いとより天せいろ」を頂いてみようかね。
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◇ 海老鱧相盛り天せいろ 1,950円

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧相盛り天せいろ」

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2023年秋

お店からの返信

蕎麦喰い処 利めい庵

2023/12/26

何時も的確なご指摘有難いです。確かにネギの切り幅は気になってるところです。切った後に水に晒すので薄いとバラけてしまい見た目が・・・・。でも庵主も気に掛かってた事なので考慮したいと思います。くのっちょさん今度はぜひ名乗って下さいな(^o^)
PWを失念して返事が遅くなりました。




2023/10/27 更新

5回目

2019/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

三位一体の心地よさ

《 2019年05月 再訪 》
金曜日の休みで、久しぶりに「利めい庵」を訪れてみた。
相変わらず「売り出し中」の同店だが、今なお売れずに営業中である。
まあ、真っ当な蕎麦職人なら、とても恐ろしくてこの店には手を出せないだろうし、金に飽かせて軽い気持ちで購入を申し出るような方には、とてもこの店を継げるモノでは無いだろう。
レビュータイトルにも書いたように、この店の良さは「蕎麦の旨さ」「店舗の設えと趣き」としてなによりも「店主御夫婦の人柄の良さ」、この三位が一体となってこの店を作り上げている。
これらのどれが欠けてもこの雰囲気は出ないであろうし、それが出せなければこの店を買い取って蕎麦屋を商う意味も無いと思われる。
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いささか余談が過ぎたが、今回頂いたのは「ハゼ天せいろ」である。
品書きには『鯊』の文字が使われているが、そもそもあまりこの魚に馴染みが無い北海道では、読めない方もいらっしゃるのでは無いだろうか?
実は北海道でも石狩湾一帯に生息しており、留萌や小樽では釣りモノとして密かな人気魚種でもある。
何年か前までは、自分も毎年、晩夏から初秋にかけて、小樽にハゼ釣りに訪れていたので、我が家では比較的馴染みのある魚だ。
ホクホクとした白身は天ぷらにすると絶品で、本当に旨い。
「もりそば」に480円増しでハゼ3尾に大葉、おくらの天ぷらが付いており、儲けは蕎麦の分だけ、後はサービスと言わんばかりのリーズナブルさだ。
以前のレビューに「この店は海老天が絶品」的な事を書いたが、食べたことが無いかたは、是非ともこの店でハゼ天やハモ天を試してみていただきたい。
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店主の伊藤さんご夫妻も年齢を重ねられ、お店を切り盛りするためには、体力的な事やいろいろな面での心労もお有りの事と思うが、営業日数を減らしてでも、ライフワークのひとつとしてお元気な限り、蕎麦屋を続けていただきたいものだ。

  • 利めい庵 「はぜ天セイロ」

  • 利めい庵 「はぜ天セイロ」

  • 利めい庵 「はぜ天セイロ」

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2019年春

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2019年春

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2019年春

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2019年春

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2019年春

お店からの返信

蕎麦喰い処 利めい庵

2019/06/18

いつもご来店ありがとうございます、また過分なご評価恐縮してます。

写真の花は小リンゴの木の枝なので5月のご来店ですね、ご挨拶もせず失礼いたしました。

いつかまたおいで下さいませ、二人でお待ちしています。気まぐれで最近は酒の充てに自家製生ハムもお出ししています、
お声がけくだされば幸いです。

2019/06/04 更新

4回目

2018/07 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

やはり「海老天せいろ」が基本でしょう

《 2018年07月 再訪 》
昨年の秋以来の訪問である。
1年ほど前から仕事の環境が変わり、週末休からシフト制の休みになってなってしまったので、圧倒的に平日の休みが多く、なかなか訪れる機会が少なくなってしまった。
逆に、今までは滅多に無かった金曜日に休みが当たるとチャンス、「そうだ!利めい庵に行こう!」である(笑)
例のごとく五輪大橋を渡って、藻岩山の山腹をトコトコ車で上がって行くと、趣のある店の前に着く。
開店5分後の到着で、先客は店奥のテーブル席に1組、いつもの様に入れ込み席の奥側に陣取って品書きを眺めている間にも2組ほどが来店、相変わらずの盛況ぶりである。
注文したのはこの店の基本、定番メニューとしっても良い「海老天せいろ」だが、今回は「沙魚天せいろ」とも迷ってしまった。
この2~3年ほど、魚釣りからすっかり足が遠のいてしまった為に毎年行っていた小樽でのハゼ釣りもご無沙汰で、ハゼ自体を口にしておらず、ちょっと食べたい衝動にも。
海老と鱧の合い盛り以外にも、海老や沙魚、海老や鱚などの合い盛りがあれば嬉しいところだ。
頂いてみて、実際はどうか分からないが、以前よりほんの少しだけ蕎麦が細くなったかな・・・という印象も。
今回だけの事かもしれないが、個人的にはこのこちらの方が好みかもしれない。
海老天は相変わらずの旨さで、大きなプリプリとした海老天は、食べているだけで幸せになる。
2尾付いているので、1尾は塩で、もう1尾は天つゆで頂いたが、どちらも旨い!
他の天種は、以前は大葉とシシトウという組み合わせが多かったが、この何年かは大葉とオクラの組み合わせが多く、好んで使っておられるのかもしれない。
一気に平らげて店を出ると、駐車場にはアジア系外国人のグループ客が・・・。
ここにも波が押し寄せている感じだが、外国人の方に、この詫びさびの世界観と日本蕎麦の旨さが正しくご理解いただけているのかは少々気になるところではある。

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2018年夏

お店からの返信

蕎麦喰い処 利めい庵

2018/07/24

ご来店有り難うございました、何時も温かいお言葉痛み入ります。

昔は天だねにシシトウを使ってましたネ、今は切り口の色合いが鮮やかで絵になるかなと思いオクラにしてます。それと食感も面白いのですね・・・(^ ^)。

麺についてですが確かに最近は若干細めに打ってます。そんな感想なども直接お聞きしたいところです。またお運び下さいませ、お待ちしております。


2018/07/18 更新

3回目

2017/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

久しぶりの「利めい庵」

《 2017年09月 再訪 》
春以来の訪問となった「利めい庵」、お店は再び売りに出されているが、以前のレビューにも書いたように、この店を暖簾ごと居抜きで買えるような気合の入った蕎麦職人など、そうそうは居ないであろうと思われる。
さて、今回頂いたのは以前から気になっていた「ロ加ロ厘(カリー)南蛮せいろ」で、今回はご飯と香の物が付いたセットのほうを頂いた。
カレーのつけ汁は割りと一般的なタイプでとろみもほどほど、辛味はそれほどでもなくマイルドな仕上がりだ。
久しく食べていないが「神楽坂」のスパイシーなカレー汁などに比べると、やや物足りないところはある。
蕎麦の方は相変わらずの乱切り手打ち蕎麦、この店はこれが良いのだ。
蕎麦を食べ終わったのち、ご飯をカレー汁の中に投入、匙ですくってむさぼり食う(笑)
これがカレー系の蕎麦メニューのもう一つの楽しみでもある。
出来れば、年内にもう一度くらい伺っておきたいところだが、どうなる事やら。

  • 利めい庵 「カリー南蛮セット」

  • 利めい庵 「カリー南蛮セット」

  • 利めい庵 「カリー南蛮セット」

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

  • 利めい庵 「カリー南蛮セット」

  • 利めい庵 「カリー南蛮セット」

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

  • 蕎麦喰い処 利めい庵 - 2017年秋

2017/10/14 更新

2回目

2017/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

またまたお邪魔させて頂きました

《 2017年03月 再訪 》
伺ったのは3月最後の金曜日、平日の休みということで、例のように「利めい庵」に向けて車を走らせる。
開店の11時少し前に着いたが、すでに暖簾が出ていたので早速入店、その日最初のお客となったようだ。
今回は最初から決め打ちで「海老天せいろ」を注文する。
どれも旨いが、ここはやっぱり海老天が最高、ここの海老天のぷりぷり感は堪らない、下手な天ぷら専門店など足元にも及ばないと思う。
蕎麦は相変わらずの乱切り蕎麦、一番太いところでも太すぎず、一番細いところでも細すぎず、個人的には大好きな蕎麦だ。
平日ながら、私の後からも続々と客が押し寄せ、相変わらずの人気振りだ。
去年の秋以来の訪問だが、オーナーご夫妻はご健勝のご様子。
昨年は丸ごと売りに出されていたお店だが、どうやら買い手は現れなかったようで、まずは一安心。
まあ、この店を居抜きで買うよう根性があるような蕎麦職人は、まずいないだろうね、名を落とすのが目に見えているのだから。
ご夫妻がお元気なうちは何とか続けて頂けることを祈りつつ、またそのうちお邪魔したいと思っている。

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「薬味のわさび」

  • 利めい庵 「お茶」

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2017年春

お店からの返信

蕎麦喰い処 利めい庵

2017/04/27

二人共一年々々という気持ちで仕事をしています。実験的な理由あって告知を中止してます。

何時も有難うございます、気が付きませんでした。またのご来店お待ちしています。

2017/04/27 更新

1回目

2016/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

御夫婦ともお元気そうで一安心

《 2016年10月 追記 》
前回訪問と同じく、久しぶりに金曜日の休みが取れたので、一年ぶりに訪問した。
今回は敢えて昼食時を外し、14時頃に訪れたが、先客が1組のみで、ゆっくりと過ごす事が出来た。
頂いたのはエビとハモの両方を頂ける「海老・鱧合盛りせいろ」で、やはり料理の評価は下記をご覧いただきたい。
相変わらず売りに出されたままの「利めい庵」であるが、御夫婦お元気でお客様をおもてなししている様子。
ご主人のご様子は厨房からの声だけで、お姿は伺えなかっが、奥様のほうは相変わらずホスピタリティにあふれたご対応で、改めてこの店の素晴らしさを実感した次第だ。
ファンとしては、出来れば買い手が付いて欲しくないというのが素直な思い、まあ、この店を居抜きで買うには、蕎麦職人としては相当の覚悟とプレッシャーがかかるのだろうが。

《 2015年11月 追記 》
利めい庵が、丸ごと売りに出ている。
私がこの店の存在を知ったのは、「粋に憩う北のそば屋」という一冊の本に掲載されていた事による。
初めて訪れたときからすっかりこの店に魅せられ、蕎麦や天麩羅の料理はもちろん、店の設えや調度品、そしてもちろん店主御夫婦の人柄にも・・・というのは言うまでもない。
久しぶりに金曜日に休みが取れ、このチャンスを逃してなるものかと、利めい庵に向けてひた走る。
開店少し前に店に着き、私がその日の一番客、間もなくして暖簾を出しに来たご主人から「中へどうぞ」とお招き頂く。
今回は「さより天せいろ」を頂いたが、料理の感想は下記をご覧頂きたい。
さて、お蕎麦を頂いた後、このたび少しばかりご主人とお話させて頂く機会を得た。
身売りの話はやはり本当・・・というか、ご自身が掲載しているので当然だが、この店は平成6年に開業と聞いているので、すでに二十年もの長きに渡り守り続けた店を手放すのは、もちろん御本意ではないのだろう。
お話では、近年の混雑振りは御夫婦の思い描いてきた店のあり方とは、少々乖離が見えたようだ。
ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載されたが、御店主の分析では、混雑の原因は食べログの上位店としてランクされた事によるものとの事だ。
食べログに、店舗登録の削除を申し入れもしたが応じられる事は無かったとのお話も。
正直言って、この店を初めて紹介した者として非常に心苦しい限り。
お詫びをさせて頂いたところ、「気にされる事はありません」とのお言葉を頂き、少しばかり安堵する。
もちろん、私ごときが登録せずとも、いずれはレビュアー諸兄の何方かが登録されたであろう事は間違いないとは思われるが、自責の念に少しばかり心を痛めていたのも確かである。
御夫婦共々、あまりの多忙さに心身ともに疲弊されているようで、任せられる人が現れれば、丸ごと任せたいというのはご主人の弁だ。
伊藤さん御夫婦がいつまで店主を務められるのかは、今後の状況次第という言ったところだが、帰り際に「来年もまだやっているかもしれません。またお越し下さい」とのお言葉を支えに帰路につく。
個人的には、営業規模を更に限定縮小されるなどしてでも、御夫婦に続けて頂きたいと願っている。

《 2007年06月 初記 / 07年08月、08年04月、09年07月、11年07月、13年12月 修正 》
藻岩山観光道路入り口近くにあるそば店。
金・土・日の週末と祝祭日のみの営業という変わった店で、積雪期の一時期は冬眠(休業)となる。
玄関で靴を脱いで入ると、畳敷きの客席となっており、中央には掘ごたつ式のテーブルが置かれている。
ここはいわゆる「入れ込み」席となっており、8名程度が座れる。
右手奥は4人掛けと6人掛けのテーブル席が1卓づつ、中央奥は座敷に2卓ほど、左手奥が厨房となっている。
メニューはそれほど多くはなく、価格設定も「もりそば」が780円と市内の高級店に引けをとらないもので、いかにも蕎麦好きのための店という感じがする。
立地も造りも隠れ家的な趣があってなかなか良いが、店を切り盛りする御夫婦の人柄にも惹かれる。
混雑時は少々待たされることもあるが、そんな時でものんびり気長に待てる方だけが訪れていただきたい。

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◇ 海老・鱧(えび・はも)合盛りせいろ ◇
エビ天にしようか?ハモ天にしようか?と迷ったときには、間違いなくコレ!
大エビ1本とハモが2個、それに野菜天が付いたセットで、訪問時に大葉とオクラの天麩羅が付いていた。
プリプリのエビ天とホクホクのハモ天は、何度頂いても食べていて思わずニンマリしてしまう。
天つゆと塩、お好きな方で、お好きなように頂いて欲しい。
是非、ご賞味あれ!

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◇ 海老(えび)天せいろ ◇
個人的にはこの店一番のお勧め。
天種は大海老天が2本に大葉、ししとうとシンプルながら、大振りでぷりぷりの海老の食感は下手な天ぷら屋のえび天よりも旨い・・・いや、札幌の街場にあるそれなりの天ぷら屋よりも上だと思う。
この店を初めて訪れる方は、まずこれを試してみて頂きたい。
もちろん蕎麦自体が旨い事は言うまでもない。

◇ 鱧(はも)天せいろ ◇
この店人気のメニューだが、北海道で「鱧(はも)」の天ぷらを出す蕎麦屋は非常に珍しいのではないだろうか?
北関東以南でしか捕れない魚で、調理にも手が掛かるため北海道では馴染みが無い。
わざわざ関西から取り寄せているそうで、ホクホク、サックリとした食感が心地よく、思わずニンマリとしてしまう。
ちなみに北海道で釣り人が「ハモ」と呼ぶのは「マアナゴ」の事で、苫小牧や室蘭方面で良く釣れるが、もちろん本当の「ハモ」ではない。
ちなみにこの店は「鱧天」も「穴子天」も両方置いている。

◇ 穴子(あなご)天せいろ ◇
北海道南部が北限で、苫小牧から室蘭に掛けての胆振地方では釣り魚としても人気がある。
大振りの一本付けでなかなか旨いが、穴子天については、若干ながら気になるところがあった。
わずかではあるが、皮のぬめり、臭みのようなものが感じられ、下処理が完全ではないように感じた。
もっとも、私が頂いたときに限った事かもしれないが・・・。

◇ 鱚(きす)天せいろ ◇
一体この店の天麩羅ラインナップはどうなっているのだろう?常に全種類がある訳ではないが、海老、鱧、穴子、沙魚に今度は鱚である。
本州方面では天ダネの定番であるし、そば屋でも盛合せには入っていたりする。
もちろん、道内でも天麩羅専門店では欠かせないネタだが、北海道のそば屋で鱚がメインの「鱚天せいろ」というメニューはこの店以外では見たことが無い。

◇ さより(鱵)天せいろ ◇
これまた本州方面では人気の魚だが、北海道では馴染みが薄い。
近年は温暖化の影響か、苫小牧東港などで釣れる事もあるようだが、元々は温帯域の魚なので、北海道では商業漁業の対象ではない。
サンマのような細長い身体に、これまた細長く尖った下顎が特徴で、最大では40cmにもなる。
北海道の釣り人が大型のコマイをオオマイなどと呼ぶように、本州の釣り人は大型のサヨリをサンマならずヨンマなどと呼んだりもするが、小型の幼漁をエンピツザヨリなどと呼ぶのも面白い。
淡白で上品な身は人気が高く、サヨリ好きを、吉永小百合女史のファンの別称=サユリストをもじってサヨリストなど言う事も。
ここの「さより天」は肉厚で大型のサヨリを使い、恐らくは片身が一人前であろうか。
ほくほく感はハモなどには劣るが、しっかりとした白身魚を食べているという感じがある。

◇ なめこおろしそば ◇
小粒のなめこもなかなか美味く、大根卸しと相性がよい。
辛味は少ないので、辛味大根が苦手な方でもOKと思われる。

◇ 地鶏膳(地鶏せいろ+麦とろ飯) ◇
なかなか旨いが、肝心の地鶏がやや寂しい感じがするのは残念。
麦とろ飯のほうは、とろろの出汁がなかなか良い。

◇ 地鶏蕎麦 ◇
温かい種モノは冬季間(11~12、3~4月)の限定メニューである。
筒切りの長ねぎをタレ付きで焼いたものと、生の長ねぎをささがきにしたものが二種類入り、この工夫は嬉しい。
硬すぎず軟らかすぎず、程よい肉質の地鶏が入ってなかなか旨い。

◇ 本いぶしベーコン ◇
蕎麦屋のメニューには珍しいベーコン、利めい庵特製のベーコンは塩加減もほど良く、トッピングされた柚子胡椒との相性もなかなか、これだけでご飯が食べられそうなものだが、もう少し厚めに切った方が食べ応えがあって良いのでは?という印象も。

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【終了メニュー?】

◇ 沙魚(はぜ)天せいろ ◇
本州の方にはお馴染みの沙魚(はぜ)も、北海道ではあまり見かける事は少ない。
私自身は小樽で釣ってきたものを自宅で天ぷらにしたりするので食べ慣れてはいるが、やはり淡白でホクホクとした食感がなかなか美味である。
ここでは大振りのものが開きで提供されたが、小型のものは内蔵だけを出して頭ごと頂ける。
個人的にはチカやワカサギの天麩羅よりも断然旨いと思う。
北海道ではハゼを食べたことがない方も少なくないと思われるので、ぜひとも一度試していただきたい。

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◆もりそば \800-
◆海老天せいろ \1,650-
◆なめこおろしそば \900-
◆地鶏膳(地鶏せいろ+とろろ飯) \1,580-
※ 2016年10月 現在

  • 利めい庵 「海老鱧合盛りせいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧合盛りせいろ」

  • 利めい庵 「地鶏そば」

  • 利めい庵 「いぶしベーコン」

  • 利めい庵 「海老鱧合盛りせいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧合盛りせいろ」

  • 利めい庵 「海老鱧合盛りせいろ」

  • 利めい庵 「薬味」

  • 利めい庵 「蕎麦湯」

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2016年秋

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2016年秋

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2016年秋

  • 蕎麦喰処 利めい庵

  • 利めい庵 「天ぷら盛り合わせ」

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2007年夏

  • 利めい庵 「さより天せいろ」

  • 利めい庵 「さより天せいろ」

  • 利めい庵 「さより天せいろ」

  • 利めい庵 「なめこおろしそば」

  • 利めい庵 「なめこおろしそば」

  • 利めい庵 「鱧(はも)天せいろ」

  • 利めい庵 「鱧(はも)天せいろ」

  • 利めい庵 「海老天せいろ」

  • 利めい庵 「薬味」

  • 利めい庵 「きのこせいろ」

  • 利めい庵 「きのこせいろ」

  • 利めい庵 「地鶏そば」

  • 利めい庵 「沙魚(はぜ)天せいろ」

  • 利めい庵 「麦とろ飯」

  • 利めい庵 「麦とろ飯」

  • 利めい庵 「地鶏膳」

  • 利めい庵 「麦飯」

  • 利めい庵 「地鶏膳」

  • 利めい庵 「穴子天せいろ」

  • 利めい庵 「穴子天せいろ」

  • 利めい庵 「かき揚げせいろ」

  • 利めい庵 「かき揚げせいろ」

  • 利めい庵 「鱚(きす)天せいろ」

  • 利めい庵 「鱚(きす)天せいろ」

  • 利めい庵 「鱚(きす)天せいろ」

  • 利めい庵 「蕎麦湯」

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2007年夏

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2015年秋

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2015年秋

  • 蕎麦喰処 利めい庵 - 2015年秋

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お店からの返信

蕎麦喰い処 利めい庵

2016/10/21

2007年の初投稿に感謝です。今後ともご贔屓にお願い致します、ぜひ近いうちにお顔をお出しください。

再々度々のご来店有難うございます。またおいで下さいませ。

2016/10/08 更新

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