2回
2014/07 訪問
やっぱり旨いんだよな!!!
《 2014年07月 追記 》
久しぶりの訪問となった。
なかなか食事時に通り掛かる機会は少なく、岩内方面への魚釣りの際に立ち寄るとしても時間帯が早朝か夜となり、なかなか口にすることが出来ない。
ここのところ、なぜか「いし豆」のレビューを目にする機会が何度かあり、我慢ならず今回はこの店目的で車を走らせた。
たまたま平日の休みがあり、平日ならばそれほど混雑もしないだろうと、開店10分前、11時20分に到着すると、すでに店の駐車場入り口に2台の車が待っていた。
開店時間、駐車場のゲートが開く頃になると私の車の後ろにもさらに2台、平日ながらさすがの人気店である。
「もりそば」を注文してしばしのウエイティングタイム、まもなく入店順に料理が運ばれはじめ、私の順番に。
以前訪れた時にはざるに盛られていた蕎麦は、今回は板そば風の四角い器に盛られている。
以前のレビューで「ざるが少々食べにくい」という評をしていたが、それが改善されたのは嬉しい事だ。
蕎麦は相変わらず絶品!!!今までに食べた蕎麦屋で好きな蕎麦屋を3店舗上げろと言われれば、札幌藻岩下の「利めい庵」、安平遠浅の「そば哲 遠浅店」、そしてここ真狩の「いし豆」を上げるが、蕎麦屋としてはそれぞれに特徴があり、他にも甲乙付けがたい店もある。
ただ、蕎麦自体はダントツでここ「いし豆」のが旨い。
ここの蕎麦を箸でつまんでまじまじと見つめると、透き通った麺の中に、様々な色と形の荒挽きの星が散りばめられ、まるで芸術作品ではないかと思えてくる。
かみしめると口いっぱいに蕎麦の甘みと風味が広がり、蕎麦を食べる事の幸せを感じさせる。
久しぶりの訪問でも、そのクォリティが変わる事が無いどころか、一層に磨きが掛かった気がする。
《 2007年08月 初記 》
羊蹄山の南麓、羊蹄自然公園入り口近くにある蕎麦専門店。
店内はカウンター6席に4人掛けテーブル席2卓という小さな作りで、メニューも8種(季節限定を含む)のみと極めてシンプル。
とは言っても、蕎麦のガイドブックなどにも載る有名店で、平日にも関わらず開店直後から続々と客がやってくる。
今回食べたのは「もりそば」で、こちらは750円となかなかの価格、ただ、確かに蕎麦は旨い。
なんでも電動石臼挽きの細挽き粉と、手回し石臼挽きの荒挽き粉をブレンドしているそうで、荒挽きの粒が麺の中に見えるのが食味をそそる。
実際、甘みを感じるほどの蕎麦に辛口の付け汁が良く合い、食べていてなんとも心地が良いのだ。
最後に出される蕎麦湯であるが、これがまたとろりとして旨く、湯の中に蕎麦の滋味が溶け込んでいる感じがする。
出来れば蕎麦湯用の猪口を別出しして欲しいところ。
ほかにも、蕎麦のざるの目がやや荒く、最後の一口が食べにくいところなどの難点はあるが、まさに蕎麦好きのための店という感じである。
ただ、メニューがあまりにも少ないのはもう少しなんとかならないものであろうか。
小規模ゆえに天麩羅が出せないのは仕方ないとしても、せめて「おろしそば」「山菜そば」「なめこそば」くらいは置いても良いのではないか?
なお、最寄り駅はJR函館本線ニセコ駅だがここからは10km近くあり、公共交通機関を使う場合はJR倶知安駅からルスツリゾート行きのバスに乗るしかない。
車の場合、札幌からだと国道230号を南下、喜茂別から裏道を通り真狩に抜けるか、留寿都から道道66号で真狩に向かうのが一般的。
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◆もりそば \800-
◆とろろそば \1,000-
◆かしわそば \980-
◆とりごぼうそば \1,080-
※ 2014年07月 現在
いし豆 「もりそば」2014年夏
いし豆 「もりそば」2014年夏
いし豆 「薬味」2014年夏
いし豆 「もりそば」2007年夏
いし豆 「もりそば」2007年夏
そば屋 いし豆 - 2007年夏
そば屋 いし豆 - 2007年夏
そば屋 いし豆 - 2007年夏
そば屋 いし豆 - 2007年夏
そば屋 いし豆 - 2014年夏
そば屋 いし豆 - 2014年夏
そば屋 いし豆 - 2014年夏
2014/07/26 更新
《 2020年03月 再訪 》
レビュータイトルにも書いたように、個人的に好きな蕎麦ナンバー1を出す店である。
もちろん、今まで自分が行ったことがある店の中で・・・という範疇であり、更にはあくまで個人的な嗜好に基づくものなので、「他にも旨い店があるだろ!」というお叱りはご容赦いただきたい。
もう一つ、誤解して頂きたく無いのは、「好きな蕎麦屋のナンバー1」ではなく、あくまで「一番好きな蕎麦を出す店」といことで、「蕎麦屋」としてトータルの話になると他の店にその座を譲ることになる。
大好きな蕎麦と言いながら、訪れたのは実に5年半ぶりのことで、その理由としてはこちら方面へ行く機会が激減したことと、この店が人気になりすぎて行列必至になってしまったというところがある。
今回は、先日小樽の人気店「きむら」で蕎麦を頂いたことで、再び「いし豆」の蕎麦への思いが強くなったことと、コロナ騒動で平日だとそこまで混まないのでは?という算段があってのこと。
それでも混雑必死なハズなので、11時30分開店の店に11時過ぎには到着、流石に他には車が無く一番乗りとなる。
もっとも、その後間もなく他の車がやってきて開店待ちの車列が出来ることに。
開店までに並んだ車は4台、流石にコロナ騒動の中にあっての平日ということで、1順目で満席にならず、旨く戦略がハマった感じだ。
注文したのは「とりごぼう(せいろ)」で、ご存じのように温汁のつけそばだ。
料理を待っている間にも続々と客がやってきて程なく満席状態に。
しばし待って蕎麦がやってくるが、以前同様に見るからに美しい姿。
透き通った麺の中の所々に荒挽き粉の星が入り、いかにも旨そうに見える。
一方、少し期待外れだったのはとりごぼうの付け汁ほうで、鶏肉、ゴボウともにボリューム感がもう一つ、これなら普通の「もりそば」のほうが良いかな・・・と感じた。
数量限定の「蕎麦掻き」も気になるところだが、次回も頂くのは「蕎麦切り(せいろ)」になるのだろうな・・・。(3月下旬記)