島根旅行最終日。
松江市営バスで「塩見縄手」下車徒歩5分のところにある、
こちらの小泉八雲記念館&旧居へやってきました。
タイミングの良いことに、ちょうどNHK朝のテレビ小説「ばけばけ」で
彼のことを題材にしたドラマをやっていようとは、旅行直前に知りました。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はここ松江で生涯の伴侶となる妻せつさんと
出会い、日本に帰化して54歳で生涯を閉じています。
幼いころは家庭愛に恵まれず、日本へ来てからせつさんと出会い3男1女の
子をもうけたことは彼にとって初めて得た最愛の生活だったことでしょう。
その当時、外国人との婚姻が認められていなかったため、せつさんとの生活は
非難の嵐でひどいことも言われ続けたようですが、籍を入れないままでは
遺産を家族に渡すこともできないので、婚姻できるよう努力奔走したようです。
そして熊本へ赴くまでの約5か月を過ごした家を開放しています。
八雲はこの家を庭をたいそう気に入り、在宅時は和服に着替え、三方の庭を眺める至福の時を過ごしたそうです。
日本の文化や風習に強い関心を持った八雲は怪談も執筆しました。
耳無芳一の話(The Story of Mimi-Nashi-Hoichi)
おしどり(Oshidori)
お貞のはなし(The Story of O-Tei)
乳母ざくら(Ubazakura)
かけひき(Diplomacy)
鏡と鐘(Of A Mirror And A Bell)
食人鬼(Jikininki)
むじな(Mujina)
ろくろ首(Rokuro-kubi)
葬られた秘密(A Dead Secret)
雪女(Yuki-Onna)
青柳のはなし(The Story of Aoyagi)
十六ざくら(Jiu-Roku-Zakura)
安芸之助の夢(The Dream of Akinosuke)
力ばか(Riki-Baka)
日まわり
蓬莱
八雲の長男(一雄さん)の絵画は島根県立美術館にも展示されていて鑑賞することが出来ました。
そして一雄さんの孫である小泉凡氏(八雲のひ孫)が記念館館長さんを
してらっしゃいます。