40歳を過ぎた頃から、握り鮨が大好きになった。
それまでも食べる事はあったが、自分からお店に入って食べる事は無かった。
江戸前寿司や握り寿司と呼ばれる食べ物が江戸(東京)の町で広く食べられるように
なったのは今から180年ほど前の1830年頃。
ペリーがやってくるほんの少し前に、東京の人は握り寿司を食べ始めたのでした。
さらに、当時の握り寿司は今のものとは別物でした。
寿司のご飯の大きさは、今は1カン25グラムが適当、といわれていますが、1970年代には
1カン37.5グラムが最適な大きさとされており、さらに1950年以前は、1カンの大きさは
50グラム以上、太平洋戦争前の明治時代、大正時代(今から100年ほど前)には1カンの
大きさは100グラムを超えていました。
皆さんのお爺さんやお婆さんの、おじいさんやおばあさんが若い頃は、今のおにぎり
よりも大きいのが握り寿司でした。
そして、寿司めしも熱いのが当たり前、冷たい寿司めしを使っている店はまずいと、評判は
さんざんなようでした。
最近の口コミを見ると、本来の握り寿司を知らず、「自分の知っている握り寿司が正解だ」
みたいな認識の人が多いようで、「この大きさはおにぎりみたいだ」とか、寿司めしが冷たくない
だとか、美味しく食べる方法を知らないのでは無いかと思われる人が居ますね。
東京には昔ながらの江戸前寿司を出すお店が都内にはあるそうです。
1カンの大きさはコンビニのおにぎりよりも大きく、寿司めしは炊きたてのホカホカ、ネタの
大きさも特大らしいです。
そんな本当の江戸前の握り寿司が食べてみたいです。。。
まずは、そのお店を探さなくちゃね!