3回
2019/07 訪問
令和時代に残る、昭和の歴史遺産、東京・神田のラーメン店
2019年7月4日(木)昼11時22分頃に訪問。
お店は各線「神田」駅から徒歩5~6分ほど、
地下鉄「小川町」などの駅からも徒歩6分ほど、
神田駅から小川町駅寄りに少し離れた場所に
立地しています。
創業は戦後すぐの昭和20(1945)年、
かなりの老舗のお店です。
テレビや雑誌のマスコミ露出も半端なく多い。
入口正面奥が厨房となっており、手前の
客席ホールには4人用のテーブル席が
左右の壁際に2卓づつ、店内の中央部に
8人用として1卓が配置されていました。
私が口コミ投稿する直前のお店のデータは
口コミ件数は261件、点数評価は「3.70点」でした。
口コミ件数の多さからも、注目のお店だと理解できますね。
約4年ぶりの再訪問でしょうか。
営業していてくれたことが奇跡ですね。
ラーメンは650円(税込)が680円(税込)に
値上げになっていました。
でも、他のセットメニューは値段据え置き。
女将さんらしき女性スタッフと会話すると、
本当はラーメン以外も値上げしたかったとのこと。
私が「便乗値上げと言われないように、今のうちに
値上げした方が良いよ!」というと、
「本当にそうだわ」と笑っていました。
一人客ですが、カウンター席が無いので、
店内中央部の一番奥のテーブル席に座ります。
先客は2人、後客は10人。
大将と女性3人のスタッフで営業されていました。
メニューは、
ラーメン680円(税込)、
カレーライス680円(税込)
が基本です。
タンメン680円(税込)は冬季限定メニュー。
夏季限定メニューの「冷やし中華」は
950円(税込)でした。
お店の外観は、まさに昭和の遺産記念物です。
外観だけでなく、店内も昭和の雰囲気が満載。
「ラーメン&カレーセット 950円(税込)」を
お願いしました。
ほぼ同時に入店した先客の男性客も同じ注文。
店内やら、メニュー写真をバチバチと撮影
していました。
もちろん、合間をぬって、私もメニュー写真をパチリと。
ご常連客の注文を見ていると、中華そば大盛とか、
おにぎりを何個とか、組み合わせで、安くできるみたい。
なるほど、ご常連客となりたいものですね。
注文後1~2分でカレーライスが到着です。
ラーメンは麺の茹で時間がかかるので、
それでも遅れること2分で着丼です。
ラーメンの麺は細麺で、やや柔らかめの茹で加減。
トッピングはチャーシューが1枚、メンマ、
ほうれん草、刻み葱。
これにナルトが載っていると、
完璧な東京ラーメンになりますね。
鶏ガラ醤油味のスープは、あっさりとしていて、
飲みやすいです。
でもね、このラーメンが680円と言われると、
CP的にどうかなという疑問は残りますが。
このお店の雰囲気料も込みだと考えると、
私は納得できるのですが。
参考までに、こちらのお店ではメンマとは呼びません。
支那筍(しなちく)と呼びましょう。
カレーライスは、これも昔懐かしの味。
スパイスは微塵も感じません(笑)
辛い物が苦手な私でも、もっと辛くても
大丈夫だと思うくらい。
でも、ちゃんと固形の具が入っているのは嬉しい。
溶けて、形が無くなっていると、食べている気がしない。
福神漬けが添えられていました。
ラッキョウの酢漬けは有りませんでした。
元は長屋だったのらしいですが、隣が解体して
ビルになってしまったそう。
そのため、建物が傾いてきているそうな。
なんとかして、今のままで営業を続けて欲しいです。
でも、「ミルクホール」の意味が分かる若い人って、
令和の時代になったら居るのかな?
この日のお会計は950円でした。
ごちそうさまでした。
ラーメンとカレーライスセット 950円(税込)(2019年7月4日撮影)
ラーメン (2019年7月4日撮影)
麺のアップ(2019年7月4日撮影)
カレーライス(2019年7月4日撮影)
カレーライス(2019年7月4日撮影)
卓上の様子(2019年7月4日撮影)
テーブル席(2019年7月4日撮影)
店頭のおにぎり(2019年7月4日撮影)
外観(2019年7月4日撮影)
メニュー(2019年7月4日撮影)
メニュー(2019年7月4日撮影)
スプーン(2019年7月4日撮影)
2019/07/07 更新
2014/04 訪問
すんごく昭和なお店
【2014年4月21日再訪問】
2014年4月21日(月)昼11時45分頃に訪問。
月に一度の東京事務所への出勤日ですが、いつもは新規開拓
するのですが、この日は再訪問することに。
こちらのお店、JR神田駅から徒歩で10分もかからないのですが、
やっぱり惚れ惚れとする外観ですね。
昭和大好き人間には堪りませんなぁ。
参考までに、一年間京都に住んでいて、一番のお気に入りは
「丸福」です。
京都の壬生寺近くの丸福さんは、昭和というか、大正というか、
もう映画でしか見る事ができないお店です。
壁をしみじみと撫でまわしたことを、昨日のように思い出します(笑)
この日は「タンメン 750円也」をお願いしました。
ラーメン590円、シナチクそば700円など、消費税増税前と
そんなに値段に変化はありませんでした。
麺の大盛りは100円増しです。
で、初めてのタンメンですが、待つこと8分で到着です。
麺は細麺で、柔らかめの茹で加減。
キャベツがたっぷりで、うーん、どうやって食べればよいのか。
「野菜マシマシ」と注文するラーメン店の、もやしがキャベツに
変わったバージョンでした。
追加で「いなり寿司90円」か「おにぎり120円」を
お願いしようかと思っていたのですが、あっさりと断念します。
ラーメンの麺は細麺で、ちょっとボリュームが無いのですが、
それを補って余りある野菜の量でした。
隣の木造建築物が立派なビルディングに建て替わって、
建物が傾いてきたそうで、このままの店舗で営業を
続ける事は難しくなってきているそうな。
ぜひとも建物に手を入れて、営業を続けて欲しいものです。
ラーメンやタンメンには建物保存費100円を余分に
加算されたとしても、私は納得して再訪問しますよ。
この日のお会計は750円でした。
ごちそうさまでした。
【2013年2月25日再訪問】
2013年2月25日(月)昼11時40分頃に訪問。
つい先日、このお店の近くの蕎麦の名店が火災になり、NHKのニュースにもなりました。
それに慌てて、月に一度の神田の東京事務所に出勤のこの日に、再訪問です。
いつもながら、落ち着く外観。
これが東京駅から徒歩でも30分の場所にあるとは信じがたいですね。
店内は、見事におじさまばかり。
いや、20代の男性ビジネスマンも居ますね。
いつものように、「カレーライスとラーメンのセット 950円也」をお願いします。
待つこと1分30秒でカレーライスが到着です。
ラーメンは、お運びのお母さんは「おそば」と呼んでいますが、こちらはやや遅れて
着丼です。
なんと、このラーメンをモチーフにしたカップ麺が発売されているそうで、
店頭のサンプルにもカップ麺が並んでいます。
うーん、そこまでやるか(笑)
とにかく、建て替えはせずに、何とか建物に手入れをしながら、営業して欲しいと
心から願っています。
今日のお会計は950円でした。
ごちそうさまでした。
【初回訪問】
2011年7月6日(水)昼12時35分頃に訪問。
先客は4人、後客は2人。
入口左右の壁際に4人掛けテーブル席が4卓、お店の中央に4人掛けテーブルが2卓、並んでいます。
外観は昭和の面影を残す建物。
高層ビルが立ち並ぶ中、なぜか1軒だけ残る築100年の木造建築です。
このお店から歩いて4分のところに、「仮面ライダー響鬼」の「たちばな」の外観撮影に使われた「竹むら」が有ります。
私にとっては、ものすごく落ち着く街です。
で、60件にもなる口コミを参考にして、あまり期待せずに「中華そば」と「カレーライス」のセット、950円也を注文します。
注文して1分も経たずにカレーライスが到着です。
お味は、粉っぽい感じがしますが、普通に美味しいです。
野菜は入っていなくて、サイコロ状の肉がゴロゴロと入っています。
待つこと3分でラーメンが到着です。
店のお母さんは「おそば」と言っています。
お味は、東京ラーメンでしょうか、醤油味です。
ラーメン鉢に浮かんでいる脂ですが、少し多めな気がします。
もっと少なくても、十分に美味しい気がします。
ホール係のお姉さんと少しだけ会話してお会計です。
このお味なら、再訪問は大いにありでしょうか。
建物が解体されないことを祈るお店でした。
タンメン 750円也
タンメン 750円也
入口付近
入口付近
昔懐かしいラーメン
昔懐かしいカレーライス
セットのカレーライス
セットのラーメン
麺のアップ
昭和な外観
入口付近
簡素なテーブル席のみの店内
卓上の調味料たち
2014/04/23 更新
2021年8月3日(火)昼11時10分頃に訪問。
お店は各線「神田」駅から徒歩5分程度、
小川町駅や淡路町駅との中間くらいの、
神田多町に立地しています。
オフィスビルと飲食店が混在している場所。
昭和20(1975)年創業のお店で、当初は
ミルクホールとして営業し、途中でラーメン店に
業態替えしたお店になります。
正しく言えば、現在の大将は二代目で、大将のご両親が
神田で日本蕎麦店を経営していたのですが、
第二次世界大戦時の空襲で焼け出されて、
焼け残っていたこの店舗を借りたのだそう。
で、蕎麦が食糧難で入手できなかったことから、
ミルクホールに業態替え。
軽食、喫茶のお店でしたが、食事メニューのラーメンとカレーライス
だけを残して、今に至るそうです。
ちなにみ、厨房に立つ二代目の大将は、10年以上、ビジネスマンを
していたことがあるそうですね。
入口正面突き当り奥が厨房となっており、手前の
ホールにはテーブル席が4人用が4卓、8人用が
1卓配置されていました。
新型コロナの感染拡大で、営業時間は平日の
10時30分~13時30分までで、土・日・祝は
定休日という、訪問にはハードルが高いお店です。
2021年は8月7日(土)~15日(日)までが
夏季休暇(お盆休み)で、8月16日(月)から
営業を再開するそうです。
私が口コミ投稿する直前のお店のデータは、
口コミ件数は354件、点数評価は「3.70点」でした。
先客は4人、後客は2人。
大将と女性4人の5人のスタッフで営業されていました。
一人客ですが、カウンター席が無いので、
入口すぐの大テーブル席に相席で案内されました。
メニューは、
ラーメン700円(税込)、
支那筍メン800円(税込)、
カレーラーメン800円(税込)、
チャーシューメン1,000円(税込)、
カレーライス700円(税込)
と、とってもシンプルです。
これに夏季限定メニューの
冷やし中華1,000円(税込)と、
お店の人がセットと呼んでいる、
ラーメン+カレーライスセット1,000円(税込)
がメニューのすべてでした。
冬季限定メニューのタンメンは休止中で、
おにぎりやいなり寿司も休止中でした。
新型コロナの感染拡大で、周辺のIT企業は
テレワーク(在宅勤務)をする人が多いので、
ランチタイムのお客さんが激減しているのでしょう。
メニュー数が少なくなるのも、理解できますね。
2年ぶりの訪問ですが、何も考えずに、
「ラーメン&カレーライスセット 1,000円(税込)」を
女性スタッフにお願いしました。
着席すると、即座に冷水が提供されます。
カレーライスを注文すると、即座に、紙ナプキンと
銀のスプーンがセットされます。
待つこと1~2分でカレーライスが到着します。
ご飯のボリュームは、茶碗1杯分くらいです。
半カレーと呼ぶに相応しいですね。
福神漬けが添えられているのも、昭和らしい。
カレールーは、じゃがいもなどの固形物も入っていて、
自家製だと思われます。
スパイスも、若干ですが、効いていますね。
さらに遅れること2分でラーメンが到着。
東京ラーメンらしい、醤油ラーメンです。
麺は中細のストレート麺。
スープは鶏ガラメインの醤油味。
トッピングは、チャーシューが1切れ、メンマが
5~6本、小松菜が少々、刻み葱です。
チャーシューは、昔ながらのしっかりとした食感。
チャーシューは、こちらのお店で作っている自家製だそうです。
これで、単品だと700円なので、ちょっと
お高いなという印象ですね。
私は、この店舗の、建物の保存料金だと思っているので、
高いとは思わないのですが、純粋にラーメンの味とか、
CPと追及する人には、向いていないお店かも知れません。
スープに浮かぶ脂がちょっと、多すぎるかなと。
冷房がほとんど効いていない店内です。
食べ終わる頃には大汗をかいていました。
後客の若い男性客が迷わず「冷やし中華」を
注文して食べていました。
この後客への料理を提供した後、全てのスタッフが
ホールに出てきて、テレビの東京オリンピックを観戦。
大将以下の全スタッフに、「今日は注文するものを
間違えました。つい、いつもの癖で、熱いものを
注文してしまいました。今度は冷やし中華にします。」
大将と女将さんが「ぜひ、今度は冷たい冷やし中華を
食べてください!」と言ってくれます。
こちらのお店から徒歩1分の場所には「吉野家」さんも
立地しているし、大手チェーン店もたくさんあります。
それでも、1,000円を払って、冷やし中華を食べにくる
ご常連客が多いのには、驚きました。
わかる範囲で、最新の営業情報もたくさん、ぶちこみました(笑)
みなさんの訪問の参考に少しでも役立てば、嬉しいです。
この日のお会計は1,000円でした。
ごちそうさまでした。