レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2011/03訪問 2011/03/27
東日本大震災の被災者の方々のことを慮ると、震災の後しばらくの間、食べ歩きやレビューのアップをすることができませんでした。ただ、少し震災から時間が経ちましたので,この度,レビューをアップさせていただきました。改めて震災により被害に遭われた方のお見舞いとお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
職場のミニ送別会で,こちらY’sでディナーを頂くことにしました。JR福島駅から歩いて7,8分,聖天通り商店街にあるカウンターと4人掛けのテーブルが一つの小さなビストロです。この日は4000円のコースを頂きました。通常は,Entrée,Plat&Dessertの3coursesだそうですが,この日は,シェフのお薦めメニューであれば同じ値段でメインが魚と肉の2つを頂くことが出来ると言うことでしたので,それをお願いしました。
まずは,白ワインのセレクトをお願いしました。シェフのお薦めということで,3000円位のものを2つ程持ってこられました。同行者は軽めのものが飲みたいということでしたので,シャルドネの比較的軽めのものを頂くことにしました。
前菜は,お店の人のお薦めに従い,オードブル全部盛りというものをお願いしました。ジャガイモのスープ,スモークサーモン,帆立貝柱玉ねぎスフレソースとんぶり添え,フルーツトマト,豚肉のパテ,豚頭肉のゼリー寄せ,豚肉のハムとセロリと芹のサラダ,キッシュの8種類がワンプレートで供されました。彩りも美しく,食欲をそそります。
スープは優しく落ち着く味わい。帆立は甘くスフレの軽やかさとトンぶりの食感が楽しい。パテとゼリー寄せはこってりした旨みで,ワインによく合いますし,サラダはそれぞれの野菜の香りが活かされており,キッシュは玉子と玉ねぎの旨みが凝縮されていました。いずれも美味しかったですが,中でもスモークサーモンは香り,味とも申し分無しです。これを肴にワインをだらだら飲んでみたい,と思いました。
パンも出されました。フォッカチャと人参のパンの2種です。いずれも美味しいものでした。食べ放題と言うことです。
魚ですが,平目のグリル,海老と栄螺のリゾット添えです。大きな皿にリゾットがたっぷり,その上に香ばしく焼かれた平目を乗せ,バジルソースが美しくかけられて供されました。
平目は,皮目はパリッと中はしっとりと焼き上げられており,バジルソースは香り高い一方軽やかで,白身の淡泊だけど奥深い旨さをうまく引き立てます。塩分は押さえ目にしてあり,上品な仕上がりです。
またリゾットですが,こちらも塩分などは控えめにしてあり,米はアルデンテで仕上げられ,海老のプリプリした食感と栄螺の香ばしさが活かされて,おいしいものでした。
ここで赤ワインのセレクトお願いしたところ,白ワインと同様シェフのお薦めということで,3000円と3500円のものを2つ程持ってこられました。後に続く肉がマトンということでしたので,カベルネ・ソーヴィニヨンの力強いワインを頂きました。
肉ですが,マトンのグリル各種茸と赤ワインのソース。ブロッコリー添えです。厚さは3,4センチ,300グラム近くありそうなマトンに,ブロッコリーがたっぷり彩りよく添えられて供されました。ものすごいボリュームです。シメジなど茸が入った赤ワインソースで頂きます。
まずは一口。マトンは臭いし硬いのではないか,という先入観もありました。しかし,このマトンは違いました。柔らかくて香りもよく,噛みしめると肉汁がジュワーと出てきて濃厚だけどくどくない肉の旨みが口の中いっぱいに広がります。そして脂の部分も甘くて香ばしいものです。こんなにマトンって美味しいものなのか,と初めて知りました。ものすごいボリュームで食べきれるか心配でしたが,マトンの旨さに加え,少し胡椒の利いた赤ワインソースや付け合わせのブロッコリーの引き立てもあって,最後まで美味しく食べることが出来ました。
デザートですが,クレームブリュレとイチゴのコンポートです。これにコーヒーを頂きました。ブリュレの優しい甘さとイチゴの爽やかさがいいコントラストで,食事の最後の締めくくりにふさわしい満足度の高いものでした。
お料理は全般的にボリュームがあり,旨みもたっぷり。若いシェフですが,素材の美味しさを引き立てるようセンス良い調理をされているな,という印象を受けました。またサーブを担当されている女性も感じよく,過不足のない給仕で気持ちいいもてなしでした。そして何よりコスパが非常に高く,本当に値打ちのある食事でした。また機会を見つけて訪れたいな,と思います。
2位
1回
2010/12訪問 2011/01/06
明けましておめでとうございます。
飲み会や食事会が続き,寒さのせいもあって体調を崩していたが,少し回復したため,前々から行きたかった「寿司処かい原」へ連れていって頂いた。天満にあるカウンター7席のお店。大将が一人で切り盛りしている。3500円のお任せコースのみ用意されており,この日もそのコースを頂く。とりあえず,ビールで乾杯。
付出しは2品。まずは鯛の子の煮付け。少し甘めの出汁でさっと炊きあげたもの。ホクホク,もっちりとした食感に出汁の香りが素晴らしい。
次が,牡蠣ポン酢。さっと湯通しした牡蠣に若布が添えてある。湯通しすることによって,牡蠣のもつ香りも旨味も活性化され,目がさめる感じがした。
ここから寿司。
まずは,アオリ烏賊。続いて生の穴子。この2品は塩で頂く。アオリ烏賊は淡泊な甘さが,穴子は脂の旨さがそれぞれ塩によって引き立てられている。
小鯛昆〆。ねっとりとして,淡泊だけど旨みがたっぷりの小鯛に昆布の旨みが染み込んでおり,文句なく美味い。できれば,これを肴に純米酒の熱燗をちびりちびり飲んでみたいな,と感じた。
続いて,鮪赤身漬け。サッパリして潔い味加減。
ここで,中休み。茶碗蒸しが供される。 中の具は,アオリ烏賊と鱈白子等。出汁の加減は優しく,生地は滑らか。白子もまったりとして美味かった。
後半は,まずコハダ。程良い酢加減塩加減で,奥深い味わい。噛みしめると青魚特有の香りが口に広がる。
次が針魚。クセがなく淡泊な味わい。いくらでも食べられそう。
中トロ。あまり赤身も中トロも好んでは食べないのであるが,こちらのは,品のよい旨みの固まり,という感じで,おいしく頂けた。
寒鰤。口に入れるとシャリと一体になって溶けていく。旬であることもあってか旨みたっぷり。
海老。頭の後ろのミソの部分までうまく設えてあり,甘くホクホクして,海老族にはとてもうれしい。
〆鯖。 比較的ゆるめの〆加減で,鯖の持つまったりとした旨さと,生に近いコリッとした食感がうまく調和していた。
最後に,巻きが3種類。河童巻き, 鉄火巻き,白身紫蘇巻き。河童は胡瓜の爽やかさが,鉄火は鮪のまったりとした旨みが,紫蘇巻きは紫蘇の香り高さが,それぞれ生かされており,海苔の香ばしさと相まっておいしく頂けた。
以上が3500円のお任せコースであった。どの寿司も,シャリとのバランスもよく,口に入れた際のシャリのほどけ加減も優れていた。久々に旨い寿司を頂けた。コストパフォーマンスも素晴らしい。
大将とは少ししかお話しできなかったが,過不足ない接客とテンポのよいコース展開だった。また店内は清潔であり,張りつめすぎず,かといってくだけすぎす,ちょうどいい具合にくつろいで寿司とお酒が楽しめる雰囲気が流れており,とても心地よい一時を過ごせた。また,度々訪問して旨い寿司を頂きたいと感じた。
3位
1回
2011/05訪問 2011/06/10
小生,鶏は大好物である。勿論焼き鳥も大好きだが,チキンカツや唐揚げには目がない。最近,滝井周辺をうろうろし,うどんなどをよく食べていたが,この食べログでこちら「鳥忠」さんのことを知り,さっそく訪れることにしました。ささみかつ定食,から揚げ定食,豚かつ定食そして玉子焼き定食の4つのメニューだけで営業されている定食屋さんです。午前11時,開店と同時に入店しました。一番乗りです。お店は奥様が一人で切り盛りされてます。
こちらのお店,ささみかつ定食(かつ3つで650円)が評判ですので,迷いましたが,この日はストレートに鶏肉の旨さを堪能したいと思い,から揚げ定食(800円)を注文しました。少し時間がかかる,とのことです。勿論OKです。見ていると,鶏肉に塩やスパイスをしっかり振りかけて,揚げています。揚がった後も丹念に油切りをしてから皿に盛り付けられました。この間10分位です。
から揚げは,レッグの部分を含め大振りの骨付きもも肉が3切れ,山盛りの千切りキャベツとともに供されます。それに,丼一杯のご飯,たくあん,そして鶏スープが付いてきます。奥様曰く,「お客さんにお医者さんが多く,塩分に気を使っている人も多いので,スープは塩味を殆ど付けずにお出ししています。物足りなければ塩を入れてくださいね。ただ,そのまま飲んだ方が風味がよく感じられますよ。」とのことです。
さっそくスープから頂きます。スープの具は正方形の海苔が浮かんでいるだけです。かすかな塩味と醤油の風味,そこに生姜や海苔の香りが重なり,ベースに鶏の風味が程良く生きています。確かにこのまま塩を入れなくても充分おいしく頂けます。ただ,後で塩を少し加えて飲みましたが,その方が私の口に合いました。
スープを飲んだ後,さっそくから揚げを頂きます。衣は殆ど付いておらず,見た感じでは素揚げに近い状態です。手に持って大きく口を開いてかぶりつきます。口の中に大量の肉汁が溢れ,鶏もも肉の濃厚な旨みが広がります。
皮の部分は,パリッと揚がっておりかつかなりしっかりと塩味,胡椒や生姜、にんにくなどのスパイスの風味が付いています。これに対して肉の部分は,アッサリとした塩梅,勿論適度な歯ごたえもあり,非常に美味しいものです。骨の部分を持って,手をべとべとにしながらご飯やキャベツとともに食べ進み,あっという間に完食しました。
から揚げですが,皮の部分にしっかりと塩分を効かせてあり多少濃いかなと感じられなくもないですが,それが故に肉の部分の旨みが引き立っていましたし,丼一杯のご飯や山盛りのキャベツも何なく食べ切ることが出来ました。今まで小生が頂いたから揚げの中でも1,2を争う旨さだったと思います。
今度は,ささみかつ定食を食べてみたいのですが,から揚げの旨さに負けてまたから揚げ定食を食べてしまうような気がします。両方のセット定食があったらいいのにな。
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後日、ささみかつ定食を頂きました。2枚で550円,3枚で650円ですが,この日は2枚の方を注文しました。待つこと7,8分で出来上がってきました。
ささみかつは,長さ20㎝近くあり,またかなり分厚いものです。これにソースがたっぷりかけられキャベツがてんこ盛りに添えられて出てきました。かなりのボリュームです。このほか,例の鶏スープ,お茶碗てんこ盛りのご飯,たくあんが付いてきます。
さっそくカツを一口。細かい衣でさっくっと揚がっています。中の肉はとても軟らかくジューシーです。優しい旨みが広がります。ソースの甘みが淡泊な肉によく合います。途中からマヨネーズを付けて頂きました。淡泊さにマヨネーズのコクとまったりさが調和して,さらに美味しく頂けました。カツもご飯もすごいボリュームがあるように思いましたが,基本的にささみの淡泊さ故か,最後まで美味しく頂けました。3本セットでも充分食べれますね。
ささみかつ定食とから揚げ定食,どちらもとても美味しかったですが,個人的にはから揚げに軍配を上げたいと思います。次は,から揚げ定食を食べるつもりです。
追伸」」
3度目に訪れた時には,から揚げ定食を頂きました。やっぱりとても美味しかったです。
4位
1回
2011/02訪問 2011/03/09
1年以上会ってなかった懐かしい人と久しぶりに食事をすることになり,ミシュランで☆を取られている,こちら「堀垣堂」さんにお邪魔することにした。中崎町にある落ち着いた雰囲気のお店。「ちょっと贅沢なコース」(4000円)を予約の上,来訪。この日はカウンターではなくテーブルで料理を頂いた。
食前酒に朱塗りの器で東洋美人を出していただく。ほんの一滴(ひとしずく)。でもこれが旨い。その後,醸し人九平次純米吟醸と飛露喜特別純米等を注文。その後,田酒等を追加し,途中から酒脱「乱」を燗で頂いた。
先付け三種。芹のお浸し,ひいか酢味噌,えいひれ。芹はシャキシャキして香り高い。ひいかは薄く筒切りにしたものに酢味噌がかけられているもの。えいひれは軽く炙られ香ばしく仕上げられている。いずれも旨いし,酒によく合う。
向付けの造りは,鱚,鱸,金目鯛,烏賊,鱧湯引き,鰺の六種。一切れずつで,それぞれかなり小さめだが,色んな種類の魚が頂ける。鱚は軽く昆布締めしてある。鱸はじわっと優しい脂が広がる。金目鯛も甘い。烏賊,鱧,鰺も鮮度よくそれぞれの持ち味が出ており旨い。もう少し食べたいな,と思いながら,日本酒とともに食べ進む。
焼き物は,甘鯛姿焼き。一汐あてた三〇センチ近い甘鯛を焼き,これに大根卸と酢橘が添えられている。身の部分は,淡泊で上品な甘みと絶妙の塩加減。また頭の部分や目の周りは旨みの固まり。骨までしゃぶるようにして頂いた。本当に旨い。
続いて揚げ物が,牡蠣フライ,鱈白子天麩羅,薩摩揚げ,の三種。牡蠣フライは少し濃いめのタルタルソースがかけられており,牡蠣の滋養溢れる旨みに花を添えている。鱈白子は大好物。塩で頂く。濃厚でクリーミー,まさに旨みの固まり。薩摩揚げはほっこりして優しい旨さ。どれもやはりもっと食べたい,という衝動に駆られる。
酢肴は,のれそれ。穴子の幼魚である。加減酢で浸してある。のれそれ自身はかすかに甘みが感じる程度で,むしろ喉越しと加減酢の味わいを楽しむもの。この出汁加減が上品で奥深いもの,とても旨かった。酒によく合う。
止めに,水茄子。小鉢に千切りの形で出される。さっぱりとした味わい。
最後に鯖のへしこ茶漬け。茶漬けに細かく裂いたへしこ(鯖の糠漬け)が入ったもの。へしこは,香りもよく適度の酸味と塩加減。そして脂の旨みが茶漬けの出汁に溶け出している。今まで食べた茶漬けの中でも1,2を争う旨さであった。
どの料理も勿論酒に合うものであるが,酒が進むように濃い塩梅で味付けしておらず,むしろ品よく仕上げてあるものが多かった。素材も高価なものと言うより厳選したいいものを用いている。料理だけで堪能できるものであった。ただコースの一つ一つの料理の量は少なめであり,飲まない向きには少しボリューム不足と感じるかも知れない。また日本酒の品揃えは多くないが,美味しい酒が厳選されており,酒飲みの私には満足できた。今回はコースで頂いたが,一品メニューも豊富であり内容も魅力的である。居酒屋と割烹の両方いいところを兼ね備えた店であると感じた。
テーブル担当の方は,料理の説明や酒の進め方など過不足ないサーブをしてくださり,最後は店外まで見送ってくれ,気持ちのいいもてなしであった。楽しい一時を過ごすことが出来た。今回はテーブル席だったが,カウンター席はとても趣があっていい感じである。次回はカウンターに座ってアラカルトで食べてみたいと思う。
5位
1回
2011/03訪問 2011/04/15
歳を重ねるに従い,パワーの衰えを感じます。そこで若い頃のパワーを取り戻したいと思い,仲間を誘って滋養強壮のためスッポンを食べに行きました。リーズナブルに,でも美味しいスッポンを食べたいと思い,探し当てたのがここ「とら乃介」です。新京橋商店街にあるお店で,ふぐ料理がメインですが,スッポン料理でも定評があるようです。この日はスッポンセット(4500円)に飲み放題(1500円)を付けて予約した上で来訪しました。
まずは,ビールで乾杯。その後,店員さんから飲み放題にはふぐひれ酒も選べることを聞いたので,すかさずひれ酒を各自注文しました。ここのひれ酒はひれがたっぷり入っています。その上,店員さんがひれ酒にマッチで火を付けてアルコールを程良くとばした上で進めてくれますので,ひれの香りと旨みが前に出てきて,とてもおいしく頂けました。継ぎ酒2回位すればまた新しいひれ酒を持ってきてくれます。継ぎ酒の分も含め,私はこの日9杯以上ひれ酒を頂きました。
お料理ですが,まずは,付出しとして,ふぐ皮湯引きが供されました。プリモチした食感とポン酢の爽やかさがうまく調和し,食欲を湧かせる一品です。
次に,スッポンの生き血が小さな瓶に入れて出されました。店員さんが,我々の目の前でその生き血を予め甘い赤ワインを入れたグラスに注いでくれました。ワイン2に生き血1の割合ぐらいでしょうか。さっそく皆でもう一度乾杯。かすかに生き血の香りと味が感じましたが,ワインの味の方がかなり勝っていました。個人的にはもっと血なまぐさい方が好きですが,同行した人の多くは,これくらいが飲みやすくていいな,と言ってました。
3品目は,造り盛り合わせです。裁いたスッポンは雌だったようで,卵,身,心臓,肝,脂等の部分が大皿に盛り付けられて供されました。また同じ大皿には,ぐい飲みに腎臓と胆嚢を入れて日本酒を張ったものも出されました。店員さん曰く,滋養強壮にとてもいいけど苦みがあるので日本酒に入れて飲んで貰うようにしてます,とのことです。
裁きたての造りは,彩りも美しく,どの部位も新鮮で旨みも豊か,とてもおいしく頂けました。お代わりしたくなる一品でした。また,腎臓と胆嚢も頂きました。胆嚢の部分を少し箸でつぶして,緑色の胆汁(こちらが苦みの元です)が少ししみ出た頃合いを見計らって一気に飲み干しました。
4品目が,メインのすっぽん鍋です。鍋には予めスープが張ってありその中で事前に煮込まれたスッポンの様々な部位が入っています。スープは醤油と酒,生姜で味付けられています。沸騰してきた頃合いを見計らって,白菜や葱,豆腐などを入れて,さっと煮立ったところで頂きます。薬味は青葱と生姜を使いました。
まずはスープを一口。とってもいい出汁が出ています。生姜と酒の香りも程良く上品な旨みです。やっぱりスッポンのスープは旨いですね。次にスッポンを頂きます。エンベラ(甲羅の端の軟骨の部分)は,まったりしてコラーゲンたっぷり。身の部分はホクホクしてこれまた旨いものです。
また白菜等の野菜も豆腐も,スッポンのスープをを吸い込んでとてもおいしくなっています。ゆっくりとひれ酒や貴仙寿純米(これも飲み放題メニューにありました)を飲みながら,最後までおいしく頂きました。
〆に雑炊です。お店の人が作ってくれました。スッポンの旨みが染み込んだ雑炊は,本当に旨いものです。鍋の醍醐味ですね。2杯もお代わりしてしまいました。
最後に柚子シャーベットが出ました。さっぱりとしてよかったです。
飲み放題込みで6000円でしたので,初めは美味しいかどうか不安でしたが,どのお料理も美味しかったです。特に刺身はボリュームもありましたし,何より新鮮でとても良かったです。また,飲み放題メニューも種類はそれ程多くなかったですが,ひれ酒や貴仙寿を初め,焼酎などもいいものが揃っておりました。店員さんのサービスも良く,料理,酒,サービス,お値段どれをとっても満足度の高いものでした。また度々利用したいと思います。ちなみに同行した女性陣は翌日お肌がつやつやになっていたそうです。私の滋養強壮回復に役立ったかどうかは内緒です。ともあれ近いうちにもう一度食べに行ってみますね。
6位
1回
2011/03訪問 2011/04/16
ランチで来訪しました。東三国にあるフレンチのお店です。これまで何度かランチ時にお店に行きましたが,いつも満員で入ることが出来ませんでした。この日の12時25分頃たまたま店の前を通ったところ,誰も並んでおらず,かつ,お店に入ったところカウンターに一席だけ空きがあり,運良くランチを頂くことができました。
日替わりランチ(1000円)を注文しました。前菜のサラダに,メインが魚料理と肉料理から選べます。これにパン,デザートとコーヒーか紅茶が付きます。この日はメインに魚を選びました。
前菜のサラダは,グリーンサラダです。グリーンリーフやグリーンレタス,菊菜等をドレッシングで和えたものです。一見何の変哲もない普通のサラダですが,ドレッシングが,柑橘系(柚子かな)の風味とかすかにガーリックの香りを利かせたもので,食べ応えもあり,美味しく頂けました。
メインの魚料理は,「イトヨリのソテー,白菜とトマトのソース,バジル風味」というものです。小さく切った白菜をトマトソースでまとめたものの上に,ソテーしたイトヨリを乗せ,その上にバジルのペーストで彩ったものです。それに隠元が添えられています。イトヨリは,皮目をパリッと焼き上げ,中の白身はフワーと仕上げられています。白菜は,よく煮込まれて柔らかですが,クタクタではなく若干の歯ごたえを残してあり,トマトソースに程良く絡まっています。バジルの香りも程良く利いていて,トマトソースも塩梅よく,イトヨリの旨さを堪能しました。本当に美味しかったです。最後は,パンに皿に残ったソースを付けて綺麗に頂きました。
デザートは,バニラアイスとカスタードプリンです。オーソドックスですが,これも品良い甘さで満足の行くものでした。コーヒーも香り高かったです。
忙しいランチ時なのに素材の旨さを活かして丁寧に調理されており,それが料理の味に出ているな,という印象を受けました。これが1000円で頂けるというCPの高さにも驚きました。またシェフや手の店員さんも,忙しいのためものすごくキビキビとした動きで働いてました。それにも関わらず,感じのよいサーブをしていただけました。今度は是非夜に訪れてお料理を楽しみたいと思います。
本年度、年間発症例が100人程という変わった病気になり、4月に入院、6月に手術しました。7月に退院した後も、ずっと自宅で療養生活を送っておりました。予後の快復はゆっくりでしたが、だいぶ良くなったこともあって、やっと12月から職場に復帰できることになりました。
その関係で本年度はあまり外食することもなかったですし、飲みに行くこともできませんでした。たまに外食しても体調のせいでなかなか美味しく感じることができませんでした。生きてることの喜び、健康であることの大切さを強く感じさせられた1年でした。
マイ★ベストレストランにあげたお店は、昨年11月から今年の3月までに訪れた店が殆どです。どこも再訪したいと思えるお店です。また職場復帰が順調に進み、また体調がさらに快復すれば、これらのお店に言ってみたいと思います。