無料会員登録/ログイン
閉じる
この口コミは、moiutyaさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
1回
夜の点数：4.6
昼の点数：4.6
2007/11 訪問
夜の点数：4.6
昼の点数：4.6
一厘
2008/09/26 更新
エリアから探す
開く
閉じる
ジャンルから探す
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
平成２０年９月時点で前回レビューより３回ほど再訪
コース自体は，オーソドックスであり驚きがあるわけではないが，
基本が押さえられていて，安心して，しかも非常にお得なお値段（３５００円，５００００円）で，
とっても旨い料理が頂けるのがうれしい。
大将が料理を一人で作っており忙しいため，
そんなに料理の説明などはしてくれないけれど
合間に色々訪ねると親切かつにこやかに話してくれ，
その間合いが心地よい。
料理の旨さに，コスパの高さ，大将の人柄など，どれも満足できるお店である。
☆４つ半に変更する。
------------------------------------------------------------
久しぶりのミナミ。長堀橋にある「一厘」という割烹に来訪。
７品３５００円のコースを予約しており，来店するとカウンターに案内される。ビールを注文して料理を待つ。
先付は，焼き勝栗、子茄子田楽、いくら醤油付け大根おろし合え及び茗荷寿司。派手ではないがうまく季節を感じさせてくれる取り合わせ。特にいくらはプチプチした食感がよい。
向付は真鯛、太刀魚、カンバチ及び甘海老の４品。土佐醤油で頂く。いずれも新鮮。ここからは日本酒の時間。深山霞純米に切り替える。
蒸物は，甘鯛の飯蒸し。上品で深みのある出汁が利いた餡が淡泊な甘鯛と餅米に絡まり合い，甘鯛の軽やかな滋味が口の中に広がる。
油物は二品。蓮根を角切りにしたものを春巻の皮で包み紫蘇巻きにしたものと白身魚の磯部揚げ。いずれも塩で頂く。蓮根の紫蘇巻きは歯ごたえが楽しい一品。磯部揚げも白身魚の淡泊さが引き立てられており、いずれも香ばしい。
留めは秋刀魚味醂ぼしと蛸、若芽の酢の物。加減酢が秋刀魚の香ばしさを引き出している。
ご飯は、鼈雑炊、茶そば(蒸篭蒸しか冷たいもの）から選べる。迷わずここ一厘名物の鼈雑炊を選択。淡い味付けが鼈の力強いうま味を引き出している。これは文句なく美味い。お代わりがしたくなる。
最後の水菓子は抹茶シャーベット。サラっとして軽やか。後味がいい。
店の内装も綺麗で清潔。料理の説明はないものの，色々尋ねると大将が愛想よく答えてくれた。
一つだけ，換気が悪かったのか，店を出た後揚げ物の臭いか服に付いていたのは残念。
でも，ビールと梅酒一杯ずつに日本語ニ合戴いて２人で9100円。料理の素材はとびきりのものではないが，どの料理にも相応の手間がかけられており，だからこそ素直に美味い。このお値段でこんなに美味いものが食べられることが驚きであった。たびたび来訪して，美味い料理と酒を楽しみたい，と思う。