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=美味しい料理に美味しいお酒 大切な人との語らいのひと時=
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moiutya 認証済
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1回
夜の点数:4.2
2011/02 訪問
中崎町の旨い店
1年以上会ってなかった懐かしい人と久しぶりに食事をすることになり,ミシュランで☆を取られている,こちら「堀垣堂」さんにお邪魔することにした。中崎町にある落ち着いた雰囲気のお店。「ちょっと贅沢なコース」(4000円)を予約の上,来訪。この日はカウンターではなくテーブルで料理を頂いた。 食前酒に朱塗りの器で東洋美人を出していただく。ほんの一滴(ひとしずく)。でもこれが旨い。その後,醸し人九平次純米吟醸と飛露喜特別純米等を注文。その後,田酒等を追加し,途中から酒脱「乱」を燗で頂いた。 先付け三種。芹のお浸し,ひいか酢味噌,えいひれ。芹はシャキシャキして香り高い。ひいかは薄く筒切りにしたものに酢味噌がかけられているもの。えいひれは軽く炙られ香ばしく仕上げられている。いずれも旨いし,酒によく合う。 向付けの造りは,鱚,鱸,金目鯛,烏賊,鱧湯引き,鰺の六種。一切れずつで,それぞれかなり小さめだが,色んな種類の魚が頂ける。鱚は軽く昆布締めしてある。鱸はじわっと優しい脂が広がる。金目鯛も甘い。烏賊,鱧,鰺も鮮度よくそれぞれの持ち味が出ており旨い。もう少し食べたいな,と思いながら,日本酒とともに食べ進む。 焼き物は,甘鯛姿焼き。一汐あてた三〇センチ近い甘鯛を焼き,これに大根卸と酢橘が添えられている。身の部分は,淡泊で上品な甘みと絶妙の塩加減。また頭の部分や目の周りは旨みの固まり。骨までしゃぶるようにして頂いた。本当に旨い。 続いて揚げ物が,牡蠣フライ,鱈白子天麩羅,薩摩揚げ,の三種。牡蠣フライは少し濃いめのタルタルソースがかけられており,牡蠣の滋養溢れる旨みに花を添えている。鱈白子は大好物。塩で頂く。濃厚でクリーミー,まさに旨みの固まり。薩摩揚げはほっこりして優しい旨さ。どれもやはりもっと食べたい,という衝動に駆られる。 酢肴は,のれそれ。穴子の幼魚である。加減酢で浸してある。のれそれ自身はかすかに甘みが感じる程度で,むしろ喉越しと加減酢の味わいを楽しむもの。この出汁加減が上品で奥深いもの,とても旨かった。酒によく合う。 止めに,水茄子。小鉢に千切りの形で出される。さっぱりとした味わい。 最後に鯖のへしこ茶漬け。茶漬けに細かく裂いたへしこ(鯖の糠漬け)が入ったもの。へしこは,香りもよく適度の酸味と塩加減。そして脂の旨みが茶漬けの出汁に溶け出している。今まで食べた茶漬けの中でも1,2を争う旨さであった。 どの料理も勿論酒に合うものであるが,酒が進むように濃い塩梅で味付けしておらず,むしろ品よく仕上げてあるものが多かった。素材も高価なものと言うより厳選したいいものを用いている。料理だけで堪能できるものであった。ただコースの一つ一つの料理の量は少なめであり,飲まない向きには少しボリューム不足と感じるかも知れない。また日本酒の品揃えは多くないが,美味しい酒が厳選されており,酒飲みの私には満足できた。今回はコースで頂いたが,一品メニューも豊富であり内容も魅力的である。居酒屋と割烹の両方いいところを兼ね備えた店であると感じた。 テーブル担当の方は,料理の説明や酒の進め方など過不足ないサーブをしてくださり,最後は店外まで見送ってくれ,気持ちのいいもてなしであった。楽しい一時を過ごすことが出来た。今回はテーブル席だったが,カウンター席はとても趣があっていい感じである。次回はカウンターに座ってアラカルトで食べてみたいと思う。
2011/03/09 更新
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家族・子供と
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女子会
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大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
1年以上会ってなかった懐かしい人と久しぶりに食事をすることになり,ミシュランで☆を取られている,こちら「堀垣堂」さんにお邪魔することにした。中崎町にある落ち着いた雰囲気のお店。「ちょっと贅沢なコース」(4000円)を予約の上,来訪。この日はカウンターではなくテーブルで料理を頂いた。
食前酒に朱塗りの器で東洋美人を出していただく。ほんの一滴(ひとしずく)。でもこれが旨い。その後,醸し人九平次純米吟醸と飛露喜特別純米等を注文。その後,田酒等を追加し,途中から酒脱「乱」を燗で頂いた。
先付け三種。芹のお浸し,ひいか酢味噌,えいひれ。芹はシャキシャキして香り高い。ひいかは薄く筒切りにしたものに酢味噌がかけられているもの。えいひれは軽く炙られ香ばしく仕上げられている。いずれも旨いし,酒によく合う。
向付けの造りは,鱚,鱸,金目鯛,烏賊,鱧湯引き,鰺の六種。一切れずつで,それぞれかなり小さめだが,色んな種類の魚が頂ける。鱚は軽く昆布締めしてある。鱸はじわっと優しい脂が広がる。金目鯛も甘い。烏賊,鱧,鰺も鮮度よくそれぞれの持ち味が出ており旨い。もう少し食べたいな,と思いながら,日本酒とともに食べ進む。
焼き物は,甘鯛姿焼き。一汐あてた三〇センチ近い甘鯛を焼き,これに大根卸と酢橘が添えられている。身の部分は,淡泊で上品な甘みと絶妙の塩加減。また頭の部分や目の周りは旨みの固まり。骨までしゃぶるようにして頂いた。本当に旨い。
続いて揚げ物が,牡蠣フライ,鱈白子天麩羅,薩摩揚げ,の三種。牡蠣フライは少し濃いめのタルタルソースがかけられており,牡蠣の滋養溢れる旨みに花を添えている。鱈白子は大好物。塩で頂く。濃厚でクリーミー,まさに旨みの固まり。薩摩揚げはほっこりして優しい旨さ。どれもやはりもっと食べたい,という衝動に駆られる。
酢肴は,のれそれ。穴子の幼魚である。加減酢で浸してある。のれそれ自身はかすかに甘みが感じる程度で,むしろ喉越しと加減酢の味わいを楽しむもの。この出汁加減が上品で奥深いもの,とても旨かった。酒によく合う。
止めに,水茄子。小鉢に千切りの形で出される。さっぱりとした味わい。
最後に鯖のへしこ茶漬け。茶漬けに細かく裂いたへしこ(鯖の糠漬け)が入ったもの。へしこは,香りもよく適度の酸味と塩加減。そして脂の旨みが茶漬けの出汁に溶け出している。今まで食べた茶漬けの中でも1,2を争う旨さであった。
どの料理も勿論酒に合うものであるが,酒が進むように濃い塩梅で味付けしておらず,むしろ品よく仕上げてあるものが多かった。素材も高価なものと言うより厳選したいいものを用いている。料理だけで堪能できるものであった。ただコースの一つ一つの料理の量は少なめであり,飲まない向きには少しボリューム不足と感じるかも知れない。また日本酒の品揃えは多くないが,美味しい酒が厳選されており,酒飲みの私には満足できた。今回はコースで頂いたが,一品メニューも豊富であり内容も魅力的である。居酒屋と割烹の両方いいところを兼ね備えた店であると感じた。
テーブル担当の方は,料理の説明や酒の進め方など過不足ないサーブをしてくださり,最後は店外まで見送ってくれ,気持ちのいいもてなしであった。楽しい一時を過ごすことが出来た。今回はテーブル席だったが,カウンター席はとても趣があっていい感じである。次回はカウンターに座ってアラカルトで食べてみたいと思う。