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1回
夜の点数:4.0
2013/06 訪問
爽やかな旨みの鮨屋
来訪したいと何度も予約を試みたが,なかなか予約がとれず,予約可能な非はこちらの予定と合わず,この6月にやっと来訪できた。新御堂筋から老松通りに入ってすぐにある細い路地のどん詰まりにある寿司屋。カウンターが8.9席のお店。お任せコースが3800円で,午後5時,午後7時,午後9時30分の3交代制で,みんなが揃ってから,コースがスタートする。我々は午後7時開始。 まずは,ビールで乾杯。程なく出された前菜は,甘海老塩麹和え,なめろう,烏賊アオサ和え,青柳貝柱,貝柱梅塩,鰹づけの6種。一つのお皿に少しずつ供される。どれも少し手をかけ,素材の旨さを引き出している。少し手をかけててあるところが酒飲みには嬉しい。日本酒に切り替えて頂く。 次いで,酢の物。もずく酢。ほんのり甘く,生姜も利いていて清涼感いっぱい。 椀が出される。揚げ胡麻豆腐の葛餡かけ。意外な取り合わせだが,香ばしさと胡麻豆腐のクリーミーさがいい。出汁加減は淡く仕上げてあり,胡麻の風味を損なわないようにしている。 ここからが握りのスタート。 まずは,鮃,縁側を乗せて、岩塩で頂く。塩が鮃の身の甘さを十全に引き出してくれる。縁側のコリッとした歯応えも楽しい。 次に,サゴシ。皮目を軽く炙って握り,塩と酢橘で頂く。口に入れると皮目の香ばしさとサゴシの品のいい脂が広がる。でも酢橘が,広がりすぎを抑えてくっきりと味の輪郭を整える役割をしている。 3カン目は中トロ。煮切りを塗って出される。すぐに口に放り込む。これまた脂が上品に乗っていて,口の中でサッと融け旨みだけが残る。さほど甘くないさっぱりした酢飯によく合っている。 4カン目は,あおり烏賊。酢橘の皮を細かく下ろしたものがかけられ,塩で頂く。烏賊はあくまでも甘い。その奥には優しくてまろやかな旨さが控えている。 ここで箸休めに,小松菜と薄揚げの炊いたん,海老の煮物,蛸の甘露煮。いずれも酒が進むものばかり。控えるつもりが今日ももやはり飲んでしまう。 後半は,まず鯵。甘酢で軽く締め,おろし生姜を乗せたもの。鯵のはっきり した旨みがよくわかる,これぞ王道の握り。とても心地よい旨さ 。 次がタイラギ、,これも軽くく炙ってあり,塩で頂く。炙りの香ばしさがタイラギの淡白な旨みを引きたたせている。 7カン目は,イサギ。こちらも酢橘の皮を下ろしたものと塩で頂く。白身だけど少し青臭くて濃い旨みが酢橘により中和され,食べやすく感じる。 8カン目は,〆鯖。軽い〆具合で塩分も柔らかでジューシィな味わい。これを抓みに酒を飲むととても進むだろうな,と想像する。 最後に,赤出しが出され,梅沢庵と紫蘇の手巻き。さっぱりとしたもの。 大将から,追加を聞かれる。お腹はもういっぱいだが,ホウボウが入っていることを聞き,追加でホウボウを頼む。白身だけれど野趣あふれる旨さで,すっと喉の奥に消えていく。 3800円という廉価でありながら,メリハリを付けていい魚を食べさせてくれる。高級寿司屋のことはよく知らないが,小生には充分満足の行くものであった。旨かった。大将と女将さんの二人で切り盛りされており,仕事中,若いご主人は無口であるが,最後はにこやかに接してくれる。また,季節ごとに訪れたいと感じる店である。
2013/11/07 更新
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日本酒あり
焼酎あり
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ソファー席
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来訪したいと何度も予約を試みたが,なかなか予約がとれず,予約可能な非はこちらの予定と合わず,この6月にやっと来訪できた。新御堂筋から老松通りに入ってすぐにある細い路地のどん詰まりにある寿司屋。カウンターが8.9席のお店。お任せコースが3800円で,午後5時,午後7時,午後9時30分の3交代制で,みんなが揃ってから,コースがスタートする。我々は午後7時開始。
まずは,ビールで乾杯。程なく出された前菜は,甘海老塩麹和え,なめろう,烏賊アオサ和え,青柳貝柱,貝柱梅塩,鰹づけの6種。一つのお皿に少しずつ供される。どれも少し手をかけ,素材の旨さを引き出している。少し手をかけててあるところが酒飲みには嬉しい。日本酒に切り替えて頂く。
次いで,酢の物。もずく酢。ほんのり甘く,生姜も利いていて清涼感いっぱい。
椀が出される。揚げ胡麻豆腐の葛餡かけ。意外な取り合わせだが,香ばしさと胡麻豆腐のクリーミーさがいい。出汁加減は淡く仕上げてあり,胡麻の風味を損なわないようにしている。
ここからが握りのスタート。
まずは,鮃,縁側を乗せて、岩塩で頂く。塩が鮃の身の甘さを十全に引き出してくれる。縁側のコリッとした歯応えも楽しい。
次に,サゴシ。皮目を軽く炙って握り,塩と酢橘で頂く。口に入れると皮目の香ばしさとサゴシの品のいい脂が広がる。でも酢橘が,広がりすぎを抑えてくっきりと味の輪郭を整える役割をしている。
3カン目は中トロ。煮切りを塗って出される。すぐに口に放り込む。これまた脂が上品に乗っていて,口の中でサッと融け旨みだけが残る。さほど甘くないさっぱりした酢飯によく合っている。
4カン目は,あおり烏賊。酢橘の皮を細かく下ろしたものがかけられ,塩で頂く。烏賊はあくまでも甘い。その奥には優しくてまろやかな旨さが控えている。
ここで箸休めに,小松菜と薄揚げの炊いたん,海老の煮物,蛸の甘露煮。いずれも酒が進むものばかり。控えるつもりが今日ももやはり飲んでしまう。
後半は,まず鯵。甘酢で軽く締め,おろし生姜を乗せたもの。鯵のはっきり した旨みがよくわかる,これぞ王道の握り。とても心地よい旨さ 。
次がタイラギ、,これも軽くく炙ってあり,塩で頂く。炙りの香ばしさがタイラギの淡白な旨みを引きたたせている。
7カン目は,イサギ。こちらも酢橘の皮を下ろしたものと塩で頂く。白身だけど少し青臭くて濃い旨みが酢橘により中和され,食べやすく感じる。
8カン目は,〆鯖。軽い〆具合で塩分も柔らかでジューシィな味わい。これを抓みに酒を飲むととても進むだろうな,と想像する。
最後に,赤出しが出され,梅沢庵と紫蘇の手巻き。さっぱりとしたもの。
大将から,追加を聞かれる。お腹はもういっぱいだが,ホウボウが入っていることを聞き,追加でホウボウを頼む。白身だけれど野趣あふれる旨さで,すっと喉の奥に消えていく。
3800円という廉価でありながら,メリハリを付けていい魚を食べさせてくれる。高級寿司屋のことはよく知らないが,小生には充分満足の行くものであった。旨かった。大将と女将さんの二人で切り盛りされており,仕事中,若いご主人は無口であるが,最後はにこやかに接してくれる。また,季節ごとに訪れたいと感じる店である。