moiutyaさんが投稿したあやむ屋(大阪/新福島)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

=美味しい料理に美味しいお酒 大切な人との語らいのひと時=

メッセージを送る

この口コミは、moiutyaさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

あやむ屋新福島、福島(JR西日本)、福島(阪神)/焼き鳥、鳥料理

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.4
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2013/11 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.4
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

寄り添って焼き鳥(★450軒)

 急に深まる秋,冷えてくる体を素敵な人と寄り合うようにして訪れたのがこちらのお店。東西線新福島駅から一番出口で地上に上がり,そこから歩いて二,三分の所にある,大阪でも一,二を争う有名な焼き鳥屋。旨い,と言われる焼き鳥をほっこりと頂きたいと考え,こちらのお店を予約しておいた。店内は,カウンターだけで席数はおそらく14,5席。落ち着いた雰囲気。かの人と体を寄せ合わせて席に座る。
 
 メニューを見ると,コースもあるし勿論単品でも注文することが出来る。今回は,おまかせAコース(4300円)を注文した。飲み物は,ヒューガルデンビールとプレミアムモルツを注文する。

 まずは,ビールで乾杯。付き出しの千切りキャベツと,ざるどうふ供される。ざるどうふは粗塩で頂く。甘い大豆の風味が塩により引き立てられている。きゃべつとともに口の中をさっぱりさせて,鳥をを食べる準備が整う。

 次に,造り盛り合わせ。キモ,ハツ,ささみの三種類。白醤油,醤油,胡麻油が用意される。キモは胡麻油で,その他は好みで醤油か白醤油に
山葵か生姜を薬味にして食べるよう勧められる。

 まずはキモを胡麻油で頂く。キモってこんなに甘いのか,旨い物か,と驚く。早速日本酒を頼むことにする。私は八兵屋を,かの人は遊穂を注文した。
 ハツは,生姜を薬味に醤油で頂く。こりっとした食感で,噛んでいる内に少しねっとりとした旨みが広がってくる。生姜の風味ともよく合う。

 ささみは,山葵を薬味に白醤油で頂く。柔らかな食感とねっとりとした甘さがやさびの軽やかな爽やかさに活かされている感じ。刺身はどれも新鮮で旨かった。日本酒によく合う。

 ここから,焼き鳥がスタート。最初はむねわさび。胸肉を軽く焼き,おろしたての山葵をのせた物。串を手に持ちかぶりつくと,中は生のむね肉がとてもジューシーで,山葵の香りと渾然一体になって旨汁が口の中に広がる。塩加減も絶妙。最初は少しきつめの塩加減で,串の下の部分に進むにつれて塩加減が淡くされており,肉の旨みがわかるように仕上げてある。見事な仕事だと感じた。

 続いて2つめが,せせり。こちらも塩味。今まで食べたせせりは一体何だったのか,と思う程,太くて旨みも濃い。熱々をほおばると幸せいっぱい。むろんこれも日本酒に合う。

 次に,ねぎま。これも塩味。肉と葱を一緒にかぶりつく。もも肉の濃厚で力強い旨みと葱の甘みの調和が素晴らしい。これぞ王道かつ定番の一品である。
 
 ここで,一品料理。鳥の白子の塩焼き。楕円形の白子が5個。青ネギとレモンが添えられている。かの人は,なぜかとても喜んで,箸でつついたりしている。粗末に扱うな,と笑いながら注意してしまう。レモンを搾って葱とともに口に入れる。河豚や鱈の白子とは違い,どちらかというと羊の脳みそのような食感。ぎりぎりまで塩分を抑えてある。勿論生臭いわけではない。少し岩塩を付けると旨い。かの人も嬉しそうに食べている。

 続いて,焼き鳥に戻る。つくねが出される。こちらは,塩味ベースだが,山椒に加え何種類かのスパイスで仕上げられている。日本的でもあり東南アジアをも感じる不思議な仕上がり。でも,ふっくらとした食感に肉の旨み,スパイスの香り高さが素晴らしい。文句なく旨い。

 次がずり。これも塩味ベースだが,山椒に加え何種類かのスパイスで仕上げられている。しゃきしゃきした歯触り,スパイスの香り,噛むとほとばしる汁がたまらない。

 ここで口直しにずりポン酢がだされる。湯がかれたズリに大根おろしを乗せ,ポン酢と葱がかかったもの。スパイスになれた口をさっぱりとしてくれる。

 続いて6本目は軟骨。こちらは,たれ焼き。甘みを抑えたたれで焼かれたそれは,食感も楽しい。甘みを抑えてあり,日本酒にとても合う。 

 最後の焼き鳥は,せぎも。これもタレ焼き。青ネギがかかっている。腎臓のことのようだが,臭みは全くなく,柔らかで優しい味わい。

 〆に,スープ茶漬け。鳥のスープの茶漬け。山葵が添えられ,とてもいい香り。鳥と酒に堪能した胃の腑に優しく浸みる。最後まで鳥の旨みを楽しめたし,満腹になった。

 刺身,焼き鳥とも,適度に歯応えがあり,旨みの確かな素材が使われている。味付けはどれも秀逸だと感じた。そして,今回頂いたAコースは,前菜,刺身に,一品料理を旨くはさんで,塩,スパイス味,タレ味と味付けの違うものを旨く組み合わせ,飽きずに最後まで美味しく頂けるような演出がなされていた。満足度の高いものであった。また,ワインや焼酎はかなり品揃えもよく,日本酒も焼き鳥に合うものが厳選されて用意されている。大将は仕事中は寡黙だが,最後に店の外まで丁寧かつにこやかにご挨拶頂き,気持ちのよい応対をして頂いた。焼き鳥にしては高い,というレビューもあるが,これだけの素材と味付け,料理を出すときの心配りなどを考えると,決して高くはない,と思う。また,度々再訪して,旨い鳥を食べたい,と思う。
 

2013/11/24 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ