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夜の点数:4.5
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.3
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|雰囲気 4.4
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.7
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.3
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| 雰囲気4.4
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.7 ]
変わらずにいて欲しい老舗の鰻屋
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2016/02/27 更新
(平成27年2月)
今回も東京での滞在最終日にお邪魔する。いつものメニューを注文して,旨い鰻と至福のひとときを堪能する。東京へ行くたびに訪問する,東京でのマストアイテムの店である。
(平成26年12月)
この日も東京で3日に亘る仕事を終えた後,寛ぎたくて旨いものが食べたくて,こちらの店に来訪。昨年度来,何度か目の訪問である。やはり,この日もいつものように,鰻重上(3200円)を注文した。併せて,日本酒は吉乃川をお願いし,ひれ,向こう骨,骨,肝吸いも注文する。女将さんも覚えてくれたようで,「いつもありがとうございます。」とおっしゃってくれる。これはうれしい。
酒とアテをゆるゆるやりながら待つこと35分,鰻重が運ばれる。今回は肉厚のウナギ,脂も乗っている。こちらのたれ,繊細な鰻
だけでなく,脂の乗った鰻の身にもよく合う。そして,たれと鰻の脂の浸みたご飯が旨い。私にとって,静かにこちらの鰻を頂くときが,正に至福のひとときである。
今後も東京に行った際には,是非毎回訪れたい,そんな素敵な店である。
(平成25年11月)
東京出張で1日半みっちりと仕事をした後,旨いものが食いたくなる。鰻高騰の折り,今回は鰻を喰うことにして,こちらの店に予約の電話を入れる。空いているとのこと。メトロ有楽町線で,江戸川橋駅へ。午後4時30分の開店時間にきっちり入店した。
二人掛けのテーブルに案内される。上には「予約席」の札が置いてある。見回すと,4人掛けのテーブルが3つと2人掛けのテーブルが二つ。奥にもテーブルか小上がりがあり,2階にもお部屋があるよう。1階はたいていのテーブルが予約で埋まっているうようである。
お品書きを見ながら,あれこれ食べたいものを考える。鰻重は並と上の2種類。堪能したいと思い,鰻重上(3200円)を注文した。併せて,日本酒は吉乃川をお願いし,ひれ,向こう骨,骨,肝吸いも注文する。
吉乃川を小さな杯でゆるゆるやり始める。そのうちひれが,続いて向こう骨が運ばれてくる。ひれは正にひれを串に刺したもので香ばしく,向こう骨はひれ周りの身を串に巻くようにして焼いたもの。甘さを抑えたたれの風味豊かで,身の旨さも味わえ,酒の肴にぴったり。酒が進む。続いて骨が運ばれてくる。これは背骨を油で揚げたものである。味は悪くないが,少し生臭い油の臭いが気になった。ゆっくりと杯を進めて鰻の焼き上がりを待つ。贅沢で愉快なひととき。
注文して35,6分程待ったであろうか。いよいよ鰻重が供される。重を明けると湯気とともに甘辛い鰻のの香りがふぁっと広がる。思っていたより鰻の量も多い。
まずは,山椒をかけずにたれがまぶされたご飯と鰻を一口。蒸して脂が抜いて焼かれた鰻は,あまり肉厚のものではなく,脂の乗りも品がよく柔らかでとても繊細な旨さ。このような繊細な鰻には,この位甘くないたれの方が、鰻の旨さが十全に引き出され,堪能出来ると感じた。関西の鰻のように甘くはないが,ふくよかで豊かな味わい。本当に旨い。山椒をかけて食すと,きりりとした風味が加わり,味に奥行きが増す。
肝吸いは,出汁の香りと出汁の旨味に肝の旨味が三味一体となった素晴らしいもの。肝吸いを飲むのは野暮だなんて話も聞いたことはあるが,やはり鰻重にはよく合う。
残りの日本酒を飲みながら,一気に食べ進む。かなりの量ではあるが,あっという間に食べ終わってしまった。食べ終わった後の後口は,鰻の旨みが口に残っている一方,とても清々しい。誠に実利ある旨さの料理をいただいた,という満足感が味わえた。
レトロで落ち着いた内装は,これからもずっと変わらないような雰囲気を醸し出している。そして,これからも変わらずに居て欲しい,と願わずにはいられない。また仕事で東京に来るときには立ち寄りたい,そして疲れを癒やして旨い鰻を頬張りたい。 そうそう訪れることも叶わないが,贔屓にしたい店である。