moiutyaさんが投稿した弁天山美家古寿司(東京/浅草)の口コミ詳細

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=美味しい料理に美味しいお酒 大切な人との語らいのひと時=

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弁天山美家古寿司浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町/寿司、海鮮、日本料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2013/11 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

江戸前の鮨を食べる。

 少し前に東京に行った際には予約が入らなかったため,今回は早い時期に予約しておいた。浅草にある老舗の鮨屋。江戸前の伝統に則ったいわゆる仕事がされている鮨を食べさせてくれると聞く。午後五時の開店時間に合わせて予約し,開店と同時に飛び込む。

 店内は,カウンターと奥にいくつかテーブル席がある。カウンターには伝統を背負った風格と貫禄を備えた大将の姿。優しそうな女将さんに案内され。カウンターの,しかも大将の握り場の前に案内される。カウンターの上には暖簾があり,そこに中尾彬氏のサインがなされている。

 こちらの店は,仕事のしてある江戸前の握りのコースが4つ程,通常の生の魚を握るコースが2つ程用意されている。仕事のしてあるコースから,弁天山コース(7350円)をお願いし,そして,日本酒の中から浦霞純米の冷や酒を合わせて注文する。

 すぐ,浦霞と小鉢が供される。酒は一合半。まずは一献。雑味なく爽やかだけどふくよかな味わい。好きな酒。小鉢には,鮪の中落ちの生姜煮。生姜が鮪の旨みを引き出し,酒によく合う。これをアテに2,3杯,杯を重ねたところで,大将より,そろそろ握りましょうか,との声。お願いします,と返答する。

 大将がネタケースから下拵えした魚を取り出し,切り付けて握り始める。手元が見えるわけではないが,とても綺麗な動きである。

 まず始めに,白身。鮃と鯛。鮃は昆布締めされており,煮切りが塗られる。口に入れるとシャリがふわっとほどけ,噛む内にネタと一体になる。舎利は思っていたより塩分も優しく酢の加減も淡い目。鮃は昆布の旨みがしっかりと付き,ねっとりとした食感も心地よい。鯛は霜皮に湯引いたもの。煮切りで頂く。少し熟成した味わい。

 次が,赤貝とかじき。赤貝は肉厚で濃い血の旨みが強く感じる。かじきはづけにしてある。さっぱりとした赤身の旨さがとてもいい。初めての体験である。

 続いて,北寄貝と小鰭。北寄貝は程よい弾力でも甘みたっぷり。小鰭はしっかりした締め加減。ただ,舎利の塩加減や酢の加減が淡い目なので,少し小鰭そのものに舎利が少し負けている感じがする。でも,ここは好みだと思う。

 鱚と才巻き。鱚は軽く昆布で〆てある。鮃よりは軽い〆加減で,品のよい旨みが広がる。才巻きは,みその部分まであり,ほっこりしていて甘みも充分。

 次が穴子と煮烏賊。穴子は沢煮の後軽く炙ってあり,柔らかでまったりした旨さ。煮烏賊には甘いツメが塗られている。柔らかで身そのものも甘く,とても旨い。
 
 握りの最後は鮪ヅケと玉子。鮪は赤身の血の爽やかさとヅケにすることによりしっとりとした旨みが一体となったもの。素晴らしい出来映え。そして玉子は,どこまでも優しくどこまでも甘い。今まで食べた玉子で1,2を争う旨さ。

 最後に鉄火巻きと海苔巻き。鉄火は海苔の香ばしさに鮪の香りがよく調和していて旨い。海苔巻きは,かんぴょうが思ったよりさっぱりとしている。関西ではあまり食べないが,美味しいなと思った。

 どの鮨も,ネタに応じた仕事がされており,それがネタの旨みを引き出すとともに,少し淡い目の舎利によく合う。またコースの流れも白身から味の濃いものへと設定されており,最後まで美味しく頂けた。

 大将も寡黙だが,ネタの説明をされるときの口ぶりを察するに安心できるような懐の深さと優しさが感じられる。驚いたのは手の色である。。ピンク色ですべすべしていていかにも柔らかそうだった。女将さんは優しい雰囲気でかいがいしく動かれており,とても素敵な感じの方であった。店内も清潔で気持ちいい。東京へ訪れるときには,また立ち寄って,仕事がされた江戸前の鮨を食べてみたいと思う。

2013/11/30 更新

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