たのちゃんさんが投稿した神田まつや 本店(東京/淡路町)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

たのちゃんのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、たのちゃんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

神田まつや 本店淡路町、小川町、新御茶ノ水/そば

2

  • 昼の点数:4.2

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.0
2回目

2024/08 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

念願だった「すだちそば」

[2024-8-14再訪]
神田まつやさんは、もうかれこれ20回近く訪れているが、そういえば秋冬ばかりで夏は行ったことがなかった。
灼熱の炎天下で数十分並んで待つのが常態というのも足が遠のいていた原因だろう。
蕎麦屋さんはどこでも「季節そば」というのを提供する。
店によって、よもぎそば、ゆず切りそば、ウコンそば、なめこそば、じゅんさいそばなどがあり、まつやさんでも夏季はすだちそばを期間限定で提供している。
以前から存在が気にはなっていたが、曇りがちのこの日重い腰を上げた。
いつもはJR秋葉原駅から歩いて行くのだが、今回に限り丸の内線の淡路町駅で下車。徒歩1分でまつやさんに着く。
お盆の真っただ中だというのに既に30名近くの列。1巡目に入れるギリギリのポジション。
11時Just、女将が現れて暖簾を掛ける。今日は手指消毒は無し。手前から席は埋まってゆくのでかろうじて一番奥に着席。
常連風の方の多いこと、半数以上が蕎麦前のアルコールを注文、お日様の高いうちから堂々と酒が飲めるというのが老舗蕎麦屋さんの醍醐味だろう。とはいっても近年、サイゼリヤや王将などチェーン店でも昼のみが流行っているが。
お1人様はもり蕎麦を手早く食して足早に去って行く。この絶妙な顧客バランスが見ていて素晴らしい。

この店の席は8人掛け長テーブルが11脚だけだがコロナを機会に真ん中に木製の仕切りが設置されたことにより居心地が格段に良くなった。接近した隣席の挙動が目に入らないというのも飲食に没頭するのに丁度良い。
お盆期間は裏メニューの玉子焼きが無いそうなので、手早く済ますべく焼き鳥の塩とお酒を注文、あとですだちかけと、天もりそば(冷)を持って来るように言っておく。
すだちそばは、すだちかけと、すだちおろしの2種類があり、薄切りのすだちが多数浮かんだやつは前者なので注意。

「蕎麦前」を楽しんでいると、ややっ15分も経たぬうちに蕎麦が早々にやってきた。やはり最初にまとめてオーダーするとこうなるのか。
やむなく、天ぷらとすだちを肴に加えて酒を飲む。やはりまつやの海老天は逸品だ。こんなに大きな車エビはなかなかお目にかかれないだろう。
薄切りのすだちも、爽やかでいいアテになる。最初、すだちは絞って実は食べないものかと思っていたが、皮も全部食べられる。
空の小皿がついて来たので一体なにかと思ったが、種を入れるためだと判明。なるほど気が利いている。
適度に効いた冷房の中、夏の愉しみを終えたあと、残った蕎麦を一気にたいらげる。
今回、天もりのツユは暖かいものにしたが、すだちそばの冷たいツユとは微妙に味付けが違っているのに気付いた。
冷のほうは甘みが強く、温のほうはダシが際立っている。
老舗のこだわりはすごい。これで長年の願望だったすだちそばが味わえて大満足。
お会計は2人で5940円、いい真夏日の白昼、ちょい贅沢でした。
卓上のメニューを見ていて気付いたこと。生わさび95円!!
周囲でもり蕎麦を食べている人を見ると、薬味はネギだけでわさびがついてない!
そうか、わさびは別注だったのか、長年通っていて初めて気付いた。
テーブルには七味と山椒が置いてあり、これで普通は事足りる。信州人は七味だけで山葵はつけないんだそうだ。

現金のみのお勘定を終えて店を出ると、復活した炎天下やはり30人余の行列が出来ていた。さすが人気店である。

*そういえば8月から定休日に月曜日が追加され、日、月が蓮休になりました。

  • すだちかけ冷1540円

  • 夏の季節メニュー 6~9月

  • おしらせ

  • 亭主のおすすめ2024-8

  • 蕎麦前はまずこれ

  • 今日は焼き鳥を塩で990円

  • 暑いので天ぷら蕎麦の(冷)2530円

  • すだちそば 右下の空皿は?

  • 2024-8おしながき

  • 2024-8おしながき2

  • 公式より夏メニューのお知らせ

2025/07/04 更新

1回目

2021/12 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

冬至の日は神田まつやで「ゆずきり」を

[2022-12-22再訪]
今年もゆずきりで神田まつやさんへ。
午前中はあいにくの雨天のため、去年と同じ時刻に到着しましたが並びは1/3で8番目。
去年と同じく、開店5分前にご主人が挨拶に現れ女将が手指アルコール消毒に来られます。
諸物価高騰で、ご多聞に漏れず10/17から値上げされた様子。
天ぷら蕎麦が2310円から2530円に220円のup。まあ美味しさは変わらないんだから仕方ないか。
海老が小さくなるより、適価で値上げのほうが嬉しい。
雨天のせい??去年よりもお酒を召されている方が多いように感じました。
今年のアテはにしんの棒煮(990円)。甘辛く煮込まれていて、レモンを絞ると旨味が増します。つくづく菊正宗と合うなあと思いました。
食べ終わった後で気付いたんですが、テーブルに山椒があったんですね。これもかけるべきだったと後悔。
鰻やじゃないんだから、まさかも山椒は気付かなかった。
小一時間冬の味を楽しんだ後、お会計して店外に出ると、10人程度の並び。悪天候の日はねらい目です。

[2022-10追記]
再訪して冊子メニュー(写真付き)を撮影してきました。注:掲載価格は旧価格で、新価格は末尾の写真
このメニューは各テーブルには置いてなく、お姉さんに言うと持ってきてくれます。外国人向けでローマ字表記。店に3冊しかないみたい。
これを見て天種と天抜きの違いがよくわかりました。

[2021-12-22訪問]
久々のまつやです。
コロナ後は11時開店になったようなので、秋葉原から万世橋経由で歩き、10:35到着。
限定冬至そばの期間なので案の定大勢並んでおられ、どんどん列が伸びて行きます。
開店10分前、女将さんがアルコール消毒液と体温計を持って登場、列に並んだまま測定してゆきます。
続いてご主人登場、お並びいただきありがとうございますとご挨拶。
このとき、親しげに言葉を交わす方がかなりいるので常連さん多いなあと。

11時ちょうど暖簾が下げられ開店。特に席の指定はされなかったので図々しくも
帳場前に1卓だけ離れている「常連席」へ。隣はもう毎日通われているんじゃない
かと思われるお1人客。何も言わなくても酒と肴が出て来たのに感心しきり。
黙礼すると笑顔で返してていただきます。
テーブルは6人掛けが11卓あり、66人定員のはずですが中央に木製の仕切り板
が置かれて4人掛けになっているので44人が定員。当然全員入りきれずに2巡目となる方も多数。
今回は蕎麦前も堪能するつもりで来たので、まず葉わさび(440円)焼き鳥(935円)鴨ぬき(1870円)と熱燗を注文。
どうも冷や、ぬる燗、熱燗、超熱燗の中から指定できるようです。
まずお銚子とお通しの蕎麦味噌が届きます。
ここの猪口ってすごく小さいのね。恐らくぐいぐいやらずにチビチビしろってことなんでしょう。1合で20杯くらいありました。他の蕎麦屋では0.8合の銚子が多いのにここでは正1合きちっと入っているのが嬉しいところです。
続いて葉わさび。これは感動しました。今まで食べたことのある内で一番辛い。
葉わさびは古くなったり保存が悪いとすぐに辛さが飛んでしまうので、ここまで辛いのはもはや神業です。甘めの蕎麦味噌と交互にやっているとシアワセですね。酒は菊正宗の特撰というスタンダードなもの一本なんですが、辛口の優等生の酒なんでどんな肴にも合う感じです。
続いて焼き鳥登場。悩んだ末、塩にしました。
旨い鶏ならば塩のほうが鶏の味わいがわかるからです。
鴨ぬきは、たっぷりの汁に厚手の鴨肉3枚、つくね1つ、結びかまぼこ1個が入っています。あと少々のネギ。鴨の脂が溶けだした汁はすごく旨い。これだけでお銚子3本は行けそうなくらい。
周りを見回すと、ほぼ半数の方が昼前から晩酌をされています。しかも誰もがニコニコと。まつやで過ごす至福の時間を楽しまれています。
そろそろ蕎麦にしましょうか。ゆずきりの大(1540円)と天ぷら蕎麦(2310円)を注文し2人でシェア。最初は何て高い天ぷらなんだと思いましたが1度食べて納得しました。大車海老が2本。旨くないわけがありません。
いいですか、車エビですよクルマエビ。ブラックタイガーや赤エビではないのです。
ゴマ油の効いた衣に汁が滲みて酒が進みます。
締めはゆずきり。もうツユも付けずに食べると柚子の香りが口いっぱいに広がりシアワセになります。
蕎麦つゆにつけたり、鴨ぬきの汁につけたりいろいろ楽しみました。

そういえば、メニューに「天種」というのがあり、室町砂場では海老かき揚げが汁に浸かったものだったので、そうなると「天ぬき」と何が違うんだろうとお姉さんに聞いてみました。
どうもまつやさんの天種は汁に浸かっておらず、天ぷら盛り合わせのような形で海老天2本が供されるようです。いや、聞いていたお隣の常連さんが詳しく説明して下さいましたね。

会計はテーブルで2人で8635円。お会計は現金のみで、カードや電子マネーは不可。領収書は手書き。
GoToEat食事券も使えません
鴨ぬきと鴨南蛮蕎麦は同じ値段だということに。
蕎麦を抜いても引いてもらえないわけですね。
でも蕎麦が入っていると、伸びるので急いで食べなくてはならず酒のアテには結局蕎麦のないほうが都合がいいわけです。江戸時代の粋人はうまいこと考えたものだなあと。

お隣常連サンにご挨拶して70分後にまつやを後にしました。表には30名近く並んでおられ、年末にかけてこの喧騒は当分続くことでしょう。
こんどは夏に来てすだちそばでも頂きましょうか。

  • 行燈

  • 雨どいにも家紋

  • 正面

  • 店内

  • 期間限定ゆずきり(価格は旧)

  • 手打ちです

  • お銚子は正1合

  • 葉わさび

  • 鴨ぬき

  • 焼き鳥 塩

  • 天ぷらそば

  • ゆずきり

  • 手打ち中

  • 歴史ある家紋の欄間

  • サイドメニュー(以下旧価格です)

  • ドリンク

  • ご飯類

  • 温かい蕎麦1

  • 温かい蕎麦2

  • 温かい蕎麦3

  • 冷たい蕎麦1

  • 冷たい蕎麦2

  • 季節メニュー

  • 2022-10新価格

  • 2022-10新価格

  • 2022-10新価格

  • 2022-10新価格

  • 2022-10新価格

  • にしんの棒煮

  • 雨の日の並び

  • 通称常連席

2025/07/04 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ