2回
2022/07 訪問
時の流れは残酷
2022/09/02 更新
2013/06 訪問
銀座で?いやいや、日本で一番のバーです。
外堀通りから一本入った、銀座西五丁目と六丁目の間くらいにお店があります。
銀座で会食の予定があり、前から気になっていたこのバーを目指して行ったのがこの店に通いだしたきっかけ。
ビルを8階までエレベーターで上がると、保志の看板が。
店内は長いカウンターと奥の窓際にテーブルが設置されています。
このお店、何度か訪れていますが、カクテルはスタンダードもオリジナルも非常にレベルが高い。
弓なりのシェイクを見ていると、飲まないでも変な酒が出てくることはないと確信できます。
フルーツも豊富にありますので、飲みたいカクテルをなんとなく伝えてしまうのが一番良いと思います。
一応のお薦めはサイドカー、モスコミュール、保志氏のオリジナルであるサクラサクラ。
盛り上がってくると、常連が飲むブラッディ・メアリーのショット版、トマトシューターはぜひ。
ここの一番素晴らしい所は、スタッフのチームワーク。
お客さんをリラックスさせ、楽しませる為に皆が連動して動いているのが分かります。
非常に、非常に感じが良い。
そして大事なお酒ですが、他のお店ですとオーナーバーテンダーがシェイカーを振らないとかなり味が落ちます。
通常、お客さんはオーナーに振ってもらいたい訳ですから、しょうがない話ではあるでしょう。
しかしこのお店はNO.2、NO.3の方まで、非常にクオリティの高いカクテルを出せる力量がある。
これはオーナーバーテンダー、保志さんのビジネススキルが高い、そして人が良い証明でしょう。
保志さんご自身が、まず楽しく酒を飲もうとしている。
周りはついて行きたくなりますよね。勉強になります。
帰り際いつも、エレベーターで1階まで降りると、階段を一生懸命下りたであろうバーテンダーさんが見送りに。
普通は嬉しいサービスなのかもしれませんが、
さっき一緒に酒飲んだじゃないですか。体に悪いから止めた方が良いよ!
ってこちらが恐縮してしまう。
だって、先ほどまであんなに楽しませてくれたじゃないですか、もう充分です。
とにかく楽しいバーで、ずっといたいと感じるバー。
まぁ何が一番言いたいかと申しますと、バーテンダーは美味い酒を出すだけが仕事じゃない。
鼻っ面だけ高い銀座のバーテンダーさん、この店で勉強しなよ。
ということです。
デートでもさりげなくバーテンダーさんが会話に入って盛り上げてくれます。
しかし二人の世界に入られたい方には向かないバーです。
口説く店ではないかな。
小さなテーブルもありますが、3人まで伺うのが良いかと思います。
平日の早め以外は電話で確認の上訪れた方がベター。
今日本中で一番好きなバーです。
2013/07/08 更新
コロナ明けて暫くぶりの訪問。
しょうがないことですが、バーテンダーの顔ぶれが大きく変わりましたね。
あんな人も独立したりとか、あの人は辞めたとか。。
サポートやってた人がメインを張る。
腕がそんなに上達する訳でもない。
会話も貫禄も。
普通のバーになってしまったな。
顔ぶれが決まらないバーを選ぶなら、オーナーバーテンダーが立ってる店に行くのがバーラバーの行動だ。