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昼の点数:4.4
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.4
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.2
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|CP -
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.4
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.2
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| CP-
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| 酒・ドリンク- ]
肩肘の張らない老舗の蕎麦の名店です。
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かき揚げ天丼
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太打ち蕎麦
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卵焼き
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卵焼き(断面)
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2014/10/31 更新
久し振りに、神田の「まつや」へ行きました。
「もりそば」や「胡麻そば」をよく食べるのですが、今回は「かき揚げ天丼」1,100円(税込み)にしてみました。
丼の上に小えび4本の天ぷらがのり、その下にはイカのかき揚げが2層になった天丼です。
まつや秘伝の甘辛いタレが染みていて、懐かしい「下手味」が感じられる天丼でした。
お盆には、ゆばと三つ葉の香り高いお吸い物とお漬物の小皿にお茶がついていました。
メニューにはのっていませんが、裏メニューとして「卵焼き」(要予約)と「太打ち蕎麦」(要予約)があるようなので、事前に電話注文しておき、食べてみました。
「卵焼き」は、楕円形の独特な形状で、ふっくらと焼き上げられた卵焼きでした。
聞くところによると、特殊な小判型の焼き器で何層にも焼き上げられるものらしいです。
食感は、うっすらと焦げ目がついたクリームブリュレのような感じで、なかなか美味しかったです。
「太打ち蕎麦」はその通りの極太のお蕎麦で、蕎麦の味が楽しめる一品でしたが、たまに食べるのが良いと思いました。
普通に食べるときはいつもの細さの方が喉ごしも味わえて良いように感じました。
明治17年創業の東京の蕎麦屋を代表するお店で、昭和二年に建てられた庄屋造りの堂々たる一軒家です。
常連客を中心に多くのお客で賑わっており、メニューも様々ありますが、つけ汁に胡麻の入った「ごま蕎麦」も人気メニューの一つだそうです。
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「池波正太郎の美食を歩く」には下記のように書かれています。
かって連雀町と呼ばれたこの界隈は第二次世界大戦の空襲を逃れたエリアで、大正、昭和初期に建てられた木造の名店が多数残っている。
「神田まつや」はビルとビルに挟まれた風情あふれる木造二階建てで、この佇まいが名店を彷彿させる。
暖簾が左右に二つ掛かっていて、向かって右側が入り口、左側が出口である。
そのとおりの老舗の名店です。
「下手味」について 勝見洋一『正調江戸前天麩羅蕎麦をさがせ』より
それにしても下手味とはなんなのだろう。決して上品な味ではないが、かと言って下品なのではない。高級な材料よりも大衆的な材料同士の激突によって、火打ち石の火のように輝く旨さだ。なんとなく江戸時代の鉄火のような味わいだ。江戸末からの天丼だけではなく、後世に出来たカツ丼なども濃厚なのを考えると、江戸職人の伝統が丼物に今でも生きているのだ
と言わざるを得ない。