毛沢山さんが投稿したあつた蓬莱軒 神宮店（愛知/伝馬町）の口コミ詳細

　熱田神宮のお膝元、明治6年（1873）から鎮座
　する「蓬莱軒」は、料理旅館からの発祥から鰻を
　始め、当時の仲居さんの「お梅さん」が、

　出前の「おかもち」の丼の陶器が割れる事から櫃
　にしたらどうかの発想から始まり「ひつまぶし」
　へと発展、

　商標登録「ひつまぶし」の元祖であっても元祖な
　りのクオリティがあるから「ひつまぶし」名を使
　われる事は気にしなく、

　名古屋の鰻屋さんも「ひつまぶし」を真似たくな
　いが、全国区となった今、樹脂のお櫃にしたりし
　たが、他店も正々堂々「木製の櫃」にしている!!

　❖オーダー（合計：13900円）
　1）ひつまぶし　　　　4950円×2
　2）う巻き　　　　　　1200円×2
　3）肝焼き　　　　　　750円
　4）中瓶ビール　　　　850円

　正直「蓬莱軒」は、他の鰻屋さんより高いイメー
　ジだったが、4950円の単価は、むしろリーズナブ
　ルで、

　真似をされる鰻店の「薬味」は少ない店舗もあるが
　蓬莱軒は、過去から今の様な提供で、ブレがない!!

　古くから「う巻き」を提供する元祖と言っていい
　のに1200円、古くからの出汁巻きは絶品で、他
　店が高い単価にしているお店もあり、リーズナブ
　ルだと思う

　❖名古屋「蓬莱軒」の鰻
　1）焼く本数
　毎日4000本、多い時は8000本を焼きく!!
　鰻を捌く場所は日比野の大名古屋食品センターに
　セントラルキッチンを置き3+1店舗に供給

　2）背開き？腹開き？
　鰻は蒸さず、関東と違い「腹開き」
　当然、名古屋流の「鰻の包丁」

　❖神宮店のヒストリー
　旧神宮内店舗の建物は、名古屋市営の住宅の扱い
　で、戦後からだと思うが、１９９０年前後の移転
　当時でも、家賃が推定２８００円くらいの破格値

　だけど、当時の名古屋日本家屋は豪勢な建物では
　ないが、耐震化し遺して欲しく、現在の熱田神宮
　の東の駐車場に店舗があったが、復活を願う!!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上
　

　２０２４年台風１０号が来る前に「蓬莱軒」!!
　蓬莱軒で必ずオーダーするのが「う巻き」で、そ
　の「うまき定食（うまきと小ひつまぶし）」の存
　在を知り、早速の訪問!!

　何も言う必要はないと云いつつ、説明させて頂き
　ます。（云の中国語漢字は「雲」）

　❖オーダー（合計：10550円）
　1）うまき定食（うまきと小ひつまぶし）3300円
　2）ひつまぶし（通常サイズ）　　　　　4600円
　3）うまき　　　　　　　　　　　　　　1050円
　4）肝焼き　　　　　　　　　　　　　　650円
　5）大瓶ビール　　　　　　　　　　　　950円

　鰻の焼きは「炭」「団扇」の妙技で、身がふっく
　ら焼きあがる職人さんの熟練で出来上がる!!

　通常サイズの「ひつまぶし」の、カロリー的に多
　いと思った時は「うまき定食」と頼むのがいい!!

　ただ蓬莱軒に頻繁に通っている人は、それでいい
　が、たまに来られる方は「通常サイズ」「１.５倍」
　もおススメ!!

　❖う巻き
　その前に「う巻き」が絶品で、必ずオーダーし、
　名古屋での「う巻き」は、蓬莱軒が早いと思い、
　後発の鰻店の「う巻き」が、妙に高いのが気になる

　その「う巻き」、侮ってはいけない!!
　今回、２セットが付き、４個の内、３個食べたが、
　そこそこの量だ!!
　卵焼きは、味醂・砂糖を使わず、出汁だけで焼き
　上げる絶品だ!!
　
　❖大瓶
　こうした有名店で、ありがちなのは中瓶ビールが
　主流で、ややもすれば小瓶だってある!!
　大瓶に感謝したい!!

　❖肝焼き
　これも有名店で650円は、あり得ない感謝の単価

　❖あつた蓬莱軒 本店（宮の渡し近く）は、
　明治6年（1873）の時代、この辺りは宿場町と
　して栄え、海上貿易の中心地。多くの料亭が集ま
　り、あつた蓬莱軒も料亭旅館から始まり、ここは
　港町としての海鮮問屋などで繁栄した地。

　だから料理旅館からの発祥で、２０２４年で、創
　業１５１年になり、鰻を始めて何年かは不明。
　
　僕は、熱田神宮内にあった「蓬莱軒 神宮店」が、
　お初で、基本「神宮店」へ行く!!

　❖ひつまぶし
　あつた蓬莱軒の商標登録で、世に広めた功労者!!

　過去、地元の鰻店の店主さんからも否定的な意見
　を聴いた事もある。
　いつかの段階で全国区になったら、こぞって同様
　の「櫃まぶし」の名を代えて提供。たぶん、次の
　代も息子さんからだろう。

　例え、常連さんが「茶漬け」で食べたいから、裏
　メニュー提供した店舗が先であったとしても、

　櫃に入れ、だし汁で茶漬けにし、薬味を添えるの
　は、蓬莱軒が始めたのは間違いない!!

　それ以上の詳しいヒストリーは、２０２４年１月
　２０日訪問記を読んでね!!

　丼から櫃になったエピソードも書いてあるよ!!

　❖嵐の日に行く!!
　地元民以外の人は、真似しないで!!
　嵐であっても熱田神宮の杜は、穏やかで、南門を
　出たら神宮店があるから、嵐は混まなくて済む。

　この日、中華系の方々が多く、観光に来られ、嵐
　であっても予定されてるから神宮参拝の食事に来
　られ、地下鉄利用のアジア圏の方が多く利用頂き
　感謝!!

　食べ終わった段階で、並ぶお客さんは少なかった

　今回の台風１０号、愛知でも豪雨に見舞われた地
　域もあったらしいけど、蓬莱軒の地は、何故か雨
　雲が避けて通り、１日だけ早朝朝が豪雨くらいで
　済んだ。

　❖あつたnagAya
　2024年９月６日オープン「あつたnagAya」が
　一部プレオープン!!

　名鉄神宮前駅に新しく出来た商業施設で、木造
　建築がウリ!!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

　今回の目的は「一半ひつまぶし」に挑戦!!

　後は、あつた蓬莱軒ヒストリーのコンプリート!!
　これを読めば蓬莱軒が判る。（かも）

　あつた蓬莱軒 本店（宮の渡し近く）は、
　明治6年（1873）の時代、この辺りは宿場町と
　して栄え、海上貿易の中心地。多くの料亭が集ま
　り、あつた蓬莱軒も料亭旅館から始まり、ここは
　港町としての海鮮問屋などで繁栄した地。

　だから料理旅館からの発祥で、２０２４年で、創
　業１５１年になる!!

　僕は、神宮店しか当時は行った事がなく、本店は
　料亭と思い込み、刺身・焼き魚もあったから。
　注：当時とは明治の時代じゃないよ!!
　
　❖❖今日のオーダー
　1）うまき　　　　　　１０５０円
　2）肝焼き　　　　　　　６５０円（５個）
　3）肝ポン　　　　　　　６５０円（５個）

　4）一半ひつまぶし　　６１００円（ご飯小）★
　5）ひつまぶし　　　　４６００円（通常）　☆

　6）キリンラガー　　　　９５０円（大瓶）

　「一半ひつまぶし」は、ご飯と鰻が1.5倍。それ
　を、ご飯のみを少なくお願いしてのオーダー。

　驚いたのは「だし」の器の大きさの違いと、
　薬味の量の違いとに、「櫃」(おひつ）の大きさ。

　「うまき」は蓬莱軒が、何処よりも絶品な品。
　ただ、今日のクオリティは８５点。
　長く食べ続けてると、その時々の職人さんの腕の
　違いも見えてしまう。

　恐らく「うまき」を提供し始めたのも蓬莱軒じゃ
　ないかと思う程に、「ひつまぶし」の次に人気!!

　❖❖蓬莱軒 神宮南店history（個人の記憶の限り）
　蓬莱軒本店は「宮の渡し」の方角にあり、
　蓬莱軒 神宮南店は、熱田神宮南門にあるが、30
　年ほど前は、熱田神宮内にお店があった!!

　そこは、神社の境内の路に、神社ならではの寂
　れたお土産物屋さんがある一角に、古い家屋で、
　鰻屋さんをやっていた。

　知る人は知るお店で人気だったが、席数が少ない
　為、並ぶ事はあったが7～8名程度、テーブルは無
　垢の木材だけど、名古屋らしい豪華ではない座卓。

　入口に、幾つか座卓があり、奥に回り込む廊下の
　先にも座敷があった筈。記憶が正しければ。

　名古屋で「ひつまぶし」は認知されていない時代、
　それが３０年足らずの出来事だけど、大昔から名
　古屋の住民が、全て知ってた訳ではない。

　当時、他店の大将は「ゲテ物は熱田の店に任せて
　置けばいい」と言ったのが、今では鰻屋の何処で
　も名前を替えて提供する。

　商標登録「ひつまぶし」は蓬莱軒だが「櫃まぶし」
　や「炭焼き櫃まぶし」など違う名で提供する。

　蓬莱軒は「だし」、他店は「煎茶」など工夫を凝
　らしているが、お櫃にしたのは蓬莱軒が最初。

　❖❖蓬莱軒鰻history（個人の記憶の限り）
　1）焼く本数
　毎日4000本、多い時は8000本を焼きく!!
　鰻を捌く場所は日比野の大名古屋食品センターに、
　セントラルキッチンを置き3+1店舗に供給。

　2）背開き？腹開き？
　鰻は蒸さず、関東と違い「腹開き」。
　当然、名古屋流の「鰻の包丁」。

　包丁は「関東・名古屋・京都・大阪」と異なる。

　3）鰻を焼いた香りが漂う範囲
　本店・神宮店の周辺は、鰻の香り充満する!!

　当方個人調査だと150mは香りが流れる。
　僕んちも、某鰻店の香りが漂う事もある!!

　たまに、外に出て、ご飯茶碗を持って、鰻の香り
　だけで１杯は食べられる。やった事ないけどね。

　4）鰻の仕入れ
　鰻の仕入れは、中村区「山哲商店」から蓬莱軒に
　合う「新仔の青うなぎ」。S27,1964年創業。
　山哲商店は、創業７０年以上の老舗店。

　5）鰻のタレのヒストリー
　タレは、創業時より継ぎ足したタレで、戦時中は
　疎開し守られたそうで、
　現在は、ローテーションで瓶で保管し、シルター
　のあるマンションに厳重に保管。

　そのタレの製法は、調理人には知らされず、鈴木
　家の者しか知らない門外不出だ!!
　親戚ではないが「矢場とん」も鈴木さん!!

　6）鰻を櫃に入れたヒストリー★★★
　昔々、出前の「おかもち」を陶器の鰻丼を運び、
　帰りには、ドンぶりが割れる事が多く、

　その時、一人の仲居さんが動いた!!
　「陶器でなく、木製のお櫃に入れたらどうですか」
　と言ったのは「お梅さん」からの提案だった!!

　お茶漬けにするのが、最初かどうかと言うより、
　お櫃に入れた提供は、蓬莱軒が一番で、
　この「ひつまぶし」名を全国区に押し上げた功績
　は大きい。

　7）分業制
　鰻を捌き、串刺しする人。
　鰻を焼く人。

　これらは分業制で、修行され、暖簾分けするには、
　働く場所、全て経験する必要がある。

　8）茶漬けのダシ
　お店の方は、お吸い物と、ひつまぶしのダシとは
　違うと言うが、この日、真剣に飲み比べたけど、
　僕には違いが判らない。

　8）蓬莱軒 旧神宮内 店舗
　実は、旧神宮内店舗の建物は、名古屋市営の住宅
　の扱いで、１９９０年前後だと思うけど、家賃が
　例えばだけど２８００円くらいだった!!

　単価は、間違っているかも知れないが、千円台は
　間違いない。

　市営の建物の老朽化と、時代に見合わない賃料も
　あって、取り壊しされ、現在は駐車場になってい
　るが、個人的に、ここに蓬莱軒を復活して欲しい!!

　あと、当時として斬新なデザインの建屋の図書館
　も戻して欲しく、相撲の土俵がある南にあった。

　❖❖最後に
　食べログの書き込みは６回ですが、恐らく50回以
　上の訪問で、熱田神宮内の頃は若かったけど、ス
　タッフさんと、現在の女将さんから顔を覚えて頂
　いてましたが、もう昔の事。

　移転されたら、もう地元民が気軽に行けるお店で
　無くなってしまった。

　当時の大女将は、髪の毛を紫に染め、テレビ取材
　の人気者で、当時の若女将が今の大女将さん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

　不思議なもので、店内で食事する鰻だと、
　3000円越しでも気にせずオーダーするの
　に、それがテイクアウトで3240円でござ
　います!!
　と云われると躊躇するのは僕だけ？

　❖テイクアウト
　と言う事で、昨今の世情を考慮し、週末に
　も拘わらずテイクアウトで「鰻すし」1本
　を持ち帰り、夕飯で頂き、持ち帰りも店内
　も料金は同じ。

　土曜日の昼下がり、普段であれば多くの人
　が並ぶ光景なのが、待たずして入店できて
　しまう。それでも、人気店、満席を維持。

　❖デパートなみの手厚いサービス
　長雨の続く8月、テイクアウトの紙袋に、
　ビニールで覆われ、
　容器に蓬莱軒の包装がかかり、
　樹脂容器内は、鰻のタレが零れない様、
　ビニールで覆われていた。

　❖食べる
　鰻すし は、8個に切り分けられ、
　ご飯は酢飯。
　添付される「わさび」を少量乗せて食べる。

　❖テイクアウト
　テイクアウトのメニューがあって、
　鰻すし は、含まれていなかったが、
　調理場に確認して頂き、
　テイクアウト出来た。

　「鰻すし」は、過去にはないメニュー。

　熱田神宮内になった頃は、鰻で有名な小料
　理屋さんで、本店は料亭のイメージ。
　だから長く本店は敷居が高いと思い行った
　事がなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

　
　子供の頃、蓬莱軒は、地元と云うより、知る
　人は知る存在で、地元民の多くが知るお店で
　は無く、料亭のイメージが強く、鰻はサイド
　メニューと思っていた。

　逆に、自分の心の中で、いつかここで和食を
　頼もうと思っていたが、
　結局、一度も頼んだ事がなく、自分の意識の
　中では鰻屋さんではなく、料亭の認識。

　メニューにも「刺身定食」「天麩羅定食」が
　あり、単品オーダーもでき、懐石料理をVIP
　室で頂ける!!

　偉いさんになったら「VIP室」に行って見よう。

　❖今日の訪問について
　今日は、台風襲来の日で、名古屋はその影響で
　風が強く時折、豪雨に。

　実は、悪天候の日を狙っていたので、今日行く
　しかなく、熱田神宮の境内を通過すれば、嵐で
　も熱田の杜のお陰で穏やかで、そこを通って
　蓬莱軒神宮店に向かう。

　しかし、思わぬアクシデント。

　熱田神宮内で参道が交差する地点だけが 水没。
　丁度その時「モーセの十戒」の如く雨が止み、
　歩道かから安全に行けた!! （１９号線の歩道）
　
　モーセが最後に辿り着いたとされる「ネボ山」
　に行ったが、神は降臨しなかった 自分には。

　ネボ山は、ヨルダンにあるオリーブ園のある
　山の頂上に、モーセの遺跡？がある!!

　❖この日のオーダー
　・3990円　ひつまぶし
　・3240円　鰻すし（８貫）
　・600円　 肝焼き
　・990円　 うまき
　・900円　 中瓶ビール　×　２本

　　これで１万円弱!!

　❖感想
　ひつまぶし に ついては、今更なので割愛。

　今回「鰻すし」を発見、それをオーダーし、
　意外と言ったら申し訳ないが、これアリだと。

　鰻すし に 薬味が添えられ、それを添え愉し
　め、

　う巻き は こうした鰻の玉子焼き の 美味し
　さを、
　蓬莱軒で知り、ここ最近、名古屋の鰻屋さ
　んも提供するが、やっぱぁ～蓬莱軒が、自
　分は一番好きだ。

　❖最後に、
　お店の方に「台風の日」を目指して訪問する
　と伝えたら、
　今はこの状況なので、１年に一度じゃなく、
　訪問して下さいね!! と、
　帰りに、ご子息の娘さんと話す機会を得て、
　熱田神宮内の店舗から通っている事を告げ、
　立ち話しをさせて頂いた。

　あと、調理場のあるフロアーは、滅多に通
　される事が少なく、今回無理言って、そこ
　で食事し、
　厨房で、多くの料理人が忙しそうに働き、
　とても鰻屋さんの風景ではなく日本料理屋
　さんを彷彿。
　　
　２階は、大広間だったが、今はテーブル席
　になったそうで、座敷で座る事のない自分
　にとって有難い。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上


　

　あるでよぉ～は、果たして名古屋弁なのか？
　他に「あらすか」「あらへん」もあるが、
　オリエンタルカレーのCMで「ハヤシもあるで
　よ!!」と、言うのがあるが良く判らない。

　と、言うのは本題ではなく、

　ふらっと散歩がてら、蓬莱軒 神宮南門店
　を見たら人が並んでいない。

　外で、スタッフさんが整理の為、立ってい
　たので、
　聴いたら「テイクアウトがあり時間はかか
　らない」と云うので、
　清水の舞台から飛び降りる気で、心を決めた!!

　大枚2900円で、蓬莱軒 の 鰻１本 を 購入!!
　大枚＝中国の銀貨の餅銀(へいぎん)の語源から
　来る。

　❖購入品は、
　軽量樹脂の箱に入り、
　１匹を、４切れに切って頂いた。
　味は、やっぱり「蓬莱軒の鰻」だ!!

　調理は「ひつまぶし」 にはせず、鰻丼にし、
　せっかくなので、２合炊きの土釜で、ご飯を
　炊こう!!

　某伊賀製の１合焚きの土釜は、思うほど美味し
　く焚けず、
　Panasonic の ２合炊きの 炊飯器 が 良く炊ける。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

　そうだ、台風接近だから「蓬莱軒」に行こう!!
2017年8月7日（月）台風5号が名古屋に接近!!

　実際の進路、
　九州南部沖・四国沖・和歌山県・滋賀県・福井
　石川に抜け、名古屋直撃は、無かったが、
　16時半ごろは、和歌山県を通過中で、名古屋は
　暴風雨状態。

　こうした気候の時くらいしか、地元民が食べる
　チャンスはない。

　❖豪雨での歩行
　神宮西駅（地下鉄）から、熱田神宮西門側の歩道
　は、木々が茂り、豪雨であっても、多少 和らぐ。

　帰りは、熱田神宮南門から「本宮」までは、
　熱田の杜 に 囲まれ、外界と遮断され、豪雨を感じ
　させず帰れる!!
　
　❖お店へ
　到着した時間は　16時44分。
　既に、　　　1組　のお客さんがテーブルに着席し、
　その後、　　3組　のお客さんが、来られ、
　30分の間に、5組 のみ・・・。

　❖お料理

　毎度の「櫃まぶし」を頼み、大瓶ビール1本!!
　王道 の 食しかた で 楽しむ。

　味の感想は、今更って感じで　人気店はだいたい
　味が落ちるが、落ちない蓬莱は素晴らしい!!

　実は、蓬莱軒には　会席料理がある!!
　・魚料理を含んだ会席や
　・うなぎ会席
　・ふぐ会席
　・白子会席　
　元々は料亭 の 名残りを持つ 日本料理屋さん!!

　個人的 うなぎ 以外に、焼き魚料理 などを 頼んだ
　事もある。

　ただ、ここ最近の蓬莱軒の盛況ぶりで、
　知り合いが「蓬莱軒」に行きたいと、言わない限り、
　個人で行く事 は 無くなく、行くとなれば、
　ゆくぞ～ と気合が入る!!

　❖この日
　近辺にある　うなぎ屋　の　
　・大和田
　・かが味
　は、台風の為、休業となったていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上


　

　今さら口コミに投稿する必要もない名店だが、
　敢えて伝えて置きたい事は残そうと思っての
　口コミ。

　それは、名古屋市内でも「櫃まぶし」が知られ
　て無かった時代背景から、熱田神宮内にあった
　店舗復活、鰻店じゃない蓬莱軒のルーツなどを
　記して見た。

　❖当時の衝撃の味
　自分が幼少の頃、友人らと「鰻をお茶漬けで食
　べる店があるぞ!!」とゲテ物の様に思っていて、
　それから成人し始めて熱田神宮の敷地内にある
　旧店舗で食べて驚愕した。

　木曽路「しゃぶしゃぶ」、蓬莱軒の「櫃まぶし」
　が、若者（撲）に衝撃を与えた料理だった。
　なんじゃ～こりゃ～こんな旨い飯があるのか～!!
　と。

　❖熱田神宮の旧店舗（添付ファイル）
　最初に食べた店舗は、熱田神宮の敷地内にある
　駐車場があった場所。（添付写真参照）

　この頃、この場所は名古屋市の市営住宅として
　の扱いで、長く賃料は変わらず、ひと月の賃料が、
　2800円くらいだったと思う。それは、当時とし
　ても、あり得ない家賃。

　そのエリアは、神社の境内の古びたお土産物屋が
　あり、開店休業店の中、
　蓬莱軒だけは繁盛し、当時から今の混雑ぶりと同
　じではないが、知る人ぞ知る蓬莱軒だった。

　その頃、名古屋の住民も「櫃まぶし」を広く知ら
　れていない時代。

　言い過ぎかも知れないが、
　名古屋は広小路道路を境に南北の交流が少ない。
　北部の人が南部で食事する事は少ないと思う。

　旧店舗の、平屋住宅に入ったら、両側に畳敷きの
　座卓が幾つかあり、その奥に通じる通路に行くと
　奥座敷があり、運がいいと、ここに通される。

　お店に入ったエリアの座卓は、昔ながらの剥く材
　の座卓。（高級な無垢材ではない）
　豪華さはないが、昭和を感じられる座卓。

　名古屋市の意向で、
　その店舗は駐車場となり、移転先が現在の場所。

　❖蓬莱軒とは
　蓬莱軒 本店でも鰻を提供しているが、自分の認
　識でここは料亭と思っていた。

　古くは、料亭宿として機能していた様で、
　いつしか「櫃まぶし」を提供し始めたかは定かで
　ないが、あくまでも鰻はサイドメニュー見たいな
　料理。

　蓬莱軒の創業は1873年（明治6年）。
　鰻のタレは戦争中も守ったと言う話は有名は逸話。

　熱田神宮の三種の神器である「草薙剣」（くさな
　ぎのつるぎ）が、戦争中に飛騨で疎開したらしい
　が「蓬莱軒」の鰻のタレも疎開した。

　我が父親に「蓬莱軒」について聴いた事があり、
　要なお客さんを連れて行くそうで、
　家族に「蓬莱軒」は高額なので連れて行こうと思
　わなかったらしい・・・。
　まぁそう言う時代だったのだろうと納得。

　❖櫃まぶしが有名になったのは
　「櫃まぶし」は、現在は多くの鰻専門店で提供さ
　れているが、それはマスコミに取り上げられ、

　芸能人が地元の局に紹介され、個人的にも行く様
　なり、それが全国区となり、他店も競って「櫃ま
　ぶし」を提供する様になったのが起源。

　蓬莱軒の「櫃まぶし」のお茶漬けの汁は出し汁。
　他店は、出し汁もあれば番茶もあり、そのお店の拘
　りでのお茶漬けで提供する。

　たった1軒の鰻屋さんが、この地域の名産となる料理
　を広めた功績は有形無形文化財に等しい!!

　これは、あくまでも個人的記憶だが、
　櫃まぶし を 古い時代、提供していたのは、
　櫃まぶし は「蓬莱軒」で修行されたお弟子さんが、
　港区築地口と中川区 は覚えている。（現在は閉店）

　名古屋中の「うなぎ屋」のほとんどが「鰻丼」で、
　関東に多い「うな重」も 少ない。

　当時の鰻屋さんで「櫃まぶし」やらないと断言し
　　「なんか熱田区に、そんな鰻あるらしいね」
　　「そう云う鰻は、熱田区に任せて・・・・」
　と言っていた時代があり、酷いのは、
　　「うちはゲテ物は出さない」
　と言った鰻屋もあったが、その方々は既に引退し
　てるから、実証するのは難しい。

　名古屋市内 の 有名鰻屋さんで、うな丼 以外見た
　事はなく、
　浜松サービスエリアで「櫃まぶし」を 見た時 は
　驚愕した!!
　浜松は、関東と西の鰻の分岐点で提供するとは。

　自分の拘りは、
　櫃まぶし　は　あつた蓬莱軒 でしか食べない。
　他のお店　は　うな丼 か うな重 にする!!

　❖他の料理
　「蓬莱軒」は、元々が料理旅館である為、魚料理
　会席料理が本店陣屋にある。
　蓬莱軒の何処でも提供する「鰻巻」は絶品!!

　❖厚焼き卵
　東京　　　：砂糖などの甘味を加える。
　関西・京都：出し汁のみで、砂糖は加えない。
　名古屋　　：基本、関東寄りの甘味に出汁も加える。

　蓬莱軒の「鰻巻」は関西・京都風で巻き、これが実
　に旨い!!

　❖最後に「旧熱田図書館」「旧蓬莱軒」復活!!
　個人的見解は、ここまで毎日鰻を捌く量は半端で
　はなく、きっと、1店舗の1年間のスパンで捌いた
　鰻の数は「ギネス」登録できるのではないか。

　で、ここからが本題。
　旧店舗の近くに旧「熱田図書館」があり、
　その当時の建物は、円柱でガラス張り。当時とし
　てデザイン性溢れる建造物。

　そこは、熱田区役所の移転と同時に取り壊され、
　現在の場所で、複合施設になった。
　ホントあの図書館は　遺して欲しかった。
　
　図書館内の階段も螺旋階段で当時としては珍しく、
　これは「蓬莱軒」とは無関係な話題だが、実は関係
　ない様で、移転しなくても良い物だってある!!

　何を伝えたいかと云うと、
　あの旧店舗、現在の駐車場に「蓬莱軒」も戻して
　欲しい。

　耐震化を備え、古い名古屋家屋にし保存すべきだ。
　何処かにある名古屋市内の家屋を移転し、ここで
　蓬莱軒は鰻屋を始めるべき!!
　
　名古屋を代表する店舗、この駐車場に集結だ!!
　自分の頭の中に構想はあるが、この想いを思い続
　ければ、いつか実現すると信じている!!

　それが云いたいが為に、ここまで書き記した次第
　であるぅ～。
　なんなら図書館も元の場所に戻してぇ～。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上